映画「レ・ミゼラブル」あらすじ&結末ネタバレ ミュージカル映画の最高傑作!

映画「レ・ミゼラブル」の見どころを紹介。一番の見所誰もが知っているあの歌はいったいどのシーンで、そして誰が歌っているのか?そのほか感動のシーンが次々とありそのすべてを紹介しています。

映画「レ・ミゼラブル」とは?


「レ・ミゼラブル」はフランスの作家、ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いた小説です。今まで何度も映画、ミュージカル、ドラマになっていますが、2012年の映画「レ・ミゼラブル」に特化してご紹介します。

何度も映像化されているといっても、ミュージカル映画となったのはこれが初めてですね。第85回アカデミー賞には数々の部門でしっかりノミネートされていました。ハリウッド映画なのかと思っていたのですが、イギリスの映画なんですよね。

もとは、1980年代にロンドンで上演されていたミュジーカルですが、ブロードウェイを含む世界各地で上演され続けてたロングラン作品を映画化したものです。原作の小説とはちょっと違う部分もあるんですよ。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ1 釈放後、再び盗みを犯すジャン・バルジャン


19年ぶりに仮釈放されたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)。しかし仕事を求めても「身分証をみせろ!」といわれ、どこからも雇ってもらえません。身分証には危険人物の烙印が押されていたんですね。

どんな重大な罪を犯したんだろう?と思いますが、妹の子供のためにパンを盗んだだけなんですよ。危険人物と烙印されたのは、怪力の持ち主だったからでしょうね。後にこの怪力が災いをもたらすんです。

行くあてもなく教会の前で倒れていると、司教に声をかけられ中に入れてもらい、食事とベットを与えてもらいます。ところが、司教が寝ている間に銀の食器を盗み逃走してしまいます。このときジャンは躊躇するので「ダメだよ盗んじゃ」って必死に心の中で叫びたくなります。

盗みがばれた時、司教の対応は?

銀の食器を盗んだジャン・バルジャンは、直ぐに捕らえられてしまいます。司教のもとに連れ戻されますが、司教は「この食器は私が彼にプレゼントしたものだ。」といいます。

更に、銀の燭台まで渡し、善良な市民になるように戒めるんです。ジャンは心から改心し、生まれ変わることを決意しました。そして、烙印の押された身分証明書を破いてしまいます。

また毎月の出頭にも行かなくなってしまうのです。仮釈放の身ですからね、決められた日に出頭しないと、お尋ね者になってしまうのですが……。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ2 工場を経営して成功し、市長となるジャン・バルジャン

数年後、ジャン・バルジャンは工場を成功させて、市長になっていました。そこに新たにジャベール(ラッセル・クロウ)が警察所長に就任してきます。ジャベールは、ジャンが囚人として力仕事をしていた時の刑史で、身分証明書に”危険人物”の烙印を押した張本人です。

すっかり身なりの変わったジャンに「どこかでお会いしたことがありますか?」と、聞きますが、当然ジャンはあったことなどないと返答します。過去を断ち切ったはずなのに、こんなところで合うとは相当因縁の深い仲ですよね。

この映画でのジャベールは、悪い警察というより、小さな罪でも罪を犯したものは許さない、という強い意志の持ち主に感じますが、ラッセル・クロウが演じるから少し悪い風に見えるんでしょうかね?

ジャベールがジャン・バルジャンと気付く

ある日、外で馬車が倒れる事故が起こります。その時一人の男が馬車の下敷きになってしまい抜け出すことができません。このままでは死んでしまうと、まわりは馬車をどかそうとするのですが、びくともしないんですね。

それを見たジャンが馬車に近寄り、ものすごい怪力で馬車をどかすんです。市民は命を助けた市長をヒーローのように思い拍手喝さいします。しかし、その怪力を見たジャベールはかつての囚人であることに気がつくんです。

ジャベールさんは何の罪でジャン・バルジャンを捕まえようとしているの?と思ったら、「仮釈放中の逃亡」による罪でした。パンを盗んで20年の刑なんだから、仮釈放中の逃亡もものすごい罪なんでしょうね。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ3 ジャン・バルジャンが貧民街でフォンティーヌと出会う

ジャン・バルジャンの工場で働くフォンテーヌ(アン・ハサウェイ)。フォンテーヌは男に捨てられ、幼い娘コゼット(幼少期:イザベル・アレン)を安宿の夫婦に預けています

そこの夫婦が”金を送れ”という手紙を送ってきて、それを工場で働く人たちに見つかり、大騒ぎになります。ジャンは穏便に収めるようにと立ち去るのですが、工場長は自分に火の粉が被ることをおそれ、フォンテーヌを追い出してしまいます

働く場所がなくなってしまいフォンテーヌは髪の毛を売ります。それでもお金がないので歯を売るんですね。このころ砂糖が普及していたにもかかわらず、歯科衛生が不十分だったので、お金持ちはヒトの歯を入れ歯にしていたんですよ(ちょっと気持ち悪いです)。

ここで、あの歌が登場!!

ここで、誰もが聞いたことがある「I DREAMED A DREAM(夢やぶれて)」が歌われるんです。映画を観る前はコゼットが歌ってるんだと思ったんですが、フォンテーヌだったんですね。

それにしてもアン・ハサウェイ、歌上手いですね。天は二物を与えちゃうんですね。アン・ハサウェイといったら、映画「プリテイ・プリンセス」で衝撃的デビューをした女優です。すっごいかわいいんですよ。

一夜にして大ブレイクしたところは、ジュリア・ロバーツを思わせました。髪はざく切りで、汚れきったみすぼらしい姿をしていても素の美しさは隠せませんね。

ジャン・バルジャン、フォンティーヌをたすける

ついに娼婦に身を落としてしまったフォンティーヌ。ある男がフォンティーヌをからかい、フォンティーヌはその男を突き飛ばしてしまいます。そこにジャベールが通りかかるんです。

男はフォンティーヌにお金を奪われそうになったといい、フォンティーヌは無実を訴えるものの逮捕されそうになります。それをみていたジャン・バルジャンがフォンティーヌをかばい、何とか逮捕は免れます。

ところが、「お前のせいでこうなった!」とジャンに唾をかけるんです。ジャンは全く知らなかったと言いフォンティーヌを病院に運びます。まぁ、工場長がいるわけだし、工場で働く人がどうなったか気にしないでしょうね。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ4 安宿屋で虐待されているコゼット

ジャンが病院を訪れると、フォンティーヌは瀕死の状態になっていました。娘・コゼットのことを心配するのをみて、必ず自分が引き取りに行くからと約束します。それを聞いて安心したのかフォンテーヌは息を引き取ります。

ジャンはコゼットを迎えに行こうとするんですが、ジャベールが来て逮捕しようとするんですね。実は、ジャンの代わりに逮捕された人がいたんです。しかし、自分の代わりに無実の人が裁かれるのをほってはおけず、ジャンは自ら「私が囚人だったジャン・バルジャンだ」と法廷に乗りこんだんです。

コゼットを助けるまで待ってくれとお願いするものの、ジャベールは聞き入れようとしません。仕方なく、ジャンは川に飛び込み逃亡します。

金の亡者の安宿夫婦

安宿のテナルディエ夫妻は、絵に描いたようなお金の亡者。フォンティーヌはコゼットがこの夫婦に、娘のように大事に育てられていると信じて働いたお金を送金してたんです。ところが実のところコゼットは一日中働かされているんです。

冷たい水を汲まされたり、もう奴隷扱い。ジャンが迎えに行きますが、テナルディエ夫妻はそうやすやすとコゼットを手放したりしません。大事な娘を預かってるとか、自分たちにとっても可愛い娘だとか言うんですね。

ジャンから少しでも多くのお金を取ろうとするために言ってるんですが、見ていると腹立たしいかぎりです。これほど憎たらしいのも演技力のなせる技なんですが、特にテナルディエ夫人のヘレン・ボナムカーターは安っぽい雰囲気を出してて名演です。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ5 王制打倒の組織のメンバーマリウスの恋

数年後、ジャン・バルジャンとコゼット(アマンダ・サイフリット)は貧民街で施しをしています。コゼットは美しい女性に育っています。ある日二人は、コゼットを預かっていた安宿夫婦のスリの一味に狙われ騒ぎになります。

宿屋はすっかりダメになってしまったみたいですね。その騒ぎでジャベールが現れるんです。間一髪のところでジャンは逃げるんですが、姿をみられてしまいます。場所は変わって、

身分が高いにもかかわらず、革命運動に加わるマリウス(エディ・レッドメイン)は貧民街で暮らしていました。スリの騒ぎでコゼットをみたマリウスは、美しいコゼットに一目ぼれしてしまいます。

マリウス・コゼット・エポニーヌの儚い恋

コゼットもマリウスに一目ぼれしてしまいます。子供のころ宿屋でコゼットと一緒に暮らしていたエポニーヌ(サマンサ・バークス)も、マリウスのことがずっと好きでした。ところがマリウスはその気持ちに気づいていません。

マリウスは、エポニーヌにコゼットを探してほしいと頼みます。エポニーヌちゃん可愛そうです。一人だけ安宿から抜け出せたコゼットのことを恨んで、二人の恋を邪魔しちゃうかな?って思ったんですが、エポニーヌちゃんいい子でした。

エポニーヌの手引きでマリウスはコゼットの家の門の前に行きます。そこで二人は愛を確かめ合うのでした。その時安宿夫婦たちがジャンの家に強盗に入ろうとし、それに気がついたエポニーヌが大声を出し騒ぎとなります。

映画「レ・ミゼラブル」ストーリーネタバレ6 再び逃亡するジャン・バルジャン~そして涙のラストへ

ジャンとコゼットは逃げます。コゼットはマリウスあての手紙を残すのですが、エポニーヌが見つけとってしまいます。

将軍の葬儀の日、学生たちが立ち上がります。騎馬隊が駆けつけると、学生たちはバリケードをつくって立てこもります。マリウスはコゼットへ「革命に参加する、生きていたらまた会いたい」と手紙を残し、その手紙を少年にたくします。

ジャベールは志願兵のふりをして、バリケードの中に入ります。「今夜は襲ってこない。明日の昼に襲ってくる。」と、嘘の情報を流し罠にはめるつもりだったのですが、中にいた少年がジャベールが警官だと知っていたため、ジャベールは捕まってしまいます

ジャン・バルジャンはマリウスを助けるために戻る

マリウスの手紙をみたジャンは、マリウスをほっておけなくて志願兵となります。縛りあげられたジャベールをみたジャンは、「こいつのことは俺に任せろ!」とジャベールを外に連れていくと、空砲を撃ちジャベールを逃がします。

ジャンは本当に紳士ですよね。ジャベールも法を信じているだけなんですが、なんだか嫌な人に見えます。マリウスは「この世界に自由を!」といいながら撃たれて倒れてしまいます。若さゆえの行為なのですが、ジャンはまだ息のあるマリウスを担いで下水道を伝って逃げます。

ところが出口にジャベールが待っていたのです。「動けば撃つ」といいますが、マリウスを担いだジャンは黙って横を通り過ぎます。結局撃つことも捕まえることもできないジャベールは、自分の信じていたものがわからなくなり自殺してしまいます。

胸がいっぱいになるラスト


マリウスが家に帰るとコゼットが家で待っていました。二人は結婚することになりますが、ジャンはコゼットに会う前の自分のことをマリウスに話します。マリウスは罪人であるジャンのことが許せないんです。

結婚式の日、スリを働こうとお祝いにきた宿屋の夫婦から、マリウスを助けたのがジャンだと知らされます。すると、マリウスはコゼットの手をひいて、ジャン・バルジャンを探します。

修道院で死にかけているジャンを見つけますが、そのままジャンは息を引き取ります。最後にフォンテーヌを思いだしてるんですが驚きました。ずっと好きだったんですね……。名優の演技と音楽が相まって号泣必至のシーンになっています。

ミュージカル映画史上初、全編生歌を成し遂げた感動は永遠に続く


全編ミュージカル映画ですから、ほぼ歌っています。少しストーリが分かりにくい部分もありますが、そんなに難しい話ではないですし、映像があるので十分理解できます。ヒュー・ジャックマンというと「X-menシリーズ」のイメージが強いですが、歌もうまく、過去を持ち逃亡するジャン・バルジャンもいいですよ

最初の罪も妹の子供のためですし、いつも誰かのために生きているジャン。最後はさびしく死んでいってしまいますが、コゼットが幸せになるなら良いのでしょう。ジャベールがいなくなったのだから、黙って幸せになればいいのに、誠実な人なんですね。

自分がいたらコゼットが幸せになれないと思ったんでしょうか?最後の瞬間まで誰かのために決断しています。胸の奥底まで感動して、忘れられない映画の一つです。

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