「バットマンビギンズ」あらすじ&ネタバレ紹介!

アメリカの大人気シリーズである「バットマン」の新シリーズである「ダークナイトトリロジー」三部作。その第一作として公開されたのがこの「バットマン ビギンズ」である。バットマンの誕生のストーリーが描かれた本作は、シリーズをより楽しむために必見である。そんな「バットマン ビギンズ」のあらすじを紹介します。

バットマンの始まり『バットマン ビギンズ』とは?


アメリカのコミック『バッドマン』を原作に実写化された2005年公開のアメリカ映画で、それまでに公開されていたバッドマンシリーズ『バッドマン』『バッドマン リターンズ』『バッドマン フォーエバー』『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』との連続性はなく、監督と脚本をつとめたクリストファー・ノーランにより新たにリブート(新たに一から作品を作り直すこと)された作品である。この後に公開される『ダークナイト』『ダークナイトライジング』と構成される「ダークナイトトリロジー」三部作の第一作目である。
クリストファー・ノーランはこれまでのバッドマンから、よりダークでリアリティのあるイメージを色濃くし、人間ドラマの要素を加えた作品を目指したと言われている。この『バッドマン ビギンズ』は興行的にも約3億7000万ドルと大成功し、映画界に「リブート」という概念を再認識させ普及させたともいえる。バッドマン誕生までを描いた前半部分はシリーズを通して楽しむためにも見逃せない作品である。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー1 幼き記憶

こうもりの記憶


富豪の息子として育っていたブルース・ウェイン。幼馴染みの少女レイチェル・ドーズと遊んでいる時に、枯れ井戸に落ちてしまった。井戸の中で助けを待っていたブルースは、井戸の中にいた大量のこうもりを目の当たりにし、パニック状態になってしまう。父のトーマスに助け出された後もその時の光景が頭から離れず、ブルースにとってこうもりは恐怖のシンボルであり深いトラウマとなってしまった。

両親との別れ


ブルースの父、トーマスは大企業・ウェイン産業の社長でありながら、貧富の差が激しく金と悪がはびこるゴッサムシティにおいて、市民のために様々な形で尽力をする慈善家でもあった。ある晩、ブルースはそんな父と母とともにオペラ鑑賞に出掛けた。しかし劇中のこうもりに扮した役者を見たとたんに幼少期のこうもりのトラウマが蘇ってしまった
それを見た両親とともに席を立ち帰途に就くが、その途中で強盗のジョー・チルに襲われる。そしてブルースの目の前で両親はチルに射殺されてしまった。父・ヘンリーはブルースに「恐れるな」という言葉だけを残し息を引き取ってしまったのだった。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー2 ゴッサムシティの悪夢

ブルースの復讐


孤児となってしまったブルースは、父の残したウェイン産業からの援助を受けながら、父に仕えていた執事のアルフレッドによって養育されていた。そして月日は流れ14年後。大学生になったブルースは両親を殺したチルの公聴会が開かれることを知る。チルはゴッサムシティのマフィアのボスであるカーマイン・ファルコーニに対する証言をする代わりに保釈を得ようとしていたのだった。ブルースはその公聴会で、復讐のためにチルを殺害しようと銃を持ち込んでいた。

レイチェルとの再会


そしてそんな時に、ウェイン家の使用人の娘でもあった幼馴染のレイチェルに再会する。ブルースの企てを悟ったレイチェルは、「人間の本質は行動で決まる」とブルースを諭し、ブルースの父・トーマスもブルースのそんな行動をきっと恥じているはずだと叱りつける。
そして、そんなブルースの躊躇を尻目に、仇であるチルは何者かの銃弾によって倒れてしまった。それは、チルの企みを知ったマフィアのボス・ファルコーニの放った暗殺者であった。そして、ブルースはこの公聴会自体がマフィアによって買収されていたことを知り、腐敗したこの街での正義の無力を痛感させられたのだった。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー3 放浪生活を送るブルース

ブルース、「影の同盟」へ


ゴッサムシティでの出来事にショックを受けたブルースは、「悪」を知り、「悪」と戦うための力を得るために放浪の旅に出たのだった。旅の途中にブータンでは刑務所にも収監されてしまうが、そこにヘンリー・デュカードという人物がやってくる。デュガードは「悪と戦うには超人的な存在になるしかない」と話し、ブルースはラーズ・アル・グールという人物が率いる「影の同盟」に導かれていく。そこで日々戦闘の鍛錬を積み、自らの恐怖の象徴でもあったこうもりをも克服し、恐怖から解放されたブルースはより強い力を手に入れたのだった。

「影の同盟」との対立


超人的な力を得たブルースは「影の同盟」はゴッサムシティを破壊しようとしていることを知る。ラーズ・アル・グールはそれが悪のはびこるゴッサムシティの浄化につながると考えていたのだった。しかしブルースは、確かにゴッサムシティは腐敗しているものの罪のない一般人を巻き込むことは出来ないと、その考えを否定し「影の同盟」と対立する。そしてラーズ・アル・グールと戦い寺院を破壊すると、ラーズはその下敷きとなってしまった。ブルースは恩人でもあるデュカードを救出し、麓の村に預けるとそのまま立ち去ったのだった。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー4 ゴッサムシティへの帰郷

7年ぶりのゴッサムシティ


7年ぶりに戻ったゴッサムシティ。出迎えてくれたのは元執事であり育ての親でもあるアルフレッドであった。行方不明だったブルースは故人とされ、父のウェイン産業も別の幹部に乗っ取られていた。検事補になっていた幼馴染のレイチェルは少しでも街を良くしようと奮闘していたが、警察や検事までもがマフィアのボス・ファルコーニに買収されており、彼らのやりたい放題になっていた。そんな腐りきったゴッサムシティで、正攻法では太刀打ちできないと悟ったブルースは蔓延る「悪」と戦う方法を模索するのだった。

ブルースの拠点


館に戻ったブルースは、紛れ込んだ一匹のこうもりを見てあの因縁の古井戸を思い出す。そして井戸の中に入ると、その底から館の下の巨大な洞窟に続く横穴があることに気づく。そこには大量のこうもりが居ついていたのだった。ブルースはこの誰も知らない洞窟を拠点に戦いをすることを決める。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー5 バッドマンとして

バットマン誕生


ウェイン産業を取り戻したブルースは、父の旧友であるルーシャス・フォックスから生前の父が街を良くするためにと用意していた、ボディスーツや装甲車などの兵器の提供を受ける。ブルースはこれらを改造し、ボディスーツを真っ黒に染め、トレードマークを自らの恐怖の象徴であったこうもり(バット)にし、「バットマン」として、あえて街における恐怖の存在となることで、「悪」と立ち向かおうと決意するのだった。

実直な警察官ジム・ゴードン


バットマンとなったブルースはまず、マフィアのファルコーニが扱う麻薬取引の現場に踏み込み取引を阻止し、その証拠品を検事補のレイチェルに渡した。そして街に残された数少ない誠実な警察官のジム・ゴードンによってファルコーニの手下らが逮捕される。ゴードンはバットマンが本当の悪ではなく、それを装った義賊であると感じとる。そしてブルースもまたゴードンが連携して悪を取り締まるために信用に足る人物であると見極めていた。
その頃、ウェイン産業の貨物船が盗まれていた。貨物の中には「水源気化装置」というマイクロ波で水を気化させる装置が積まれていた。それは後にゴッサムシティを絶望に陥れることになるのだった。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー6 クレインの正体

精神科医ジョナサン・クレイン


マフィアのボス・ファルコーニは精神科医のクレインに「精神的に裁判は無理」と弁護するように脅迫する。クレインはかねてからマフィアと繋がっており、多くの犯罪者を解放してきたのだった。しかし新たなパートナーを見つけていたクレインはファルコーニに恐怖を引き起こす幻覚剤を注射する。そして、ファルコーニは発狂し精神病院に送られることとなった。
それを知ったブルースは、マフィアよりもさらに強大な存在が背後にあることを知ったのだった。クレインを探っていたブルースはバットマンとしてクレインの取引現場に踏み込むも、スケアクロウと名乗っていたクレインに幻覚剤を吹き付けられ意識を失ってしまう

スケアクロウの陰謀


意識を失っていたブルースは、父の旧友でありウェイン産業の応用科学部に籍を置いていたフォックスにより助けられた。フォックスはブルースの血液を分析し、幻覚剤の解毒剤を作り出すことに成功していたのだった。ブルースはフォックスに解毒剤をさらに作るように頼むと、同じくクレインを怪しんで拉致されていたレイチェルの救出に向かう。
レイチェルはかねてより医師であるクレインがマフィアとつながっていると睨んでいたが証拠がなく追い詰められなかったのだ。そのレイチェルに対してもクレインは幻覚剤を使っていたがバットマンに捉えられる。「スケアクロウ」と名乗っていたクレインはゴッサムシティの上下水道に大量の幻覚剤を流し込んでいたことを告げたのだった。

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー7 黒幕との闘い

黒幕の正体


ブルースの誕生日パーティーに、かつて「影の同盟」でブルースの恩人であったデュカードが現れる。そしてかつて倒したはずの「影の同盟」のラーズ・アル・グールは影武者であり、このデュガードこそが組織の真の黒幕であることを知る。
デュガードは悪の街であるゴッサムシティを一度全部破壊し、新たな街を作ることこそが最善との信念をもっていた。そしてクレインが流した幻覚剤をウェイン産業から奪った水源気化装置を使い、街を恐怖に陥れることで壊滅させようと計画していた。そして、デュガードはウェイン邸に火をつけブルースを残し立ち去って行った。

デュガードとの死闘


デュガードはゴッサムシティのモノレールで水源へと向かう。デュガードの放った影の同盟の忍者たちとの死闘の後、デュガードの意図に気づいたブルースはゴードン刑事にモノレールの高架の破壊を託し、デュガードとの戦いに挑む。かつての恩人でもあるデュガードに対しては、自らの手で殺しはしないが助けもしないという選択をする。そして、ゴードンによって破壊されたモノレールは高架から落ちていく。バットマンは空中に逃れるも、デュガードはモノレールもろとも爆発し絶命するのだった。
 

映画『バットマン ビギンズ』 ストーリー8 ブルースとレイチェル

バットマンの正体


バットマンの正体を隠していたブルースは、日頃は気ままなプレイボーイのお坊ちゃんを演じることでレイチェルからも幻滅されていた。しかしレイチェルを救出する際に「人間の本質は、行動で決まる」というかつてレイチェルがブルースを諭した言葉を告げることで、ブルースは暗に自らの正体を知らせる。バットマンの正体をしったレイチェルはブルースと口づけを交わす。しかし、レイチェルはゴッサムシティに平和が訪れるまで、バットマンがその役割を終えるまでは結ばれることはないと決意するのだった。

次なる敵へ

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警部補に昇進したゴードンは、バットマンとの連絡用のバットシグナルを示し、新たなる敵となるジョーカーの存在を知らせる。ゴッサムシティを腐敗から立て直すため、悪を一掃するための戦いのために、バットマンは闇に消えていくのだった。

三部作のはじまり…新たな敵へ

出典:https://www.amazon.co.jp

「ダークナイトトリロジー」三部作の第一作にあたる本作では、少年であったブルースがバットマンになるまでが丁寧に描かれ、繊細な人物描写に定評のあったクリストファー・ノーラン監督によりエンターテインメント作品として極上の仕上がりになっている。
クリスチャン・ベールのブルース(バットマン)は、ファンの期待を裏切らないまさにはまり役であると言える。そして執事のアルフレッドをマイケル・ペイン、バットマンを助けるフォックスにモーガン・フリーマン、ラーズ・アル・グールの影武者として渡辺謙と味のある役者陣が脇を固めたラインナップは、作品にスパイスを利かせるだけでなく、映画の格を上げているともいえる。そして原作には登場しないブルースの幼馴染レイチェルも、ケイティ・ホームズが演じることで、バットマンのファンの期待を裏切ることもなく、むしろ欠かせない存在として際立った役割を担っていると言える。
続編の新たなる敵を示唆するラストから、名優たちの存在にも注目しながら続編も楽しみたい

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