錦戸亮出演のおすすめ映画作品TOP5!

ドラマを中心に俳優として大活躍の錦戸亮。「泣き」の演技は観る者の胸を締め付け、ファンのみならずその情感豊かな演技は高く評価され、幅広い役柄を演じている。そんな錦戸亮のこれまで出演した映画作品に焦点を当ててランキング形式で紹介する。

錦戸亮のプロフィール

アイドルの域を超えた演技派・錦戸亮とは?

1984年生まれの大阪出身の錦戸亮は、1997年に訓練生としてジャニーズ事務所に入り、関西ジャニーズJrとして活動を始める。2002年に関西ジャニーズのメンバーで「関ジャニ∞」を結成する。翌年にはバレーボールのワールドカップのイメージキャラクターとして結成された「NEWS」にも選ばれ、二つのグループで並行して活動していた(2011年に関ジャニ∞に専念するためにNEWSは脱退)。
役者としても2003年からNHK朝の連続テレビ小説『てるてる家族』『がんばっていきまっしょい』『1リットルの涙』と話題作に次々と出演し、その演技が注目され始めた。2010年には初出演で初主演となる映画にも出演した。

俳優としては、ドラマにおいて朴訥な高校生から、ドメスティックバイオレンスを振るう男やチャラ男まで、個性的な役柄を演じるバイプレーヤーとして存在感を放っていたが、本人は俳優としてこれまで以上に成長するためにも、主演としての代表作を欲していたとされる。
錦戸亮と言えば、ファンの間では「泣き」の演技が有名で、これまでは主にドラマにおいて感情が零れ落ちるような切ない演技は、多くの視聴者をどっぷりと感情移入させ絶賛されている。多くのアイドル出身の俳優が、どの役を演じても役柄でなくアイドルとしての個性が前面に出てしまうことが多くある中で、錦戸亮は役者としてしっかりとそれぞれの役を演じ切れる役者である。

錦戸亮出演おすすめ映画作品:第5位『エイトレンジャー』

最上級のアホらしさ

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時は近未来2035年、長く続く不景気と超少子高齢化社会にあった日本は荒廃し、既に先進一流国の面影はなかった。選ばれた人間以外は国からも見捨てられ、田舎での暮らしを余儀なくされていた。そんな荒廃した世の中の治安を守るのは「ヒーロー」と呼ばれるボランティアの自警団だった。
ある日、横峯誠(横山裕)は『ヒーロー協会理事長』という老人・三枝信太郎(石橋蓮司)にスカウトされ、ヒーロー7人衆の「エイトレンジャー」を率いるリーダーとされた。メンバー間の軋轢やアルコール依存症や借金、引きこもりなど、それぞれが抱える苦悩を乗り越え、真のヒーローとして目覚めたメンバーは団結してテロリスト集団の『ダーク・クルセイド』の陰謀と対峙することとなった。
関ジャニ∞のメンバーがそれぞれの色のレンジャーに扮するこの作品は、ファン以外にとっては敬遠されがちかもしれないが、それを抜きにしても楽しめる。俗にいう「B級」のヒーロー映画ではあるが、随所に笑いが散りばめられ、時にチープな演出や上手いとは言い難いが味のある出演者の演技も、ハマるとクセになりそう。
メンバーそれぞれも個性的に描かれ、キャラクターも立っている。ファンであれば楽しめることは間違いないし、そうでないものにとっても下手な先入観を抜きにして「アホらしさ」を純粋に楽しむことをおすすめする。そして、ドラマなどではシリアスな役柄が目立つ錦戸亮もメンバーと一緒にいることで活き活きしているような、また違った印象も与えてくれる。

錦戸亮出演おすすめ映画作品:第4位『県庁おもてなし課』

土佐のラブストーリー

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高知県庁に観光をPRするための「おもてなし課」が誕生した。課の若手・掛水史貴(錦戸亮)は作家の吉門喬介(高良健吾)に観光大使就任の依頼をする。しかし一向に進展のない掛水に対して、吉門は県庁の職員には「民間感覚」に欠けているとして、おもてなし課に民間の若い女性を加えること、そして、かつて県庁で「パンダ誘致論」を唱えた人物を見つけ出すこと、という2つの助言を与えた。
それに従い、他部署でのアルバイトだった明神多紀(堀北真希)を「おもてなし課」に加え、「パンダ誘致論」を唱えた清遠和政(船越英一郎)を探し出す。そして清遠をコンサルタントに迎え入れた「おもてなし課」。コンビとなった掛水と明神の二人の関係や吉門や清遠の人間関係も絡み合い「高知レジャーランド化計画」は進み始める。

高知県出身の人気作家有川浩が、実際に観光特使を依頼された話をベースに高知新聞で連載された作品の映画化。「おもてなし課」の取り組みをストーリーの軸にしながらも、二つのラブストーリーがメインの作品で、それぞれ紆余曲折ありながらも王道と呼べる恋物語は清々しくほっこりさせられる。
この作品では、出演者の土佐弁も見どころの一つであり、主人公の錦戸亮を筆頭にとても風景に馴染んだ自然な方言は、心地よく感じられる。
錦戸亮と堀北真希のピュアで初々しい雰囲気がとてもよく描かれた作品で、有川浩の作品の世界観に抜群にフィットしている。都会から離れた豊かな風景の描写も温かい。

錦戸亮出演おすすめ映画作品:第3位『エイトレンジャー2 』

エイトレンジャー再び!

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近未来都市・八萬市(エイトシティ)は 「エイトレンジャー」の活躍でテロリスト組織のダーククルセイドを壊滅させたことで平穏な日々になっていた。その5年後には八萬市は市長の進める「ゼロ・プロジェクト」によって、年間犯罪発生率0%にまでなっていた。そして街の救世主でもあるエイトレンジャーは、名ばかりの任務につくだけの優雅で怠惰な日々を送っていた。
そんな平和の陰で、街では多くの行方不明者が発生していた。その事実に気づいた週刊誌記者・西郷純(前田敦子)は真相を追いエイトレンジャーの身辺も調査していた。そんなある日、平和なはずの街で爆発事件が発生し、街頭の巨大ビジョンに壊滅したはずの組織ダーククルセイドの旗が突如現れた。

前作同様に小ネタを交えながらクスッとさせながら進むストーリーは、前作で描かれた内容が伏線となっており、それらを思い出しながら観ることでより楽しめる。また今回もメンバーそれぞれに焦点が当てられており、個々に見せ場があるのはファンにとっては満足のいく展開であり見所の一つだ。
アクションシーンも長めに描かれたことにより映画としての迫力も堪能できるはずだ。続編というものは得てして期待のハードルが上がる分、評価の分かれるところであるが、前作同様に笑え、そして感動できる良作となっている。ファンサービスともとれる過剰な演出はあるものの、単純に楽しめる作品といえる。前作を必ず観てからの鑑賞をおすすめする。

錦戸亮出演おすすめ映画作品:第2位『ちょんまげぷりん』

侍のいる家族のかたち

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遊佐ひろ子(ともさかりえ)はシングルマザーとして息子の友也(鈴木福)を育てていたある日、ちょんまげ姿の一人の男・木島安兵衛(錦戸亮)が突然現れる。安兵衛は江戸時代からタイムスリップしてきた侍だった。ひろ子は行き場所のない安兵衛を居候させ、安兵衛も恩返しにと、友也の世話と家事を引き受けることになった。
家事をこなし、友也に礼儀や男らしさを教えるなど友也との距離も縮まっていく。そんな友也のために作ったプリンをきっかけに、ケーキコンテストに出場し優勝してしまった安兵衛の境遇は劇的に変化していく。そしてこの三人の暮らしも徐々に変化していくのであった。

荒木源の原作小説の映画化作品で、錦戸亮の初出演であり初主演映画となった。侍を演じた錦戸は時代劇とコメディを混ぜ合わせたような難しい役柄を演じ、得意のヒューマンドラマのシリアスな部分も「らしさ」を出しながら見事に演じ切っていたと言える。
タイムスリップした侍がパティシエというコメディっぽさの大枠よりも、現代の家族の形シングルマザー働くということなどを真摯に問い詰めた真面目な要素も強く感じられる。タイトルや設定に惑わされることなく、人間ドラマとして見て貰いたい深く考えさせられる作品である。

錦戸亮出演おすすめ映画作品:第1位『抱きしめたい 真実の物語』

現実に向き合う愛

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つかさ(北川景子)は、高校生の時の交通事故の後遺症で左半身がマヒしており、高次脳機能障害になってしまい記憶力と思考力の低下というハンディキャップをもっていた。車椅子で生活をしていたつかさはある時、タクシー運転手の雅己(錦戸亮)と出会い惹かれ合う。そして雅己は交際していた女性とも別れ、二人の交際が始まる。そして様々な困難や双方の両親からの強い反対を押し切って遂に二人は結婚を決意する。そして二人の間には新しい命が宿り、幸せな時を迎えようとしていた。

北海道放送制作のドキュメンタリー『記憶障害の花嫁 最期のほほえみ』を基に作られた作品。恋愛と病気という決して目新しくはないストーリーでありながら、実話を基にしているという重みというだけでなく、錦戸亮と北川景子の熱演によりとても良い作品になっている。
単に泣ける感動ストーリーというだけでなく、障害に向き合うということ、家族の苦悩、そして幸せとは何かということに深く向き合える作品ともいえる。障害と生きる女性の強さを演じた北川と、雪の中で泣き崩れる錦戸の姿が強く印象に残る。生きることへの強さ、愛の持つ絆に涙する。

コメディからシリアスまで錦戸亮の今後の作品にも注目!

これまでの錦戸亮の映画作品を観てみると、等身大の青年をピュアにそして優しく演じていることに気づかされる。決して特別でない役柄であっても、そこに特別な存在感と錦戸ならではの味を見出せるはずだ。どの役柄も錦戸亮らしさを感じさせてくれる。
それはアイドルの錦戸亮のファンならずとも引き込まれることは間違いない。そしてやはり錦戸の流す「涙」には観る者をとらえて離さない力を感じる。
テレビドラマではひっぱりだこの錦戸亮であるが、その演技の引き出しの多さはまだ映画で十分に発揮されているとは言えない。おそらくこの先、より多くの映画作品においても演技の幅を拡げつつ新しい錦戸亮を見せつけてくれるに違いない。少年から青年へ、そして壮年へと様々な役柄を演じるであろう錦戸亮に注目し続けたい。