漫画『アカギ』鷲巣麻雀編ネタバレ&ストーリーまとめ!鷲巣との死闘の結末は?

『アカギ』の鷲巣麻雀が始まってから20年の歳月が経ち、ついに決着が付きました。今までの戦いを振り返り、どのような流れで決着が付いたのかを紹介していきます。

『アカギ』鷲巣麻雀編とは?

アカギの中でも最も連載期間の長かった勝負が鷲巣麻雀です。連載開始から勝負はぽんぽんと進んでいたのに、鷲巣麻雀になってからなんと20年の歳月を掛けて決着が付きました。そして鷲巣麻雀のルールなのですが、普通の麻雀とは異なったルールのためにアカギも苦戦していました。

そのルール内容ですが、同じ牌の4牌のうちの3つは透けている牌を使用しています。そして点棒の支払いの他に直撃ボーナスというのがあり、点棒と同じ量の血液を抜かなければなりません。(見合った金があれば血液は抜かなくても良い)

それだけなのですが、アカギは当初予定していたレートの10倍の金額に吊り上げ、自らの持ち点を20万点から2万点にしていまいました。これでは約束の半荘6回を終えることは誰もが無理だと予想していました。

『アカギ』鷲巣麻雀編ネタバレ1:探り合いの1、2回戦

開始されて早々にアカギがしなくてはならないことは、まずこのルールに慣れることです。透けて見える牌を使っているとうことはどういう意味があるのか、そしてどのように有効利用しなくてはならないのかを探らなくてはなりません。

鷲巣はこのルールで何人もの人間を葬ってきたので、慣れていて当たりまえです。僅かなミスも許されない状況でもあるので、アカギはすぐにこの特殊ルールを理解する必要がありました。

1、2回戦はいきなり派手な戦いになるのではなく、アカギが鷲巣という人間を見極め、その性格や勝負のあり方をどのように考えているのか知ることになります。一方で鷲巣もアカギという人間が少なからず分かり始めてくる感じで、互いに探り合っているのが分かるような展開になってきます。

アカギ特殊ルールの利点を見抜く

開始早々で鷲巣からはリーチが掛かりますが、アカギはどんどん危険牌を切って進んでいきます。これには周囲の人間も驚くのですが、鷲巣は「なるほど……」と納得してアカギがただの無謀で馬鹿な人間ではないと察します。

アカギは鷲巣の部下である黒服の男の手牌を見てそこから安牌を切っていったのです。もしも黒服に鷲巣のあがりに必要な牌があるのなら、アカギが向かってくる前に切ってあがらせた方が得策だからです。それをしないということは、黒服の手牌には鷲巣のあがり牌がないことが予測できるということです。

4牌中3牌が透けている状況では、ほぼ丸わかりにもなりますが、このルールでは思い切って相手に牌を切ることはなかなかできません。更に味方同士で動いて相手にあがらせないようにしたりもしました。

見逃しロンで1回戦終了!

アカギは派手な見せ場もないのですが、均衡した状況でオーラスを迎えることになります。点数は鷲巣が若干リードをしている程度なので、それほど高い上がりをしなくても逆転可能でした。しかし悠長に手作りをしている場合ではないので、鳴いて鷲巣の動きを封じる必要がありました。

3度鳴いて、残った手牌に萬子を残すことで、鷲巣は自らの余り牌である萬子が切りにくくなりました。しかしアカギは渾身のブラフでその時点では聴牌していませんでした。そのため鷲巣は一旦引くことになり、その間にアカギはピンズを引き入れて手変わりをしていきます。

これには鷲巣も驚きながらも自分の手も復活していきます。最終的に今度はピンズを切れば上がれる手になったのですが、アカギの待ちの可能性があるために部下に先にその危険牌を切らせます。しかしアカギは無反応……それを見て鷲巣も同じ牌を切るのですが、なんとロン!アカギは山越しで上がることに成功したのです。

的確な読みで2回戦終了!

2回戦のオーラスでは、鷲巣がアカギを追いかける形の点差となりました。跳満上がれば逆転の状態でしたが、鷲巣の配牌はいまいちのように見えました。しかしドラの西をお互い持っていることでアカギも厳しくなると判断しました。

それは現実となり、鷲巣の手はどんどん進んでいき、味方の援護もあり手が高くなっていきます。3回鳴くことで満貫以上の気配が漂ってくるのですが、西が勝負の分岐点でもある形となってきました。アカギはずっと西を切る機会を考えていました。

そして聴牌と同時にあっさりと西を切っていきます。これには鷲巣も反応せず、その後、アカギは鷲巣の手を推測しつつリーチをかけます。アカギがリーチ棒を出したことで鷲巣も満貫で逆転できると思い、すぐに部下にドラである西を切らせ鳴きます

そして3萬単騎になり差し込んでもらったのですが……アカギがその差し込みに合わせてロン!正に場の状況をしっかりと読んで打ち取った形となりました。

『アカギ』鷲巣麻雀編ネタバレ2:アカギの流れとなる3、4回戦

1、2回戦目は危ない場面も何度かありましたが、全て回避して無事に終えることができました。それもアカギの的確な読みと果敢に攻めるところは攻める姿勢を崩さなかったからです。ここまでは鷲巣もそれほどの不安は感じていませんでした。

自分の豪運を持ってすればどこでも逆転は可能だと思っていたからです。アカギの限度点数は2万点を既に切っているのですから満貫以上ならロンで殺せるのです。そんな淡い考えが頭の片隅にあるからこそ、油断している部分もあるのです。

それに対してアカギは、常に後がないので集中力も判断力も鋭さを増していっています。そんな態勢で3回戦が始まります。

鷲巣のチャンス手をつぶす

いまいち流れに乗りきれない鷲巣にも大物手のチャンスがやってきます。暗槓した牌がドラになりその後も槓をするたびにドラが乗り続け、結果ドラ12という状況になりました。聴牌もしていて待ちは1ピン単騎といまいちかと思われるのですが、アカギからあふれるであろう牌を狙っての待ちでした。

1ピンはまだ山にもあるのでツモることも可能でしたが、安岡が1ピンを引き入れたことでアカギが動きます。2人で鳴きを使って鷲巣までツモを回しません。そしてアカギが3回鳴いた後なんと鷲巣のロン牌である1ピンを切ります

これには鷲巣も驚きつつも声高らかに何度も「ロン、ロン、ロン、ローン」と叫びました。しかし実際は安岡への1ピン単騎の差し込みだったのです。これには鷲巣は怒りを露わにしてまるで子供のように牌を安岡に投げつけてしまいます。これで鷲巣の麻雀も崩れ始めてきます。

敗戦濃厚4回戦終了時

3回戦目は鷲巣の大物手潰しが効いての勝利となりました。そして続く4回戦もその流れを引き継ぐような形となり、冷静な判断が出来なくなった鷲巣は敵ではありませんでした。4回戦終了時点で鷲巣の財産の残りは1億8650万となりました。

これには鷲巣陣営もこの先の勝負が危ういと感じました。アカギはハンデ戦のような形で戦っているのにも係わらず、ここまでで抜かれた血液は1400ccとあり得ない形で凌いでいました。それなのにもしもその血液を金で戻すようなことがあったら絶対に勝つことは不可能とも考えていました。

鷲巣もそのことを分かってか立っていることもままならず横になりながら休憩をとっていました。これを見た安岡たちはもうこの先の勝負はないと判断していました。

『アカギ』鷲巣麻雀編ネタバレ3:鷲巣暴走、5回戦



4回戦目まででほぼ圧勝になってしまったアカギは、弱り切った鷲巣を見て困惑します。それは自分は本当の鷲巣の強さをまだ見ていないのではないか?同類と考えていたからこそ命が尽きるまで勝負をしてくれないのか?そう考えていました。

一方で鷲巣陣営は、わずかに金が残っただけでもよしとしよう、このまま4回戦で勝負は終わりにしようと考えていました。ここで勝負が終わることを避けたいアカギは、鷲巣を奮い立たすために今までに取られた自らの血液を廃棄してしまいます。

金さえあれば補充も可能なのに、それをせず最後まで血液を抜かせることを条件に戦うことも約束します。それを聞いた鷲巣はアカギに引導を渡すために立ち上がり、更に1億円の使い資金を用意し5回戦へと進むことを決意します。

アカギ生死を彷徨うが復活!



鷲巣の跳満ツモあがりによって致死量の2000ccの血液を抜かれてしまうアカギでしたが、やはり平然を装うことはできず意識を失うことになりました。それを見た鷲巣はしばらくアカギ観察し、全く動かなくなってしまったので自らの勝利を確信しました。

そして初めの約束通りに仰木の腕を切り落とすために日本刀を用意させました。誰もが凄惨な光景を目の当たりにしてしまう!そう思っていた時にアカギが僅かに動きます。これには鷲巣も驚き振り向くと、アカギは起き上がっていたのです。

アカギが復活したのには訳があり、アカギはこの勝負の前に500ccの輸血をしていたのです。だから致死量の血液を抜かれても生き残ることができ、勝負は再開されることになりましたが、勝負前に500も輸血するとなると体の方も普通の状態ではなかったはずです。

鷲巣の判断力が鈍る

アカギが復活したことで鷲巣は動揺を隠せませんでした。点差は約1万点でしたが、アカギが鷲巣の余り牌を狙い1300点を打ち取り、次の局ではアカギを警戒しすぎて下りてしまい安岡に5200点を打ち込んでしまいます

アカギを警戒しすぎてしまい浮き足立って向かうのか退くのかの判断がつかない状況になっていました。本来の鷲巣ならば冷静に判断をして向かうところは向かう!という選択をしていたので、安岡に振り込むこともなくあがりを拾うことができました。

点差も縮まり4000点も切ってしまったので、アカギにチャンスをあげてしまうことになり迎えた局では最悪の展開に……鷲巣は方アガリ3色という形になったのですが、あがれない牌を引いてフリテンになってしまった鷲巣を見抜いて、あえてのリーチをかけます。

これには鷲巣も怒り、暴牌を切ってしまい倍満の放銃をしてしまいます。

アガリ止めをせずに鷲巣をどんどん煽る

倍満の放銃をしてしまったことから鷲巣はどんどん崩れていきます。オーラスのアカギの親でしたが、アカギは簡単にあがってしまいます。それを見た鷲巣は次戦に迎えて備えようとしますが、アカギはあがり止めを選択しませんでした。

寧ろこの流れなら鷲巣からならいくらでも搾り取れるとまで言います。それを受けて鷲巣も冷静ではいられません。ツモでも直撃でも鷲巣が1度でもあがれば殺せると思っているからこそ向かってくるアカギに対して真っ直ぐ打ち続けたのです。

殺せるという希望があるからこそ余計に判断力を鈍らせていく結果になったのですが、それ以上にアカギは鷲巣のことをあの手この手で煽り続けて自分の術中に嵌めていったのです。

どつぼにはまる鷲巣

アカギは鷲巣を煽ることでペースをどんどん乱していきます。なんとか冷静になろうと思ってもアカギの手は鷲巣とかちあう形になってきます。どちらかが判断を誤ると相手があがってしまうような状況があります。

運気もアカギの方に分があり鷲巣のあまり牌に合わせての手作りができるような状況に何度もなります。透けて見えるからこそ、鷲巣からみたら読むことも容易いのですが、アカギはその裏をかく行為をします。相手が理を頼りにしてしまったらそれを崩すのがアカギです。

結果鷲巣は己の直感ではなく理に頼ってしまったことでぼろぼろと崩れて振り込みマシーンになってしまいます。「こんな待ちではないはずだ……」「これが通れば勝てる……」その考えばかりが先走り失点を膨らませていきます

アカギの本当の目的と6回戦目の不安

何度も鷲巣を煽り、勝負に向かわせることで点差をどんどん広げてきましたが、アカギは6回戦目はないと自分では考えていました。5回戦目で全ての金を奪う予定だったのです。直撃ボーナスで奪い取ることで精算時には驚くような展開を用意していたのです。

しかしそのことに気が付いたのは黒服の部下のひとりでした。今満貫以上を振り込むと6回戦目ができないと伝えたのです。これには鷲巣も驚き、切ろうとしていた牌を止めました。そしてこの牌を切るべきかどうかも悩み始めたのです。

通ると思っていた牌は実は当たりで、鷲巣はそれを直感するとあっさりと下りることを選択します。そして仲間に差し込んで5回戦目を終了させました。これにはアカギも予想外で、次回の6回戦に不安を感じてしまいました

『アカギ』鷲巣麻雀編ネタバレ4:互いに命を賭けた最終局面、6回戦

5回戦目でも今までの一番の勝ち額を叩きだすことに成功したアカギでしたが、逃した勝機に対して不安を拭い切れない状態でした。やはり自分の思い通りにいかないようにさせた鷲巣の勝負勘が素晴らしいとも感じていました。

それでこそ自分が認めた強者でありどちらかが死ぬに相応しい勝負だとも考えていたのでしょう。6回戦目が終了する頃にはどちらかが死んでいることが予測されるのですが、アカギはそんな自らの死も当然のように受け入れる覚悟で6回戦目へと進むのでした。

開始早々のW役満炸裂!

6回戦開始してから今までチャンス手を潰され続けた鷲巣でしたが、ついに親の時に大物手が入ります。字一色、小四喜のW役満を狙える手が入ってきたのです。ツモれば当然アカギは致死量の血液を抜かれますし、味方が振っても96000点が手に入るので、この半荘はもらったようなものになるのです。

しかしこれは鳴けるかどうかが肝心なので、序盤は鷲巣も慎重に進めます。安岡の持っているを鳴くために撒き餌として暗刻の字牌を切ったのです。それを見て安岡は出すのですが、そこから一気に鳴かれてしまいます。

当然の如く聴牌しあとはツモるのみ……アカギを殺すためにはツモりたい、絶対にツモる、そう思っていましたが、味方の黒服にあがり牌がいきます。黒服がそれを切り、ツモりたい鷲巣は見送るかを悩むのですが、アカギの目に見えないプレシャーに負けロンすることを選択します。

自分と同じ土俵に上げる

W役満を上がられ、点差が10万点近くあったアカギですが、別のルートで鷲巣を潰すことを考えていました。それは直撃ボーナスです。鷲巣は過去5回戦の支払いで2700万弱しか現金が残っていませんでした。そのため跳満以上を振ると支払いができなくなるのです。

そこに目を付けアカギは金のなくなった鷲巣に血液で支払わせようとします。その目論見は成功し、数度アカギに振りこんでしまった鷲巣はそのたびに血液で支払いました。その結果1900cc血液を抜かれた鷲巣は対局の途中で意識を失ってしまいます

鷲巣地獄に落ちる

血液を大量に抜かれたことで鷲巣は意識を失ってしまいます。その時になんと地獄へと落ちていたのです。鷲巣は地獄の鬼たちの元へと送られ、人が無残に弄ばれている光景を目の当たりにします。それには鷲巣は腹を立てます。

いいように鬼にやられているのを見て誰も反撃をしようとしないからです。だから鷲巣は自ら立ち上がり鬼を痛めつけていきます。それを見たその場の人間も勇気をもらい鬼に反撃をします。

鷲巣が暴れ回っているのを見て、閻魔大王は鷲巣を押さえつけるのですが、鷲巣はアカギとの勝負の途中だったことを思い出し、現世へ復帰するために体が大きくなりその場から抜け出します。そして生還を果たし再度アカギの前に立ちます

意識は多少朦朧としているものの勝負の熱はまだまだ引けていません。

注目の最終局!

最終局にはまたもや鷲巣に大物手が入ります。大三元です。これさえあがればアカギを絶命させることは確定!そういった状況になったのです。しかも勝ち筋も完璧に見え、白さえ鳴ければそれが実現するところまできました。

しかし鷲巣が動けなくなってしまいます。それもそのはずでついさっきまで血液を致死量近く抜かれて生還したばかりなのですから。思考も、筋力も低下して牌を握ることすら困難になっていたのです。だから鳴く前にアカギがツモってしまえばそれを封殺できたのです。

アカギは鷲巣が鳴くのを待ちます。鳴けたら鷲巣の勝ち……しかし鷲巣は鳴くことができずにその場で絶命してしまいます。それを見た黒服の部下たちは蘇生に走ります。勝負の最中に部下が蘇生を行ったために勝負はアカギの勝ちとなりました。

そんな結末にアカギは勝った気など全然しない様子ですぐにその場を立ち去りました。

正に死闘!しかし決着着かず……

結局試合に勝って勝負に負けてしまったようなアカギですが、やはり不完全な終わり方だったと本人も納得していました。そして勝負の最中に死んだ鷲巣(実際は蘇生されて生き返ります)を見て勝負打ちとして羨ましい死に方だとも話していました。

鷲巣は蘇生したことでアカギという生きがいを見つけることになります。今までいろいろな事業に成功し、自分の思い通りにしかならないことばかりで、毎日が退屈で飽き飽きしていたのに、急に目覚めたのです。

鷲巣はそんな生きがいを見つけられたことで嬉しくなり、金など見向きもしないで最後まで必死にアカギを探しにいきました。これには安岡たちもアカギはかわいそうだなと話していました。20年続いた勝負の結末は、アカギにも鷲巣にもそれぞれの人生に大きな成果を与えた結果となりました。

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