千と千尋の神隠し キャラクターまとめ!ヒヨコに大根…ユニークな彼らの名は?

こんな神様たちなら一緒にお風呂に入ってみたい!『千と千尋の神隠し』に登場する可愛らしい神様や、これってなんだっけ?そんなキャラクターたちの名前や元ネタと、宮﨑駿監督のちょっとした遊び心を含んだいるネタを紹介します。

「千と千尋の神隠し」に登場した奇々怪々なキャラクターたちとは?


カエルが喋って蜘蛛男が風呂をくべる、神様たちの相手をするのはナメクジ女の女給さん!?突飛な世界観!日本歴代興行収入第一位を達成した『千と千尋の神隠し』が、すでに16年も前の映画だってご存知でしたか?(2017年現在)
金曜ロードショーで放送される度に、ついつい見てしまう…なんて方も多いのではないでしょうか!メンキャラクターは勿論のこと、作中で名前を呼ばれる事がなかった個性豊かなキャラクターたちも多く、いつまでも私達を魅了する理由が分かるような気がします。
湯屋の主人、湯婆婆の恐ろしさやカオナシの不気味さなど…当時の子どもたちにはトラウマもの!湯屋にやってくるのは八百万の神という設定でしたが、よーく見てみると可愛い神様も多かったですね~。

「千と千尋の神隠し」遊び心が満載!動物?野菜?様々なデザイン!


牛鬼やナマハゲのような神様(?)たちなど、湯屋は連日大盛況で代わる代わる神様たちが訪れるシーンは見ていて楽しかったな~と、つい懐かしくなっている筆者です。八百万の神とは名前のとおり、出雲の主宰神“大国主神”や知名度でいったら七福神や招き猫などの縁起物
そして河童や天狗といった“妖怪”に属するものまで実に様々!『千と千尋の神隠し』に登場して、あまりの可愛さにメインキャラクターではないのに人気者だった「おしら様」など、実は私達の生活にとっても身近な神様たちも多くいました!
もともとの由来から姿形を残しながら、宮﨑駿監督が作り出したコミカルな神様たちは、そんなに神々しいというわけでもなく目の前に現れたら仲良くなれそうな雰囲気があります(笑)

「千と千尋の神隠し」ぎゅうぎゅう詰め!?ひよこの神様「オオトリ様」


まずは、可愛らしいヒヨコのような神様!名前は「オオトリ様」だそうで、お風呂にギュウギュウで詰められているとまるでアヒルのオモチャ状態(笑)頭の上に小さなタオルを乗せているオオトリ様もいます!
可愛らしい外見とは裏腹に一体どこを見ているのか分からない不気味さも良いですね~オオトリ様専用の小さめのお風呂は、お鍋のような形をしています。ただ、このオオトリ様がどうして神様になったかというと、実は悲しい物語が…。
卵からかえる予定だったヒヨコが、かえらなかったものがオオトリ様になるらしい…つまり、それは私達が普段から食べている卵にも言えるかも・・・??

「千と千尋の神隠し」エレベーターで遭遇?大根の神「おしら様」がかわいい!


千尋が湯婆婆の部屋に行く途中、乗ったエレベーターで遭遇した白くて太い…まるで大根のような神様!名前は「おしら様」というそうで、元々は見た目通りで大根の神様です。古くから東北地方で信仰されており女性特有の病気が治るようにと祈られる神様であり、または農耕神や蚕の神などなどいろいろな側面を持っています…
ふっくらとして優しい外見のおしら様に拝んだら、たしかにご利益がありそう!映画のラストでは、なんとも言えない動き(ダンス?)で扇子を持ち千尋を見送っていたのも可愛かったですね!頭に乗せているのは、盃のようにも、お椀の蓋のようにも見えるような…?
エレベーターで千尋の事を圧迫していましたが、もちもちしてそうで…大根と分かった今では齧ったら美味しそうだな~と思わずにはいられません。千尋にさりげない優しさを見せるところなんかも隠れイケメン(?)

「千と千尋の神隠し」『オイ!オイ!』喋る不気味な3つ頭…


坊の部屋にいた、謎の頭…可愛いならまだしもオッサンみたいな、というか完全にオッサンの頭がウロウロするシュールな光景は当時私の中で話題になりました。マイブームというやつです。喋る言葉は「オイ」のみ…謎すぎでしょ…実際目の前に出てきたら走って逃げます。
3つ一緒にゴロゴロ転がったり飛び跳ねたり忙しいオッサン達ですが、名前はそのまま「頭(カシラ)」というそう。湯婆婆に仕える者のようですが、坊の部屋にいたという事はベビーシッターみたいなものでしょうか?
銭婆の魔法で坊そっくりの見た目にされ、湯婆婆も一瞬騙されるほど。『千と千尋の神隠し』は、主に擬人化されたキャラクターが多く元になった動物が多くあるので、オッサンも何かしらの動物だったのかもしれません…。

「千と千尋の神隠し」坊が変身!ネズミなのかハムスターなのか!?


頭が銭婆に魔法をかけられたのと同じように、坊も魔法でネズミのようなハムスターのような、ぽっちゃりはそのままに動物の姿へと変えられました。そして、頭は湯婆婆の大きな顔で身体は鳥、まさに妖怪そのもの!湯バードにかけられた魔法はハエドリになる…というもの。
そんなわけで、ネズミになった坊は千尋と共に初めて外の世界へと出ていくことになり、大きな赤ちゃんだった坊の内面も少しは成長したようです。ネズミになってもぽっちゃりで、自力で動くのは困難なのか、怠け者なのかは分かりませんがハエドリに運んでもらう姿は可愛かったですね(笑)

おんもにはわるいばいきんしかいないんだぞ。


坊と言えば、大きな体に見合わず可愛らしい声をしていましたよね!誰が坊の声を担当していたか皆さんご存知でしょうか?なんと、俳優の神木隆之介さん!恥ずかしながら、私は今回の機会がなければ知らないままだったかもしれません。ファンの方には当たり前の事かもしれませんが、驚きましたね~。
私は女性の方が演じているのかと思っていました!当時、7歳だった神木隆之介さんの演技力に脱帽です…!特に、坊が泣き叫んで湯婆婆でも手に負えなくなってしまうシーンは、7歳の演技とは、思えず…。
余談ですが、坊のセリフで印象に残っているのは「こんなてすぐおっちゃうぞ。」「おんもにはわるいばいきんしかいないんだぞ。」の2つ!特に後者は、インドア派の私もそのとおりだと思います。

見れば見るほど“ゆめあります”宮﨑駿監督のユーモアのセンスは凄い


『千と千尋の神隠し』は独特の世界観や湯屋の雰囲気など、どこかにモデルがあるんじゃないか?と、考察に情熱を注いでいる方も多い作品ですね~あんなに楽しそうな湯屋があるならぜひ行ってみたい!
モデルとなった場所は複数あり、特に台北近郊の町「九份」が話題に上がることがありますが、残念ながらこちらはそっくりだけれど、監督自ら否定しているのが分かります。本作の面白いところをもう1つ紹介すると、「湯屋」と「ご飯屋さん」からくる宮﨑駿監督の遊び心が見える部分。


湯屋(油屋)の「ゆ」とご飯屋さん(飯屋)の「め」つなげて読んだ場合「ゆめあります」になるそう。これは宮﨑駿監督のアイディアだそうですが、面白いですね~本作は、監督のプライベートな友人…10歳の少女のために作られたというのは有名な話しですが…
こういった細かなネタやキャラクターの設定を見ると、監督の友人の少女が大人になった時に作品を見直しても、違う楽しみ方ができそうですね!私の個人的なイメージですが主人公というのは、他のキャラクターにないもの…例えば美人であったり、常人にはない頭脳や勇気を持っているものだと思っていました。
しかし、千尋を見ると極々普通の小学生なんですよね、それもちょっと気弱で泣き虫で自立がまだまだ出来ていないような…。どうして千尋のような少女が主人公になったのか?そのことについても、監督はインタビューなどで理由を話していました!


本編だけではなく、キャラクター制作の裏話や誕生秘話などもジブリ作品の魅力の1つ!特に絵コンテ集やアフレコ現場の映像などは、作品を見終わった後に見るといっそう面白いです。今回紹介した神様たち以外にも八百万の神様はいるので、調べてみるのも新たな発見などがあり面白いかもしれません。
日本歴代興行収入1位に今もなお輝く『千と千尋の神隠し』を、大人の皆さんは子供だった頃の事を思いながら見直してみると懐かしい気持ちや新たな感動との出会いがあるかも。ストーリーがうろ覚え…そんな方はぜひもう一度、トンネルを抜けて不思議な町に迷いこんでみてはいかがでしょうか?