『封神演義』超重要人物!聞仲の6つの魅力と役割を紹介!

殷の大使にして最強の道士「聞仲」信念を貫き散っていった気高い彼の生き様を振り返ってみませんか?これほどまでに主人公に恐怖を与える存在は中々いません…!

『封神演義』聞仲ってどんなキャラ?

『封神演義』における、太公望の最大の敵でありアンチヒーロー的な立ち位置の「聞仲」。名前の読み方は「ぶんちゅう」!読み方だけ見ると可愛らしいですよね:Dしかし、その強さは作中において、群を抜いて強く太公望達は彼に苦しめられました。
妲己という同じ敵をもつ太公望と聞仲は、どうして共闘できなかったのか?共闘すれば、妲己なんてワンパンで…は、いけませんが封神するのは大分楽になったでしょう。しかし、同じ敵を持ち憎む相手が一緒でも聞仲は太公望に協力する事はできません。
それはなぜなのか?聞仲を知るには、まずは彼が“人間だったころ”の記憶から遡るのがよさそうですね。

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『封神演義』聞仲の魅力1:金鰲島出身の最強すぎる大師は超頭が堅い!

聞仲はもともと、道士や仙人になる為の「仙人骨」を持っていなく、肉体を限界まで酷使した結果…なんと仙人骨がでてきた(?)事で、仙人界にスカウトされた身です。その時、聞仲の年齢は16歳で、当時の都「亳(はく)」で修行に明け暮れる日々を送っていた青年。
その頃、聞仲には良きライバルの存在が…それは4歳年上の「朱氏」という女性。2人の実力は互角で、お互い殷の将軍という立場!20歳で将軍までの地位に上り詰め、かたや朱氏は女性ですから、聞仲がライバルと認めるのも納得です。
切磋琢磨し合う2人でしたが、朱氏は第二王妃として見初められ将軍という立場から退き、聞仲は別々の道を選んだ朱氏の事で目標をなくし、以前にも増しがむしゃらに修行に専念する日々を送っていました…。

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体中を痛めつけて仙人骨が出来かけた時、通天教主にスカウトされ金鰲島へと上がることを決意した聞仲は、それから10年間修行に務めます…後に殷に戻った際は朱氏(朱妃)の子供を教育する立場を想いながら…。
しかし、その頃の殷はまだまだ弱小の国で羌族から襲撃を受けたと風のうわさで聞いた聞仲。「王も戦ったが亡くなった」という言葉に人間界へ戻った彼を待っていたのは、羌族により焼かれた街と形を無くした都の姿。
瀕死の朱氏を発見した聞仲は、彼女から次の殷の王になる子息の後見を頼まれました…その後、聞仲は王の教育係となって何代にも渡り王の成長、殷の発展を見守ってきたのです。

『封神演義』聞仲の魅力2:再アニメ化で聞仲を演じる声優は前野智昭

さて、2018年の1月にアニメ放送が決定した『封神演義』!今から楽しみですね!以前にもアニメ化していましたがその時、聞仲を演じたのは松山鷹志さんでした。『ハーメルンのバイオリン弾き』でのギータ役や『HUNTERXHUNTER』のノブナガやゴトー役で知られるダンディな声優ですね!
そして、再アニメ化となる2018年にスタートする本編で聞仲を演じるのは、前野智昭さん!前野さんのこれまで演じたキャラクターから予想すると「聞仲は、こんな声色で演じるのだろうか?」と予想出来なくもないですが、楽しみですね:D
特に、原作ままで制作されるのなら、申公豹とのやり取りや妲己とのやり取りも気になるところ!

『封神演義』聞仲の魅力3:殷は「子供」守護神でもあり母でもある?

殷は聞仲にとって「子供」そのもの。それは、300年前に朱氏からの遺言ともとれる「殷の王を頼むよ」という言葉からも分かりますね。しかし、それからずっと教育係で一番近くで歴代の王を見てきた彼ですが…道士は不老不死であり人には寿命があります。
みんな聞仲より先に亡くなってきた…と、いうのは悲しい話ですね。太公望・妲己・聞仲どちらの側にも属さない申公豹と、自身の過去の話しをしていたさい、彼から「あなたは殷の親ですよ」と言われていますが、まさに母より深い愛情を持ち厳しく畏れを抱かれる父なポジション。
どの王も、聞仲から見れば可愛い存在なのでしょう…たとえ、心を惑わされてしまい操り人形と化してしまっても…。

『封神演義』聞仲の魅力4:スーパー宝貝【禁鞭】

仙人界には宝貝と呼ばれる道士や仙人たちが使用する武器が存在し、その中でも特にレアリティの高い宝貝は7つ!その中の1つが聞仲が持つスーパー宝貝の禁鞭です。見た目は鞭のようで、使い方は容易に想像できるでしょう
しかし!一度振るえば周囲数Kmを打ち崩し岩や建物に当ってこの威力…修行したと言えど道士や仙人にも、かなりのダメージを負わす事が可能。恐ろしいのは、聞仲が現れるまで禁鞭は誰も使いこなすことができなかったという点。
未熟な精神や力の者が使用すると暴走してしまう危険性もある禁鞭ですが、聞仲亡き後は彼を慕う部下の張奎が禁鞭を持つ事になりますが…主が変わった禁鞭は、気難しいのか張奎の思うようにはいかないようで苦戦していました。
聞仲しか扱えなかった…と、いう部分が、彼の強さと精神力の強さを知る事が出来るポイントですね!

『封神演義』聞仲の魅力5:部下の張奎と神獣の黒麒麟

張奎(ちょうけい)って誰?と、禁鞭の流れから思う方もいるでしょう、聞仲は厳しく自分にも他人にも厳しい性格ですが意外と彼を慕う人間・道士・仙人たちは多いんですよ:Dその中の1人、部下にあたる張奎こそ彼の意思と禁鞭を継ぐ者です!
他にも、九龍島の四聖と呼ばれる道士達などなど…張奎に至っては、聞仲に心酔している様子!厳しくも真っ直ぐな聞仲に惹かれるのでしょうね!そして聞仲には、彼らの他にも長年寄り添っている者が…
それは神獣の黒麒麟!中国で“麒麟”というと、キメラのような生き物を想像しがちですが『封神演義』に登場する黒麒麟は甲殻類のような見た目をしています。黒麒麟は聞仲の「乗り物」というよりも言わばパートナー的な存在。その位は九龍島の四聖たちよりも高いようです。

『封神演義』聞仲の魅力6:聞仲VS飛虎!最期は太公望と肉弾戦!?

聞仲の強さは、簡単な表現になりますが「最強」これは揺るぎない事実であります。かつて、妲己の事を追い払って殷を守った事もあり、紂王の時代になった時に妲己の侵入を許してしまうも、腐りきった殷をほぼ1人で立て直す程の裁量を見せたりと、最強というのは戦闘力だけではないようにも感じます。
そんな聞仲、以前は武成王の黄飛虎と2人で殷を守っていましたが、妲己が仕組んだ罠にはまり妻と妹を失った飛虎は太公望がいる西域へと流れてしまいました…これは聞仲にとって、精神的に大きなダメージを負った一件。
飛虎との決着をつけなければいけなかった回のラストで「やっと昔の顔に戻ったな」と言われていた聞仲…彼の心には飛虎との出会いや最も信頼できる友人だった関係などが浮かび、そして消えていったのです。

そんな最強の聞仲の最期は…飛虎との戦いが終わり、王天君が使う「紅水陣」から聞仲を守っていた黒麒麟の命も遂に尽き、失うものが多すぎた聞仲、彼の暴走を止めるべく…最終決着をつけるために「禁鞭を取れ」と立ちはだかる太公望。
飛虎を失い、黒麒麟を亡くした聞仲は、太公望に“自分を倒す事ができたら理想を語る実力があった”と、認めてやろうと言い放ちます。もともと、太公望は人間界に悪い影響を及ぼしていた妲己を封神するために命を受けやってきましたが…“影響を与えていた”のは聞仲も同じ…

数百年に渡り王の教育係として君臨し、人間界に干渉してきた彼も、その座を退かねばならない時がきていました。太公望との死闘の末、聞仲が出した答え…それは、取り戻したかったのはただの殷ではなく、飛虎や操られる前の紂王、仲間たちがいた「殷」。
太公望と聞仲、もう少し早く2人が出会っていれば…そう思わずにはいられない最期でした。

理想を語るには、それに見合う力が必要!熱すぎるアンチヒーロー

“もしも聞仲が味方だったら…”これは、当時『封神演義』を読んでいた方は思ったことがあるのではないでしょうか?少なくとも、筆者はそう思っていた1人です。冒頭でも記しましたが同じ敵を持つ身なら共闘した方が楽じゃん!
と、何度思ったことか…聞仲が味方だったら●●だって死ななかったし…聞仲の禁鞭があれば…と、まさに「タラレバ話し」を友人とよくしていました(笑)今思うと、聞仲は「孤独」だったのが理解できます。

元々、朱氏という女性がライバルであり…彼女が王妃になって張り合う相手がいなくなってしまい…羌族との戦いで彼女を亡くした時から、独りで戦ってきてようやく信頼できる男、黄飛虎と出会うも彼は自分の元…殷の元を去ってしまう…。
それでも自分の信念を曲げないで最期まで戦った聞仲ってメンタル強すぎ!当時「メンタル強すぎ」なんて言葉はありませんでしたが、今思うと本当に強い…最強の男です。本当に!
再アニメ化で期待するのは、旧アニメでは描かれる事がなかった飛虎との戦いでしょうか…どうなるか知っていると辛いですが、それでも英雄たちの戦いを目に刻みたいです…!

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