【劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント】見どころ&ネタバレ紹介!究極のデートを刮目せよ!

2015年8月に公開された『劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』。テレビシリーズとは異なる完全オリジナルストーリーということでファンを湧かせました。今回はこの映画の見どころやネタバレなどをご紹介していきましょう。

異色の恋愛系ファンタジー!?『デート・ア・ライブ』とは?

『デート・ア・ライブ』は2011年3月に富士見ファンタジア文庫より刊行されたファンタジーライトノベル。同年11月にはアニメ化企画の進行も発表され、2013年4月にテレビアニメ第1期が放送。翌年の4月には第2期も放送され、現在も原作は続いています。
物語の舞台は『空間震』と呼ばれる大災害に悩まされる日本。主人公・五河士道はある日、その原因である謎の生命体『精霊』の少女と出会います。災害の元ということで世界から否定され絶望していたその少女をなんとか救ってあげたいと思う士道。

そんな彼に、普段の可愛らしい風貌とは違い、軍服を身にまとった義理の妹・琴里はこう助言します。「デートして、精霊をデレさせなさい!」と。つまりデートを通して精霊を魅了することが、精霊を最も安全に救う手段だというのです。
厳密にいえば、士道には魅了しきった精霊にキスをすることで、その異形の力を封印し普通に近い人間にする能力があったのです。士道は最初に出会った精霊の少女を皮切りに数々の精霊と巡り合い、その正体と、精霊に関わる陰謀を垣間見ていきます。

映画でもデート三昧?「万由里ジャッジメント」のあらすじ!

ある朝、士道が目を覚まし空を見上げると、青空の中に巨大なガラス玉のような球体が浮かんでいました。彼を起こしに来た琴里に球体のことを説明しますが、どうやら彼女にはそれが見えないようなのです。
琴里は自身が指揮を務めている精霊保護機関・ラタトスクの空中艦隊を使い、調査。すると士道の言う通りそこには見えない球体が確かに存在していたのです。さらに調査を進めると、その球体は今まで封印してきた精霊の微かな霊力が寄り集まったものであることが判明しました。
ラタトスクではその微弱な霊力を精霊たちの嫉妬や士道への独占欲といった無自覚な負の感情と予測。その負の感情を解消するために、士道はそれまで封印してきた6人の精霊の少女たち1人ずつと再びデートをすることになります。

魅力あふれるヒロインたち!「万由里ジャッジメント」のキャラクターを紹介!

精霊たちを救う少年!五河士道(いつか しどう)

『デート・ア・ライブ』の主人公。普通の高校生として生活していましたが、突如出現した精霊の少女と出会ったことで運命は一変。義妹・琴里の監視下で精霊とデートし、デレさせることで、認知していなかった自身の異能力で彼女たちの力を封印していく中で、精霊という謎の存在に深く関わっていくようになります。
普段はごく普通の人間なので、精霊同士や精霊を討伐する部隊・ASTとの常人離れ戦闘では全くの非力。ですが、封印し吸収した精霊の力の一部を使うことができ、誰かを救うためなら進んで戦火に飛び込むほどの勇敢さを持っています。

天真爛漫な美少女!夜刀神十香(やとがみ とうか)

士道が初めて出会い、精霊と関わるきっかけとなった少女。最初は世界から敵視されていたこともあり他人に強い警戒心を抱いていましたが、士道によって救われ、天真爛漫で好奇心旺盛な普通の女の子となることができました。食べることが大好きで、現在は士道と同じ高校に通っています。
精霊の力を発揮すると鎧とドレスが入り混じった衣服をまとい、大剣を持って戦いに臨みます。精霊の中でも随一のパワー型といった感じで、ひとたび全力の一振りをしようものなら山をも両断するほどの絶大な破壊力を発揮します。だだし、あまりにも強大なため一つ間違えれば自滅してしまう諸刃の剣です。

士道たちを監視する謎の少女!万由里(まゆり)

映画のタイトルにもなっている謎の少女です。制服を着ていますがどこの学校なのかなどのプロフィールは劇中では一切明かされず、影からこっそりと士道たちを監視しています。万由里には謎の球体が見えているようで何かしらの関係があると思われます。
また、ことあるごとに士道に姿を見られますが、琴里や十香、他の精霊たちには一切気付かれません。そういった部分では謎の球体と共通しており、ますます球体との関係性が気になるところですが、それはまた後程詳しくご説明します。

その他の登場人物としては、士道のサポート役である妹・琴里や四糸乃、狂三、八舞姉妹、美九のアニメシリーズ2期まで登場しているおなじみの精霊たち。少しだけですが、士道に想いを寄せる対精霊部隊・ASTのエースである折紙さんなども出てきます。
また、琴里が率いるラタトスクのメンバーの一人を、地球儀芸で有名なゴージャスさんが演じています。実際映画内でもチラリとではありますが、お得意の芸を披露して観ている人を楽しませてくれます。ぜひ注目して探してみてください。

「万由里ジャッジメント」のデート集!あなたはどんなデートがお好み?

『デート・ア・ライブ』にて注目すべき点の一つは『デート』です。それは『万由里ジャッジメント』でも変わらず、あらすじでも紹介した通り作中で士道は今まで封印してきた精霊6人と楽しいデートを繰り広げてくれます。
今回は映画内での順番通りに1人ずつそのデートの模様を解説していきます。少し風変わりなデートもあるので、きっと1つは「こんなデートがしてみたい!」と思えるようなものが見つかるかもしれませんよ。

1:究極で至高のデート?八舞耶倶矢(やまい かぐや)編

八舞姉妹が1人・耶倶矢は「究極にして至高のデートにする」と意気込み、入念にデートプランを立てていました。しかし気合は空回り。予定はことごとく崩れ、士道への申し訳なさを募らせます。
ですが士道は一切気にせず、むしろポジティブにとらえて耶倶矢とともにラーメンを食べたり、ゲームセンターで遊んだりしました。士道の配慮に耶倶矢も結果的にとても楽しむことができました。耶倶矢の元気さと、ちょっとしたドジっぷりが可愛いデートです。

トップアイドルとのデートは大変!?誘宵美九(いざよい みく)編

美九は精霊でありながら、有名なトップアイドルとして世界に溶け込んでいます。そんな彼女が公の場で男性とデートしようものなら当然騒動は免れません。アイドルとしての美九に何かしらの影響があるのはもちろん、相手である士道の身もある意味危険にさらされます。
そこで美九が提案したのは士道が女装すること。士道はかつて美九と仲よくなるため女装した経験があります。士道は一度は断りましたが、美九の押しに負けて女装。そうして公の場で買い物デートを楽しみました。やっぱりアイドルとのデートは大変ですね・・・。

買物やゲームだけが遊びじゃない!四糸乃(よしの)編

四糸乃は臆病で人見知りな精霊です。映画で登場する精霊の中で一番年下で、みんなの妹的立ち位置の少女。『万由里ジャッジメント』を見る前はこの子がどんなデートをするのか全く予想できませんでした。
四糸乃がデートに選んだ場所は、初めて士道と出会った神社でした。そこで彼女たちはかくれんぼや階段でジャンケンをするグリコといった遊びをしたり、おみくじを引いたりしてゆったりとした時間を過ごしました。四糸乃らしく落ち着いた、微笑ましいデートです。

師匠直伝の秘密のデート!?八舞夕弦(やまい ゆづる)編

八舞姉妹のもう1人・夕弦は、耶倶矢とは異なり冷静沈着タイプ。そんな彼女は敵であるASTの折紙を『マスター』と呼び慕っており、デートプランのアドバイスをもらいました。しかし、折紙も士道のことが好きでアドバイスをするフリをして自分の元へ誘導しようとしていたのです。
そうして迎えたデート当日。夕弦は折紙の意見をもとにデートを開始します。ですが「師にばかり頼っていられない」ということで自分流にアレンジ。画廊に行ったり百円ショップで買い物を楽しんだりしました。当然ですが、折紙の計画は失敗し、士道が彼女の所に来ることはありませんでした。

家でのデートも立派なデート!五河琴里(いつか ことり)編

琴里とのデートシーンは買い物から始まります。買い物と行っても服などではなくスーパーマーケット。琴里いわく「普段やらないことをするのもデート」らしく、士道との2人の買い物を満喫していました。
帰宅し、白いリボンの妹モードとなった琴里と士道は、キッチンで一緒にハンバーグ作りをしていました。それを遠目から覗く十香と四糸乃。十香はデートの内容よりもハンバーグに興味津々。士道と琴里は2人も誘い、仲良くハンバーグを食べました。お家デートも楽しそうです。

みんなのデートには食が足りない!夜刀神十香編

とうとうやってきた十香のデート。この日のために十香は他の子達のデートをじっくり観察。独自の分析をしてみたところ、「みんなのデートには食べ物が足りない」となり、士道とは飲食店が建ち並ぶ商店街で『グルメツアー』ならぬ『グルメデート』をすることにしました。
彼女の突拍子もない見解に士道ははじめ狼狽えますが、さすが主人公。即座に腹をくくり、十香とのデートに全力で付き合い、一緒にいろんなものを食べ回っていきます。そうして最後に行き着いたのは絶望に打ちひしがれていた十香に手を差し伸べた思い出の展望台でした。

「万由里ジャッジメント」のキーパーソンたち!暗躍するのは2つの影?

正体判明!万由里と謎の球体

やはり『万由里ジャッジメント』において一番のキーパーソンと言えば万由里本人です。結論からいうと、万由里は精霊でした。しかもただの精霊ではなく、士道が封印してきた精霊たちの霊力が寄り集まってできた存在。そして謎の球体は彼女が使役する天使だったのです。
万由里の目的は数多くの精霊を封印してきた士道が、本当に彼女たちとその力を受け入れられる存在であるかを確認することで、そのためにずっと彼らの動向を探っていました。まさにタイトル通り、審判を下すための審査を行っていたというわけです。

影に潜みし謎多きの精霊!時崎狂三(ときさき くるみ)

『デート・ア・ライブ』シリーズで最も謎が多く、時間を操るというチート級の能力を所有する少女。アニメシリーズでは士道が唯一魅了することに失敗した精霊です。目的は定かではありませんが、どうやら精霊の秘密を探っているらしく、シリーズを通して度々姿を現します。
『万由里ジャッジメント』では士道と同じく球体を視認し、万由里のことも見えていました。そして万由里がどんな存在なのかもなぜか知っており、助言をしようと士道の前に一度現れます。それ以外は特に介入せず、狂三は自身の影に潜む能力を使いながら、文字通り影から士道や万由里の監視を行っていました。

デートだけが全てじゃない!超絶怒涛のバトルシーンも必見!

『万由里ジャッジメント』ではデートだけではなく、戦闘シーンも注目ポイントの1つです。十香とのデートの際、ついに正面から姿を現した万由里は士道に自分の正体を明かします。万由里の告白に動揺する士道に「あなたは彼女たちの器として合格した。後は私が消滅するだけ」と言いその場を去ろうとします。
すると突如として透明な球体と化していた万由里の天使・ケルビエルがその姿を現し、士道と万由里、その場に集まっていた他の精霊たちに攻撃を仕掛けてきました。突然のことに動揺する万由里。ケルビエルはなんと、監視をする中で万由里が無自覚に抱いた士道への好意を読み取り、暴走し始めたのです。

暴走したケルビエルの力は凄まじく、十香たち精霊がその力を振るっても傷一つつけられません。それはおろかケルビエルによって万由里は囚われの身となってしまい、下手に手が出せない状況になってしまいます。
しかし、士道が十香の霊力の一部を使い彼女の大剣を生成し、万由里の奪還に成功します。それでも暴走し続けるケルビエル。それを止めるべく万由里は十香に他の精霊の力を分け与えることを提案。一点に集中した霊力により十香は映画オリジナルの衣装へと変貌し、ケルビエルと対峙します。

テレビと違う。映画ならではの「デート・ア・ライブ」の魅力!

最終的にはケルビエルを完全消滅させるため、士道の封印により消えてしまう万由里。『デート・ア・ライブ』では珍しいバッドエンドにも近い何とも物悲しい結末となってしまいました。ですが、だからこそ映画独特の評価ポイントがあります。
1つは狂三の活躍です。実はケルビエルとの戦闘の際に密かに攻撃を加え、ケルビエルの動きを止めて十香たちが有利になるようにしていました。あくまでも影としての役割を徹底したのは素直にカッコよかったです。
そしてもう一つは、ラストシーン。万由里が士道たちのデートを監視していた時に彼らを真似て残した痕跡が映し出させるのですが、それが万由里が存在していたという確かな証拠となっており、消滅してもどこか近くにいるような安心感に似たものを与えてくれました。

他の見どころとしてはアニメシリーズを見ているファンにはうれしい、戦闘シーンでのBGMにアニメ1期のオープニング曲が使われているなど演出もありました。また、映画冒頭ではアイドルである美九が新曲を歌っていて、美九ファンの人にはたまらない始まり方だと思います。
当然ながらテレビアニメの方を見た方は楽しめる映画ですが、恐らく映画から見ても十分楽しめる作品だと思われます。むしろ映画をきっかけに『デート・ア・ライブ』に触れてみるのもいいかもしれません。どちらにせよとても面白く迫力のある映画なので興味のある方はぜひご覧になってみてください。