こち亀、皆さんご存知ですよね。先日惜しまれながらもそのとても長い歴史に幕を閉じた同作のレギュラーメンバーの中でもひときわ目立っていた存在の部長。今回は部長の素性についてご紹介します。
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『こち亀』大原部長ってどんなキャラ?
こち亀全200巻から毎日おすすめ話を紹介!本日のおすすめ話『 部長の三味線チントンシャンの巻 』 https://t.co/ah0f0HRn2R pic.twitter.com/aGbDkUz6Re
— 亀辞苑(こち亀公式) (@app_kochikame) 2017年6月24日
皆さん「こちら葛飾区亀有公園前派出所」こと「こち亀」という漫画をご存知でしょうか?同作はジャンプに1976年から2016年までの40年間掲載されていたため、読者の方の世代をほとんどカバーしていると思います。コミックス総巻数は200巻、話数は1960話という記録を持っています。そんな長寿漫画のレギュラーキャラクター、大原部長について今回はご紹介します。
こち亀のレギュラーメンバーは主人公の両津勘吉、同僚の麗子、中川、そして派出所を管理する大原部長です。個性的なメンバーが揃う公園前派出所ですが、大原部長の目が行き届いているおかげでなんとか保っているというような部分があります。
大原部長の本名は大原大次郎といい、階級は巡査部長にあたります。こちらの記事もチェック!
『こち亀』大原部長を知る1 部長はかなりの屑キャラってほんと?
こち亀の大原部長が両さんに向けて発した暴言の中で一番好き pic.twitter.com/WMbyx8AQEo
— おでん (@aug_oden) 2017年10月9日
作品中では基本的に生真面目で自他共に厳しく、派出所のメンバーにも規律を守るように指導している大原部長ですが、時には性格がガラッと変わることもあります。こち亀のコミックス42巻では両さんが死ぬ気で参加し賞金の一億円を獲得したのですが、大会終了後に声が出なくなってしまった両さんに変わって部長は一億円を寄付することを宣言します。
また、他の話では両さんのお金を管理するという名目の元、預かるのですがつい魔が差して勝手に使い込んでしまうなんてこともありました。また、両さんが青年が自殺しそうになった所をお金を渡して命を救います。その青年はお礼として5000万円を部長に渡しておいてくれと預けるのですがそれを自分の欲しいものを買う資金にあててしまいます。
両さんは屑というということは有名な話ですが、部長もお金が絡んでくると意外と屑な言動を繰り出します。
『こち亀』大原部長を知る2 オチをつけるのは天才的!
こち亀復活の話のオチはこれ系統な気がする
部長メインぽいし pic.twitter.com/X6vI01Hhvh— 北海道産まれ詐欺 (@komeiigomasiyu) 2017年9月11日
こち亀においての部長はしばしばオチをつける存在としても扱われます。良くある話のパターンでいうと両さんが何かしらの悪事を働き、その回の最後で部長が武装して派出所に乗り込んできます。これはファンの間では「武装お仕置き」と呼ばれているようです。
大原部長が両津勘吉にお仕置きをするべく、重武装して派出所に乗り込むオチのことを指すのですが、これは大原部長に関連するオチの付け方の中でもかなり代表的なものになります。武装した部長や戦車に乗り込んで「両津のバカはどこだ!」と乗り込んできて派出所のメンバーが逃亡先を答えるのが定番となっています。
こち亀読者であればこのオチは非常に馴染み深いかと思います。まさに大原部長はオチをつける天才と言えるでしょう。
『こち亀』大原部長を知る3 声がかなり大きい
『こち亀』最終200巻に「部長がいない!」「顔変わり過ぎ!」「限界だったのか?」の声
連載を終える人気少年漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の200巻目の表紙が発表され、ネット… https://t.co/sYZxkxdRw1 pic.twitter.com/szxAABoAsD
— 変なニュース (@hennanews) 2016年9月6日
大原部長は昔ながらの頑固親父といった性格のキャラクターで、真面目な性格のため仕事中に両さんがふざけると「ばっかもーーん!」と厳しく怒鳴ります。その声には年齢や経験による強い威圧感があります。その一声は怪力でどんな相手にも負けないような両さんですらひれ伏せさせてしまいます。
また、原作中では大原部長の声の大きさに関しての描写が何箇所が存在し、中には部長が両さんを説教するという場面で派出所のガラスが割れる、部長の怒号で地面が震えるなどその声の大きさはかなりのものなのです。
これだけ両さんが怒られていると派出所のメンバーはもちろん、近隣住民や通行人にも少なからず迷惑がかかりそうですね。
『こち亀』大原部長を知る4 娘はどんな人?
【こち亀】24巻239話『親心…の巻』 人情回。部長の娘ひろみさんに誘われ、部長と両さんは新居を訪れる。自由にくつろぐ両さん、娘の心配をする部長、それぞれに新居の宴を盛り上げ、宴を後にした二人は「もう一軒」と飲み屋街に消えていった。 pic.twitter.com/yxMELZmpBo
— 赤松 (@akmk2) 2015年5月8日
大原部長こと大原大次郎は千葉に家を構えていて、娘が一人います。名は大原ひろみというのですが、現在はコンピュータ関連の会社に務める角田英夫と結婚して、角田ひろみという名前になります。連載当初では大学生として作中に登場し、一時停止違反で交通事故を起こしたのを色仕掛けで切り抜けるという頭の軽いキャラクターでした。
連載の途中で親の大原部長の影響もあってか、落ち着きが出てきて、大人の女性へと変化していきました。両さんとあまり接触する機会がないので、作中に登場する回数は比較的少ないです。ちなみに大原部長の父親は東京大学の元教授でした。そのためあんなにも生真面目な性格になったのでしょう。
『こち亀』大原部長を知る5 どんな家に住んでいるの?
部長の家がジュラシックパークになっているが、理由もフォローもない。こち亀で一番ぶっ飛んでるのは、作者。 pic.twitter.com/OyMUH6CbCT
— マッハ・キショ松 (@kishomatsu) 2013年9月25日
大原部長の最も不思議な点はその住居でしょう。連載当初は千葉県は市川市の一軒家に住んでいたのですが、その後「千葉県時空ヶ原大字度田舎」という実際には存在しませんが、作中では時空を超えるレベルで都市から疎外された地域として描かれていました。
庭は以前よりもかなり広くなったのですが、通勤はバスや電車を利用して数時間かかりながらも毎日出勤しているようです。作中では両津たちがこの家に行く途中に恐竜に出くわすような描写もあります。しかし部長は作中で何十回も引越しをしており、安土城に住んだり、駅前の一等地に引っ越したりもしていますが、どれも結局長くは続かずに元の家に戻っています。
また両さんによって家をなんども破壊されていて、その被害総額はかなりの金額になることでしょう。
部長はこち亀の愛されるべきレギュラーキャラクター
初コメです。
pixivでも見ましたが、こち亀の大原部長の武装おしおきを思い出しましたw pic.twitter.com/RsNu1Jw3Qc— Agathaumas (@agathaumas0925) 2017年9月18日
さらに部長について不思議な点は他にもあります。それは誕生日が未定ということです。これはキャラクター全員に共通することではなく、部長だけ決まっていないんです。作中では誕生日を祝ってもらっている描写は多く描かれているのですが、10月15日だったり、6月19日だったり、4月14日だったりと作者の都合によって変化します。
作者自身もこれに関して、オープンバースデー制です。と宣言しています。ちなみに出身地もあやふやで、当初は秋田県出身でしたがいつのまにか東京都大田区蒲田出身に変更されていました。大原部長のあふれんばかりの魅力をご理解いただけたでしょうか?こちらの記事もチェック!
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