【めだかボックス】名言TOP20!ジャンプ史上最高の言葉遊びに翻弄される

週刊少年ジャンプ連載作品『めだかボックス』。連載終了から4年が経った今でも愛され続ける理由のひとつに、心に残り続ける名言の数々がある。そんな『めだかボックス』の名言TOP20を発表!

目次

巧みな言葉遊びが特徴!『めだかボックス』ってどんな作品?

出典:https://www.amazon.co.jp

『めだかボックス』は2009年から2013年まで週刊少年ジャンプにて連載された作品。『異常(アブノーマル)』『過負荷(マイナス)』といった特殊能力であるスキルを持つ登場人物が多く存在するバトル漫画であり、主人公・『異常』の黒神めだかと、その幼馴染の『普通(ノーマル)』な人吉善吉を中心とした生徒会が活躍する。
作画・暁月あきら先生による特徴的で目を引く絵と、原作・西尾維新先生による巧みな台詞回しや言葉遊びが魅力のこの作品では、様々な個性的キャラクターたちの数々の名言が生まれた。そんな『めだかボックス』の名言をランキングにしてみたぞ!

『めだかボックス』名言第20位:「困難に対し努力する奴はその時点で勝ち馬だ!!」

第20位は阿久根高貴より、「困難に対し努力する奴はその時点で勝ち馬だ!!」。フラスコ計画本部へと繋がる入口の門番の、「困難に対し努力する奴はその時点で負け犬だ」という人吉に対する言葉への反論だ。
頑張っている人に対してのエール、それもプリンスと呼ばれる天才児阿久根の言葉だからこそ勇気づけられる。「負け犬」に対し「勝ち馬」と返すのも上手く、印象に残る言葉だ。

『めだかボックス』名言第19位:「人生は妥協だ」

第19位は鶴喰梟より、「人生は妥協だ。」。めだかの母である鳩に恋をしていた梟博士は、しかし鳩の苛烈さから鳩自身と結ばれることを断念。代わりに、愛に溢れる舵樹と鳩を結婚させ、舵樹の愛情深さと鳩の苛烈さがうまいこと調和された娘が生まれないかと期待していた。
しかし、生まれてきためだかは舵樹以上に愛に溢れ、鳩以上に苛烈だった。鳩の第一の代用品であるめだかを諦めた梟博士は、次なる代用品、めだかの影武者である不知火半袖と結婚することを決める。
本物をあっさりと諦め、代用品でまかなう彼の人生観に則した言葉だ。梟博士の生き様は極端だが、多くの人間が何かしらを諦めながら生きる以上、的を得ているのも確かな言葉である

『めだかボックス』名言第18位:「『女子は全員裸エプロンで』『僕に傅け。』」

第18位は球磨川禊より、「『女子は全員裸エプロンで』『僕に傅け。』」。球磨川がめだかの後継者候補生のオリエンテーション優勝の副賞として希望したのは、なんと女子全員の裸エプロン
後輩の女子の前でここまで明け透けにいえるのは球磨川ぐらいだろう。これ以降、画像にもあるように本当に事あるごとに球磨川は「裸エプロン先輩」のあだ名で親しまれた。何が凄いかというと、女子の裸エプロンが第2回人気投票結果発表の巻頭カラーにて現実のものとなったということだ。多くの男子読者に夢と希望を与えた迷言といえる。

『めだかボックス』名言第17位:「僕の前では全てが平等に紙の上のインクだぜ」

第17位は安心院なじみより、「君達の言葉からはどんな現実も感じない」「罵倒も賞賛も非難も賛美も」「僕の前では全てが平等に紙の上のインクだぜ」。全知全能ゆえに世界を本気で漫画だと信じていた安心院さんの衝撃的名言だ。
安心院さんにはメタ発言が多々あり、これもそのひとつである。しかし漫画のキャラが「全てが紙の上のインク」だと断言してしまうとは・・・。作者の西尾維新先生のセンスが光っている。

『めだかボックス』名言第16位:「『「人生はプラスマイナスゼロだ」って言う奴は』『決まってプラスの奴なんだ』」

第16位はまたも球磨川禊より、「『「人生はプラスマイナスゼロだ」って言う奴は』『決まってプラスの奴なんだ』」。嫌なことがあっても良いこともいずれあるとか、エリートや天才でも苦労をしているといった意味で使われる、「人生はプラスマイナスゼロだ」という格言を過負荷(マイナス)である球磨川は真っ向から否定する
彼ら過負荷は、良いことがあったからといって悪いことが帳消しになるとは考えないのだ。「プラスマイナスゼロだ」は幸福で帳消しになる程度の不幸しか味わっていない、恵まれた奴の台詞だと彼は語る。生まれたときから負け組の過負荷の権化、球磨川だからこその説得力を持つ言葉だ

『めだかボックス』名言第15位:「やらずに満足するのとやって満足するのとでは断然後者を選ぶべきだぞ。」

第15位は黒神めだかより、「やらずに満足するのとやって満足するのとでは断然後者を選ぶべきだぞ。」。人吉から生徒会に誘われた江迎の相談に対するめだかの言葉だ。やって後悔するのとやらずに後悔するのではやらない方がいい、でも満足という視点で考えたらやった方がいいとめだかは言う。
めだかのその助言で、江迎は生徒会役員となった。江迎でなくとも、責任の伴う仕事や未だ挑戦したことのないことを「やるかやらざるべきか」と迷っている人に贈りたい名言だ

『めだかボックス』名言第14位:「素晴らしいものは地獄からしか生まれない」

第14位は名瀬夭歌より、「素晴らしいものは地獄からしか生まれない」。歴史に名を残す偉人たちはみな不幸だった、だから自分も不幸な環境に身を置くのだと病的なまでのストイックさを持つ名瀬の信念だ。
たしかに偉人のエピソードには不幸なことが多いが、それにしても極端な信念である。しかし名瀬はその信念に従い、家も家族も捨てている。自分が今置かれている環境が地獄だと思う人は、この名言を思い出してみるといいだろう

『めだかボックス』名言第13位:「ままならねーな人生は」「まるで週刊連載だぜ」

第13位は再び安心院なじみより、「ままならねーな人生は」「まるで週刊連載だぜ」。もう「できない」ことはなく生きている意味はないと自殺しようとした安心院さんが、めだかに「次の「できない」は自殺だ」と止められての台詞。
一京のスキルを持ち悠久を生きてきた安心院さんが言うと重みが増す名言だ。「できない」を自覚しこの世は漫画ではないと知った安心院さんが人生を「まるで週刊連載」だと言うところが何とも言えぬ感動をもたらしている

『めだかボックス』名言第12位:「俺は!お前がどんな酷いことをしても!それをなかったことになんかしない!」

第12位はまたも人吉善吉より、「俺は!お前がどんな酷いことをしても!それをなかったことになんかしない!」「俺は今ここにいるお前を!いない(マイナス)みたいには扱わない!だからお前も!自分を駄目(マイナス)みたいに言わないでくれ!」
触れたものすべて腐敗させてしまう過負荷を持つ江迎は、そんな自分の手を取ってくれる、自分が腐らせてしまったものを「なかった」ことにしてくれる球磨川についていくと決めていた。そんな江迎に、善吉は先の台詞をぶつけるのだ。酷いことをしてもなかったことにせずに、ちゃんとそれを受け止めてくれる。それが本当の友情で愛なのだと気づかせてくれる言葉だ

『めだかボックス』名言第11位:「『僕は悪くない』」

三度登場!第11位は球磨川禊より、「『僕は悪くない』」。球磨川の決め台詞のひとつだ。明らかにお前が悪いだろという場面にも使用し、たしかに悪くはないなと納得させられてしまう場面にも使用し、普通に弱者に味方するかっこいい場面にも使用している。
画像の赤と球磨川のやりとりでもそれが表れている。赤の「私が悪かったです」に対し「『僕は悪くない。』」とは洒落がきいている実際彼は「弱い」だけで「悪い」わけではないのだ

『めだかボックス』名言第10位:「人の心に大切なのは志より正しさより戦いより 何より!!愛だろ!!」

第10位は江迎怒江より、「人の心に大切なのは志より正しさより戦いより」「何より!!愛だろ!!」。なぜ自分はめだかに敵対してまでめだかのそばに居たいのかと考え、かっこいいことを言っておきながら結局「めだかと付き合いたいから」という浅はかな理由だったことが恥ずかしいと叫ぶ人吉への言葉だ。
人吉への想いを出会った当初から隠さなかった江迎は、想い人である人吉がめだかのことが好きだという事実に失恋の涙を流しながらも、人吉の恋情を肯定する。そんな江迎が言うからこそグッとくる言葉なのだ。

『めだかボックス』名言第9位:「『勝ちたい』と『勝てる』はきっと一緒だよ」

第9位は三度目の登場、安心院なじみより、「『勝ちたい』と『勝てる』はきっと一緒だよ」。言彦に負け、「『「勝ちたい」と「勝てる」は違う』と穏やかに暗い瞳で語る球磨川に対する安心院さんの激励の言葉。
球磨川だけでなく多くの読者の心に残って励まし続けてくれる名言だ。勝ちたくても勝てないとき、安心院さんのこの言葉を思い出して立ち上がる人も少なくないのではないだろうか。

『めだかボックス』名言第8位:「やり過ぎなけりゃ正義じゃねえ!」

第8位は雲仙冥利より、「やり過ぎなけりゃ正義じゃねぇ!」。風紀委員長・雲仙のポリシーだ。めだかと正反対の人間観を持っている雲仙は、何よりもルールを絶対視する。やむを得ない事情や弁解は彼に何の意味も成さず、ルールに違反した者はどのような事情があろうとも平等に粛清する。
粛清方法も事情の考慮を一切しないところもたしかに「やり過ぎ」ではあるのだが、例外や特例が認められては「正義」自体が揺るぎかねないのもまた事実だ。何より雲仙の頑ななまでの「正義」に対する姿勢には、一本芯の通ったかっこよさがある。そんな彼の正義観を表した名言だ。

『めだかボックス』名言第7位:「愛は勝たなくてもいい。」

第7位は不知火半袖より、「正義と違って必ずしも」「愛は勝たなくてもいい。」。善吉のことを恋愛的意味で好いていた不知火だが、善吉の恋の成就を惜しみなく手伝う。そんな不知火に対し、「本当にそれでいいのかい?」と尋ねる安心院さんに向かって放った一言だ。
失恋だって恋のうちなのだから、恋愛は必ずしも成就しなくてもいい。いつも笑っている不知火のこの表情も含めて、とにかくかっこよく胸に残る名言だ。第10位の江迎といい、恋する女の子には名言が多い。

『めだかボックス』名言第6位:「努力が実を結ぶことを現実じゃあ奇跡とも都合がいいとも言わねえんだよ」

第6位は再び登場の名瀬夭歌より、「努力が実を結ぶことを現実(ここ)じゃあ奇跡とも都合がいいとも言わねえんだよ」。生徒会戦挙書記戦にて過負荷を身につけた名瀬に対し、「追い詰められたら奇跡的に都合よく新たなるパワーに目覚めるのはジャンプの中だけにしてほしい」と宣う球磨川に向かっての言葉だ。
自ら不幸を望み、どん底でストイックな生活と努力を続けてきた名瀬だからこその台詞であり、努力を続けてる人、努力の結果を妬む人、どちらの立場の胸にもずしんと来る名言だ。

『めだかボックス』名言第5位:「みんなを幸せにするためにはまずはお前が幸せにならなきゃな」

第5位は再び人吉善吉より、「みんなを幸せにするためにはまずはお前が幸せにならなきゃな」。洗脳されためだかの、「出会ったときに自分に何を言ったか覚えているか」という問いに対し、「『みんなを幸せにするために生まれてきた』とか言ったんじゃねえの」と返す善吉。
その言葉に、めだかは無理やり自分を洗脳しなおして元の「みんなを幸せにするために生まれてきた」自分に戻ろうとする。そんなめだかに対しての名言だ。痛い思いをしたり苦しい思いをしてまで元に戻る必要はない、「みんな」の中にはお前も入っているのだからと言うのだ。献身的で慈善的な人たちにこそ伝えたい言葉である。

『めだかボックス』名言第4位:「嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!主役を張れるって証明したい!」

第4位は4度目、球磨川禊より、「友達ができないままで友達ができる奴に勝ちたい」「努力できないままで努力できる連中に勝ちたい」「勝利できないままで勝利できる奴に勝ちたい」「不幸なままでも幸せな奴に勝ちたい!」「嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!主役を張れるって証明したい!!」
安心院さんに「格好つけずに括弧つけずに本音を言ってみろ」と言われ吐露した球磨川の本音である。作中で初めてわざとらしい括弧を外して語られた激情は、多くの読者の胸を打った。かっこ良すぎて十分主役を張れるレベルである。

『めだかボックス』名言第3位:「俺は俺の凡庸を誰かの非凡のせいにはしない」

第3位は三度目の登場、人吉善吉より、「俺は俺の凡庸を誰かの非凡のせいにはしない」「非凡な奴らから」「凡庸な俺から」「俺は決して逃げないぞ」。「異常(アブノーマル)」の母から逃げ出した凡庸な父に思いを馳せたときのモノローグだ。
善吉の周囲にはいつも「異常」、「特別」、「過負荷」といった非凡な人間が居た。それでも善吉は普通に努力し戦い続けた故にかっこいいのだ。「異常」中の「異常」であるめだかを支え、ときに敵対してまでそばに居続けた善吉の生き様を物語っている。多くの凡人の支えとなり得る名言である。

『めだかボックス』名言第2位:「『不幸な奴でも幸せになれるって』『僕が証明し続けてあげるから』」

第2位は何と五度目の登場!球磨川禊より、「『お前らなんか及びもつかない不幸なぼくが』『世界のどこかで逆境の中へらへら笑って』『面白おかしく生きてることを思い出せ』」。
「『大丈夫』『僕がこの世にいる限り』『きみ達の人生は最低なんかじゃないから』『大丈夫』『きみ達がこれから経験する不幸など』『僕が十代で経験した不幸の一割にも満たないから』『大丈夫』『不幸な奴でも幸せになれるって』『僕が証明し続けてあげるから』」。
箱庭学園卒業式にて、いつか自分の人生を最低だと思う日が来るであろう在校生たちへのメッセージだ。いくら不幸でもどん底でも、球磨川のこの言葉がある限りは大丈夫だと思える名言だ。

『めだかボックス』名言第1位:「生きることは劇的だ!!」

栄えある第1位は黒神めだかより、「世界は平凡か?未来は退屈か?現実は適当か?安心しろ!!それでも生きることは劇的だ!!」。1話の冒頭、そして自殺しようとした安心院さんにも放った名言である。
第2位の球磨川の名言が底から支えてくれる言葉であるのに対し、これは上から引っ張り上げてくれるような言葉だ。生きる意味が見出せない、何となく生きている、そんな現代の人々の心にグッとくる名言である。

『めだかボックス』はジャンプ屈指の名言の宝庫!

出典:https://www.amazon.co.jp

この記事では20位までを発表したが、もちろんまだまだ『めだかボックス』にはたくさんの名言がある。特に、めだかや球磨川の言葉は、その多くが今も読者の胸に残り続けている。『めだかボックス』では、生きている中でたびたび思い出すことになる名言と出会える。それが『めだかボックス』がいつまでも読者の心を惹きつける理由なのだ。
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