【キルラキル】驚天動地の服飾系バトル!動画の限界に挑んだ奇作7つの魅力!

こだわりのある映像と迫力のあるアクションで話題になったアニメ『キルラキル』。いままでにない新しいものを作りたいというスタッフの心意気が伝わってきます。そんな観る者を興奮させる『キルラキル』の魅力を紹介する記事です。

キルラキルとは?

『新世紀エヴァンゲリオン』で有名なGINAXで『天元突破グレンラガン』を制作したスタッフたちが独立し、TRIGGERというアニメ制作会社を立ち上げました。その会社が制作するアニメ第1弾として生まれたアニメが『キルラキル』です。
人間に力を与える生命繊維という特殊な繊維から作られた服を着ることで、登場人物たちは強い戦闘能力を手に入れることができます。より優れた生徒にはより強い戦闘服を与えられるカースト制のある学校に主人公の纏流子(まとい りゅうこ)が転校してくることによって、因縁の対決が始まる物語です。

キルラキルの魅力1:服飾系バトル!?業界初の奇抜な設定!

奇抜で異色なアニメ『キルラキル』ですが、その設定からもう奇抜です。多彩なキャラクターが登場し、激しい異能バトルを繰り広げますが、キャラクターが個々に能力を持っているわけではありません。個々の持つ能力に応じた適正はありますが、彼らは生命繊維で作られた極制服という戦闘服を着ることにより、その戦闘服が持つ能力を使って戦うことができるのです。
戦闘服を使ったバトルは激しく、時には殴り合い、時には斬りあいで、激しい流血などがあります。このアニメの設定が面白いのは、最終的に相手の衣服を切り刻んで裸にして勝つということです。戦闘服を剥がされた相手は戦うことができなくなり、戦意ならぬ繊維喪失になります。ダジャレの効いた設定がすごく面白いです。

キルラキルの魅力2:こだわりの視覚表現!TRIGGERが動画の限界に挑戦!

本作はとにかくこだわり抜かれた映像表現がすごいです。演出がかっこいいだけでなく、制作陣の心意気が感じられます。コンピューター処理で絵を無駄なく動かすことが主流になった現代で、昭和のセル画のような静止画を多用した演出は、過剰なまでにかっこいいです。
背景もコンピューター処理で動かすのではなく、躍動感あるタッチで描かれた一枚の絵が多用されているところにも味が出ています。その前方で動くキャラクターは妙に生き生きとして映るのです。
戦闘シーンにもかなりのこだわりがあります。テンポの良い動きと軽快なセリフ回しは、観ていて気持ちが良く、楽しいです。それでいて、見せるところは見せてくれるので、その戦いの凄さがわかるのもポイントとなっています。

キルラキルの魅力3:アニメならではの魅力的なキャラクター

纏流子(まとい りゅうこ)

本作の主人公である纏流子は昭和時代のスケ番キャラで、ガラは悪いですが生き様も含めてかっこいいキャラクターです。父親の殺した相手を探しており、曲がったことは一切許しません。
普段の恰好でもスカートがかなり短いですが、戦闘服に身を包むと、さらにその衣装がセクシーになります。武器の片太刀バサミはそんなセクシーな衣装とは正反対の剣呑さがあってかっこいいです。

鬼龍院皐月(きりゅういん さつき)

主人公のライバルです。かっこいいです。主人公がやってくる本能字学園の生徒会長で、生徒会四天王(後述)を率いています。己と信念を持っており、色々な意味で強いです。冷徹で眼光もするどく、やることも容赦がない最高のキャラクターです。
物語の前半ではバックに引っ込んでおり、部下たちを動かしていた皐月ですが、後半では自ら戦闘服を着て戦います。その姿が主人公同様にセクシーで、戦いも激しいです。カリスマ性もあり、この人について行きたいと思いたくなります。最高の女性キャラです。

蟇郡苛(がまごおり いら)

天王字学園四天王にして、風紀院長です。見た目から脳筋とわかるほどに、巨体をしています。風紀委員らしく学園の風紀を乱す悪を許さず、猪突猛進で男気にあふれたキャラクターです。
そんな彼が武装する能力は、男気とは正反対のマゾ系で面白いです。包帯で全身をぐるぐる巻きにされ、口にさるぐつわをされた姿は漢とは程遠く笑えます。能力はダメージを喰らうほどに攻撃力が増すというもの。だったら攻撃しなければいいじゃんと思いますが、自ら鞭打つことができるので厄介です。

猿投山渦(さなげやま うず)

四天王でありながら、運動部を統括している男です。常に竹刀を持っており、だらしない生徒を一喝します。蟇郡と同様に男気あふれるキャラクターですが、一番かっこいいポイントは檜山ヴォイスです。
猿投山の戦闘服は剣道をモチーフにしたパワードスーツです。本来、得意としている剣道がさらに強くなります。このスーツは何度も進化を果たしており、纏流子に負けた猿投山は自らの目を縫い合わせて、他の五感を研ぎ澄ませるという荒業にでたこともありました。

犬牟田宝火(いぬむた ほうか)

四天王のクールな犬牟田宝火は頭脳担当です。コンピューターの知識に精通しており、相手のあらゆるデータを取集することを得意としています。いつもは裏方で仲間のために戦術を組み立てて貢献していますが、戦うこともありました。
極制服はスーツ全体に端末やらキーボードやらがむちゃくちゃ装着されており、一見するとカオスです。しかし犬牟田は体を掻きむしるような速さでデバイスを操作し、相手の弱点を瞬時に見抜くかっこいいキャラクターです。

蛇崩乃音(じゃくずれ ののん)

四天王の紅一点にして、文化部を統括しています。見た目も声もロリィです。が、言うこともやることもエグい時があり、ギャップがあります。生徒会長の鬼龍院とは幼馴染で、崇拝しており、側近としてがんばっているキャラクターです。
普段はかわいらしいマーチングバンドのような格好をしていますが、極制服を着ると飛行タイプに様変わりし度肝を抜かれます。上空から狙いを定めてあらゆる音で攻撃してくる姿は、ある意味恐怖の対象ともなる強キャラです。

満艦飾マコ(まんかんしょく マコ)

主人公の親友キャラです。とにかく、元気で、明るく、おバカ。戦闘と流血にまみれた『キルラキル』に、作品に明るい色を添えてくれます。戦闘はできないキャラですが、持ち前の明るさとおバカさで、何度も主人公の危機を救ってくれるキャラクターです。

キルラキルの魅力4:キルラキルは学園抗争漫画×美少女アクションのハイブリッド!

本能字学園では生徒たちに極制服という戦闘服が配られています。しかしそれにはその極制服に見合う能力を持っていなければなりません。一つ星から三つ星ランク分けされ、星が多くなるほど強い戦闘服が与えられます。が、常に下剋上の状態にあり、誰もが上を引きずり降ろそうと画策し、バトルが絶えません。
そんな中、主人公の纏流子が現れることで混沌とした学園がよりカオスになります。突然乱入してきた美少女主人公と、ライバル役である美女との戦いが巻き起こるのです。まさに学園抗争のゴタゴタと美少女バトルが融合した夢のようなアニメとなっています。

キルラキルの魅力5:これぞ中島節!キルラキルは名言もアツい

『キルラキル』はなんといっても登場人物たちの軽快なセリフ回しが気持ち良いです。そこに中島節が炸裂しています。言葉ひとつひとつに重みがあり、キャラクターの心情や特徴が良く表されたセリフばかりです。
特にライバルの鬼龍院皐月はカリスマ性と信念があり、その言動もセリフに込められた言葉もブレません。とにかくかっこよくて痺れます。映像演出だけでも凄い戦闘シーンですが、キャラがいちいちかっこいいセリフを言うことで、より戦闘がかっこよくなる最高の演出です。

キルラキルの魅力6:【ネタバレ注意】アニメ全話を総おさらい!

出会い編

本能字学園に主人公の纏流子が転入してきます。片太刀バサミを持った彼女は父親を殺した犯人を探し求めていました。そこで狙いを付けたのが鬼龍院グループの娘でありながら、本能字学園の生徒会長を務める鬼龍院皐月です。
しかし流子はあっけなく負けてしまいます。そして途方に暮れて父親の殺された家に戻ると、しゃべるセーラー服の鮮血と出会うのです。鬼龍院皐月に宣戦布告をして本能字学園での生活を始めた流子は満艦飾マコという明るい少女と出会い、彼女の家に厄介になるのでした。

激闘・本能字学園編

転入生の纏流子を敵として見なした鬼龍院皐月は、徹底的に流子を倒すことを宣言。そこから運動部の部員が着たものに力を与える極制服を着て流子に襲いかかります。その中に四天王の姿もありました。
襲い来る四天王を退けながら、運動部を壊滅に追い込んで行った流子。その様子を見て皐月は壊惨総戦挙を行なうことを決意します。それはランクと極制服を与えられている階級をすべて白紙に戻し、すべての生徒ががちんこバトルで地位を手に入れるというものでした。
激闘の末に纏流子と四天王が最終決戦に残りました。この戦いに勝てば父の死の真相を教えてくれると約束され、躍起になる流子でしたが、戦いに乱入する者が現れます。針目縫(はりめ ぬい)は鬼龍院家に雇われており、流子の父親を殺した真犯人でした。

三都制圧襲学旅行編

鬼龍院皐月は関西圏の高校を制圧して、本能字学園の全国制覇を目論むべく、襲学旅行を決行します。四天王が率いる星持ちの生徒らが部隊となり、極制服よってカチコミを行ないました。
これに反抗する関西の高校でしたが、鬼龍院皐月率いる極制服の集団に圧倒されていきます。この修学旅行を阻止しようと流子が乱入するも、鬼龍院皐月は野望を叶え、全国制覇の悲願を達成するのでした。

原初生命戦維編

人間に力を与える生命繊維ですが、その正体は宇宙から飛来し、人類を家畜化する高度な生命体でした。そして生命繊維の親玉である原初生命繊維の計画を手伝い、地球を爆発させてその種を宇宙にばらまこうと、鬼龍院皐月の母親が動きだします。
そんな鬼龍院羅暁(きりゅういんらぎょう)に反抗するため力を蓄えていた皐月は母親に対して戦いを挑みます。皐月が自分の姉であることを知った流子もこれに参加。鮮血を犠牲にしながら勝利を収めます。そして姉である皐月とも和解し、普通の生活を手に入れるのでした。

キルラキルで感じるアニメ表現の可能性

新たに立ち上げられたTRIGGERがその第1作目として製作した『キルラキル』は、これからアニメ界に新たな風を吹かせようとするクリエイターたちの全身全霊が込められています。学園抗争に強い美少女が加わるというちょっと異色を添えたテーマが成功しています。
さらに着た物に力を与えるという生命繊維の存在、そしてより強い能力を持った生命繊維を与えられる権限を実力で勝ち取らなければならないという設定は、奇抜である興奮度の高いものです。
そこに加えて昭和を感じさせる懐かしい手法を取り入れつつ、それをいままでにないまったくの新感覚に仕上げたのはアッパレと言わざるをえません。商業的な手法がはびこる現代のアニメ界において、新たな可能性を示してくれた作品と言えます。
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