フリップフラッパーズは中毒性抜群のカオスファンタジー!カルト的人気の異色作を知る6つの魅力!

SF冒険活劇『フリップフラッパーズ』は、異世界への入り口を開いた二人の少女、パピカとココナの旅路を時にポップに、時に陰鬱に描くファンタジーアニメーションです!ミミの欠片を探し求めて訪れる『ピュアイリュージョン』は、一面が雪の銀世界だったり砂漠の惑星だったり、その未知過ぎる景色に惹かれること必死です。『フリップフラッパーズ』で大活躍する、ココナとパピカの軌跡を辿ります!

中毒性カオス抜群のカオス「フリップフラッパーズ」とは

未知の世界『ピュアイリュージョン』を巡る

『天体のメソッド』等を生み出した『Studio 3Hz』が贈るオリジナルアニメ『フリップフラッパーズ』では、優等生で物静かな『ココナ』と猪突猛進で元気一杯の『パピカ』が出会うことで『ミミの欠片』を探す運命の冒険が始まります。
願いを叶える『ミミの欠片』を求める組織『フリップフラップ』に所属する二人は、対抗組織『アスクレピオス』と異世界『ピュアイリュージョン』で壮絶な戦いを繰り広げます。此処では可憐に変身を遂げる二人に注目です!
『ピュアイリュージョン』を旅する中でココナとパピカは友情を深めつつ、ミミの欠片にまつわる“真実”にも迫っていくことになります。日常の一変から始まる『フリップフラッパーズ』の奇天烈な展開を、戸惑うココナと一緒の目線で楽しみます。

魅力①初見では理解不能!フリップフラッパーズの世界観 

普段は学校に通うココナ達

マグマが満ちていたり足を踏み入れるだけで野生動物の姿になってしまう『ピュアイリュージョン』を、ビュンビュン飛び回っているイメージが強いココナとパピカですが、普段は一般的な女の子として学校に通っています。
パピカがココナとの距離を近づける為に同じクラスに転入する形で、二人は晴れてクラスメイトになりました。研究施設で被験体として育ったパピカは、学校生活に慣れていないせいか、お揃いの制服を着ることに大はしゃぎでした。
今まで割と一人で、粛々とした学校生活を送っていたココナですが、パピカが転入してからは一緒に実習でクッキーを焼いたり、体育のプール授業で仲良く遊んだりしていて、学生生活がアップグレードされていたと思います。

組織『フリップフラップ』について

パピカの案内でココナは秘密組織『フリップフラップ』に足を踏み入れますが、『フリップフラップ』にはパラレルワールドとも呼ばれる『ピュアイリュージョン』の謎を解明するための様々な機器が搭載されていて、一見すると科学研究室の様です。
『フリップフラップ』には寡黙なDr.ソルト、エンジニアのヒダカ、オペレーターのサユリが在籍しています。此処でココナはヒダカから『ピュアイリュージョン』で『ミミの欠片』を集めるのが“仕事”だと、初めて聞かされる訳です。 
「校則でアルバイトは・・・」と言って、『フリップフラップ』への所属を断ろうとしたココナに対して、「賃金は発生しないから問題ないよー♪」と有無を言わせずに返答するヒダカのにやけっぷりも面白く、見どころです。

ユクスキュルとTT-392

『フリップフラッパーズ』には可愛いマスコットキャラが存在していて、それがユクスキュルとTT-392です。ユクスキュルはココナが飼っているペットで、TT-392はヒダカが開発したロボットです。
狭いところが好きで、伸びたり縮んだり様々な表情を見せるユクスキュルですが、実は裏の顔があって、『ピュアイリュージョン』の世界では屈強な紳士の姿に変身します。しかし、ココナ達がピンチでないと現れません。
TT-392は高性能なロボで、内蔵された脳に刺激を与えるとリミッターが外れて爆発的な力を解放します。いつも『ブーちゃん』と呼ばれていて、女性を見て興奮するスケべでもあります・・・。

魅力②カオスの極み!各エピソードのオマージュ&演出が秀逸

絆を深めるパピカ&ココナの共同生活!

異世界への入り口『ホール』の顕現や、「フリップフラッピング!」の掛け声で始まる『変身』をココナとパピカが上手く成功させられないのは、二人の心の波長『インピーダンス』が合っていないのが原因だとヒダカとサユリに指摘され、もっと気持ちを通じ合わせる為にココナとパピカは暫くの間、共同生活をすることになります!
お泊まりする場所はパピカの基地『土管ハウス』で、周辺の森で鳥の卵や自然の野菜を収穫して自炊もしていました。ニコニコ笑顔でココナに「しめあがれ♪(召し上がれの意味)」と料理を差し出すパピカが、最高に可愛かったです。二人が食べるスープ等料理の描写は、『アルプスの少女ハイジ』のおじいさんが作る熱々のご飯のようで、観ているだけでヨダレが滴ります。

砂漠の惑星でパピカとココナが仲間討ち

インピーダンスを合わせ、次に到着したのは砂のピュアイリュージョンでした。パピカとココナは離れ離れになっていて、パピカは部外者がやって来たと村の民に拘束されます。しかし、暴走族に襲われる村を救って解放されました。
そして、暴走族の首領は何とココナで、呪いの仮面を着けたココナは下っ端に「ココナ先生、お願いします!」と崇められています。仮面の影響で悪に染まったココナを止める為、パピカは1対1の勝負を開始、もう滅茶苦茶殴り合いするんです。

そのバトルの模様は、気を使って空を飛んだり、衝撃波が響く程に肉弾戦をしたりで、もはや完全に漫画『ドラゴンボール』の戦闘シーンのパロディ!しかも登場するモブもなんだかマッ◯・マックスで世紀末救世主伝説感あふれる出で立ち……この第3話「ピュアXLR」で視聴者は完全にド肝を抜かれてしまいました。
アニメオタクは第三話で視聴を継続するか決めると言われますが、こんなハチャメチャなパロディ(好意的にいえばオマージュ)がはびこる世界を見せられれば継続視聴を決めざるを得ないですよね……。

女学生が蠢く秘密の花園でのホラー

例の如く新たな『ミミの欠片』を探し求めて、次の『ピュアイリュージョン』へ向かうココナとパピカですが、転送先は光が差さず雨ばかり降っている不気味な女学園でした。ココナ達は恐る恐る歩を進めます。
すると、開けたとある教室で目や口が黒く塗りつぶされ、マトモな言葉を発しない無数の女学生達に出喰わします。薄暗い教室の中、ロウソクの灯りのみで暖をとる女学生らは超怖いです・・・。
さらに、ミミの欠片を匿う『赤い時計台』の影響で、学園では時間がループしてしまうのですが、ココナとパピカが徐々にループする状況に飲み込まれていく恐怖の演出は、思わず観ていて心配になり、秀逸だと思います。

魅力③巧妙な伏線!フリップフラッパーズはミステリ?

対抗組織『アスクレピオス』の実態

『アスクレピオス』にはココナの親友であるヤヤカや、双子の兄妹であるトトとユユが所属しています。バックには指令を出す覆面で顔を隠した集団が控えていて、序盤から悪の組織のオーラを漂わせています。組織が何故か異世界に詳しいのも伏線で、ずっと謎めいたままです。
『フリップフラップ』同様に『ミミの欠片』を集めていますが、『ピュアイリュージョン』を掌握する為に、異世界と現世を繋ぐ欠片を集める訳です。任務をミスしたヤヤカに、「次は無いぞ・・・」とボスが脅す場面はゾッとして面白いです。
『アスクレピオス』がソルトの父親が主導する『ピュアイリュージョン研究所』の成れの果てであることも、ソルトの回顧から明らかになります。度々ソルトが陰鬱な表情を見せるシーンがありますが、元研究員として被験者ミミを見捨てた過去を悔やんでいた訳です。

『アモルファス』集結が意味するものは?

呼び方が違いますが、『ミミの欠片』=『アモルファス』です。ココナが実家でアモルファスを『アスクレピオス』の集団に奪われそうになった時、アモルファスが共鳴を起こして一所にミミの欠片が集結します。
すると!何と、ココナの母親で『ピュアイリュージョン』の先駆者である“ミミ”が復活を遂げるのです。『ミミの欠片』の由来は母親のミミの名から来ていたと判明し、ようやく辻褄が合う訳です。
ミミは自由自在に『ピュアイリュージョン』を行き来可能ですが、それもそのはず、ミミは『ピュアイリュージョン』が娘のココナの為に存在し、創られるものだと語っています。ミミの欠片は母親の一部だと解り、キーアイテムの謎は回収されスッキリです。

魅力④フリップフラッパーズの奇抜さに隠れた「親子」というテーマ 

彩先輩の崩壊した家庭環境

ココナとパピカは蜘蛛が棲みつく『ピュアイリュージョン』の中で新たな入り口を発見し、入り口を進んで美術部の彩先輩の過去に飛びます。過去では彩先輩に成り替わることが可能です。
過去で彩先輩はまだ幼い子供で、道路を一人で歩いていたり兎に角独りぼっちで寂しいということが、俯き加減の表情等から随所で伝わってきます。そして、その原因は両親にあるんです!
彩先輩の両親は些細なことで常に喧嘩をしていて、その鬱憤はモロに彩先輩に飛び火しています。泣く泣く心の拠り所である近所のおばちゃんに助けて貰っていますが、観ていて複雑な気持ちになります。

ココナの母親ミミの過剰な愛

復活を果たしたミミですが、ミミはココナを愛する余り、誰の手にも触れられない様に『ピュアイリュージョン』の世界に引き込み、ココナの心と身体を檻の中に幽閉してしまいます。
ミミは、「ココナは自分で選べない子だから・・・」とココナのポテンシャルを甘くみる様な発言ばかりしていて、娘の自主性を軽んじているのが明確に分かりますが、過保護の酷さは目に余るレベルです。
醜悪な化け物に顔が変化し、完全に闇落ちかと思われる展開でしたが、最後はミミのもう一つの人格が良心を保って、ココナ解放に至りました。母と和解して決別するラストは感動です。

魅力⑤少女達の交流が素晴らしい!やっぱり百合は最高だな!

ココナを振り回すパピカ

『フリップフラッパーズ』において、パピカは付け入る隙がない程にココナを溺愛しています。常にココナと一緒に居なければ気が済まないらしく、通学時も放課後もつきまとうパピカはウザがられます・・・。
インピーダンスが重なり、身体が獣化する『ピュアイリュージョン』に潜入した時には、ウサ耳を生やしたココナに涎を垂らして噛み付いていましたが、それくらいパピカはココナが大好きなんです。
その他には、ココナのお風呂を覗いたり、匂いを嗅いだり、裁縫で怪我をしたココナの指を舐めて癒したり、兎に角パピカは積極的です。『フリップフラッパーズ』では、そんな百合の交流もポイントです。

ココナの幼馴染ヤヤカは不良少女

金髪に赤いメッシュが入ったヤヤカはみるからに不良っぽいですが、イメージ通り性格はクールで男勝りです。居場所を与えてくれた『アスクレピオス』に一定の恩義を感じており、容赦無く『ミミの欠片』を奪います。
しかし、ココナとは幼馴染で親友なので、危険な『ピュアイリュージョン』に巻き込まれたココナを本気で心配しています。また、「覚悟が違うんだよ」が口癖で、負けず嫌いです。
ココナ&パピカと凌ぎを削る中で成長し、最終的には組織よりもココナが大切なんだと思い直しました。フリップフラッピングで『変身』する姿はカッコよくて、パピカに嫉妬する姿は可愛いです。

魅力⑥フリップフラッパーズはOPとED主題歌も高評価!

OP主題歌『Serendipity』の疾走感にハマる

『Serendipity』は編曲がR•O•Nで、歌は作詞・作曲も務めるZAQです。2016年12月21日に発売されました『Serendipity』ですが、発売当時は店舗特典で『フリップフラッパーズ』のL判ブロマイドやポストカードが手に入ってお得でした。変身したココナとパピカが空を翔ける、カッコいいイラストの物だったと思います。
『Serendipity』はオープニングに相応しい爽快なリズムが刻まれていて、未来志向な音楽に仕上がっています。ZAQさんの歌声もパワフルで、「HEY! HEY!』と言うバックコールと共に展開するサビの盛り上がりには、精神が高揚します!アニメのOP映像にも注目すると、より音楽を楽しめます。

ED主題歌『FLIP FLAP FLIP FLAP』はメルヘンチック

『FLIP FLAP FLIP FLAP』を担当するのは、伊藤真澄、ミト(クラムボン)、松井洋平からなる音楽ユニットTO-MASで、『フリップフラッパーズ』の世界観に合わせてサウンドを決定しています。
『フリップフラッパーズ』放送直前スペシャル番組『フリフラチャンネル』で、TO-MASさんは手紙形式でコメントを発表していて、「聴きどころは音楽の博物館の様な全体の雰囲気」だと語っています。
確かに、語っている通りに不思議で可愛くて、小気味良いキュートなサウンドを実現していると思います。『ピュアイリュージョン』の世界にマッチした、素敵な音楽です!

ダークな雰囲気漂う『フリップフラッパーズ』が癖になる!

『Don’t think. Feel!』で楽しむ

ミミとの激戦の最中、崩壊する『ピュアイリュージョン』の中で、ココナとパピカは互いにパートナーが大好きであることを確認します。そして、確固たる絆で無事ダーク・ミミを打ち破るのでした。
見事に混沌とした『ピュアイリュージョン』からの脱出も果たし、冒険にひと区切りがついたハッピーエンドだったと思います。物語の中、ココナがパピカに少しずつ心を開いていく描写が良かったです。
『フリップフラッパーズ』は世界観、色合い、表現が凄すぎて頭で理解しようとしても簡単には脳が追いつかないです。なので、深く考えずに少女達の熱い魂を、ダイレクトに受け止めれば良いと思います!
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