「ダークナイト」あらすじ&ネタバレ紹介!トリロジー屈指の人気作を徹底紹介!

「ダークナイト・トリロジー」とはクリスファー・ノーラン監督がバットマンを描く3部作です。「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」の中で特に人気の高い「ダークナイト」をご紹介します!

ダークナイト・トリロジー第2作目『ダークナイト』とは

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漆黒のヒーロー「バットマン」の活躍を描いた「ダークナイト・トリロジー」は、3部作で構成されたアメコミヒーローストーリーです。今回ご紹介する「ダークナイト」は、「ダークナイト・トリロジー」の真ん中、第2作目に当たる作品です。

よく「傑作作品のVol.2は駄作が多い」といわれますが、「ダークナイト・トリロジー」は最初から3部作として構成が練り込まれており、全3部作どの作品を見ても楽しめる作品になっているでしょう。

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特にこの「ダークナイト」は、後にも悪事を働くはずだったであろう「ジョーカー」の出現を描いた人気作です。

「バットマン」シリーズでジョーカーを演じたジャック・ニコルソンも狂気じみていて恐ろしいさまを表していましたが、新しいジョーカーは精神的な苦悩を抱えた社会病質者のように映ります。

皮肉なことに、そのジョーカー役のヒース・レジャーが公開前に死亡したことでも話題に挙がりました。

映画『ダークナイト』 ストーリー1:バットマンの誕生

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悪がはびこる町「ゴッサム・シティ」では、警察官や判事たちへの買収が日常茶飯事に行われています。この治安の悪い町で暮らしていた幼いブルース・ウェインは、強盗に両親を殺される。という暗い過去を持っていました。

過去からの脱却を決めたブルースは肉体的、精神的にも鍛練を重ね、悪を叩く使者「バットマン」として弱者を救おうと心に決めます。表向きは「ウェイン・エンタープライズ社」会長。裏の顔は「バットマン」として「ゴッサム・シティ」で悪と戦い続けていました。

映画『ダークナイト』 ストーリー2:宿敵/ジョーカーの登場



ある日、ピエロの仮面を着けた銀行強盗が「ゴッサム・シティ」に現れました。彼らは大量の金を銀行から盗むと逃走しようと試みます。目に入ったのはスクールバス。このバスで逃走しようとしていた仮面の男たちは、バスから現れた白塗りの怪人「ジョーカー」によって射殺されました。

実は仮面の男たちはジョーカーの手下。その手下たちを何の躊躇もなく殺してしまう怪人「ジョーカー」の出現に、「ゴッサム・シティ」の住民たちも不安になっていきます。

この事件で立ち上がったのは、ブルースが思いを寄せる女性検事:レイチェルです。彼女は政治感あふれる検事でした。そして、バットマンもゴッサム・シティでは珍しく誠実なゴードン警部補と共に、ジョーカーを追います。

映画『ダークナイト』 ストーリー3:恋の三角関係!人物像は?



「ダークナイト」では、宿敵ジョーカーとの戦いの裏で「恋の三角関係」も動いています。このラブストーリーは前作「バットマン・ビギンズ」から続いていますので、そのことをふまえてご紹介していきましょう。

裏の顔を隠しながらもがいているヒーローや、一途な恋心を持った若い検事、その2人の間で揺れる恋心。なんともじれったい展開を繰り広げる三角関係の行方はいかに!

「バットマン」ブルース・ウェイン/クリスチャン・ベール



いわずと知れたバットマン。本作の主人公です。両親の死により「犯罪への復讐」を信念に行動します。しかし、その姿を見せることは出来ません。なぜならブルースは復讐のために悪と戦っているのですから。

悪者を恐怖に陥れるために自分を恐怖の対象としたブルースは、幼馴染であるレイチェルにも自分の正体を明かすことはしませんでした。

「正義感溢れる女性検事」レイチェル・ドーズ/マギー・ギレンホール



「バットマン・ビギンズ」では、ブルースとレイチェルは相思相愛のように見えましたが、ブルースは一時期ゴッサム・シティを離れ修行の旅に出ていました。レイチェルはそんなブルーを心配しながらも、検事の仕事を正義感を持ってこなしています。

ゴッサム・シティに戻ってきたブルースは、レイチェルの知っているブルースではありませんでした。プレイボーイの顔で街を歩くブルースに失望したレイチェルは「人間は中身ではなく行動で決まるのよ」と冷たく突き放します。ブルースの本心を知らぬままに…。



ある事件を追っていたレイチェルは悪党に追い詰められてしまいます。そこに現れたのはバットマンでした。バットマンに助けられたレイチェルは正体を訪ねますが「人の本性は行動で決まる」と言い残し去ってしまいます。

この言葉でバットマンの正体に気付いたレイチェルへブルースは愛の告白をしますが、レイチェルの答えはNO。レイチェルにとって今のブルースは「昔好きだったブルース」ではなくなっていたのです。

レイチェルにとってバットマンの存在は「偽善」でした。純粋な正義から離れてしまったブルースを愛することはもうできませんでした。

「若き野望を持った検事」ハービー・デント/アーロン・エッカート



レイチェルの同僚であり恋人の座を獲得したハービーは、若き地方検事です。ハービーは「ゴッサム・シティの希望の星」といわれ、自身でも悪の根を断とうと努力し続けています。その姿を見たレイチェルは「正体を隠さず真っ向から悪に立ち向かう」一面性にひかれました。

このカップルの誕生にブルースは祝福を送ります。ハービーならゴッサム・シティの未来を託せる。そして、レイチェルも幸せにしてくれるだろうと。ブルースはハービーを信頼し、「復讐の鬼」バットマンからの脱却をさせてくれる人物だと考えていたのです。

映画『ダークナイト』 ストーリー4:ジョーカーの遊び

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ジョーカーはゴッサム・シティを「遊び場」として考えていました。自分の快楽のために、殺し・奪い・もてあそび・人を操ります。ジョーカーはその手腕で、ゴッサム・シティにはびこっていたマフィアも掌握してしまいました。

あまりにも簡単にことが運び過ぎたため、ジョーカーは新しい「遊び相手」にバットマンを選びます。「バットマンが正体を明かさなければ、1日に1人殺していく」と。ブルースはゴードン警部補と共に記者会見を開きます。そこで自分がバットマンだと発表しようとしたのです。

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記者会見が始まろうとしたとき、そばにいたハービーが「自分がバットマンだ」と名乗りを挙げてしまいます。ジョーカーは遊び相手になったバットマン=ハービーを襲います。ブルースはハービーを守りながらジョーカーを追い、ジョーカー逮捕へこぎつけました。

留置場に拘留されたジョーカーは、悲壮感もなく涼しい顔で過ごしていました。ここでブルースはハービーとレイチェルの居場所が分からないことに気付きます。ジョーカーへ尋問を行うと「二人は別々の場所へ監禁した」という答えが返ってきました。

映画『ダークナイト』 ストーリー5:レイチェルの死

ジョーカーは話を続けます。「ハービーとレイチェルの監禁場所にそれぞれ爆弾を仕掛けた。時間がくれば爆発する。どちらかを選べ」と。ゴードン警部補とブルースはそれぞれの監禁場所へ向かいますが、両方の場所とも爆弾は爆発します。

その爆発でレイチェルは死に、ハービーは顔の左半分を失う大やけどを負ってしまいました。レイチェルの死を知ったハービーは自暴自棄になり、顔の復元手術を拒否し筋肉がむきだしの顔のままになってしまいます。

そして、ハービーは正義を持って行った行動に裏切られたと感じ、正義を憎み始めます。同時にバットマンにも憎しみの目を向けていました。

映画『ダークナイト』 ストーリー6:監視者は闇の騎士「ダークナイト」

自暴自棄になったハービーはゴードン警部補の息子を人質にして世の中を呪います。そこに駆け付けたバットマンをハービーは撃ち、ゴードン警部補の息子も殺そうとしました。しかし、バットスーツに助けられたバットマンは、ハービーともみあいになってしまいます。

その結果、バットマンはハービーと共にビルの上から落下。ハービーは無念の死を遂げます。このことを公にしたくないバットマンは「ゴッサムのために、光の騎士のままハービーを殺してくれ」とゴードン警部補へ伝えます。

You are all shot.. #batsignal #soextra 🦇

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「ハービーが自暴自棄になって犯した罪は、バットマンが被る」ということです。ハービーに息子を殺されかけたゴードン警部補は反対しますが、バットマンは「ゴッサム・シティの平和を守るため」バットマンを悪者にした方がうまくいくと考えたのです。

全ての罪を背負ったバットマンを見送りながら、ゴードン警部補は息子に「彼は沈黙の守護者で、監視者。闇の騎士(ダークナイト)なのだ」と語り掛けました。

宿敵「ジョーカー」を突き詰めたヒース・レジャーの死

ヒース・レジャーは1999年に「恋のからさわぎ」でハリウッドデビューを果たしましたが、アイドル路線に嫌気がさし2005年に同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」で一躍演技派俳優として名を挙げました。

そして、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、社会的評価も高くなり順調にキャリアを重ねていきます。ヒース・レジャーは深い洞察力と人間研究を重ねた、味のある俳優へとステップアップを続けていましたが、2008年に急性薬物中毒により急死。ジョーカーを世に広める前に亡くなってしまったのです。



若くして注目を浴びると周りからの称賛の声に埋もれ、自分を大物だと錯覚してしまうといいます。そして、ふと我に返ったとき自分が「裸の王様」だったことに気付くのでしょう。ヒース・レジャーは、実力も行動力もある俳優でしたが、スターの姿とプライベートのギャップに悩んでいたのかもしれません。

ここで、薬物という逃げ道に手を出したのでしょう。人気アメコミ「ダークナイト」と「Dr.パルナサスの鏡」で重量な役を演じなければならないプレッシャーから薬物摂取の量が増えていき、若くして命を落としてしまいました。

この姿は、精神的な苦悩を抱えた社会病質者のような「ジョーカー」に重なりませんか?とても光っていた俳優でしたが、残念な結果となってしまいました。

映画『ダークナイト』には本物の警官が駆け付けた!



「ダークナイト」の監督:クリストファーノーランは、「ダークナイト・トリロジー」にとても力を入れた事でも知られている監督です。その力の入れ方は他に対を見せず、細部にこだわって作られています。

そのこだわりはエキストラ選びにも関係しており、ジョーカーとバットマンが街中で乱闘するシーンに映る警官は「本物の警官」でした。

「非番の警官が撮影現場になったイリノイ州へ集まり、ジョーカーへ銃を向ける。」臨場感のある撮影現場になったといいます。そのリアルさはあまりにも現実的だったため、イリノイ州市民からの通報が絶えなかったようです。

「ダークナイト・ライジング」へ続くストーリー



この作品は今でも「クリストファーノーラン監督の最高傑作!」といわれています。バットマンを主人公にし、ラブストーリーやアクション、宿敵ジョーカーとの血戦を描いていますが、「内容が盛りだくさん過ぎて忙しかった。」ともいえます。

しかし、このスピード感や人間の心理、そして愛する人との決別が物語を上手く盛り上げました。見どころも1つや2つどころではなく、ジョーカーの狂気やハービーの憎しみ、レイチェルの恋心などポイントを挙げればきりがありません。

そして、やはり最後のシーンはとても悲しい終わり方でした。アメコミで見るバットマンは、常に悪を退治するヒーローであり称賛される存在なはず。しかし「ダークナイト」ではとても人間臭く、無我夢中で人を救うヒーローとは一線を画しています。

「ゴッサム・シティが希望を持てるならバットマンは悪者で構わない」という考え方は、もしかするとレイチェルの嫌った「偽善」の精神なのかもしれません。しかし、この一連の流れを見てもレイチェルはバットマンを悪者だととらえるでしょうか?

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どうにもやるせない結末になってしまった「ダークナイト」ですが、3部作ということで「ダークナイト・ライジング」にどう繋がってくるかドキドキワクワクしていました。

愛するレイチェルに死なれ、信頼していたハービーに憎まれ、このことでバットマンは生き続けいていけるのだろうか?気になりますよね。ということで、時間がある方は「ダークナイト」 に続き「ダークナイト・ライジング」 をご覧ください!