漫画『アカギ』名言&名シーンTOP15 極限の金言集を見よ

「アカギ」に登場する赤木しげるは、麻雀の勝負というものを通して様々なことを教えてくれます。心に残る名言、手に汗を握ってしまうようなメイシーンを紹介し、その凄さを伝えていきます。

アカギとは?

『アカギ』は赤木しげるが主人公の麻雀漫画ですが、元々は『天』に登場していた赤木しげるのスピンオフ作品です。『天』の初登場からもそうですが独特のオーラを持っていて、誰も真似ができない麻雀を打つので華があると言われていました。そんなアカギは13歳から麻雀を始めるのですが、偶然立ち寄った雀荘でルールを覚えてしまいます。

そこから常軌を逸するような勝負の数々があるのですが、まるで心が分かるような的確な読みと心理操作によって場の状況を一変させる力があります。金にまみれた人間の欲望とはかけ離れたところにいる存在で、ギャンブルをしているのに一切金には興味がありません。そんなアカギだから諭されるような言葉や心に響く名言も数々持っています。

『アカギ』名言・名シーン第15位

偽アカギとの対決!

アカギがあまりにも裏社会で有名になってしまったので、それを利用する者も現れました。それが偽アカギですが、見た目はほぼアカギですが、勝負事に関する考え方が全く違います。それを証明するかのようにアカギと偽アカギの対決が実現するのですが、麻雀勝負ではありません。

指定する牌を9牌の中から3牌取るという運だけ勝負みたいな感じになりました。確率から見ても3%以下というほぼ無理な状況でもアカギはその勝負を受け、「勝った方は敗者の腕をもらう」という条件を付けました。これには偽アカギも驚き、そんな提案は受けられないとごねました。

その場にいた組長は2百万円(現代の貨幣価値にすると2千万)を出すと、今日手にしたアカギの給料全額と掛ける提案を持ち出しました。それに対してもアカギはあっさりと承諾し、指定された3牌を引き当てました。

『アカギ』名言・名シーン第14位

「きたぜ。ぬるりと…」

市川との勝負の際にアカギは用事を済ませてから勝負の場に行こうとしたため、勝負の時間に間に合いませんでした。そのために見届け人である南郷が代わりに打つのですが、全くと言っていいほど相手になりませんでした。

そして振れば終わりという状況で掴んできたのは最悪のドラの白……中単騎で待っていたからどちらかを切らなくてはならないのですが、どちらも当りになっていました。そこに現れたのがアカギです。そこから南郷と代わるのですが、アカギは迷わず中を切りました

誰もが当たった……そう思ったのですが、実は捨て牌の上の牌の西を弾いて安牌にしてしまいました。危機を脱したことで白単騎の待ちである白を盲牌した時に出た言葉がこれです!白を盲牌するとぬるりとした感触なので状況と共に伝わってきます。

『アカギ』名言・名シーン第13位 

矢木戦での偽装カン!

アカギが矢木と対決した時に、矢木はアカギが素人特有の癖を出したのを見て、それを利用しあがります。それに対してアカギは黙っていることはせずに逆襲の手を作ります萬子の清一色を匂わせながらも実は別の色のドラの単騎まちですが、それでは矢木は出さないと思い、あえて萬子の暗槓をします。

そこで嶺上牌を取る時にわざと自らの牌を倒しどうにか隠しますが萬子であることを分からせます。それを見た矢木は萬子以外の牌が通ると思うのですが、そこがアカギの罠です。実は暗槓した牌にはドラの牌が紛れていて、倒して見せた牌が暗槓した牌の1つだったのです。それに気づかなかった矢木はそのまま聴牌に向かうために安全であると思ったドラを切って振ってしまいます。

『アカギ』名言・名シーン第12位

「まだだよ…まだ終っていない…まだまだ終わらせない…!地獄の淵が見えるまで限度いっぱいまでいく…!どちらかが完全に倒れるまで…勝負の後は骨も残さない…!」

ヤクザの代打ちの矢木が破れてしまい南郷の借金がなくなったことで終わったかと思われた麻雀勝負でしたが、アカギは全く別のことを考えていました。どちらかが潰れるまでの勝負だと話したのです。アカギはチキンランの生き残りでもあるので、勝負とは何かということをずっと考えていたのかもしれません。

相手が破滅するか自分が死ぬかのどちらかであるという極端な発想かもしれません。昔の時代の勝負と言えば殺し合いを意味するので、どちらかが死ぬまで行われます。アカギはそんな命のやりとりを平気で行えるので寧ろ楽しんでいるのかもしれません。だから相手も予測が不可能でアカギが何を考えているのか分からず見えないものに怯えてしまうのです。

13歳でこのようなことを口のできるのはアカギだけだと思います。

『アカギ』名言・名シーン第11位 

仲井戦での通しの看破! 

アカギは巷でも有名になっていたので、雀ゴロにも目をつけられその1人でもある仲井が全額を賭けた勝負を持ち出します。嫌々ながら引き受けるアカギですが、勝負となれば真剣です。決して油断することなく相手の動きをしっかりと見極めているのです。仲井も案の定勝つための仕掛けをいろいろ行っていました。

偶然を装って雀荘に入ってきた2人は仲間で通しと呼ばれるサインも使っていました。半荘1回勝負なのでそれを見極めるのも難しいのですが、アカギはたったの数度の動きを見ただけでそれを看破してしまいます。そして最後の逆転のチャンスで仲井が仕掛けるのですが、通しのサインを逆手にとって見事その逆転の芽を摘んでしまいます。

アカギの洞察力とここぞという時の引く牌の強さは凄いです。

『アカギ』名言・名シーン第10位

「面白い…狂気の沙汰ほど面白い…!」

矢木が敗れた後の再戦の前にアカギが対戦相手のヤクザのところに出向いた時、その場にいた市川を見て「次の対戦相手はあんたなんだろ……」と言います。誰もそんなことを話していないのに周囲が驚きます。市川がずっと冷静を装っていたのを見たアカギは、拳銃に一発だけ銃弾を込めるとシリンダーを回して引き金を1回引きます

弾は出ませんでしたが、市川は表情一つ変えることはしませんでした。そこで今度は市川が拳銃の引き金をアカギに向かって引こうとするのですが、そこでアカギはこの言葉を口にしました。それには周囲の人間が全員、アカギに対して壊れている人間だと思わせましたが、一生分の大金を賭けて勝負をできる人間はどこか壊れていないといけないのかもしれません。

『アカギ』名言・名シーン第9位

 「倍プッシュだ…!」

南郷の借金がなくなってヤクザたちも若干熱が引けた状態になっているところで畳み掛けるようにこの言葉を放ちます。この言葉の意味は、掛け金を倍にするということで南郷の無くなった借金をそのまま倍掛けすることになります。

それには南郷も驚いてしまうのですが、アカギからすると相手を潰すまで続ける勝負だと思っているので、当然の選択でもあります。しかし凄い所は相手が弱っているところを狙い、更に相手はヤクザだから男を大事にして生きる人間が、中学生の提案を断れるはずもない……という考えの元で行います。

これには相手のヤクザもアカギが中学生だということを忘れてしまい1人の人間として恐ろしい存在だということを感じとります。市川戦に勝利した後も勝った額をそのまま倍掛けしようとしましたが、相手のヤクザが負けを認めて、素直に断りました。

『アカギ』名言・名シーン第8位

浦部との対決の海底裸単騎直撃!

浦部とアカギの対決は半荘の半ばから3万点差という状況で始まります。これには誰もが逆転など無理だろう!と思うのですが、アカギは虎視眈々と罠を仕掛けていきます。まずは浦部のクセを見抜く作業をし、次に自分のスタイルを全く見せないで予想外のことをする人物だということを印象付けました。

そのために四暗刻単騎まちをオープンリーチしたり、事前に見えていた3枚目の嶺上牌の北をまちにして浦部から直撃3倍満を取ったりしました。これには浦部もアカギの打ち筋が全く分からず、親満直撃で逆転というところでアカギのラス親がやってきます。

浦部は途中までは聴牌を取ることができたのですが、アカギがドラを4つ乗せる暗槓をするとそこから逃げに徹します。そんな浦部をよそにアカギは鳴きまくって裸単騎にしました。そして海底は浦部となり安牌が1枚もないという状況で、そこから選んでアカギに振ってしまいました

『アカギ』名言・名シーン第7位

「背の立つところまでしか海に入ってないのに…俺は海を知ったと公言してるようなもの」

偽アカギとアカギが初めて対面し少し会話をしただけでアカギは偽アカギの本性を見抜いていました。それは理論で何でも物事を捉えて、目に見える安全を大事にする人間だということです。しかし博打に必要なのは飛び込む勇気なのです。何でもかんでも理論や確率で片づけ得られるのなら誰もが博打に勝っているはずです。

しかしそうはならないのが本当の博打であり勝負なのです。実際に偽アカギは、浦部との対決で掛け金がどんどん上がっていくと、勝負といいながらも実際は向かうことを恐れていて、全く勝負になりませんでした。口ばかりの男は嫌われますが、偽アカギはそんな典型的なパターンですね。

勝負の世界というのは、お互い破産する状況下では確率も理論も存在しないのでしょうね。

『アカギ』名言・名シーン第6位

「不合理こそ博打…それが博打の本質、博打の快感…不合理に身をゆだねてこそギャンブル」

正にギャンブルを的確に言い表した言葉ですね。合理を求めても絶対に勝てないようになっているのがギャンブルなのです。そしてそれに身をゆだねられるかが醍醐味でもあります。合理的に絶対に勝てるのなら誰もギャンブルをしないでしょう……だって勝てるギャンブルは飽きてしまいますからね。

どこかで敗けてしまう要素があるからこそ人はその魅力に引きこまれていくのです。敗けるからこそ面白く、勝つための方法を自分で導き出すから快感を得られるのです。深い言葉だと思います。

『アカギ』名言・名シーン第5位

「その「無意味な死」ってやつがまさにギャンブルなんじゃないの…?」



偽アカギと指定された牌を引き当てる勝負を行った時に、互いの腕を賭けようと言ったアカギに対して偽アカギは必死に弁解をしました。「確率が低くても万が一があるなら、そんな馬鹿げた提案は受けられない」と言ったのに対してアカギがこの言葉のように答えました。

ギャンブルというものを数字でしか計らない者には絶対に理解できない世界でもあり、アカギの土俵には上がれていないのがよく分かります。偽アカギはぐだぐだと言葉で煙に巻こうとしているので、本物のアカギからしたら小さい人間にしか見えないのでしょうね。しかし無意味な死をギャンブルに例えるのは本当にその通りだと思います。

ギャンブルは勝つこともそうですが、どこか心の底で破滅を望んでいる人間もいる不思議な世界でもあります。

『アカギ』名言・名シーン第4位

「俺はいつでも死んでやる…!綺麗に…!」

鷲巣麻雀の最中にアカギが心の中で思った言葉ですが、ここにアカギの覚悟が見えています。鷲巣麻雀では振ったりツモられると血液を抜かなくてはならないので、絶対に失点を避けなければなりません。しかしアカギはどんな危機的状況になってもそこを神業のように回避していきます。

そこには強い信念といつ死んでも良いという覚悟があるからこそなのです。振り込んだら死んでしまうかもしれない……そう考えるだけで誰もが縮こまってしまい普通の打牌はできなくなりますが、アカギはいつ死んでも良い!と常に考えているからこそ常人の予想外のことができるのです。

戦場の最前線を駆ける兵士か武士のように死に対して純粋な心の持ち主なのです。

『アカギ』名言・名シーン第3位 

市川戦の嶺上ツモ

手に汗を握る瞬間とはこのことでしょう!市川戦の終盤は互いに技術を出し尽くした白熱した勝負になっていました。市川は盲目にも係わらず自分の積んだ山の牌を全て覚えているという超人で、抜き技を使うことで自分がツモりたい時には抜くことでそれも可能でした。

最終局面でアカギは北の大明槓を炸裂!これには市川もまずいと思い、嶺上牌をすり替えようとしました。しかしアカギはブロック!それならば槓ドラをアカギが切ってある白にしてしまえば最悪の状況は回避できると判断しすり替えます。

結果……アカギは嶺上牌でツモり上がり、ドラをめくると白、これにはアカギも「そろそろ乗るかと思ったが……」そう発言しますが、実際の槓ドラは北と市川を震え上がらせます。「もしもすり替えなかったら負けていた……」しかしアカギは切った白を手の中に2枚持っていたので、市川の敗北となりました。

『アカギ』名言・名シーン第2位 

鷲巣戦で、鷲巣が鳴くまで待つ!    

鷲巣麻雀での最後の勝負を決する1打があります。それは捨てられた白を鷲巣が鳴くという行為でした。これまでの鷲巣麻雀ではアカギが圧倒的な強さを見せ、全ての金を奪い、支払いを血液でさせるという同じ土俵に上げるところまでにいきました

しかし最後の半荘だけは鷲巣が点棒ではアカギの逆転ができないところまで保有し、終局すれば勝ちという状況でした。捨てられた東さえ鳴けば勝ち筋が完璧に見えている鷲巣でしたが、老体で血液をかなり抜いている状態だったので意識は朦朧としていました。

そんな状況だからこそアカギは鳴く前にすぐにツモれば良かったのですが、あえて待つことを口にします。これは鷲巣を殺しきれなかった自分への戒めみたいなもので、鷲巣が鳴くことができたら鷲巣の勝ちだと考えていました。両者の決着は死でなければ着かないということを意味しているような感じです。

『アカギ』名言・名シーン第1位

 「死ねば助かるのに」

  

南郷とアカギが初めて出会った時に、アカギが南郷の勝ちに向かっていな気配を感じ取ってこのことを口にします。麻雀のことは一切分からなかったアカギですが、南郷の気配が死んでいるのだけは分かっていたのです。生き死にの勝負であるチキンレースを経験したばかりのアカギは、そういった鉄火場での気配を敏感に感じ取る能力があるのがよく分かります。

この言葉には、安全を求めすぎて向かうべきところを向かわないでは勝つことはできないことを意味してもいます。死んだつもりで向かうことで活路を開くことができるということです。

アカギは、誰もが憧れる勝負師

アカギは麻雀打ちでありながらも他人の心理を読むことに非常に長けています。だから哲学的なことを口にしたり、命や大金が掛かった勝負での人間の心理状況を分析することができます。作中では不敗のアカギですが、その強さには運、実力、そして覚悟があったからこその結果でもあります。

ギャンブルというものを人生に置き換えて考えると役立つ言葉もたくさんありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?そしてアカギは現代にはない武士道の気構えを持つ人間で、欲にまみれていない人間なので見る人を魅了してしまう存在でもあります。
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