映画「未知との遭遇」あらすじ&結末ネタバレ スピルバーグ監督の異色作!

UFOや宇宙人などというといった人類にとっての未確認生物とのコンタクトを描いたSF映画の傑作である「未知との遭遇」。数々の映画賞を受賞した本作は、スティーヴン・スピルバーグ監督のファンタジー映画の原点でもあり、2017年で40周年のアニバーサリーを迎えました。そんな「未知との遭遇」のストーリーをネタバレ込みでご紹介します。

映画「未知との遭遇」とは?

1977年に公開された映画「未知との遭遇」2017年で公開40周年のアニバーサリーイヤーを迎えるこの作品は、未確認生物と人類のコンタクトを描いたSF映画の傑作であり、スティーヴン・スピルバーグ監督のサイエンス・ファンタジー映画の原点でもあります。

1978年の第50回アカデミー賞では、この映画「未知との遭遇」は、監督賞、視覚効果賞、録音賞、作曲賞、美術賞、編集賞、助演女優賞という多くの賞にノミネートされ、アカデミー賞撮影賞、特別業績賞を受賞しております。その上、英国アカデミー賞のプロダクションデザイン賞も受賞した作品です。こちらの記事もチェック!

スティーブン・スピルバーグ監督の名声を不動のものとしたこのSF傑作映画「未知との遭遇」。

映画のキャッチ・コピー「We are not alone」(宇宙にいるのは私たちだけではない)。その言葉通り、確かにこの作品の中では宇宙にいるのは地球という星に住んでいる私たちだけではないということが分かりましたね。

ちなみに、英語の原題ですが、「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND」というタイトルで、日本語に訳すると第三種接近遭遇・・・。果たして「接近遭遇」とは何?となるのですが・・・・

この「未知との遭遇」を製作するに一役買ったのがスーパーバイザー&エキストラとして登場する元アメリカ空軍UFO研究部顧問のアレン・ハイネック氏です。

彼の著書で提唱された用語がこの第三種接近遭遇。ハイネック博士の研究では、この接近遭遇(Close encounter)という言葉の意味は、空飛ぶ円盤とその関係のものとの目撃、接触という意味になるそうで・・・

ハイネック博士の提言は、大きく分けて3つに分類されています。(この他にも第九種接近遭遇まであるのですが、とりあえず3つだけご紹介)

第一種接近遭遇(空飛ぶ円盤を至近距離から目撃すること。)
第二種接近遭遇(空飛ぶ円盤が周囲に何かしらの影響を与えること。)
そして本作である第三種接近遭遇(空飛ぶ円盤の搭乗員と接触すること。)というものです。

これらを知ると、このタイトルの意味が分かるような気がします。ちなみに、第九種接近遭遇(人類と宇宙人とが公的に交流を行うこと。)を見ると宇宙人と交流するということから、本作である映画「未知との遭遇」は、明らかに第九接近遭遇とも言えそうですよ。

そして、劇中で「山」に向かうことになる主人公の家族が家のテレビで観ているのが『十戒』。そう、本作は『十戒』をもとに作られたとも言われています。宇宙船が現れる前ぶれの雲の動きが、まさに紅海が割れる雲の動きとそっくりなんですよ。そのことにも注意してご覧になると楽しみが倍増するはずです。

They’re heeeeere… #aliens #spacechildren #closeencountersofthethirdkind #shadows

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そして、この映画「未知との遭遇」は、そのストーリーのシナリオはもちろんなのですが、忘れてはならないのがそのストーリーと音楽・演出・視覚効果技術のすべてはミックスされて融合していたことです。

劇中に流れるメロディのような音階で地球から人間がその5つの音階からなる「レ・ミ・ド・ド・ソ~」でUFOやマザーシップの宇宙人であろう生命体と交信します。この音階である「レ・ミ・ド・ド・ソ~」というメロディは、当時とても話題にもなりました。

公開された頃にこの映画「未知との遭遇」をご覧になったことのある方は、きっとこのタイトルを聞いたり、見たりするとこの「レ・ミ・ド・ド・ソ~」のメロディが頭の中で鳴り響くのではないでしょうか。もしかしたら、この映画を観ていなくても、この音階だけは聞いたことがある方も多いはずです。そして、今作の大きな見どころの一つが、ラストのクライマックスで指の長い地球外生命体である異星人との交信シーンも忘れてはならない1シーンです。バックに流れる「レ・ミ・ド・ド・ソ」の音階ですが、映画音楽の巨匠と言われるジョン・ウィリアムズ氏が作り出したものです。

当時、スピルバーグ監督に7音を使いたいと申し出たジョン・ウィリアムズ氏だったのですが、スピルバーグ監督の答えはNO.でした。

なぜならば、7音使ってしまうとメロデイになってしまうから、3音だとドアのチャイムの音になってしまうからと言って、どうしてもそこは譲らなかったという逸話が残されています。

そこでジョン・ウィリアムズ氏が考えたのが、数学が得意な友人に頼んで12音階から割り出した5音の組み合わせを調べてもらいました。その数13万4000通りもあったそうです。その中から、200くらいに数を絞って最終的に決まったのが、「レ・ミ・ド・ド・ソ」だったそうですよ。

この実にシンプルな5音のメロディーがまさにこの映画「未知との遭遇」のストーリーそのもののようにも感じられます。

この映画があったからこそ、今のスピルバーグ監督がいるのであって、この映画があったからこそ今のSF映画というものがあるのかもしれませんね。この少年のように純粋なスピルバーグ監督の夢いっぱいの子供満載のファンタジー映画は必見ですよ。

映画「未知との遭遇」ストーリーネタバレ1

未確認飛行物体が地球上に現れる

舞台となるのは1970年代。この当時世界各地で不思議な現象が目撃されていました。メキシコにあるソノラ砂漠では、1945年に行方不明になったはずの戦闘機が見つかります

そして、モンゴルのゴビ砂漠ではバミューダ・トライアングルで消息を絶ったとされていたコトパクシ号という貨物船が突然出現したりします。しかも、それらは行方不明になったときのそのままの状態のままでまだ動く新しい状態で発見されました。

さらには、インディアナポリス航空管制センターには、未確認飛行物体と思われるものがコントロール・パネルに映し出されます。そして、謎の発光体を目撃する人が沢山いたために様々な情報が次々と寄せられていました。

その後、原因不明の大規模な停電が起こりました。調査チームのリーダーであるクロード・ラコームは、デヴィッド・ローリンらの研究員と共に調査を続けていました。

同じ頃、インディアナ州マンシーという場所に住んでいる3歳のバリー・ガイラーが、ふと夜中に目を覚ましました。なぜかは分からないのですが、電気じかけのおもちゃが一斉に動き始め、少年バリーは面白く感じ、何かに誘われるように1人で外に出ていきます。

その姿を母であるジリアンが目撃して慌てて後を追いかけます。

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そして、時同じくインディアナ州では、家族と一家団欒の時を過ごしていた電気技師ロイ・ニアリーが、各地で発生している停電の原因を調べるために深夜に呼び出され仕事に向かいました。ロイが仕事に向かう途中で謎の飛行物体に遭遇してしまいます。

それは巨大な光の塊でした。上空から目にも眩しい光で照らされ飛行物体は、ロイの車を照らしたあと去っていったので、夢中で跡を追いかけ始めました。

空に浮かぶ飛行物体を気にしていたために、道路を歩いていたバリーを轢きそうになってしまいますが、ジリアンが間一髪のところで助けました。謎の飛行物体に対してバリーが「こっちへ来てくれ!」と呼ぶと次々とUFOがバリーの元にやってきました

映画「未知との遭遇」ストーリーネタバレ2

空からの音階言語とUFO出現

あたりを見ると、周囲には謎の発光体を見るために見物人が集まっていました。ロイ、ジリアン、バリーもその美しい光をじっと眺めます。それがきっかけとなって、彼らの頭の中には奇妙な映像が浮かぶようになりました

ロイは家に帰って興奮しながら妻ロニーや子ども達を叩き起し話をするのですが、家族はその話を信じてくれませんでした。翌日、大停電の原因の調査をさぼったという理由からロイは会社を解雇されてしますが、ロイは記憶の中の映像に夢中だったのでした。

なぜか大きな切り株のような形をした山の姿が常に頭に思い浮かぶのでした。会社をクビになってしまったのにも関わらず、その山を再現しようとしているロイにあきれた妻・ロニーは、子供たちを連れて出て行ってしまいます。

実は、同じように光の塊のようなものをじっと見た体験をしたジリアンとバリーもロイと同じように木の切り株のような山の姿ばかり描いています。そんなある日突然バリーが行方不明になってしまいました。

母親であるジリアンは息子がUFOに連れ去られたと主張するのですが、警察や政府は不審者か誘拐か事故なのだと判断します。

そのころ政府側は、ラコーム博士を迎え入れて飛行物体の調査を着々と進めていました。ラコーム博士はインド北部ダラムサラという場所で、大勢の人間が歌っている5音から成る歌の調査を行っていました。それは光の物体が出す音階だったのです。

その音を手がかりにして、UFOがコンタクトを取りたがっている経緯度を割り出しました。その場所は、ワイオミング州のムーアクロフトという場所でした。

ゴールドストーン電波望遠観測所で未確認の光から流れた音を詳しく調べてみた結果、それはどうやら音階言語のようで、それに対する答えのようなものが宇宙から送られています。

その返事と思われるものは数字だけを繰り返していました。その数字が地球の経緯度だと気付いたラコーム達。詳しく調べてみるために地球儀で確認してみるとそこはワイオミング州ムーアクロフトを示していました。

映画「未知との遭遇」ストーリーネタバレ3

導かれるようにデビルズ・タワーへ

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その頃ワイオミング州ムーアクロフトでは、有毒ガスが流出したという情報のもと住民の避難が始まっていました。実は政府が有毒ガスが流出したという偽の報道を流して一帯の住民を避難させて立入禁止区域としていたのです。

ニュースに映った山を見たロイとジリアンは、それぞれに思い浮かんでいた山がテレビに映っているのを目にし、その山こそが脳裏に残る映像だと分かり、求め続けた山であるデビルズ・タワーに向けて車を発進させました。

現地は、住民の避難でパニック状態になっていました。そこでロイはジリアンと再会して一緒にデビルズ・タワーを目指します。しかしすぐに捕まってしまい別々に尋問を受けることになりました。

尋問にやって来たのはラコームとローニンです。彼らは次々に様々な質問を浴びせ、UFOと遭遇した経験があるのかどうかなどの探りを入れてきました。

ロイは思わず「いったいここで何が起きてるんだ!」と叫びました。無理やり避難用のヘリコプターに乗せられたロイは、そこであの日あの時一緒にUFOを目撃した人達と再び再会します。

ロイを含めた12人がデビルズ・タワーへ導かれるように集まっていました。有毒ガスはこの事態を秘密にしたいと思っている政府の嘘の情報だと気が付いたロイとジリアンは、ヘリコプターから逃げ出し山へ入りました。

映画「未知との遭遇」ストーリーネタバレ4

UFOに音階を発信&交信

https://youtu.be/-updr7jecPY?t=111山へ逃げ込み険しい道を進んでいくとロイとジリアンは政府の実験施設を発見します。岩陰に隠れて様子をうかがってみるロイ達。現れたUFOに対して調べた結果見つけた音を発信してUFOとの交信が始まりました

ある程度の交信が成功したのでラコーム達は喜びました。そこへ大きな山の影から巨大なマザーシップが姿を現します。

その後、ラコーム達は、再び音階言語の交信を試みてみます。するとマザーシップからもサウンドが発信されてまるで一つの曲のようにあたりに鳴り響きました。

しばらくすると、マザーシップから今までに行方不明になっていた人々がUFOから次々と現れました。その中にはバリーの姿もありました。ジリアンはバリーに駆け寄って息子を強く抱きしめました

やがて手の長い異星人が現れて政府が用意していた地球の代表団に加えて導かれるように近づくロイを異星人たちは選びました。宇宙やUFOに惹かれたロイはUFOに乗り込むことを希望しました。

するとたくさんの宇宙人が現れてロイを囲みながら彼をマザーシップへ招きいれました。ロイたちを乗せて、UFOが地面から離れ地球から飛び立ってこの映画が終わりを迎えます。

40 周年アニバーサリーを迎えたSF映画の傑作「未知との遭遇」は必見!

スティーヴン・スピルバーグ監督のファンタジー映画の原点

https://youtu.be/cD30zbSexlY?t=17

この映像は、2017年10月18日に発売された『未知との遭遇』 40 周年アニバーサリー・エディション収録の特典映像なのですが、スティーヴン・スピルバーグ監督など『未知との遭遇』のことを語っています。

11月に公式40周年記念の『未知との遭遇』 のイベントなども行われるそうですよ。

きっとこの先何年経っても、このタイトルを見たり、聴いたりした時には40年の歳月が経った今でも変わらぬこの「 レ、ミ、ド、ド、ソ」は私たちの心の中に響き続けることでしょう。ぜひ一度ご覧になることをオススメいたします。