【ガンダムSEED】ニコル・アマルフィを語る!大人気不遇キャラの全て

今年の10月で放送開始から15周年の人気作『機動戦士ガンダムSEED』。21世紀のガンダムとして当時絶大な人気を巻き起こし、今でもその人気は続いています。その理由はカッコいいメカニックだけでなく、キャラクターにもあります!そんな人気キャラの中から今回はニコル・アマルフィを語っていきます。

機動戦士ガンダムSEEDのピアニストパイロット・ニコルとは

温厚な性格性別が分からない程中性的な容姿、ザフトのモビルスーツパイロット養成学校を最優秀の成績で卒業し、精鋭部隊クルーゼ隊15歳で入隊するというエリート中のエリート、それがニコル・アマルフィです!
エリートパイロット、通称赤服でもある彼ですが、趣味はピアノと性格通り穏やか。その腕前も優秀で自分のリサイタルを開くほど。作曲の才能も有り、劇中でも使用された「涙のテーマ」というピアノ曲はニコルが作曲したという設定なのだとか。
穏やかな性格のため、同期入隊のイザークやディアッカに軽く見られがちですが、養成学校での総合成績はアスラン、イザークに次ぐ3位と名実ともに揃った実力者。強奪したブリッツガンダムを使い、主人公たちを度々追い詰めます。

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ニコル役を演じる声優さんはこの人

摩味

最初に放送された『機動戦士ガンダムSEED』でニコルを演じたのは摩味さん(旧芸名松井摩味)。青二プロダクション所属のベテラン声優さんです。
他のガンダムシリーズでは『機動武闘伝Gガンダム』でネオ・アメリカ代表のチボデー・クロケットの少年時代を担当しています。また、ガンダムシリーズ以外だと『ちびまる子ちゃん』のブー太郎なども担当しています。数多くの作品に参加されているので聞いた事があるかも?
SEED放送終了後、声優業を一時休業して渡米したたため、それまで演じてた(ニコルも含む)キャラクターの担当が別の方に変更されています。ですが、現在は声優業を再開しており、SEEDのHDリマスター版ではニコル役に復帰されています。

朴璐美

摩味さんの休業に代わり、本編を再編集したスペシャルエディション(SE版)からニコル役を引き継いだのは円企画所属の朴璐美さん。言わずと知れた人気声優さんですのであまりアニメを見ないという方でも洋画吹替などでお馴染みなのではないでしょうか?
『鋼の錬金術師』のエドワード役だけでなく、SEED以外でも『∀ガンダム』で主役のロランも演じているため、ガンダムが題材のゲームでは朴璐美さんの声が飛び交う事も。ニコルの声といえば朴璐美さんの声の方がしっくりくるという方も多いかもしれません。
代役としてニコル役をやる事になった朴璐美さんですが、元々ニコル担当声優を決めるオーディションを受けていたようです。制作側としても納得の代役という事だったのでしょう。

ニコルの乗機・ブリッツガンダムはこんなガンダム

ブリッツガンダム

正式名称「GAT-X207」。ブリッツガンダムは地球連合加盟国・大西洋連邦がオーブ公営企業モルゲンレーテと共同で開発した試作機5機のうちの1機として開発されたものです。ブリッツ=電撃の名を持ち、稲妻の如く敵陣深くに突き刺さる能力を持っています。
右手にある特徴的な複合兵装トリケロスは盾になるだけでなく、レーザーライフル(ビームじゃない!)・実弾武器・ビームサーベルにもなる一挙両得な便利武器です。ただ、これ以外の武器が左腕のアンカーしかないので破壊されると悲惨な事に・・!

このトリケロスはオーブでの戦いでブリッツが撃破された後に回収され、SEED外伝作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するゴールドフレーム天(アマツ)に取り付けられています。(アンバランスなシルエットがとてもカッコいい!)
ちなみに、SEEDに登場する機体ですが、正確にはガンダムではないのです!General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis Systemの頭文字をガンダムと呼んだだけで、劇中ではほとんどガンダムと呼ばれません。

チート級の切り札・ミラージュコロイドとは?

ブリッツの目玉機能でもある視覚からもレーダ上からも消える強力なステルス能力。それを成り立たせるのがミラージュコロイドです!可視光線や電波を吸収・偏向する性質を持つ微粒子を電磁場で制御する事でこの驚異のステルスが可能となります。
ミラージュコロイドは作中で頻繁に登場する武器・ビームサーベルから後半に登場するフォビドゥンガンダムのビームを曲げる装備・ゲシュマイディッヒ・パンツァーなど多くの劇中での武器に使用されるSEEDの軍事を語る上で欠かせない存在。
そんな便利粒子ミラージュコロイドですが、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でも主人公の機体にも利用されるなど欠かせない存在。ですが、反則気味なステルス利用はSEED本編後に結ばれたユニウス条約で禁止されました。

劇中でのニコルの活躍を語る!

前半

ニコルのクルーゼ隊入隊後最初の任務は中立国オーブのコロニー・ヘリオポリスを襲撃、その後の乗機になるブリッツガンダムを強奪する事。この襲撃を機にSEEDの物語は動き始めていきます。襲撃時、ニコルは生身での銃撃戦を掻い潜っており、パイロット技術だけでないところにエリートパイロット・赤服であることが見て取れます。

その後も、強奪したブリッツの特質を早々に理解し、特殊能力であるミラージュコロイドを戦闘で早々に使いこなすなど高い能力を感じさせてくれるニコルですが、同期のイザークとディアッカからの評価は何故か低め、何故だ!?
ブリッツのステルス能力を「臆病者にはお似合い」などと下に見られていたニコルですが、強力な防御能力を持つ連合軍要塞アルテミスにミラージュコロイドを利用し単身潜入。内部から破壊し大活躍!戦艦アークエンジェルにたった一人で取り付き被害を出すなど・・多分、前半ではクルーゼ隊で一番活躍してたんじゃ・・?

後半

地球大気圏上での戦いで地球に落下したイザークとディアッカを追いニコル達も地球へ降下します。砂漠で一悶着を終えたイザーク達と合流したニコル達はアークエンジェルを追い詰めますが中立国のオーブに逃げ込まれてしまいます。
その後、オーブにスパイとして潜り込み(スパイまでやるとか赤服仕事多すぎる・・)情報収集を行い、アークエンジェルがオーブを出たところで決戦を仕掛けます!・・がそれまでに多数の激戦を潜り抜けてきた主人公達の反撃によりブリッツの右手を破壊され事実上戦闘不能に。

そんな状況でアスランも善戦するものの機体がエネルギー切れを起こし大ピンチに!その時ニコルはアスランを守るためキラに突撃。・・しますがその結果、キラの咄嗟の反撃をコックピットに受け戦死という結果に・・。
ニコルの死はその後の物語に大きな影響を及ぼします。それまで親友だったキラと戦う事に消極的だったアスランに敵討ちを決意させ、その後の死闘が火蓋を切られます。穏健派であったニコルの父も過激派に転向、核動力研究を加速させ結果的にその後の新機体となるフリーダム等が開発されていきます。

ニコルの印象に残る台詞は!?

「もともとそちらの物でしたっけね…弱点もよくご存知だ」

主人公が覚醒(通称種割れ)する回、PHASE-11「目覚める刃」での台詞。ニコルの所属するクルーゼ隊が連合艦隊と合流する直前に主人公キラ達が乗る戦艦アークエンジェルに対して奇襲を行った際の台詞です。ニコルはミラージュコロイドで奇襲を仕掛けます!
本来のブリッツ持ち主、連合の士官であるマリューは即座にミラージュコロイド起動中はスラスターや防御の要であるPS装甲を使えない弱点をつくため、榴散弾で対抗。その際に大して焦る様子も見せずに言ったのがこの台詞。
その後、ニコルは弱点を突かれながらもアークエンジェルに取り付き攻撃を仕掛けますが覚醒したキラに撃退されてしまいます。敵要塞に単身潜入したり、この回でも防御も移動も限られた状況で至近距離を砲撃が霞めてもこの台詞とニコルさんはほんま男前やでぇ・・

「母さん……僕のピアノ……」

「さだめの楔」でニコルがアスランを守るために戦死したシーンでの台詞がこちら。何度も放送されたこのシーン、通常版ではキラに斬られていますが、HDリマスター版ではキラの構えた対艦刀に自分から突っ込む形に。それにしても、このシーン滅茶苦茶痛そう・・
劇中、何度も回想シーンとして使われていたので台詞と合わせて印象に残っている方も多いであろうこのシーン。その回数はなんとSEED本編で14回。更にニコルが登場しない続編のSEED DESTINYでは18回計32回。いい加減ニコルを解放してあげてと思った方も多いとかなんとか。
余談ですが、SEEDをはじめとするガンダムシリーズや他ロボット作品が多数登場するスーパロボット大戦シリーズの1つ『スーパロボット大戦W』では複雑な条件を満たすことでニコルを生存させることができます。ニコル大好きという読者の方は是非挑戦してみてはどうでしょう?

劇場版はどうなる?今後のSEEDを予想する!

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』放送終了後、2006年5月『”X” plosion GUNDAM SEED』の企画名で劇場版の制作が発表されたガンダムSEEDですが、その後何も音沙汰もないまま『機動戦士ガンダム00』に先に劇場版映画を公開されてしまう事態に。
劇場版SEEDの情報も2009年を最後に劇場版の情報が途絶えてしまっています。数多くのゲームやガンプラが作られ、2012年にはHDリマスター版が放送されるなど活動を続けていたSEEDですが、2016年に脚本を担当した両澤千晶さんの死去されました。
シリーズ通しての脚本家が亡くなるという絶望的な状況にありますが、SEEDは21世紀のガンダムとしてガンダムブランドを再始動させた貴重な作品です。昨今、リメイク等昔の作品を再始動させる企画が多いです。未だ人気が高いSEEDは十分にこの流れに乗るがあるはずです。

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