【Dグレ】アレン・ウォーカーの7つの魅力を紹介!アンラッキーすぎる主人公!【D.Gray-man】

連載開始から10年以上経った今でも人気が根強い漫画『D.Gray-man』。その主人公・アレン・ウォーカーは、過酷な運命を背負いながらも、自分の信じた道を歩き続けます。そんな彼の魅力を、25巻までのネタバレを入れつつご紹介していきます。

『D.Gray-man』アレンってどんなキャラ?


アレン・ウォーカーは、現在(2017年11月)ジャンプSQ.CROWNで連載されている漫画『D.Gray-man』の主人公です。「黒の教団」という世界救済を掲げた組織に所属するエクソシストで、人間の悲劇によって生み出された兵器・AKUMAも、人も救うことを誓い、日夜奔走しています。
25巻現在では、身長174㎝で、体重は56kg。年齢は不明ですが、推定では16歳。誕生日も不明ですが、「アレン」と名乗り始めて、彼の養父であるマナと旅立った日が12月25日であるため、その日が彼の誕生日と言える日になっています。
血液型はO型で、民族は(自称)英国人趣味は彼の相棒である金色のゴーレム・ティムキャンピーを磨くことと貯金、そしてアクロバット好きなものは、ティムキャンピー、食べもの、ポーカー、マナです。


彼は左手にイノセンス(AKUMAに唯一対抗できる武器)を宿した寄生型のエクソシストです。彼のイノセンスの名前は「神ノ道化(クラウン・クラウン)」。発動すると、左手が鋭い鉤爪になり、仮面と真っ白なフードつきのマントが装備されます。そこから更に、左手を「退魔の剣」へと変化させることも可能です。

『D.Gray-man』アレンの魅力1:自己犠牲も厭わない優しさ


「人を憂う」と書いて「優しい」と読みますが、彼ほどにその形容詞が似合う人はなかなかいません。基本的に柔らかい笑みをうかべて、丁寧な口調で人に接する点からそうとも言えますが、何より「誰かが傷つくことに耐えられない」彼の性格からそう言えるのです。
『D.Gray-man』の話数は「第◯夜」という形でカウントされていきますが、これは主人公のアレンに「徹夜で頑張る子」というイメージがあったためにできたものです。人であろうと、AKUMAであろうと、世界を終焉に導こうとするノアであろうと、誰かを救うためであったら、夜も眠らずに戦い続ける
それがアレンという少年の、己のためだけに生ききれない悲しさであり、彼の最大の魅力でもあるのです。

『D.Gray-man』アレンの魅力2:幼少期は「生意気な少年」


幼い頃のアレンは実は生意気で捻くれた子どもでした。この頃の髪の色は「白」ではなく「茶」で、額から頰にかけての傷もありません。心の奥に優しさや純粋さがあるところは今と変わりませんが、それでもまるで今とは別人のようでした。
アレンが今のように変わってしまった原因は、養父のマナを壊してしまったことにあります。幼かった彼は千年伯爵の甘言に乗り、亡くなったマナAKUMAとして蘇らせてしまいます。
マナから頰に傷を受けた彼は、自分の意思とは無関係にイノセンスを発動させてマナを破壊してしまいます。その時のショックで彼の髪の色は真っ白に染まり、彼はしばらく廃人のようになりますが、やがてマナの仮面を被ることで回復します。つまり、今の彼の紳士的な言動や優しい笑顔は、彼の養父であるマナの仮面を被ったことによるものなのです。


そのまま彼がずっと変わらないままマナの仮面を被り続けているかというと、実はそうではありません。黒の教団に来た彼は、リナリーやジョニーなどの特定の団員に対しては敬語を崩し始めています。大切な仲間が増えていくなかで、彼は着実に変化し、元の彼の素顔を見せ始めているのです。そんな彼の人間としての変化を追うことが、彼という人間を知る上での魅力となっています。

『D.Gray-man』アレンの魅力3:「14番目」覚醒への葛藤


黒の教団は世界を終焉に導こうとしているノアの一族と対立していますが、アレンは「14番目」と呼ばれる異端のノアの宿主となっています。アレンは自身に宿ったノアを目覚めさせないように抵抗を続けますが、少しずつ彼の自我ノアのメモリーに侵食されていってしまいます。
25巻で、一度完全にノアのメモリーに飲み込まれた彼は、夢の世界でクロスに「ここで安らかに眠ること」を勧められます。彼は涙を流しながらも笑ってその誘いを断ります
作者の星野先生は「この時の彼は本当はクロスの手をとって楽になってしまいたかった。けれど、己の信念を貫こうと、震えながら前に進もうとしている。その表情を描くのが難しかった」と、対談の中で語っていますが、私はこのアレンの絶望と決意に満ちた表情を見ると、思わず涙が込み上げてしまいます辛すぎるほどに辛い運命を背負っても、誓いの道を歩き続けようとする彼の魅力に満ちたシーンです。

『D.Gray-man』アレンの魅力4:35年前から既に存在していた?


アレンの過去はいまだ多くの謎に包まれています。アレンは何故自分が「14番目」の宿主になったのかがわかっていません。しかし、24巻でアレンの中に潜む「14番目のノア」であるネアは、35年前にアレンが自分からネアの宿主になったのだと回想しています。
それなのに、アレンはそのことを覚えておらず、35年経っても肉体は年をとらずむしろ若返っている。ネアはそれを「イノセンスのせいではないか?」と勘ぐっていますが、詳しいところは何もわかっていません
35年前のアレンは、背中にかかるほどの長さの長髪で、丸眼鏡をかけた青年だったようです。いったいそのアレンに何があって今のアレンとなったのか。これからの『D.Gray-man』の謎解きに期待です。

『D.Gray-man』アレンの魅力5:ノアからも教団からも追いかけられる!?


アレンは22巻の終わりで教団から逃亡し、教団からもノアからも追われる身となっています。そんな彼のために神田ユウジョニーが行動を起こします。神田はアレンとは犬猿の仲のエクソシストですが、アレンが命がけで神田が自分自身の過去との決着をつける手助けをしてくれたことに大きな恩を感じています。
ジョニーは「黒の教団」の科学班の元メンバーで、アレンの友人です。彼は命がけでアレンの旅に付き合う決意をし、科学班を辞職して、神田とともにアレンを見つけだします。
アレンは自分の危険な旅に仲間がついてこようとしていることに激しい抵抗感を覚えますが、強い孤独を感じていたが故に、安堵と嬉しさを隠しきることができません。ジョニーが「友としておまえの手助けがしたいんだ」と言ったときの、思わず真っ赤になってしまったアレンの顔は必見です。

『D.Gray-man』アレンの魅力6:演じるのは実力派声優・小林沙苗&村瀬歩!


2006年10月からおよそ2年放送されたアニメでは、オリジナルの展開も入りつつ原作の1〜16巻までの内容が描かれました。この時のアレンの声を担当したのは、『イナズマイレブン』の雷門夏未や、『夏目友人帳』の夏目レイコ役などで有名な小林沙苗アレンの優しさや使命に対する真面目さをよく感じられるような声で、劇中に流れる「つないだ手にキスを」という子守唄も、彼女の声で歌われました。


2016年7月より1クール放送された新作アニメ版『D.Gray-man HALLOW』では、原作の17巻〜23巻までの内容が描かれました。この時のアレンの声を務めたのは、『ハイキュー!!』の日向翔陽役や、『双星の陰陽師』の石鏡悠斗役で有名な村瀬歩。原作者の星野先生は彼の声を聞いたときに、「闇を抱えているけれども天使のようにも聞こえる」と思い、今描いているアレン像にハマっていると思ったそうです。

『D.Gray-man』アレンの魅力7:大事な人・リナリーとの絆


リナリー・リーは、黒の教団に所属する17歳のエクソシストです。彼女とアレンとのやりとりで特に印象的なのは、3巻後半の場面。アレンが自爆しかけたAKUMAの魂を救おうと飛び込んだとき、リナリーはイノセンスを発動させて彼を引き止めます
AKUMAの魂を救えなかったアレンは「何で止めた!」と彼女を怒りますが、リナリーはそんなアレンの頰をひっぱたき、涙を滲ませながら「仲間だからに決まってるでしょ」と怒り返すのです。リナリーはアレンの自分を大事にしようとしないところを許さず、「何度だって助けてやるんだから」と彼に告げます。


リナリーはその後もアレンのことを気にかけ続けますが、22巻でアレンが教団を離脱することになったとき、彼女は1人で運命に立ち向かおうとする彼を引き止めることができませんでした。彼女は本当の意味で彼を助ける覚悟がなかった自分自身を責めますが、アレンは教団から離れた今も変わらずリナリーのことを大切に思い続けています


アレンがリナリーのことを大事に思っていることは、11巻でリナリーがノアに囚われたときに、アレンが怒りに震えた必死な表情を見せたことから明らかです。また、実際ファンブックである『キャラグレ』には「大事な人」と直接的に書かれていたりもします。25巻でアレンが「安らかな死を選ぶか、苦難の生を選ぶか」という選択を迫られたときに、アレンの「死」を選びたかった心を「生」へと引きとめたのも、リナリーと別れ際で交わした約束でした。


アレンは、誰かを救うためなら、「生」と「死」の間にある越えてはならないラインを越えてしまいかねない男です。それはおそらく、彼がマナを壊してしまったときから生まれた、彼自身にもどうすることもし難い「衝動」のようなものなのでしょう。その衝動のためにぼろぼろになっていく自分のために、リナリーは涙を流しながら怒ってくれた。その時からきっとアレンにとってリナリーは特別な女性で、これから先もずっとそう在り続けるのでしょう。

アレンの歩き続けた道の果てを見逃すな!


ここまで、アレン・ウォーカーの魅力をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
原作で(まだまだ多くの謎は残っていますが)千年伯爵は実はマナであったことが明らかにされました。いずれアレンは千年伯爵の正体を知り、自分自身の過去と向き合わなくてはならなくなるのでしょう。その時のことを思うと胸が痛いですが、絶望的な状況にある人の全ては救えずとも、僅かな光のある展開を迎えさせてきたのが『D.Gray-man』という漫画です。
アレンが信じて歩き続けた道の果てにも、きっと僅かな救いが訪れると信じたいですね。これからの『D.Gray-man』と、その中心を歩き続けるアレン・ウォーカーに期待です!