【メイドインアビス】ミーティの悲劇とは?ナナチとの過去を紹介

2017年夏期の深夜アニメ【メイドインアビス】に登場したキャラクター、ミーティについて紹介します!ナナチとともに暮らしていた成れ果てのミーティ。ミーティとナナチの過去に一体何があったのか、黎明卿ボンボルドの行った非人道的な実験とは?成れ果てになる前から現在まで、ミーティの全てを紹介します。

【ご注意】記事の元になっている物語の関係上、流血、グロテスクな表現を含む画像が一部あります。過激な描写が苦手な方はご注意下さい。

メイドインアビス最大の狂気・ミーティの悲劇とは?

メイドインアビスとは、竹書房のWEBコミックスガンマにてつくしあきひとによって連載されているダークファンタジー漫画です。1900年前に発見された直径1000メートルの大穴、アビス。その淵に張り付くようにある大穴の町、オースの孤児院で暮らす少女リコの前に現れたロボットの少年レグと出会って物語は回り始めます。

リコの母親であり探窟家の最高峰の証である白笛を持つ伝説の女性、殲滅卿ライザを探しにリコとレグがアビスの大穴の底、深度20000mという深さの深界極点奈落の底を目指して旅をする物語です。

今回紹介するミーティとは、アビスの深界四層巨人の杯で出会ったアビスの呪いを受けた成れ果てで、ナナチの相棒です。なぜミーティは呪われたのか、ミーティとナナチに一体何があったのかを紹介します。

アビスの呪いとは


アビスの呪い一覧

深界一層 アビスの淵…0~1350mまで 負荷…軽い眩暈と吐き気。

深界二層 誘いの森…1350m~2600mまで 負荷…重い吐き気、頭痛、末端の痺れ。

深界三層 大断層…2600m~7000m 負荷…二層の負荷に加え平衡感覚の異常、幻覚、幻聴。

第四層 巨人の杯…7000m~12000m 負荷…全身への激痛と体の目など全ての穴からの出血。

第五層 なきがらの海…7000m~13000m 負荷…全感覚の喪失、意識混濁、自傷行為。

第六層 還らずの都 13000m~15500m 負荷…人間性の喪失又は死。

第七層 最果ての渦…15500m~不明 負荷…死。

深界極点 奈落の底…20000m以深 負荷…不明。

出典:http://colorful01.com

未だ未探索地域も多く謎の多い大穴、アビスには呪いと呼ばれるものが存在します。アビスには大きく分けて地下8層までの層があり、その層のそれぞれで呪いと呼ばれる体への負荷が発生し、アビスの穴を潜っていくのには負荷はないのですが、地上へ戻る際に負荷がありそれがアビスを探索する最大の難点となっています。

呪いの正体はアビスの大穴を中心に広がっている目に見えない力場の事で、魚を捉える罠の様入る時は無傷で入れますが、出ようとすると力が働いて体に負荷がかかるというものです。穴の中心に向かう程力場の影響は濃く、中心から離れれば離れるほど影響を受けません。

ナナチ達の住んでいた家は四層の最端にあたる為力場の波が及ばず、上昇負荷も有りませんでした。

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異国から連れてこられた孤児 ミーティ

ミーティ黎明卿ボンドルドによってアビス内で行っている実験の為に集められた子供たちの一人で、ナナチの親友の少女でした。

肌の露出が多い服を着ていることから南の方の異国から集められた子供で、アビスに対し強いあこがれを持っており、白笛を目指したいという願いからボンドルドの呼びかけに答えて付いてきました。

アビスと白笛の黎明卿・ボンボルド



白笛のボンドルドとは、別名黎明卿と呼ばれるアビスに存在する数少ない白笛の一人です。白笛というのはアビスに潜る探窟家の称号で見習の鈴付きからはじまります。

笛の種類よって潜れる階層が決まっており、鈴付きは探索不可、赤笛は第一層のアビスの淵の深度450mまで、蒼笛は一人前の証で第二層の誘いの森まで、紫色の月笛は師範代の証で第四層の大断層まで、黒笛は達人の証で五層のなきがらの海まで、そして白笛は英雄の証で潜る際限が有りません

この決まりはアビスが属する国によって決められており、探窟家の腕前によってアビスの呪いから無事に帰還できる層として潜れる深さが決まっています。子供たちを集めたボンドルドは白笛の所持者で異物と科学を併用して様々な実験や試みを行っていることから黎明卿 新しきボンドルドと呼ばれています。

ミーティーとナナチの過去

ミーティ赤い瞳と赤い髪が特徴の褐色の肌をした活発な少女で、集められた子供たちの誰にでも話しかける物怖じをしない子供でした。一方ナナチ白い髪に白い肌が特徴的な本好きの少女で、二人はボンドルドの呼びかけみよって集められた子供たちの中で出会いました。

寒い北の地方の出身のナナチは他の子供たちと同じく孤児で、ゴミ溜めの中からまだましなごみを拾って食べていたという程に貧しい生活をして育ちました。孤児院ではなくゴミ溜めの端の廃墟のようなところで生活しており、ここよりましな所ならどこでもいいと思いボンドルドの呼びかけに付いてきました。

ナナチは私の宝物 北から来た少女ナナチ



誰にでも物怖じをしないミーティは、本ばかり読んで周りと馴染もうとしないナナチにも話しかけ、二人は親友になっていきます。活発で物怖じをしない元気なミーティと、物静かだけど聡明で落ち着いているナナチ。二人はお互いを本当に大切に思っており、互いにとって唯一無二の存在になりました。

ミーティはナナチを相棒や宝物と呼び、誰よりも大切にしており、ナナチも照れて言葉にはしませんがミーティのことを誰よりも大切な宝物として扱っています。しかし、その絆が悲劇を巻き起こしてしまいました。

メイドインアビスの狂気・アビスの呪いと成れ果て

ボンドルドが集めた孤児たちは第五階層なきがらの海にあるボンドルド所有の研究施設、前線基地で生活していました。何不自由のない生活に子供たちは安心し、やがて施設の外に出る事を夢見始めます。

一人また一人と施設の外へ案内されて連れ出されていく子供たち。次第に数は少なくなり最後はミーティとナナチの二人だけになりました。そして運命の日、寄り添って眠っている二人の元にボンドルドが訪れ、先に連れ出されたのはミーティでした。

一人になったナナチは不安に駆られミーティを探しに生活をしていた区域から出ますが、そこで耳にしたのは子供たちはみな人としての扱いをしていないという耳を疑うような話でした。危険を感じてミーティを探し施設内を彷徨ったナナチはついにミーティを見つけ出しますが、そこは人体実験を行う部屋でした。

ボンドルドの人体実験によって産み出された悲劇



ミーティが入っていた半透明の容器第六層までいく直通のエレベーターで、ナナチもそこに入れられました。ボンドルドの行っていた実験は、アビスの呪いの解明と称した呪いの肩代りが出来るかどうかを確かめるという恐ろしい人体実験でした。

片側の呪いを引き受けるには両者の間に強い心の絆が無いと出来ません。その為、それまでの孤児達では成功せずミーティとナナチの絆に強い期待を寄せているとボンドルドは語ります。呪いを背負う側になったミーティは、それでもナナチに呪いが降りかからないように耐えてみせると宣言し、その後アビス信仰にのっとって魂がナナチの元に戻るように殺してくれと頼みます。

実験の結果、ミーティは肉塊に目と口が付いたとしか言いようがない異形に、ナナチは兎のような毛の生えた生き物にそれぞれ体が変化しました。

成れ果てになったナナチとミーティ



人間性を喪失し人ではなくなった姿を成れ果てと呼び、探窟家の間では異形の姿に変化してしまった人間は連れて帰らずに殺す方が本人や家族の幸せだと考えられていました。その為、第六層からの帰還は絶望的で、第五層までが実質的な活動範囲だと考えられています。

ナナチの変化した姿は全身柔らかな被毛に覆われており、兎のような耳尻尾が生えた獣人のような姿で、視力も人には見えないアビス内に満たされている呪いの正体、力場を捉えることができるものになり、ミーティは目を背けたくなるような異形の姿になりました。

ナナチはミーティを成れ果ての姿から殺して魂を解放しようと考えますが、ボンドルドがミーティが不死であることを発見し、更に苛烈を極めるようになった人体実験からミーティを守る為に研究施設から連れて逃げ出しました。

復活し続ける不死身の身体…成れ果てになったミーティの秘密


何をしても死ぬ事が無い二人分のアビスの呪いを受けとめたミーティは、すり潰しても手足を切り取ってもまた生えて再生するという不死の体になっていました。ただ一回、ボンドルドの実験で枢機へ還す光(スパラグモス)を使用したときには左目が溶け、そこだけは再生する事が無かったためナナチはミーティを殺すには枢機へ還す光しか不可能だという結論に至ります。

しかし、ミーティの体をすり潰し、切り刻み、切り落としと苛烈を極める残虐な人体実験に耐え切れずナナチはミーティを連れて研究施設を後にします。第四層の力場の届かないようなアビスの片隅で、ミーティを殺すために毒や串刺しなど様々な手法を試しますが、どれも痛みと恐怖を与えるだけで諦めかけていたところにリコレグが現れます。

不屈の花と火葬砲



タマウガチの毒に侵され、更に四層の呪いによって全身の穴から血を流す死にかけた探窟家の少女リコと、機械の体をしてリコを殺すまいと必死に泣き叫ぶレグ。二人の姿を遠目から観察していたナナチは、ミーティを助けようと必死になっている自分と姿を重ねて飛び出してしまいます。

リコの治療をしながらナナチはレグに呪いの正体である力場のことやアビスの生物たちの特性を教えました。更に生き残らせる為にタマウガチとの戦闘の仕方を教えますが、その時レグが発射した光線がかつてボンドルドが実験で使用した枢機へ還す光と同じものだと知り、ナナチはレグにミーティを殺してほしいと頼みます。

ミーティとナナチの過去に何があったかをレグに話し、ボンドルドの元に戻る以外に希望が無かったことを知りレグはミーティを火葬砲で焼き殺す決意をします。



― んなぁ…ミーティはあったかいな…

トコシエコウ、別名不屈の花はアビスの至る所に咲いており、オースの住民や探窟家の間では祝いの時にも葬儀の時にも撒くアビス信仰の象徴のような花で小振りですが美しい白い花をしています。 そんな純白の不屈の花を散りばめた棺代わりの花床に、沢山のぬいぐるみと一緒にミーティは座っていました。

ナナチとの最期の別れを済ませ、ミーティーは無事レグの火葬砲によって不死の体から開放されました。本当に、本当に大切な宝物のような存在だったミーティが死に、ナナチは泣き崩れます。

リコを引き止めたミーティと最期の想い



ミーティの火葬の後、逢ったことはないのに意識が回復して目覚めたリコによってもう一人いた気がするという話を聞かされます。リコが言うには、彼女が見ていた夢は狭い岩の中で徐々に押しつぶされていくような怖い夢で、徐々に自分が何かもわからなくなってとても怖かったそう。

でも壁の向こうのすぐ近くに自分よりももっと怖がっている子がいて、声も出せなかったのでリコは目だけで大丈夫だと伝え続けていました。やがて煙のような匂いがしてからその子がいなくなる瞬間、探窟家たちと同じ憧れにあふれた目をした子の横顔を見て、自分が何者かを思い出して還ってこれたそうなんです。

リコが家に着てからずっとミーティがリコに引っ付いていたのはリコを死なせない為で、ミーティの魂が浄化されたときに呪いに囚われていたりコも一緒に開放されました。

成れ果ての村の呪いのかたまりと仮面の男



2017年11月現在で刊行されている最新刊の6巻では、ボンドルドとの戦いを終え遂に第六層の還らずの都にまで一行はたどり着きます。成れ果てたちが集まって出来たという村で、ナナチは耳を疑うような話を耳にしました。

長い間苦しんで、苦しみ続けてようやくレグによって火葬され、魂が開放されたかのように見えたミーティ。しかし、仮面の男によって成れ果ての村を造ったという三賢の元にミーティという呪いの塊が連れてこられたという話を聞かされます。

仮面の男というのは恐らく第五層で戦ったボンドルドで間違いないでしょうが、開放されたかと思っていたミーティの名前がまたここで出てくるということは、ボンドルドによってクローン又は半分に裂くなど何らかの方法で複製されたミーティが居る可能性が出てきました。

これぞ究極のダークファンタジー【メイドインアビス】



ここまで読んで下さりありがとうございます。今回はメイドインアビスに登場したキャラクター、ミーティについて紹介させていただきました。

メイドインアビスは作画がとても可愛いのに内容はリアルに作られていることから大変話題となり、アニメの放送後半はネット上では原作者が嬉々として上昇負荷を視聴者に掛けているっ!といわれる程、可愛いファンタジーな作画とは裏腹に流血や呪い、狂気などダークな一面を色濃く染み出させた作品となっています。

特に今回紹介したミーティと彼女の相棒ナナチの身に起こった悲劇や元凶になったボンドルドの人体実験ダークな一面に溢れているのですが、メイドインアビスの世界観を出来る限りリアルに追求した結果という側面もあります。次巻は恐らく2018年の3月頃発売になるのではないかと予想しています。こちらの記事もチェック!