【封神演義】ナタクは最強の宝貝使い!声優やキャラソンなど5つの魅力を徹底紹介

集英社『週刊少年ジャンプ』に1996年28号から2000年47号まで連載された藤崎竜による漫画作品である、封神演義。その登場人物の一人であるナタクの魅力をご紹介します!

【封神演義】ナタクってどんなキャラ?

ナタクは漢字だと『哪吒』と書きます、崑崙山の道士蓮の化身である宝貝人間です、生い立ちからして神秘的でもあるナタクの誕生は、3年6ヶ月妊娠し続けていた殷氏と李靖の子どもに、太乙真人が作った宝貝「霊珠」を与えることで産まれた所から始まります。
感情を持たない子供として育ったナタクは、ある日無意識に宝具の力を使ってしまい、霊獣王(東海竜王)の息子を殺してしまいます。その罰を償うため、自らの脳を「乾坤圏」で潰して自害。一度肉体を失いますが、太乙の手で蓮の花の化身として、再生します。
父親の李靖には気持ち悪がられており、父親を殺そうとする描写などがありますが、母親のことはとても大切にしています。李靖が助けを求めた、主人公の太公望に出会い、「本当は父を殺そうなどと思っていない」と本心を見透かされ、太乙に捕獲されたのち、自分の存在理由を探す戦いの日々へ向かっていきます。

【封神演義】ナタクの魅力1/太乙との絶妙な師弟関係

太乙真人とナタクの絶妙なコンビ

生みの親である太乙真人とナタクですが、実は仲良しと言うわけではなく、ナタクの方は戦闘に役立つ改造などをしてくれることや、宝具に詳しいと言う点でのみ、太乙真人を尋ね、時に容赦なく宝具を向け殺そうともしてしまう、無邪気な戦闘狂と言った感じの初期です。

けれど風船に扮した太乙真人を、自らの攻撃で爆破させてしまった瞬間、一瞬だけ表情に翳りが走ったりもします。ナタクは決して、心がないわけではなく、表現の仕方が判らない不器用な存在であり、太乙真人は兄のような父のような、そしてナタクが戦いやすい宝具や改造を研究する智の役割。
その師弟関係が長く続くに渡り、決して他人に頼ろうとはしなかったナタクが、強くなりたいがゆえに太乙真人を尋ねるようになったりもします。太乙真人の存在自体が、他の崑崙十二仙のように自身が戦闘に参加するタイプではないので、二人の存在は智と力として、タッグを組むことで終盤まで太公望の手助けとなります。.

【封神演義】ナタクの魅力2/言葉少ないナタクのカッコいいセリフ!

口下手だからこそ一言に篭る感情!

戦闘の時、ナタクは自分自身を過剰評価するくらいに前向きでいます。それが例え自分達に不利であろうと、どんな事があろうと、戦いにだけは勝つ。そう言った「強さ」の象徴として、ナタクは常に太公望たちを鼓舞していたと言えます。
しかし、そんなナタクは自分の「存在理由」は一体何なのかと、実は序盤から重たい悩みを抱え続けています、表面にこそ出さずとも、実の父親に疎まれる事は悲しいことですし、そんな父親を殺そうとした時、最愛の母親が庇ったことからも、本気で父親を憎めはしないのでしょう。

太公望と行動を共にする内に、両親と兄弟をなくした境遇を持つ黄天祥と言う少年(黄飛虎の四男、末息子で父譲りの天然道士)と出会います。その境遇に言葉少ないなりに優しく接するナタク。
二人が兄弟のようになる切欠として、天祥が「どーせ哪吒にーちゃんもたいこーぼーもみんなみんなボクを置いて死んじゃうくせに!!だったら誰もいらないよっ!!」と言った際「オレは死なん!」とナタクがきっぱり言い放ったエピソードが印象的です。
何せナタクを殺そうとしても、まず生命の構造からして、人ではないですし、これまで培ってきた強さもあるので、天祥はその言葉が嘘や慰めで言われたものではないと理解します。「親バカ」と言われる太乙の助力と、守りたいものを守るために戦うナタクが段々と成長していく姿は必見です。

【封神演義】ナタクの魅力3/アニメ版の声優は宮田幸季さん!

微細な感情変化を吹き込まれたナタク

アニメ版でこのナタクを演じた声優は、宮田幸季さんです。少年と言う程ではない少し低めな声と、ぶっきらぼうな喋りがとても素敵です。漫画の台詞でも片言な部分が多かったナタクですが、声の抑揚で感情を表して下さっています。
宮田幸季さんの代表キャラがナタクのような形でもあると思います、それ以外のキャラですと、ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATIONで不二咲千尋(+アルターエゴ)などで、元の声質を活かした役柄をなさっています。
次にご紹介するキャラソンも、もちろん宮田幸季さんが歌ってらっしゃいますが、本来の声が柔らかく女性のようなものでもあるので、ナタクの神秘的な雰囲気を唄って下さっています。そちらも詳細をご紹介しましょう!

【封神演義】ナタクの魅力4/ファンならキャラソンも必聴!

二曲が織り成すナタクの魅力!

『A PROOF OF BIRTH〜誕生の証』『いつかどこかで』と言う二曲が宮田幸季さんの歌う、ナタクのキャラクターイメージソングとなっています、一つ目の『A PROOF OF BIRTH〜誕生の証』は「戦いの先に何があるのか」を段々とアップテンポに唄っています。
二つ目の『いつかどこかで』はどこか儚く、優しい曲で、澄んだ声なのもあり、共に戦いを続ける友人への本心を感じさせるような曲となっています。どちらも戦いをメインにしているナタクの歌ですが、曲調は全く違っているので、是非一度聴いてもらえたらと思います。

【封神演義】ナタクの魅力5/使用した宝貝をご紹介!

最終的にはスーパー宝貝をも使いこなす戦闘センス

霊珠(れいじゅ)は人間で言う心臓に近いものです、最初は胸に埋まっていましたが、趙公明の部下・呂岳&馬元コンビとの戦いで位置がバレてしまったため、後に頭に移し替えられました。
戦いに使用出来る宝具は、乾坤圏(けんこんけん) 、風火輪(ふうかりん) 、混天綾(こんてんりょう) が初期のもので、のちに強くなりたいナタクが訪れた、師・太乙の趣味も入り、金磚(きんせん) 火尖鎗(かせんそう) が戦闘特化として追加されます。これだけでも圧倒的な数ですね。

九竜神火罩II(きゅうりゅうしんかとう・ツー) は元捕獲用宝貝ですが、強度からシェルターにも使えます。そして、破壊力に関しては雷公鞭に次ぐ仙人界第2位の宝貝である、金蛟剪(きんこうせん)趙公明を倒した後ナタクに受け継がれます。
この数は8つ!そしてナタクは全ての宝具を見事に使いこなしています。戦いの申し子として、特にスーパー宝具である金蛟剪(きんこうせん)で黄金の竜を呼び起こし、使いこなす瞬間はカッコイイので必見です!

【封神演義】ナタクは強さ以外に心の成長も必見!

語り口の少なさが逆に格好良くもあるナタクですが、私は漫画全巻を通して、父親を殺そうと追い掛け回していたナタクが、自分に出来ることを戦いで表し、徐々に師に心を開いていく所で和みました。
そして共に戦う間柄の存在を、気に留めず、自分ひとりで戦おうとしている姿勢が、段々と変化していく部分がとても好きなキャラです。記事内に紹介した黄天祥との関係も微笑ましいですが、呂岳&馬元との戦闘は個人的に感涙ものです。
馬元もナタクと同じ宝具人間だったのですが、産みの親のモルモットにされてしまった境遇であり、ナタクは慈悲として一撃で殺してやると言うバトルです。

ナタクは無機質な人形ではないことが、本編を読み進める内に判っていきます。時に優しく、そして馬元を利用した呂岳には怒りを顕にします、これも戦いがベースのナタクにとっては珍しい事(常に怒っているように見える故)です。
蓮の花の化身であることもあり、精神攻撃が効かないので、太公望たちのピンチを助けることが出来るシーンもあれば、完全無欠と言うわけでもなく、太極図の宝貝無効化能力の前では、本体が宝具なので全機能が停止したりもします。
長所、短所を含めたバトル面、そして「存在理由」を賭けて戦うナタクの、意外と情に厚い性格、段々と仲間と連携していく姿など、その成長過程自体が、魅力となっているので、封神演義を読む際には、幼いナタクと成長したナタクに着眼してみて下さい!
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