【鋼の錬金術師/プライド】セリム・ブラッドレイの傲慢すぎる6つの魅力

大人気漫画鋼の錬金術師の実写映画が、2017年12月1日に全国で公開されます。今回はこれを期に漫画版、FA版で出てきたキャラクター、セリム・ブラッドレイことプライドについて紹介します。エドワード達に立ちはだかった小さなバケモノプライドとは一体どんなキャラクターなのか徹底解析‼ハガレンのおさらいも兼ねて是非ご覧ください。

『鋼の錬金術師』プライドってどんなキャラ?登場話も紹介

鋼の錬金術師とは漫画家の荒川弘によって月刊少年ガンガンにて2001年8月号から2010年7月号まれ連載されたダークファンタジー漫画です。主人公の少年、エドワード・エルリックと弟アルフォンス・エルリックが錬金術が一般的として使用がされている架空世界の中の1国家、アメストリス賢者の石を求めて旅をし、世界の真理人間の定義などに近づいていく少年の冒険成長譚です。

今回紹介するセリム・ブラッドレイことプライドは作中に登場する造られた人間、ホムンクルスの一人です。(アニメ第一期ではただの人間)初登場は14話と全64話のなかでも早く、物語が進むにつれてストーリーの中心に近いキャラクターとして本性を現し始めます。今回はそんなプライドの魅力について6つに分けてご紹介します。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力1:セリム・ブラッドレイの秘密

尊敬する人はお父さん!セリム・ブラッドレイの秘密

アメストリスの大総統、キング・ブラッドレイの一人息子セリム。外見は8歳くらいで学校に通っているらしい少年。キング・ブラッドレイをお父さん、ブラッドレイ婦人をお母さんと呼び、特に父親のブラッドレイ・に対しては作文に書いて学校で賞をもらうなど大変慕っている様子が描かれています。

最年少の国家錬金術師、鋼のエドワード・エルリックの話が好きでエドに憧れており母親に話をねだる描写が有ったり、エドと出会った時には尊敬しているような描写が描かれています。

しかし、それはセリムのふりをしてプライドがエドの情報を集め、エドと逢った時に近づく為の布石作りとして行っていた演技でした。セリムの正体はプライドと呼ばれる人造人間ホムンクルスで、何十年も前からアメストリスの中枢人物の傍に居る作られた人間でした。

光があるところには闇がある、プライドの脅威の能力

プライドが能力として操るのは沢山の無数の目が付いた影を、まるで鋭利な刃物の様に操っており、かなり高い戦闘力を誇っています。同じホムンクルスのスロウスがアメストリスを円で囲むように掘った穴を影で見張っており、侵入者を容赦なく切り裂きます

影の性質上、強い光の中と光源のない暗闇の中では活動が出来ないのと、本体(セリムの肉体)から切り離された影は霧散してしまいます。しかし、戦闘力が全くない本体が入っているセリムの肉体も強固にできており、ちょっとやそっとの攻撃には易々と耐えるなど驚異の防御力を誇っています。

性格はプライドの名前の通り傲慢で冷酷、人間に対しては下等生物と完全に見下しています。しかし、自らの正体を知らずに愛情を注いてくるブラッドレイ夫人対しては特別な感情を持っている描写があります。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力2:プライドの声優

プライドの声を務めるのはこの人

プライドの声を務めたのは、声優の三瓶由布子(さんぺい ゆうこ)です。過去に声を行った有名な作品では、Yes!プリキュア5の夢原のぞみ(キュアドリーム)、ぼくらのの町洋子、君に届けの吉田千鶴、NARUTOシリーズのボルトなどを務めています。

もともと声の低い三瓶は今作のプライド役の様に落ち着いた少年の声で起用されることが多く、また交響詩エウレカセブン、Yes!プリキュアファイブ、鋼の錬金術師など1クールではなく年間を通して放送される長編アニメに多く出演しています。

2014年には第一子を出産しており、現在は育児と声優の両方に勤しんでいます。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力3:最初の傲慢

最初に切り取られた傲慢、プライドと他のホムンクルスたち

フラスコの中の小人、ホムンクルスから人間を超える存在となったお父様。彼がより完璧な存在に近づく為に最初にしたのは自分の中にある感情を切り取る事でした。一番最初に切り取られたのは傲慢(プライド)で、プライドはお父様が自信を切り取って以来ずっとお父様の目的のために働いてきました。

お父様から切り取られた存在はプライドを含めて7人おり、それぞれに人間の罪の名前がついています。ここではプライド以外の残りの6人を紹介します。

色欲のラスト



第一話から登場したホムンクルス、ラスト。彼女はお父様から切り離された色欲のホムンクルスです。白い肌に柔らかく長い髪、スレンダーなのにグラマラスな胸元を持つ彼女は、本当に妖艶という言葉が似合う女性です。ホムンクルスの中でも最強の鉾と言われるほど戦闘特化したホムンクルスで、その能力は指を鋭利いな刃物の様に伸ばして敵を攻撃するというものです。

焔の錬金術師ロイ・マスタングとの戦いにおいてはマスタングの部下のハボックを倒し、マスタングに瀕死の重傷を与えるなどその強さは折り紙付きで、スカーとの戦闘でも何度も重傷を負わせるなどホムンクルスの中でも高位の強さを誇っています。

ラストの最期は、マスタングと死闘を繰り返した後に敗れ灰になりました。

暴食のグラトニー

ぽっちゃりとしたホムンクルス、グラトニーはお父様から切り離された暴食のホムンクルスです。お父様が真理の扉を作ろうとして出来たのがグラトニーで、なんでも食べる体の仕組みは、腹の中に疑似真理の扉を持っておりその質量は全て作り出された異次元の腹の中に入るという見た目に反して恐ろしい構造をしています。

ラストといつも行動しており、ラストが倒されてからはマスタングを強く憎んでいます。 普段はおっとりとして幼い子供のような話し方をするグラトニーですが、キレると恐ろしく、歯に見立てたあばら骨を延ばしてぱっくりと空間ごと食べてしまうなど幼さの内に凶暴さを隠し持っています

エドワード達との戦いで疲弊した後に、プライドに食べられて最期を迎えました。

嫉妬のエンヴィ

髪の長い少年の姿をしたエンヴィは、お父様から切り離された嫉妬のホムンクルスです。自身の体を自由自在に変身する能力が有り、変身前の姿は緑色の体をした巨大なトカゲのバケモノです。第5話から登場しており、常に人間を見下した態度が特徴的です。

エンヴィの最期は最終決戦の前にマース・ヒューズ殺害の容疑でマスタングらに追い詰められ、真の姿(小さなトカゲのような姿)自身の嫉妬の本質をエドワードに見抜かれた後に自死しました。その本質とは、常に人間を見下して馬鹿にする言葉の裏には、人間に対するあこがれと嫉妬があり死に際には屈辱だとはいいながらも自分を理解してくれたエドワードに別れを告げました。

怠惰のスロウス

筋骨隆々の巨漢の姿をしたスロウスは、お父様から切り離された怠惰のホムンクルスです。14話から登場し(この時は紹介だけ)最速のホムンクルスと言う別名の通り、全ホムンクルス中最速の速度を誇っていますが、特性が怠惰の為に何をしても遅いウスノロと言われることが多いです。

スロウスの最期は、アームストロング姉弟、カーティス夫妻、ブリッグズ・中央合同兵との戦闘の末に打ち取られました。アメストリス国全土を包み込む巨大な錬成陣の外側の円を地下にほるという大仕事を終えた後に、最終決戦の場である軍の中央司令部にて打ち取らせ、めんどくせぇと言いながら灰になりました。

強欲のグリード

お父様から切り取られた強欲のホムンクルス、グリード最強の盾を誇るホムンクルスです。初登場は13話で最初は妙齢の男性の姿をしていました。人間と徒党を組みお父様と敵対した位置に居たグリード。最初のグリードはタブリスでラースに捕獲された後にお父様によって溶岩に溶かされました

二人目にグリードを植え付けられたのはシン国の皇子リン・ヤオで、リンは自らグリードを受け入れます。グリードはホムンクルスの中でもとても人間らしいホムンクルスで、情に厚く特に手下や部下、仲間に対して執着心を持っています。最期は最終決戦でお父様に吸収されそうになった際に逆らったためお父様によって抹消されました。

強欲の化身のグリードでしたが、最期にはエドやリンといった仲間を手に入れもう何もいらねぇやと言いながら消えていきました。

憤怒のラース

第一話から登場する老齢の男性の姿をしたラースは、お父様から切り離された憤怒のホムンクルスです。この国のトップに立つべく教育された男性に宿されたホムンクルスで、アメストリス国軍大総統、キング・ブラッドレイの正体です。他のホムンクルス達と違い歳を取るラースは、ホムンクルスになった時には魂は1つしか残っていませんでした。

ラースの最期は最終決戦の際に数々の致命傷を負い、その後スカーとの一騎打ちで敗れてその生涯を全うしました。何のしがらみもなくただ戦うために戦った最期は、ようやくたどり着いた境地だと語り、戦いに敗れ肉体からホムンクルスの魂が抜ける際にも大変満ち足りた顔で死んでいきました

アニメオリジナル版、ラースとスロウス

アニメ第一期ではラース(画像左の少年)、スロウス(画像右の女性)、プライドは違うキャラクターとして描かれています。一期では人体錬成の失敗作としてホムンクルスが錬成されるという設定で、ラースはカーティス夫妻の子供スロウスはエルリック兄弟の母トリシャプライドは元は判りませんがキング・ブラッドレイの正体として描かれています。

人間に対し見下したり気位の高い二期のホムンクルス達に比べ、一期のホムンクルス達は失敗作と言う意味合いが強いために人間に対してかなりのコンプレックスを持って行動しています。一期と二期ではホムンクルス達の目的も違い、賢者の石を生成させてホムンクルス達の指導者(あの方)が命を繋ぐため、二期ではお父様が多くの人の魂を犠牲にして神になる為でした。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力4:ホムクルス屈指の強さ!

仲間を食べる?ホムンクルス・プライドは最も強い!?

ホムンクルス達の中でも一番最初に作られたプライドには、他のホムンクルス達とは違う大きな特徴があります。それは、肉体を変化させたり特出した能力が有る他の6人とは違い、プライドの実体は何の力も持たず、を操っている点ともう一つは他のホムンクルスを吸収することができる点です。

他のホムンクルスを吸収するのは、自らの賢者の石が少なくなった際にグラトニーを食べ、彼の持っていた賢者の石と鋭い嗅覚を継承しました。また人間も食べる事もあり、行動を共にしていたゾルフ・J・キンブリー(紅蓮の錬金術師)も彼が致命傷を負った際に食べて彼の魂を吸収しています。

魂を吸収するという事は、人間の生命エネルギーをお父様を介さずに自身で補充出来るという事で、その気になればプライド一人で多くの人間を自身に取り込むことが可能です。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力5:大切な心

私の心に入ってくるな!!エドが見たプライドの大切なモノとは

以前にアルフォンスと土山の中に閉じ込められた際、ブラッドレイ婦人からの母親としての愛情を感じているという旨の話をしたプライド。最後の戦いで、実の生みの親であるお父様に見向きもされなかったことをエドワードに指摘されて激高します。

無理やりマスタングの真理の扉を開いた代償に、賢者の石が付きかけてしまいボロボロになったプライドはお父様に血を提供したホーエンハイムの息子であるエドワードなら次の器になるだろうと考えて、エドワードに戦いを挑みます。

しかし、取り込んで他の魂と同化したはずのキンブリーの妨害に遭い目論見とは逆にエドワードに侵入されてしまいます。自身の本体の魂を掴まれて殺されるっと恐怖したプライドが思い浮かべたのは、偽りの家族ごっこの相手だったはずのブラッドレイ夫妻の姿でした。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力6:人間味のある名言

残す名言が秀逸

傲慢で人を見下し、兄弟であるホムンクルスにも厳しいプライド、そんな彼が残す名言で秀逸なものを例えで上げてみます。

例えばブラッドレイとプライドが大総統府で話をしている時のもので「…ラース。君は長く人間と接しすぎた」というセリフや、グラトニーとエンヴィがリンとランファンに追い詰められていた時にいは、エンヴィに対し「黙りなさい小童が これ以上文字通り「醜態をさらす」というのですか」など長兄らしいセリフがあったり、ハインケルに噛みつかれて首元が血で染まったキンブリーに対し「良い色のスーツになったじゃないですか」などの皮肉を言ったり。

可愛らしい少年の外見に似合わず、厳しさや皮肉をにじませたセリフ回しが多くあります。

『鋼の錬金術師』プライドの魅力(番外編)

ブラッドレイ夫人とセリムの共存計画

約束の日を終え、原型の胎児の姿に戻ったプライドはエドワードの手でブラッドレイ婦人の元に返されました。その後、最終話では人として育てられている姿が描かれています。

ホムンクルスのプライドとしての記憶は全て失い、ブラッドレイ婦人の養子、セリム・ブラッドレイとして愛情を与えられながら育っている姿は愛らしく、そこにはプライドだった頃の非情さはまったく見受けられませんホムンクルスの最期の生き残りとして、軍からは監視をされ続ける人生になるとは思いますがブラッドレイ婦人の愛情をしっかりと受け継いだ心を持ったホムンクルスとして成長してくれることを願うばかりです。

最強のホムンクルス、プライドに逢いに鋼の錬金術師をもう一度見直そう。

ここまで読んで下さりありがとうございました。今回は鋼の錬金術師に登場するキャラクター、ホムンクルスのプライドについて紹介させていただきました。

初めてセリムの正体について書かれた話を読んだときは、まず最初に感じたのはあざといな、こいつっ!でした。グリード曰くお出かけ用の容れ物のセリムは愛らしい少年の姿をしていますが、実はホムンクルスの中でも最強クラスの強敵という設定は、可愛さと強さと怖さを兼ね揃えたあざとい敵キャラクターとして確立しています。

今回紹介しきれなかったプライドの魅力を探しに、秋の夜長にもう一度鋼の錬金術師を見直してみてはいかがでしょうか?こちらの記事もオススメ!

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