天空の城ラピュタの名言をキャラごとに紹介!目が、目がぁぁぁ!

昔からテレビでも放送されている「天空の城ラピュタ」には名言がたくさんあります。そのシーンを思い出してしまうような名言や心に響く名言を主要キャラクターごとに紹介していきます。

天空の城ラピュタとは?

宮崎駿監督及びスタジオジブリ製作のアニメ映画で1988年に公開されました。伝説の空中都市ラピュタを巡って主人公パズーは空から降りてきた少女シータと共にその謎に迫るストーリーとなっています。ラピュタの存在を知る者はその他にもムスカ大佐がいて、高度な文明を持つとされるラピュタを利用して世界の征服を考えていました。

そんなムスカの野望を止めるためにもパズーとシータは空中海賊ドーラファミリーと協力してラピュタを目指します。冒険ファンタジーの作品で、公開されてから現在まで幅広い層から支持されてテレビで何度も放送されている人気の作品になっています。

主人公・パズー



作品の主人公で父親がラピュタの存在を研究し写真に収めていたので、自らもその存在を信じて疑いませんでした。そして自分もいつかはラピュタを見つけ出すんだと空への憧れを抱いていました。普段は炭鉱工事の手伝いをしていて親方と呼んで慕っている人物がいます。

正義感を持っていて曲がったことが大嫌いなので、空中海賊のドーラとは最初はぶつかっていましたが、本当の悪は誰かなのかに気が付くとドーラと手を組んで動くことを決意します。初めて運転する飛行物体の操縦などもすぐに対応する能力があり、重火器も扱えるという少年にしては変わったスキルがあります。

「僕の頭は親方のゲンコツより硬いんだ」



父親のように慕っている親方を例えに出した言葉ですが、パズーが屋根から崩れて落ちたのを見たシータが心配した時に話しました。このシーンを見ていると本当に大丈夫なのか?と思えるような落ち方をしています。まるで喜劇?そんな感じもしてしまいます。

それでも自らを心配してくれるシータのことを不安にさせないようにするためにジョーク混じりで話すパズーの気遣いはなかなかのものです。しかしこの言葉からも分かるようにしょっちゅう親方に殴られているパズーはどれだけ怒られるようなことをしているんだ?と想像してしまいます。

気性は荒らそうだから誰かとぶつかるせいなのだろうか……といろいろ考えさせられます。

「おばさん、ぼくを仲間に入れてくれないか?!…シータを…助けたいんだ」



シータが軍であるムスカの元へと連れて行かれたのを黙って見ることしかできなかったことに己の不甲斐なさを感じました。そこに現れたのは空中海賊のドーラファミリーです。シータを助けるための武器もなければ、足もない……自分一人では何もできないじゃないか!なら悪党でも利用して助け出すしかない!そう感じたパズーが決意した瞬間でもあります。

あれほど最初は嫌っていたドーラファミリーと手を組むことになるのですが、ここから一気にストーリーが展開するところでもあるので大事な場面だとも思います。シータのことを助けたいからなりふり構ってられないという純粋な気持ちが表に出ているのがいいですね。

「本当にラピュタが恐ろしい島なら、ムスカみたいな連中に渡しちゃいけないんだ」



ラピュタは超古代文明で世界を征服するほど強大な力を持っているものでした。しかしそんなラピュタの裏の顔を知らないのがほとんどの人間でした。それを知ったのはムスカとシータとパズーだけでした。パズーのムスカに対する印象は正論を口にする少し嫌味な軍人という感じでした。

そして本当のムスカたちの目的を知った時に怒りに火が付きます。シータをさらって利用して世界を征服しようとしているなどふざけんなよ!というぐらいの気迫が現れていました。だからこそ絶対にあいつにはラピュタは渡さない、野望も阻止してやろうと決意した瞬間でもあるのです。

おっとりとしたシータもそんなパズーの鬼気迫る言葉に動かされているのは間違いありません。

ヒロイン・シータ



飛行石を扱うことのできる少女で元々はラピュタにいた王族の末裔です。飛行石はシータにしか反応しないで他の者が持ってもその効力を発揮することがありませんでした。ムスカ率いる軍人に身柄を確保されていましたが、隙を見て飛空艇から脱出してパズーの元へと転がりこみました。

おっとりとした性格ですが、時折見せる大胆な行動で周囲の人間を驚かせます。料理が得意で空中海賊ドーラファミリーの一員になった時はたくさんの人数分の料理を難なく作り、味の良さからもおかわりの連続という事態になりました。

パズーとは同年代で自分にないものを持っている存在として尊敬したり憧れを感じていますが、恋愛感情というところではあまりそういう素振りを見せません

「あら!おばさまも女よ。それにあたし、山育ちで眼はいいの!」



流石王族の末裔と言えるほどの品のある言葉で海賊を圧倒させる言葉です。それでもシータには大胆な部分もあるので自らの内に秘めてある冒険心のようなものが垣間見えた瞬間でもあります。そういえばシータは冒頭のシーンでムスカを殴り倒して気絶させ、窓から脱出を試みるという破天荒なことをしていたので、意外な一面があることを証明しています。

ドーラが自らのことを女扱いしていないのが面白いシーンであり、シータとの掛け合いを楽しむこともできます。そしてそんなシータの言葉にドーラが癒されているのも分かります。

「私の継いだ名はリュシータ。リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」



シータが自らの過去を口にした言葉です。そしてこれがラピュタに関係する大事なことでもありました。ストーリーの鍵となるのは飛行石です。そしてその飛行石を起動させるためにはラピュタ族しか知らないラピュタ族の言葉があるのです。シータは幼い頃に祖母からラピュタ族の言葉を何となく聞かされていたので、それをきっかけに様々な現象が起きました。

更にラピュタの王族の末裔の名前ということもあり、ムスカとも末裔同士の繋がりがあることが分かってしまいました。しかし空中都市にいた王族が疫病のために下に降りてきてひっそりと暮らしていたのがあまり想像できません。

「ここが玉座ですって? ここはお墓よ。あなたと私の…」



ムスカに無理やりラピュタの最深部まで連れて来られたシータは、2人でラピュタの再建を誓うように迫られました。しかしそれを完全に拒否する言葉がこれなのですが、なかなか意味深でもあります。ラピュタの末裔はムスカとシータの2人しかいないという現状では何もできません。

ここから2人が夫婦となり新たな末裔を生み出したとしてもそこで何ができるのでしょうか?たったの数名のラピュタ一族ということだけで世界を掌握しても何にもならないということはシータも分かっていたのです。シータの決意の表れとも言える言葉でしょう。

しかし少女でも考えれば分かってしまうようなことをゴリ押ししてしまうムスカは、どういう考えで自らが王になり、シータが王妃という発想になるのか分かりません。

「バルス」



ラピュタと言えばこれ!の名言ですね。たったの3文字ですがこの言葉は作品で最も重要な言葉とも思えます。ラピュタは巨大な飛行石が中心に留まることで何百年も同じ場所へ浮遊している島なのですが、この禁断の言葉を口にしてしまうとその場所に留まっていることができなくなります。

つまり自由な存在になってしまうということです。作中ではそのまま空中へとどんどん上がり続けて宇宙空間まで突入していました。ムスカの野望を打ち砕いて地獄へと叩き落とす言葉であり、力強く、そしてネタにもされてしまう言葉だからこそ多くの人にも馴染みがあります。

空中海賊・ドーラ



自らを空中海賊と名乗り、飛空艇などを襲っては金品を巻き上げているのがドーラ一家ですが、その一家を束ねているのがドーラです。かなり大柄の老婆でたくさんの息子を従えて金品を狙って動き回っています。そしてドーラが目を付けたのはシータの持っていた飛行石です。

それを奪うためにパズーやシータとも出会うのですが、最終的には両者を仲間にしてムスカ率いる軍隊とやり合うことになります。根っからの悪党というのではなく、ロマンを求めて空を飛びまわっているという感じです。シータやパズーの身を最後まで心配して、無事に生還した時には大喜びしていました。

「偉そうな口をきくんじゃないよ。娘っこ一人守れない小僧っ子が!」



売り言葉に買い言葉といった感じで話していましたが、パズーがシータを金貨と交換してしまったことに対してドーラが問い詰めるシーンでもあり大事な場面でもあります。パズーは軍は正義であり、間違ったことをしていないと信じていました。しかしそんな軍はシータよりも飛行石のことが大事だったので上辺だけの正義だったことを知ることになります。

パズーが何もない自分はどうしたらシータを救えるのだろうか?それを一生懸命考えるためのきっかけにもなっていて、ドーラとも共闘することのきっかけにもなりました。

「静かすぎる…こういうときは動かない方がいい」



百戦錬磨のドーラっぽい言葉です。登場するキャラクターの中ではかなりの年長者だけにいろいろなことを経験しています。空中海賊としてもそうですが、人としても他人の取る行動には経験則から導き出されるものがたくさんあるのです。老婆なのにかっこいい!と感じてしまうのがドーラの魅力でもあります。

男よりも男らしく、決断力もしっかりとしている正に頼れる上司とはこのことですね。だからドーラの息子を始めたくさんの人間がついていくのです。

「女は度胸だ。お前達援護しな!」



軍との戦闘シーンでの発言ですが、自らを男とだぶらせているところが面白いです。確かに男よりも強い存在のドーラならこの言葉を口にしても納得してしまいます。スピード感がある戦闘シーンだからこそ、このようなキレのあるセリフは印象的になります。何度見てもドーラの絡んでいる戦闘シーンは格好良いものばかりで、見どころがあります。

ラスボス・ムスカ



ムスカは、シータと同様にラピュタの王族の血筋を受け継ぐ者です。軍に所属はしていて大佐という称号を得てはいますが、本心ではラピュタ族の末裔としての責務を果たすという気持ちが強いです。ラピュタ族は高度な文明を持っているだけに現在の軍の攻撃力など取るに足りない存在だということが分かっていました。

だから自らがラピュタの謎を解き明かし、世界の王として君臨することを目標ともしていました。自らがそんな王族の末裔だと知っているからこそ、傲慢であり人のことを軽視する傾向にあります。まるで「俺は生まれながらの王なんだ!俺以外の人間はひれ伏すしかない存在なんだ!」という考えがそのままにじみ出ています。

「旧約聖書にある、ソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマ・ヤーナでは、インドラの矢とも伝えているがね」



ラピュタから放たれる一線の光と共に生じた爆発を見て言いました。旧約聖書に記載されている出来事に結びつけているのがなかなか面白く、歴史的にも納得させられる部分があります。神というものを考えると実はそれは高度な文明を持つ人間の仕業だったのを古代の人間は奇跡と思い、そんなことをできる人物を神と崇めたのかもしれません。

しかし自らを神と称するムスカはどれだけ自信過剰で、ラピュタ一族最高!と思っているのだろう……と感じてしまいます。

「見ろぉ!人がゴミのようだ!!」



ムスカの名言の定番と言えばこれですね!ロボット兵が軍人に襲い掛かり燃えた飛空艇の中から跳び落ちる軍人を見た時に出ました。その様子はまるでたくさんの小さな虫が落ちていくようにも見えますが、ゴミに例えるなんて流石傲慢の塊のムスカです。

そんな行動を隣で見ていたシータは当然のようにどん引きですね……ラピュタ族から見たら人間はただの奴隷にすぎないといった感じにしか思わないようです。しかしそんなムスカはどんな育てられ方をしたらそこまで性格がねじ曲がるのだろうか?と想像させられます。

「時間だ、答えを聞こう!」



シータとパズーに対して別れの時間をあげ、3分間経った時に口にした言葉です。このシーンも大事な場面でムスカがあげた3分間の間にパズーとシータは秘密のやりとりを行い、決意を固めているのです。ここがムスカの詰めの甘いところですね。

悪人なんだったらシータの意志など無視してさっさとパズーを殺してしまえばいいのにそれをしない変な情の深さを見せるのです。あれだけ人をゴミのようにたくさん殺したくせに……と思ってしまいます。

「目が、目がぁぁぁ!」



バルスと2人が口にした瞬間に巨大な飛行石は光り輝きます。それによってムスカは目をやられてしまい思わずこの言葉を口にしていますが……あれ?なんでムスカだけ?パズーやシータは大丈夫だったの?と思います。ひょっとしたら呪文を唱えた者には無害でそれ以外の人に効力があるの?

ムスカは眼鏡ではなくサングラスしていたら良かったのに……と勝手な解釈をしてしまいます。それでもそのまま目をやられてしまったムスカは混乱したまま死んでしまうのですが、ラピュタ族でいろいろ研究していたのなら破壊の呪文があることぐらいも調べとけ!と言いたくなります。

天空の城ラピュタは少年の心を思い出させる名作!



天空の城ラピュタは主要となるキャラクターが意外にも少なく、非常に分かりやすい構成になっています。だからこそそれぞれのキャラクターの印象が強く、そのシーンを思い出させるような名言がたくさんあります。パズー、シータ、ドーラ、ムスカがストーリーの中心となり、わくわくするような展開をたくさん見せてくれるので、大人から子供まで十分に楽しめる作品になっています。

映画が公開された当時はそれほど人気がなかったのにも係わらずじわじわと人気が出たのには、監督である宮崎駿の積み上げた功績であり、実力だと思います。