映画「バットマン」あらすじ&ネタバレ紹介!ティム・バートンの描くバットマンの評価は?

謎多き大富豪ブルース・ウェインの秘密と彼の過去…バットマンを語るには1作目は欠かせない!どうしてジョーカーは怪人になったのか?気になる「始まり」を全て見れるティム・バートン版のバットマンを見よ!

ティム・バートンが手がける『バットマン』とは


バットマンというと、昨今では『ダークナイト』の方が人気が高いようで一ファンとしては非常に切なく感じている私です…今回は、バットマンはバットマンでも1989年に公開された、ティム・バートン監督が作り上げたバットマンについて語りたいと思います!
ティム・バートン監督といえば、ダークファンタジーの巨匠ですよね!あんまりアクション映画を撮っているイメージがないな~と、思う方も多いでしょう。しかし、バートン監督のバットマン愛は凄まじいものが…!
DCコミックのヒーローバットマンと史上最強のヴィランとの声も多いジョーカーの戦いは単純ながらも原作を知ると映像化は実は難しい問題が山積みの作品。そんな難しいタイトルを見事ティム・バートン全開、古参ファンも納得の展開と高評価を作り上げたのです!

映画『バットマン』 ストーリー1:謎の怪人“コウモリ男”は市民の味方?


舞台はホームレスやギャングが幅を利かせるゴッサム・シティ。賑やかな通りを一本間違えればたちまち金品を奪われ酷い時は命までも取られる恐ろしい都市です。ある一組の家族がタクシーが捕まらず、裏道を使い目的地まで向かうなか…彼らの前にホームレスたちが立ちはだかります。
家族に暴行を働き財布を盗んで逃げていくホームレス、その様子をビルの上から見ている黒い影が…!盗んだ金品を確認するホームレス二人組は、とある“噂話し”をしていました…ビルの上から足を滑らして死んだ友人は「本当はコウモリにやられた」んじゃないかと…。
コウモリなんてバカらしい!と、相方の話しを一蹴りした主犯格でしたが犯罪の一部始終を見ていた黒い影が、自分たちに迫っていることに気づいてはいなかったのです…噂のコウモリが…!


ホームレスたちを締め上げた黒い影は、バットマンと名乗り自分の事を周りに言いふらせと伝え去っていきますが…与えたショックが大きかったのか、後日広まった“新しい噂”は身長2メートルのでっかいコウモリ男が出たという、なんとも格好がつかない都市伝説レベルのもの…。
記者たちは、コウモリ男は警察が雇っているんじゃないか?と取材を強攻しますが、警察は関与を否定。そして、ゴッサム・シティ創立200年の記念祭を控え市長は、面倒な問題はゴメンだと怪人騒ぎや市民が恐れるギャングの問題は警察に投げたまま祭典の準備に取り掛かろうとしていました。

謎の怪人の正体を探る報道カメラマン、ヴィッキーの登場


“謎の怪人!コウモリ男がゴロツキを締め上げる!”これ以上にない面白いネタに飛びついた記者のノックスと彼の相棒になりたいとやってきたカメラマンのヴィッキーは、渦中のコウモリ男の情報は、警察庁のジェームズ・ゴードン総監が持っていると踏み大富豪のブルース・ウェインの邸宅で開かれるパーティに潜入!
ゴードン総監からコウモリ男の情報を聞き出そうとするも、依然として答えは「NO」。そうこうしている内に、ゴードン総監は新たに起きた事件を耳にしてパーティーをあとにします。そうとは知らず、ゴードンを追うノックスとヴィッキーは、奇妙な骨董品ばかりが飾られる部屋に迷い込み…1人の青年と出会います。

映画『バットマン』 ストーリー2:大富豪ブルース・ウェインの秘密


“ブルース・ウェイン”と名乗った青年に、ノックスとヴィッキーは驚きながらも引き出せる情報はないかと、コウモリ男の話題を振りましたが、もちろん有力な情報は得ることが出来ず…逆に変わり者の印象を持たれてしまいます。大の大人が都市伝説のコウモリ男を追いかける…普通に考えれば、滑稽なものですもんね。
ゴードン総監が帰ると聞いたブルースは、2人に別れを告げ足早に去っていきましたが…さて、彼はどこに向かったのでしょう?邸宅内には無数に仕込まれた隠しカメラがあり、ゴードン総監の事が気になった彼は、隠し部屋で何が起きたのか知りました。
ここでのポイントは、みんながコウモリ男の事を、そのままの名称で呼んでいましたがブルースだけは、ストーリー序盤ではっきりと「バットマン」と言ったのです。それは、脅されたホームレスとコウモリ男意外が知ることはない、情報の一つ。

映画『バットマン』 ストーリー3:1人のマフィアが化学薬品の液槽に落ちた!彼の名前はジャック・ネーピア


“検事、ハービー・デントがアクシス科学と我々との癒着に感づき始めたのではないか?”構成員たちを集め、裏社会のボス「グリソム」はなにか良い案はないかと意見を募ります。組織のNo.1、ジャック・ネーピアはボスの愛人に手を出す、大胆な性格の持ち主。
ボスのグリソムはジャックが愛人に手を出している事を知っていながら、あえて頼りにしていると言葉をかけます…。グリソムは彼を罠に嵌め警察に「ジャックが科学薬品工場に押し入った」と情報を流しました。罠に嵌められたと知らないジャックは、工場内にある組織との関係証拠を見つけている最中に続々と現れた警察官たちと銃撃戦に発展!

ボスに嵌められたと理解したジャックは、手下と共に必死に応戦するも、数では圧倒的に不利な状況…!そんな中、工場の屋根裏から黒い影が降りてきた!トンガリ耳に黒いマント胸にはコウモリマークをあしらった、噂の怪人“コウモリ男”ことバットマン!
颯爽と現れたバットマンにジャックは発砲、しかしそれを防御で跳ね返し、跳弾した弾はジャックの顎にヒット。そのまま体勢を崩したジャックは、よろきふためき液槽の中に勢いよく落下!落ちる直前、バットマンは彼の手を掴み落下から救うも先に手を離したのはどちらなのか…真っ逆さまにグロテスクな色の液に落ちていくジャックは結構トラウマもの

映画『バットマン』 ストーリー4:犯罪界の道化王子“ジョーカー”


一件落着…かと、思われた化学薬品工場での一件ですが、ジャックは死んではいませんでした。ただしくは、一度死んで生き返った…と、言った方が正しいかもしれません。おそらく、組織が抱える闇医者の元で一命をとりとめたジャックでしたが、その姿は以前のものとはまるで別人。
髪は緑に焼け肌は真っ白に漂白…そして、跳弾して砕けた顎は顔の神経を奪い引きつった笑顔の狂人、ジョーカーの誕生でした。ジャック…もといジョーカーは自分を罠に嵌めたグリソムの元に向かい彼を殺害。


めちゃくちゃリズミカルに何発もグリソムに“ハッピーな笑顔”で発砲するジョーカー、見ているこちらも「楽しい場面」なんじゃないかと錯覚するほどの展開でした(笑)個人的に気になるのは、ジョーカーのゴッサム・シティの言い方が妙にネイティヴなところ…
『ゴッサム・スィティ』と発音しているのが吹き替えでわかります。なんと、ソフト版で吹き替えを担当しているのはデーモン閣下!悪魔とジョーカーとは混ぜたら危険すぎる組み合わせですね!

友達以上恋人未満?ブルースとヴィッキーの関係は恋人なのか…?


洋画での恋人関係の素早い成り立ちって、たまについていけなくなる事はありませんか?気がついたら報道カメラマンのヴィッキーは、何度かブルースとプライベートで会い邸宅に泊まるうちに恋人のような関係になっていたようです。
しかし、ヴィッキーもカメラマンの端くれ!ただブルースと仲良くしているわけではありません、謎多き大富豪ブルース・ウェインの素性を探っていました。彼女たちが追っているコウモリ男との関係に気づいている…と、いう事はないようですが…。
ブルースの事を調べるのに熱中するヴィッキーに面白くない顔をするのは、相方のノックス。いつの間にか友達以上恋人未満になる2人と、そこに入り込み三角関係を演出する流れ…洋画はスピーディーすぎる…。

ボスの席を狙うジョーカー!会合では更に犠牲者が出た!

ボスのグリソムを殺したジョーカーは、会合の席で“グリソムが戻るまで代理のボスは俺だ”と主張するも、彼を快く思っていない人物の方が多かったようで、ここでも反対意見を述べた幹部を1人、焼き殺しています。
しかし、戻るまでの代理のボスとは…一体どんな説明をしたのでしょう?戻るもなにも、自分で殺してしまったのに…。常軌を逸したジョーカーに、怒り・怯え様々な感情を見せた幹部たちは逃げるように部屋から出ていき…ジョーカーは、自分をボスと認めさせようと次の一手を考えていました。
ジャックからジョーカーへ生まれ変わった彼は、元々の残虐性にくわえて歪んだ笑顔と常に狂気じみた雰囲気が怖すぎて、夢に出てきそうなレベル…!スーパーヴィランと呼ばれるだけあります!

「この街は下剤が必要だ!」


グリソムを殺し、ボスの座を無理やりに奪おうとするジョーカーに幹部たちは抵抗しますが、それも虚しく報道陣の前でグリソムの後継者は自分だと名乗りをあげたジョーカー!挨拶代わりの軽い銃撃をお見舞い!
そして市民たちを恐怖のどん底に突き落とす事件が発生…謎のアレルギー症状により次々に死亡者が出始め、ニュースを読み上げていたキャスターが突如笑い出す…!そう、もちろんジョーカーが仕掛けた“プレゼント”
ジョーカー印の化粧品「スマイレックス」は葬儀屋さんもビックリの新商品、しかし売り出されているわけでもなく、市民たちは“すでに日常の中で摂取しる可能性がある”と注意を促しました。それはなにに入っているかわかりません…水や酒…食料、または化粧品など…

ジョーカーはブルース・ウェインの恋人、ヴィッキーに目をつける!


次にジョーカーが目をつけたのは、ブルース・ウェインの恋人、ヴィッキー!“芸術家”同士で惹かれ合うものがあったのでしょうか…。ジョーカーはブルースの名前を語り、ヴィッキーを美術館に呼び出しました。ここは本作でも見どころの一つ、ノリノリなジョーカーと取り巻きたちによるダンスを見ることができます。
ヴィッキーから、覚えのない待ち合わせの電話を不審に思ったブルースは、ジョーカーの仕業だと瞬時に察知して、現場に急行!事なきを得ましたが、彼女の災難はまだまだ続きます!後日、ブルースはヴィッキーのマンションを訪ね、先日の一件を謝罪。
ブルースが、バットマンは自分だとヴィッキーに伝えようとした瞬間、新たな来客が…玄関を開けると、そこにはジョーカーが立っていた…!

映画『バットマン』 ストーリー5:2人の怪人の“因縁”の激闘がはじまる…


ヴィッキーの家で、ジョーカーと対峙したブルースは、かつて両親を目の前で殺したチンピラと同じ言葉をジョーカーに向けられ一瞬たじろぎます。それは、ジョーカーの名セリフとしてもよく知られる「月夜に悪魔と踊った事があるか?」というもの。
ブルースがまだ少年だった頃、両親と映画を見た帰り道…金品目的に二人組のチンピラに襲われ、母は真珠のネックレスを盗られ、父が身を挺して庇うも抵抗虚しく二人共射殺されました。子供だった為に見逃されたブルースは、成長しバットマンとなります…そして遂に両親の仇を見つけることに。
ゴッサム・シティ200年の記念祭をジョーカーによるテロから休止にすると宣言した市長、しかし当のジョーカーは、市民たちに2000万ドルの大金をばらまくと約束し、テロを休戦宣言。なので記念祭を予定通り行えと電波ジャックして主張します…そして、バットマンとに対しても決着をつけようと挑発!


風船人形を戦闘に、バースデーケーキの乗り物で現れたジョーカーと手下たち!宣言通り、市民に向け札束を惜しみもなくばら撒き、ここだけ見ればミニエレクトリカルパレード状態(笑)我先にと、ばら撒かれた2000万ドルに群がる市民!
その頃、バットマンは…狂喜乱舞するゴッサム・シティの様子をバットウィングを操縦して上空から監視していました。ジョーカーの目的は、純粋に200年の記念祭を楽しむことなのか?いいえ、彼は集まった市民たちめがけ毒ガスを噴射!笑顔であの世へいけと叫ぶ狂気のジョーカー、バットマンは間に合うのか!?


バットウィングからマシンガンが発砲され散り散りになるジョーカーたちの手下!残すはジョーカーのみ!ミサイルの標準を合わし、これで全てが片付く…と、思ったのもつかの間!ジョーカーはおもむろにピストルを取り出すと見せかけ、めちゃくちゃ銃身のながい謎の凶器を取り出します。
「それなんなの!?」あまりの突然の展開に思わずツッコミを入れてしまいますが、謎の武器でバットウィングの撃墜に成功!どんな破壊力だよ!と、またまた思わずにはいられない展開が続き、微妙なギャグパートをはさみつつも、いよいよ最終決戦の時!


ジョーカーはヴィッキーをさらい、チャペルへとやってきました。決戦の舞台に用意した最上階までの階段を登りながら、駆けつけた警察官めがけ巨大な鐘を落とします。さらわれたヴィッキーを追いバットマンも続きますが、やっと追いついたと思ってもジョーカーの手下から片付けないといけない状況。
ここで見ている方には、ジョーカーの華麗な社交ダンスとプロポーズを聞いてしばらく決着まで待ってもらうことになりますが、最後…ジョーカーはどうなったかというとバットマンとの殴り合い(一方的に殴られているだけでしたが)により屋外へ落下!
したかに見せかけ、バットマンとヴィッキー2人の手を掴み逆に振り落としにかかりました。ここのトリックは、何度見てもどうなっているのかわかりません…。


手下たちが操縦するジョーカー印のヘリコプターで逃亡するまでが、彼の描いた絵図であり全ては計画通りだった…はずでした。バットマンの放ったグラップ・ネル・ガンがジョーカーの足とガーゴイルに巻き付き、脱出することを阻止!
ガーゴイルがくくりつけられた足の重さに耐えることが出来ず、彼は地上に真っ逆さま…液槽の中に落ちて今度はチャペルの最上階から落下、人が落ちたら助かる確立はないでしょう…「人」ならば…。
かくして、ゴッサム・シティに平和が戻り検事のハービー・デント宛にバットマンからの手紙が届いたころ、市民はバットマンを正義の味方でゴッサム・シティの守護者だと認め、彼の助けが必要な時は空に向けてバットシグナルを照らすのでした。

ジョーカーの誕生からブルース・ウェインの過去まで見どころ満載!

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『バットマン』シリーズの第一弾、ティム・バートン監督による多彩なアクションとギミックが魅力の本作は、まずは入門編に見ていただきたい一品!アメコミのヒーローというと、スーパーパワーを持ち空を飛んだり、目からビームを出してみたりする、派手なキャラクターが人気ですよね。
バットマンは意外と言われそうですが、ごくごく普通な青年なんです。なんのスーパーパワーも持たず、努力と両親の残した莫大な財産が彼を形成しました。本作の面白いところは、決して狙ってはいないでしょうが笑ってしまう場面が多いところ!台詞回しも勿論ですが…
例えば、ヴィッキーにバットマンは自分だと打ち明けたブルース、ジョーカーは危険なサイコであり倒さなければいけない相手だと熱弁。しかし、ヴィッキーは「あなたも危険人物だと思われてる」というようなニュアンスの言葉を…

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その言葉を聞いたバットマンの表情が「!?!?!?」という感じだったのが個人的にじわじわくる名場面です!他にも、色々とブラックジョークが冴える場面もたくさんあります!またバートン監督のバットマンは外見から分かるようにも“あえて”地味に!真っ黒いバットマンは画期的でした!
しかし、23の隠し道具やバットモービル・バットウィング・バットポッドなどなど…日本でバットマンの強烈なファンというと、千葉ットマンが有名ですね!もしご存知ない方は、千葉のバットマンの勇姿をごらんください。
誕生してから2017年で78年!これからも新たなファンをどんどんと獲得し、アメコミヒーローの頂点に輝く日も近いバットマンの1作目!ティム・バートン版『バットマン』鑑賞することをオススメします!