最強吸血鬼アーカードの過去と強さの全てを暴く!【ヘルシング/HELLSING】

漫画至上こんなチートな主役、そうそういない!?やつは暗闇から姿を現し、その牙を、銃弾を、己が武器すべてを使って敵を砕いて進むヘルシング家 最強の鬼札!!
そんな最強であるはずのアーカードがなぜ、人であるインテグラに付き従うのか……⁉アーカードの知られざる過去とその強さの全てを暴いていく!!

アーカードの強さは漫画至上最強クラス!?


数多くのバトルを扱う少年漫画の中でも、実はアーカードは最強クラスに入るほどの強さなのはご存知だろうか!?ヘルシングファンは最強ならアーカード、と即決するレベルのチート主役である!!では、彼の何が凄いのか!?銃弾を何発くらっても死なない点か?どんな物質も通り抜けることができる点!?いや、違うだろう。
あえて言うなら、倒す手段が限りなく0に近いほどの不死身の吸血鬼だからである!!確かに、我々の思い描くヴァンパイアのイメージも不死者、というイメージは確立されてはいる。特に近年、トワイライトや他ヴァンパイア作品がメディアでの露出も増えてきたので、より人々の脳内にそのイメージは出来上がっているともいえるかも知れない。


しかし、これがひと昔前は一部の知識人や聖職者の間でしかその存在は知られておらず、ヘルシングの元になったブラム・ストーカーの恐怖小説『吸血鬼ドラキュラ』が世の中に吸血鬼のイメージを広めたことはご存じだろうか!?アーカードを使役する唯一の人間、インテグラ・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングという女性も、実はその小説に登場するヴァン・ヘルシング教授……の子孫でもあるのだ!!
では、アーカードは永遠の命の他にどこが不死身なのだろうか?それはいまだに彼を倒せる手段がこの地球上に存在しないからである!!未だかつてこんなキャラクターが存在しただろうか?ヘルシング家が彼を倒せたのは彼がまだ吸血鬼として目覚めたてで、言わば赤子のような成長段階でもあったからでもある。物語が始まった当時のアーカードを倒す手段は皆無であり、だからこそ男達(敵)は打倒アーカードという壮大な夢物語に一石投じたのである。


身体のどこを打ち抜いても死なずに再生し、彼の中の膨大なを消したうえで彼自身を倒さねばならないという果てしない戦闘を吸血鬼の中でも上位レベルの実力者と戦わねばならない。なので少佐はシュレディンガー准尉を用いてその無限に近い残機を使用不可にさせるというアーカードの予想もしなかった策で消滅の危機まで追い込んだ唯一の強敵と言える。
ただし、普通の吸血鬼同様に銀製の武器や法儀礼済の銃弾などの攻撃は当たればそれなりにダメージを受けるので効果的でもある。ただし、そんな攻撃が可能な生物がいたとすればアーカードを宿敵と呼んだイスカリオテのアンデルセン神父か若返ったウォルターくらいであるので、例えこの情報が分かっていても対応できないのでその点でもチートだろう。さらに普通の吸血鬼としての能力も付与される(壁の通り抜け、人を魅了する魔眼、影と同化、液状化+コウモリに変身化)なども加わるので、もう誰も止められない。

アーカードの知られざる幼少期に迫る!!

アーカードの元ネタは先ほども紹介した『吸血鬼ドラキュラ』から引用されている。ドラキュラ伯爵は実在した串刺し公のブラド・ツェペシュ(ブラド・ドラクリヤ)をモデルにしており、アーカードも彼が大元となっている。15世紀のワラキア公であり、オスマン帝国の侵略を防ぐために敵であったトルコ兵だけでなく、関係のない貴族や農民まで侵略を抑制するために串刺し刑にしたことから、彼は現在ではドラキュラや残酷な暴君のイメージが広がっている。
多少冷酷でも実際は割と公平で良い君主であり、現代だとルーマニア独立のために戦った英雄と評価されている。彼のイメージが悪く広まったのもプロパガンダ的意味も大きいかも知れない。アーカードも彼と似たような境遇を辿ったことが作中でも描かれている。アーカードは狂気的なほどに妄信した結果、に明け暮れる日々に身を投じていく。


これは、幼少期に十字軍として出兵した際に、当時若干13歳のアーカードがオスマン帝国に人質となった際に性的暴行をされ「神様 私は決してあなたに慈悲を乞いたりしません」と独白するシーンがある。「神への祈りと祈りと祈りの果てに神及び楽園(エルサレム)は降りてくる」と信じ、ただ願うだけに祈りをささげる人々を嫌っているアーカード。結局彼はに裏切られ、兵も民も皆殺しにし、領土も城も燃え落ちてしまう
その際に敵に捕まり処刑されることなるが、処刑の前に血液を舐めて最初の吸血鬼(全ての吸血鬼の真祖)となった。その後、紆余曲折を得てヘルシング家に同じ吸血鬼を狩るためだけに代々使役されることなる。(しかし、ヘルシング家が吸血鬼退治家業をしているのは公には秘密でただのイギリスのいち貴族扱いでもある)
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声優は中田譲二が担当!


最強吸血鬼アーカード役を演じるのは、二枚目~悪役まで俳優としてこなしてきた中田譲二だ。彼は1979年に二枚目刑事役として俳優デビューしたのち、1990年以降は声優業をメインに活躍してきた実力派である!!低音の渋い声に定評があり、シリアスなキャラクター(軍人や悪役)などを中心に活躍している。しかし、逆にそのイメージを逆手にとったコミカルな役も多いため幅広い演技力にも注目していきたい。
さらに、非常に仕事熱心な面も見られ過去に同人CD『空の境界』に出演した際には少ない台詞だったが、原作を読破している。また自身もメインキャラ(ギロロ伍長)を務めているケロロ軍曹のイベントの際にはギロロ伍長の被り物匍匐前進をするという全力で笑いを取りに行く姿勢もファンを魅了している要因一つ!


Twitter上でも「旦那(アーカードのあだ名)」と呟いたファンに対して真摯に答えたり、中田譲二も自分が演じた役にちなんだ発言を多く発信しているため、非常にファンサービスも熱い。また余談だが、同じGONZOからアニメ化している『巌窟王』でも異形の力を得たモンテ・クリスト伯爵役を演じヘルシングのアーカード役と同様に彼自身の代表作となっているため、しばしば容姿的にも似ているキャラクター同士でファンの間で繋がりを感じると騒がれている。
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アーカードも上機嫌!!ウォルターカスタマイズ銃はこれだ!!


「パーフェクトだ、ウォルター」で有名の画像のシーンはヘルシング家執事のウォルターがアーカード専用にカスタマイズした銃を手にしているシーンだ。対化物戦闘用13mm拳銃「ジャッカル」は、およそ人間が片手で軽くもてるような重量ではなく(16キロ)その名の通り弾頭に法儀礼済の銀が使われていることから彼らが相対する化け物専用(主に吸血鬼)専用と言っても過言ではない。
銃身にはアーカードの宗教観にちなんだ『Jesus Christ is in Heaven now(神は天に在り、世は全て事も無し)』と刻まれており、ハルコンネンの精同様にジャッカルの精もギャグパートにて存在している。さらに原作者の平野耕太いわく「100万発入りコスモガン」と指摘するように作中でも明らかにその総弾数(6発)以上の銃弾をぶっぱなし、敵が倒れた後思い出したようにリロード、という無茶苦茶な設定もおかしくかっこいい。

出典:https://www.amazon.co.jp

もともとアンデルセン対策としても初期に手にした武器だったが、実は裏切るつもりだった執事ウォルターがカスタマイズした時点で遠隔操作で爆破が可能になっていた。読者や視聴者も驚いたまさかのウォルターの何十年も前から画策していた裏切り計画が実行された際に案の定爆破され、驚くアーカードにも仕掛けが施してあったことが明かされている。
しかし伏線がその時点で貼られていたことや確かに爆破する前はアーカードの期待以上の武器をカスタマイズしたウォルターの仕事ぶりには「パーフェクトだ」と言わざるをえない。二人の独特の言い回しは少佐の「よろしいならば戦争だ」に次ぐ有名な台詞でもある。平野耕太節と呼ばれる独特な台詞や台詞回しはたびたびネット上やファンの間にて引用されるケースが多い。(例「パーフェクトだ、うp主」)
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アーカードとアンデルセンは狂気のライバル関係!?


素手でもすでに最強に近いアーカードが、わざわざ武器までカスタマイズさせた狂気のライバル アンデルセン(本名:アレクサンド・アンデルセン)神父は、ヘルシング家がそうであるように、イスカリオテ(第13課)の最強の切り札である白髪の中年男性である。
キリスト教最大教派『ローマ・カトリック教会』の神父であり、バチカン法王庁特務局第13課(イスカリオテ)に所属している。人種を含めて国籍も不明だがその正体はバチカンがミディアン(闇に生きる人外の総称)に対抗するために生み出した生物工学の結晶(再生者:リジェネレーター)で、彼も真人間でなく改造人間である。

戦闘狂いの狂信者!?それはアーカードと対をなす異形の人型

キリスト教から分派したプロテスタントに対する敵意も強く、孤児院の子供達にも「暴力をふるっていい相手は化け物共か異教徒共だけですよ」と笑顔で諭す場面から、アーカードとは別のベクトルで狂信的な面が見られる。本来はイスカリオテとヘルシング側の目的は同じミディアン退治なのだが、派閥争いでお互いをよく思っておらず教会側の地域とヘルシング家の討伐地域は明確に協定で決められておりしばしば揉めている
ヘルシングはアーカードを筆頭に少佐、そしてアンデルセン神父も例外なく強い強敵を打ち倒すことに胸を躍らせており、そのために他が犠牲になろうと気にしないタイプである。初期はアーカードを追い詰めたものの、覚醒しだしたアーカードに苦戦したため、ついにアーカードの嫌悪する「人間を辞める」行為に走ってしまう、己も化け物になるという決断にアーカードは・・・。

アーカードもアンデルセン神父になら倒されてもいい、とまで思っており「我が愛しき怨敵」と認識していたため、アーカードを打ち倒すためにバチカンの切り札『エレナの聖釘』で自身の心臓を貫いて、闘争のためだけに動く茨の化け物と化してしまう。その際にアーカードは焦ったように忠告し、「いつだって化け物を殺すのは人間」であり、人間であった時点でのアンデルセンになら倒されても良かった、とまで言わせるのである。アーカードをしてここまで言わしめる神父はまさに最大のライバルキャラ。しかしアンデルセン自身は自分は人ではなく、あくまでも神に仕える武器でありたいという信念を貫いた結果だった。
しかしアンデルセン自身もアーカードに次ぐなかなかの最強(チート)キャラなので読者からするとどちらも化け物じみた戦闘狂だが・・・
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アーカードまさかの消滅!?復活の可能性は・・・?

漫画至上最悪最強チートキャラとまで言わしめたアーカード!!――実は30年もの間 本編中から消滅している!!前回も紹介したシュレディンガーの特殊能力(どこにでもいて、どこにでもいない)によりアーカードは沢山の魂から自身を認識することができなくなって消滅してしまう。
いや、実際には消滅と見せかけて30年もの間封印されており、アーカード自身も地道に1つずつ魂を削っていくというミレニアムも予測していなかった方法でイチカバチかの賭けの結果、復活を遂げたのである。漫画史上、力では圧倒的なチートなキャラクターでもあるが封印までもっていけば、もしかすると倒せる……あるいは消滅させることができるのかも知れない・・・。読者も最強クラスと信じていたアーカードだけに、場面は非常に度肝を抜かれた。
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アーカードにはミナという女性の影があった!?


なぜアーカードがヘルシング家の鬼札(ジョーカー)となったのか、そこにはある人物が関係している。アーカードは過去にある一人の女性を求めてロンドンに侵略を開始した。その女性がブラム・ストーカー著の吸血鬼ドラキュラにも登場するミナ・ハーカーであり、ある意味ヒロイン(ヘルシングでは名前と骸のみの登場となるが非常にキーマン)である。
原作の古典小説を踏襲しているのもあり、ヘルシングはミナ・ハーカーも絡んでくるのだが作中ではアーカードとの関係性や人物像などと言った情報は皆無と言っていいほど登場しない。ただ、アーカードを含めミレニアムにその骸が保管されていたことやウォルターが最後に「おやすみミナ」と骸ごと破壊したこともあり、その存在は一部の人物の間では重大だったことも伺える。


またミナはアーカードに血を吸われたが、吸血鬼化しアーカードの血を吸っている。原作の小説ではミナ・ハーカーはジョナサン・ハーカーの妻で三角関係の恋愛模様を繰り広げるヒロインなので、恐らく彼女を求めてわざわざロンドンまで侵略した辺りから恋慕していたのではないかと推測される。
彼女の亡骸はいつの間にかミレニアムが所有し、「THE SHI」とタグをつけて彼女から模倣した不完全な吸血鬼軍隊の生産まで行っていた。なおミレニアムが壊滅する際、ドクが崩壊する研究室からわざわざ彼女を連れ出そうとまでしていたので、亡骸ですらかなりの価値であるのが分かる。またミナの亡骸はウォルターの最後のあがきにより研究室ごとに飲まれた。(上の画像のシーンが燃え盛る研究室の場面)

素敵だ、やはりアーカードの名セリフは、素晴らしい


名言1『独自の価値観』

「『あきらめ』が人を殺す。あきらめを拒絶した時、人間は人道を踏破する権利人となるのだ」
アーカードがかつて人間だったヘルシング教授らに倒された影響からか、独自の価値観を持っていることが伺える台詞だ。人間を辞めてしまった人間がアーカード(自身)のような化け物であり、人間でいることに耐えられなかった弱者の成れの果てであると自負している。そのため化け物に追い詰められ、肺を打ち抜かれた状態でも生にしがみついたセラスに関しては非常に評価している。

名言2『最悪の闘争者』

「高貴さも信念も理性もなく、キリにもコウモリにも姿を変えられない。撃たれたキズの回復すらできない。喰うためでもないのに女・子供まで皆殺し、揚句銃弾が切れたら戦う事すらできない。貴様、それでも吸血鬼のつもりか。恥を知れ!!」
初期に登場する下級の吸血鬼(同胞)に対して言い放った台詞。アーカードはつねに強敵となりうる存在を求めており、吸血鬼としてもプライドを持っている点が伺える。しかしアーカードを目の前にしたら殆どのキャラクターは戦意を喪失するのは確定なので、かなり容赦の無い可哀想な言われようでもある。(それくらい吸血鬼の中でもアーカードは別格なのだ)

名言3『人間にこだわりつづける心理』

「おまえにわたしはたおせない。化物を倒すのはいつだって人間だ。人間でなくては、いけないのだ!!」
アーカードを倒す、というのは非常に不可能だが人間でも追い詰めることは可能である。だからこそ改造人間とは言え人間としてアーカードを追い詰めたアンデルセン神父になら倒されても良かった、とすら思っていたのがこの台詞からも伝わってくる。ヘルシングにおける化け物はアーカードの中で言えばどうあがいても『この世界の弱者』なのだ。人間でいることが苦痛で(または不可能で)化け物になってまで人間から逃げ、人間としてどこまでも生にしがみつくプライドもなかった弱者人間を諦めていきついた先が化け物である、と自身の存在すらどこか冷笑するアーカードの台詞には痺れる。
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まとめ―数多くの漫画の中でも最強クラスの主役!!

数多くの漫画の中でも最強に近いキャラクター、アーカードの魅力が少しでも伝わっただろうか!?原作者自身のヒラコーもアーカードはある意味チート(武器もチート設定)と発言している点やたびたびネット上でもアーカードと戦わせてみたら勝てるキャラはいるか、とネタにあがる点からも非常に人々の心に強者としてのイメージが刻まれていることが分かる。
すでに原作から10年以上経過しているが、まだまだヘルシングには見どころが満載で目が離せない!!