【ナルト】中忍試験編は劇中最アツ!ストーリーネタバレで振り返る

不朽の名作「NARUTO-ナルト-」より、中忍試験編をおさらい!波の国での任務を終えたナルトたちが挑む新たな試練。彼らの成長を語る上で欠かせない長編の一つだ!

「NARUTOは中忍試験編が一番面白い」という声多数!

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原作は2014年に堂々完結したものの、現在でも「NARUTO -ナルト-」の人気が衰える事はない。国内外から圧倒的な支持を集め続けるこの作品は、まさに不朽の名作と呼んで差し障りないだろう。

手に汗握る熱い戦いや、深く考えさせられる重厚なストーリー、そして一歩ずつ着実に成長してゆくキャラクターたちの活躍。見どころなど挙げ出せばキリが無くなるわけだが、焦点をストーリーに絞った時、みなさんが一番好きな話はどれだろうか。波の国、木ノ葉崩し、サスケ奪還、暁、ペイン、第四次忍界対戦、ナルトとサスケの決着・・・人によって好みは割れるのだろうけれど、ここでは序盤の山場の一つである中忍試験編についてまとめていこう。

NARUTO中忍試験編ストーリー1新たな挑戦!中忍試験とは?

中忍試験とは?

各国の忍たちには、一人一人に実力や実績に応じたランク付けが為されている。呼び方は上から、上忍中忍下忍。忍者アカデミーを卒業すると里から額当てが与えられ、下忍として認められるようになる。中忍から上忍になる際は試験のようなものはないが、下忍から中忍になるためには中忍選抜試験を受験しなければならない。

試験への参加条件は、下忍として最低8つ以上の任務を遂行している事。その上で、担当上忍からの推薦を受けると参加手続きができる。中忍になると、下忍と比べて難易度の高い任務を受注できる他、小隊の隊長として仲間の命を預かる立場に抜擢される事も。責任が段違いなのだ。

新キャラクターも登場!


中忍試験はとても規模の大きい行事なので、相応にたくさんのキャラクターが登場した。後に続いてゆく物語で鍵になる重要人物も多い。

外せないのは、我愛羅・テマリ・カンクロウの三兄弟だ。彼らは当初、木ノ葉崩しの一端を担う敵として木ノ葉の里にやって来ていた。木ノ葉崩しは砂隠れの里音隠れの里の共同作戦だったが、その最中に砂隠れを擁する風の国の長・風影が暗殺されており、砂隠れの忍びたちも大蛇丸に利用されていた事が発覚。一連の事件のあとには木ノ葉と砂の同盟が復活し、任務や政務に対して協力体制を敷くようになる。

サスケに甚大な影響を及ぼした大蛇丸と、その部下である薬師カブトが初登場したのも中忍試験編。カブトは通常の手段で、大蛇丸は本来の受験者を殺して成り代わる事で二人とも試験に潜り込んでいた

カブトは三次試験の予選を棄権しており、本選の会場にて観客たちに幻術をかけて昏倒させ、木ノ葉崩し決行の合図を出した。大蛇丸は本選にて風影に成り代わり、三代目火影を襲撃。殺害こそ成功したものの、自身の両腕を使用不能にされる。自らの新しい器とするため、うちはの血を引くサスケの身体を欲しがっていた

NARUTO中忍試験編ストーリー2カンニングで乗り越えろ!?超難関の筆記試験

試験管は尋問のプロ!?

一次試験は筆記テスト!一つの部屋に複数名の試験管たちが配置されていて、受験者たちの一挙手一投足を監視している。不審な行動はマークされ、回数を重ねると失格になってしまう。

責任者は特別上忍の森乃イビキ。彼は木ノ葉暗部の拷問・尋問部隊の隊長である。徹底した仕事ぶりから「サディスト」とも称されていたが、試験通過者たちにエールを送るなど、心根は温かい人物だと思われる。尋問のプロが仕掛ける試験はとても難易度が高く、毎年多くの受験者たちを苦しめ、振るい落とすのだ!

試されるのは情報収集能力!

イビキの合図で筆記試験がスタート。しかし、用意されていた問題は下忍の子供が解けるレベルのものではなかった。落ちこぼれのナルトでなくとも、自力で解答欄を埋める事はほぼ不可能だ。

試験会場には、受験者たちに紛れて全ての解答を知っている人間が数名配置されている。つまりこの試験は、監視の目を掻い潜りカンニングをするテストだったのだ!それを悟った受験者たちは、個人やチームの能力を生かして試験に挑む。サスケは写輪眼を利用し、サクラは驚異的な頭脳を以って地力で問題を解いて解答欄を埋めてゆくが、ナルトは動き出せないまま、時間だけが過ぎて行った・・・。

運命の最終問題

試験の最終問題は、イビキの口頭で告げられる。受験者たちに緊張が走る中、その問題には特別ルールがあり、受けるか受けないかを選択できると宣言された。

一つ、受けないを選べばその時点で今回の試験は失格。また、同じ班の残り二人も道連れで失格となる。一つ、受けるを選んで問題に正解できなかった場合も失格。その後、永久に中忍試験への参加資格を剥奪される

自分はもちろん、班の仲間の将来までをも左右する重圧に耐えきれず、辞退する受験者が続出。しかしそんな空気の中で、ナルトが「一生下忍になったって、意地でも火影になってやる」と叫んだ。その言葉で他の受験者たちの恐怖も吹き飛び、辞退を選ぶ声が止まる。覚悟を決めた受験者たちの顔を見渡すと、イビキはその場に残った全員に、一次試験通過を言い渡した。

NARUTO中忍試験編ストーリー3巻物争奪サバイバル!陰で不穏な動きアリ?

「死の森」でのサバイバル!

二次試験は何でもありのサバイバル演習!各班に一本ずつ、天・地いずれかが書かれた巻き物が与えられ、それを奪い合うというもの。通過条件天地の巻き物を両方揃えて指定の場所に三人で到着する事。制限時間は五日間で、時間までにゴールできなかったり、途中で班員が欠けてしまったりしたら失格だ。

この試験では死人が出る場合もあるため、受験者はあらかじめ同意書にサインを書かされる。別名「死の森」とも呼ばれる演習場で五日間を生き延び、その上で敵と交戦して必要な巻き物を奪う。小規模な戦場で、忍としての最低限の知識や技術が要求されるぞ!

大蛇丸との邂逅

二次試験の途中で、ナルトたち第七班は受験者に成りすました大蛇丸と接触する。三人で応戦するも、大蛇丸を相手に下忍レベルでは全く歯が立たない。

才能溢れる若い身体を気に入り、大蛇丸はサスケの首に噛みついて呪印を施した。後々の物語にも深く根差す事になるそれは、言わばマーキングのようなものである。また、ナルトに九尾が封印されている事も知っていた大蛇丸は、もともとあった封印式の上から五行封印という別の封印術を組み込み、チャクラの流れを乱して制御を阻害するように仕向けた。

巻き物の中身は・・・?

無事とは言えないが、何とか天地の巻き物を揃えて全員で指定の地点に辿り着いたナルトたち。そこには誰の姿もなく、「巻き物を開け」という指示だけが記されていた。試験中に開く事は禁止されていたので、受験者たちはその中身を知らない。

巻き物の中には術式が書かれており、開くと同時に監視員が呼び出される仕組みになっていた。中忍として極秘文書を扱う事を想定した信頼性のテストでもあったため、途中で開くと失格扱いで監視員に時間いっぱいまで気絶させられたらしい。ナルトたちの前に現れたのはアカデミー時代の担任だった海野イルカ。驚くナルトたちに、かつての恩師の口から二次試験の通過が告げられたのだった。

NARUTO中忍試験編ストーリー4本選への出場権をかけて・・・予選最後の大勝負!

三次試験の予選

一次試験で予想以上の人数が残り、二次試験でも人数を絞り込む事ができなかったため、三次試験の出場権をかけた予選が行われる事に。ルールは至ってシンプルで、一対一のガチンコバトル。ランダムな抽選で組み合わせが発表され、相手を戦闘不能にすれば勝利となる。

全てを紹介できないのが口惜しいほどたくさんの名勝負が繰り広げられたので、そのうちのいくつかを並べてみよう。

サクラVSいの

幼い頃、自分に自信が持てずいじめられていたサクラをいのが助けた事で友達になった二人。負けん気の強さと女らしさとを兼ね備えたいのにサクラは憧れを抱いており、いつか彼女を越えて対等になりたいと思っていた

試合が始まると、いのは心転身の術でサクラの体を乗っ取り棄権させる作戦に出る。何とか術を当てる事には成功したものの、サクラの強い精神(通称・内なるサクラ)に激しい抵抗をされ、強制的に術が解除された。その後、互いにチャクラも体力も消耗した状態で最後の一撃を繰り出し、相打ちで二人ともノックダウン。この試合の通過者は無しとなった。

ヒナタVSネジ

予選で戦う事になったヒナタネジは、二人とも百眼という血継限界を受け継ぐ日向家の生まれ。日向一族には宗家と分家があり、ヒナタは宗家ネジは分家の家系なので、年齢や実力はネジの方が上だが、ネジはヒナタを「ヒナタ様」と呼ぶ。

一族絡みの因縁からネジはヒナタを恨んでいた。序盤から言葉でヒナタを精神的に追い詰め、圧倒的な実力差を以って攻撃を加え続ける。しかしヒナタはどれだけ攻撃を受けて血を吐いても、諦める事だけはしなかった。憧れの人の目の前で格好悪いところは見せられない。気力だけで立ち上がるヒナタにネジはとどめを刺そうとしたが、試験官のハヤテ並びに、居合わせた上忍数名により制止される。ヒナタは戦闘不能となり、ネジが本選へ駒を進めた

リーVS我愛羅

忍術が使えない代わりに体術を磨いてきたリーと、砂の絶対防御を誇る我愛羅との対決。我愛羅への攻撃は、本人の意思とは関係なく砂が自動で防いでしまうため、これまでの試験を我愛羅は無傷で通過してきた。そんな相手を、リーは目にも止まらぬスピードで翻弄し続け、作中で初めて我愛羅の第一防御を破ってみせた

覚醒した我愛羅に苦戦を強いられる中でリーは、「自分の忍道を守るため」と、本来は禁術である裏・蓮華を繰り出す。自身の肉体に尋常ではないほどの負荷をかける八門遁甲を五段階目まで開いたために、その後は反動で身動きが取れなくなった。我愛羅が身に纏っていた第二の防御さえ貫いてダメージを与えたが、砂でできた瓢箪が緩衝材となり致命傷には至らず、反撃されて敗北。左手足を潰される重症を負った。

NARUTO中忍試験編ストーリー5白熱必至の本選開幕!トーナメント形式の一騎打ち!

ナルトVSネジ

予選から一ヶ月。ナルトは自来也に、サスケはカカシに修行をつけてもらい、それぞれ新技を会得して三次試験本選を迎えた。一回戦第一試合はナルトとネジの対決。落ちこぼれを見下し、予選でヒナタを必要以上に追い詰めたネジの考えに、ナルトは猛反発して挑みかかる。しかし、天才と呼ばれるだけあってネジの実力は相当なものだった。

人生は最初から全て決まっている。運命は変えられない。過去の出来事からネジは、全てに対して絶望的な価値観しか持てなくなっていた。そんな彼に、ナルトは九尾の力を引き出して応戦する。最後の決め手になったのは、以前のナルトが最も苦手としていた分身の術だった。

運命は変えられる。落ちこぼれなんかじゃないお前が、つまらない事でメソメソするな。満身創痍になりながらも、ネジに前を向くきっかけを与え、ナルトが勝利をもぎ取った

シカマルVSテマリ

サスケの試合が後回しにされたり、カンクロウが棄権したりで順番が繰り上がり、あっという間にシカマルとテマリの対戦へ。巨大な扇子で風を操るテマリと、影真似という特殊な術を得意とするシカマルの戦いは、相手の手の内を読み合う頭脳戦となった。

遠距離攻撃のできるテマリは、常に影の届かないギリギリの位置を測って行動していた。一方シカマルも、影の性質や日照時間まで計算しながらテマリを捕まえようと策を練る。攻撃に転じるため印を結び始めたテマリに対して、一回戦でナルトが地面に掘った穴から影を通し、背後から彼女の影を捕らえた

誰もがシカマルの勝利を確信した次の瞬間、シカマルがギブアップを宣言して試合が終了。本人曰くチャクラが限界でこれ以上は無理、一回戦えばもう充分、との事。シカマルを良く知る同期や教師陣からは呆れる声も上がったが、この試合が評価され、シカマルは今回の試験で唯一の中忍昇格を果たした

サスケVS我愛羅!突然の幕切れと始動する「木ノ葉崩し」

サスケVS我愛羅

一回戦も大詰め、あとはサスケと我愛羅の試合を残すのみとなった。時間までに到着しなければサスケは不戦敗となる。会場中からブーイングが飛び交う中でカウントダウンが始まり、もう間に合わないかと思われたその時、フィールドに大量の木の葉が舞い上がり、サスケとカカシが姿を現した。ギリギリではあったものの、何とか試合が執り行われる事に。

一ヶ月の修行により、サスケはリーと同等のスピードと、カカシのオリジナル忍術である雷切、正式名称・千鳥を習得していた。自分でさえ認識できなくなるほどのスピードに写輪眼の力を組み合わせた、敵のカウンターにも対応できる超速の突き。我愛羅には砂の絶対防御があるが、サスケは速さで第一の防御を掻い潜り、威力で第二の防御をぶち抜いて見せたのだ!

我愛羅の覚醒と木ノ葉崩し

サスケとの試合が始まった直後から、我愛羅の様子はおかしかった。普段の無表情を大きく崩し、誰かに語り掛けるような挙動を繰り返している。一時的に落ち着いたため試合はそのまま行われたが、サスケが我愛羅に血を流させた事が引き金となり、状況が一変。我愛羅が本格的な暴走を始めた

時を同じくして、何者かが客席全体に高度な幻術をかけ、その場にいたほとんどの人間を昏倒させる。同時に、試験を見守っていた風影が三代目火影を急襲!強力な結界で閉じ込めてしまった。さらには木ノ葉の里の外周に巨大な蛇が出現し、里は大混乱。中忍試験は中断を余儀なくされ、恐るべき「木ノ葉崩し」の陰謀が幕を開けたのだった・・・。

NARUTO中忍試験編はコミックス4巻から!

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今回紹介した中忍試験編コミックス4~13巻に収録されている。作品として完結し、ナルトたちが歩んだ物語の全てを見届けた今だからこそ、改めて読み返してみると当時とは違う感動や発見があるかもしれない。話を覚えている人も、そうでない人も、ぜひ読み返してみていただきたい。

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