【銀河英雄伝説】ラインハルトの魅力6選!常勝の天才の軌跡を見よ!

遠未来の銀河系を舞台に自由惑星同盟と銀河帝国の闘いの歴史を描くスペースオペラ「銀河英雄伝説」。今回は銀河帝国側の主人公、そのカリスマ性で帝国軍を率いる「常勝の天才」美しき皇帝ラインハルトの魅力を徹底解説します!

「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムとは?


遠未来の銀河系を舞台に自由惑星同盟と銀河帝国の戦いの歴史を描いた田中芳樹原作小説「銀河英雄伝説」。銀河帝国側の主人公にあたるラインハルト・フォン・ローエングラムは「常勝の天才」の異名を持ち、帝国中の畏敬と忠誠を一身に集める若き指導者です。
 
帝国歴467年(宇宙暦776年)3月14日、下級貴族セバスティアン・フォン・ミューゼルの長男として誕生したラインハルト。母は幼少の頃に亡くなっており、伴侶を失い人生も育児も放棄した父に代わって5歳上の姉アンネローゼがラインハルトを育てていました。
その後父が財産を食いつぶし下町へ移り住むこととなったラインハルトは、そこで後の親友となるジークフリード・キルヒアイスに出会います。その後、15歳になったアンネローゼが老いた皇帝の後宮に召され、ラインハルトは母のような存在だった姉を奪ったゴールデンバウム王朝ならびに皇帝、そして姉を差し出して金を受け取った父を憎むようになります


ラインハルトは姉を取り戻すために現王朝を倒し、帝国を変えることを決意。唯一信頼できるキルヒアイスにだけこの決意を伝え、最も早く目的に到達するための方法として2人は軍人の道を歩むことを決めます。
 
軍の幼年学校を卒業後、任官されてからラインハルトは生まれ持った戦争の才能を遺憾無く発揮し、数々の功績を挙げ20歳の若さにして上級大将へ昇進します。この昇進と同時に直系が絶えていたローエングラム伯爵の家督を相続。以降はミューゼルではなくローエングラムを名乗り、秘めた野望のため親友とともに戦乱の中に身を投じていきます。
 
容姿は誰もが認める美男子で、美しい金髪とアイスブルーの瞳が特徴的なラインハルト。物語開始時点(20歳)の身長は183cmと高身長で、まさにハイスペックイケメンです。しかし本人はそれを「自ら勝ち取ったものではない」と特に誇らず、いつの間にか自分の背を7cmも抜かしていたキルヒアイスに食ってかかるなど子供っぽい一面も持ち合わせています。

ラインハルトの魅力1 演じた声優は堀川りょう!


アニメOVAでラインハルトを演じたのは堀川(ほりかわ)りょうさん。代表的な役は「ドラゴンボール」ベジータをはじめ、「名探偵コナン」服部平次「聖闘士星矢」アンドロメダ瞬など。さわやかな好青年もこなすベテラン声優ですが、どちらかといえば主人公のライバル役を多く演じている印象が強いですね。
 
以前青二プロダクションに所属していた頃は「堀川亮」名義で活動していましたが、2001年4月より名の部分をひらがなに改名し活動しています。また、現在はインターナショナル・メディア学院学院長を務め、後進の育成に尽力されています。

劇場版「黄金の翼」では緑川光が担当


ラインハルトとキルヒアイスの出会いから軍人になるまでを描く劇場版「黄金の翼」ではキャストが総入れ替えされており、緑川光(みどりかわひかる)さんがラインハルトの声を担当。代表作は「SLAM DUNK」流川楓「新機動戦記ガンダムW」ヒイロ・ユイなどクールな役柄を多く演じられ、乙女ゲームなどにも多数出演し「うたの☆プリンスさまっ♪」鳳瑛一なども演じています。

ラインハルトの魅力2 親友キルヒアイスとの絆


ラインハルトの半身とも言える存在で美しい赤毛が特徴的な青年、ジークフリード・キルヒアイスラインハルトの唯一無二の盟友です。190cmの長身を持つ美青年で、自己主張の強いラインハルトとは違い温和な好青年。その人柄の良さは敵味方問わず評価されていました。
 
スポーツ万能で白兵戦においてもそのスペックの高さを発揮、階級が上がるにつれて命を狙われることもしばしばあったラインハルトを射撃の腕前で何度も救っています。性格的にも人望が厚いキルヒアイスですが決して自らが上に立つ気はなく常にラインハルトを傍で支え、ラインハルトからも絶対の信頼を寄せられており、公の場での銃の携帯を許されたり唯一諫言を受け入れる間柄です。
 
そんなキルヒアイスですが物語上の退場はあまりに早く、OVA第26話「さらば、遠き日」にてラインハルトを狙った凶弾をその身で庇い命を落とします。本来ならばキルヒアイスの銃弾が先に敵を撃ち抜いていたはずなのに、その直前に起こったヴェスターラントの虐殺の件で2人の関係には亀裂が入っており、ラインハルトはキルヒアイスに許していた銃の携帯を禁止してしまっていたのでした。


「ラインハルト様・・・宇宙を手にお入れください。それと・・・アンネローゼさまにお伝えください。ジークは昔の誓いを守ったと・・・」
最期にこう言い残し、絶命したキルヒアイス。ラインハルトは悔やんでも悔やみきれない自らの過ちに苛まれることとなります。キルヒアイスの死が銀河帝国軍に与えた影響はすさまじく、作中でもしばしば「キルヒアイスが生きていれば・・・」という言葉が出てきます。
キルヒアイスの死後、ラインハルトは元帥、大公の称号などあらゆる栄誉を与えました。キルヒアイスの墓に刻まれた碑銘は「Mein Freund(マイン・フロイント、「我が友」)」の一言。この一言がラインハルトの心情を物語っています。後にラインハルトは息子のミドルネームに「ジークフリード」の名を入れています
ちなみに原作者の田中芳樹もキルヒアイスの死は早過ぎたとしていますが、キルヒアイスが死ぬことは物語上の決定事項であり生存ルートはなかったのだとか。その代わりなのかは分かりませんが、外伝「汚名」はキルヒアイスを主人公に据えたエピソードがあります。


キルヒアイスの声は広中雅志(ひろなか まさし)さんが担当しており、広中さんにとっても思い入れの強いキャラクターとのこと。「キルヒアイスをまた演じられる機会があるならば他の仕事を断ってでも駆けつける」と公言していますが、あえてキャストを総入れ替えした劇場版「黄金の翼」では子安武人(こやす たけひと)さんがキルヒアイスを担当し、広中さんは非常に残念がっていたそうです。

ラインハルトの魅力3 常勝の天才のシビレる名言集!


「もし姉上に危害を加えるようなことがあったら、へぼ詩人め、痛覚を持って生まれてきたことを後悔させてやる。人間としてこれ以上考えられないほど残酷に殺してやるぞ。」

その生い立ちから重度のシスコンであるラインハルト。アンネローゼに危害が加われば自らがどうなろうと言葉の通り実行しているに違いないです。そのくらいラインハルトにとってアンネローゼは大切な存在でした。

「運命?運命などに俺の人生を左右されてたまるか。俺は俺の長所によって成功し、自分の短所によって滅びるだろう。全て、俺の器量の範囲内だ」

ラインハルトは運命なんて信じていません。もし進んだ道の先で失敗したとしても、運命のせいなんて言い訳はしないという強さがこの台詞に現れています。

「陰気で消極的なビッテンフェルト,女気なしのロイエンタール、饒舌なアイゼナッハ、浮気者のミッターマイヤー、無教養で粗野なメックリンガー、居丈高なミュラー、皆、彼らしくない。」

人それぞれ個性があるということを帝国軍の幹部たちで例えてみたこの台詞。確かに皆想像がつかないというか、浮気者なミッターマイヤーや居丈高なミュラーは正直見たくないですね。

「嘘をつくなミッターマイヤー。卿は嘘をついている。キルヒアイスが私を置いて先に死ぬわけはないんだ!」

これはシビレるというより切なく胸を打たれたラインハルトの台詞。キルヒアイスが絶命した際ミッターマイヤーの「亡くなりました」の言葉に対し、信じたくない気持ちをぶつけています。キルヒアイスの名を呼び続けるこのシーンは何度見ても泣けます・・・。

ラインハルトの魅力4 しどろもどろなプロポーズシーン!


戦没者慰霊式典の帰路で命を狙われ、「ヴェスターラントを忘れたか」との言葉を浴びせられるラインハルト。かつて惑星ヴェスターラントで民衆反乱が起き、惑星を直接治めていた甥を殺されたことによって領主の貴族が激高し有人惑星への核兵器の投入が禁止されているにも関わらず使用。200万の民間人が犠牲になった事件でした。暗殺者はこの事件で家族を失った男だったのです。
 
直接ラインハルトが手を下したわけではありませんが兵器の使用を黙認していた形であり、さらにこの事件が間接的に親友キルヒアイスの命を失わせる結果となったため、自らの行った行為の重い責任に激しい動揺を見せるラインハルト。
 
その夜、深酒をするラインハルトの元を心配して訪れたヒルダに「今夜はひとりにしないでくれ」と頼み、ヒルダもこれを受け入れ一夜を共にします。翌日朝帰りをしたヒルダ。そこへラインハルトが訪問しますが、ヒルダは「どうしても会えない」と父マリーンドルフ伯に代わりに出るよう懇願。


マリーンドルフ伯が玄関へ向かうと、そこに立っていたのは赤白取り混ぜたド派手な花束を抱えたラインハルト!これにはマリーンドルフ伯もびっくりです。いつものクールな態度はどこへやら、赤面しながらしどろもどろにこの度のことを弁解するラインハルト。そして意を決してヒルダを妃に迎えたいとマリーンドルフ伯に伝えます。
 
これに対し、マリーンドルフ伯は極めて冷静に対処。穏やかにかつ丁寧に言葉を選び、何と皇帝陛下を門前払いしたのです。ラインハルトが帰った後、ヒルダは10日ほど出勤を休み、その後久々に会話をしたラインハルトの純朴さを改めて感じ、求婚を受けました。
 
こんなに赤面し狼狽えて気恥ずかしそうに求婚の意を伝えるラインハルトが見られるのは後にも先にもOVA第89話「夏の終わりのバラ」だけ。堀川さんの演技が素晴らしいラインハルトの貴重な可愛い一面でした。

ラインハルトの魅力5 美しき皇帝の最後


動乱の世を駆け抜け、盟友との誓いを果たし姉を取り戻したラインハルト。そんな彼が病に侵されたのはローエングラム王朝の皇帝に即位して間もなくのことでした。ラインハルトを蝕んだのは「変異性劇症膠原病」と呼ばれる奇病。原因不明の発熱と消耗を繰り返し、特効薬もないこの病気は後に「皇帝病」と呼ばれました。
ラインハルトは死の間際に臣下のウォルフガング・ミッターマイヤーとその息子フェリックスを病床に呼び寄せ、まだ赤ん坊である息子アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラムの対等の友人となってほしいと頼みます。自分にとってのキルヒアイスのような存在を息子にも作ってあげたかったんですね。
死後の事を全て皇妃ヒルダに託し、ラインハルトは新帝国暦3年(宇宙歴801年)7月26日、25歳の若さで崩御。満2年あまりの在位となりました。ラインハルトの最期の言葉は「宇宙を・・・手に入れたら・・・みんなで・・・」ここで彼の言葉も、命も途絶えてしまいます。彼が最期に伝えたかったことは何だったのでしょうか。

ラインハルトの魅力6 生涯乗り続けた純白の戦艦


ラインハルトの愛機は真っ白な戦艦ブリュンヒルト。大将に昇進した際に皇帝より下賜されたもので、その美しいフォルムと白鳥とも喩えられる純白の機体をラインハルトは溺愛し、終生この艦に乗り続けたため後に帝国軍総旗艦となります。
名前の由来は北欧神話に登場するワルキューレの代表格、女神ブリュンヒルデ。従来の旗艦タイプよりは若干小柄ながらその見た目の美しさに似合わず強力な火力と装甲を持っており、旗艦であるがゆえ敵との直接交戦がほとんどなかったことを差し引いても、最後の闘いであるシヴァ星域会戦でイゼルローン軍の強襲揚陸艦イストリアに傷付けられるまで一度もその艦体を損傷したことはありませんでした
王宮を持たない皇帝ラインハルトにとってはこの戦艦こそが王宮のようなものであり、「動く大本営」の異名を持つブリュンヒルト。ヤン・ウェンリーとの最初で最後の会談が行われたのもこの艦内でのことでした。

再アニメ化でラインハルトを演じるのはあの超人気声優!

今年で刊行35周年を迎えた銀河英雄伝説、この度2018年4月より再アニメ化されることが決定しました!「銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ ノイエ テーゼ)」と名付けられた新アニメの制作は、「Production I.G」が担当します。「攻殻機動隊」「PSYCHO-PASS サイコパス」「進撃の巨人」などの作品で確かな実績のある会社なのでこれは楽しみですね!
 
本作はまず2018年4月からファーストシーズン12話がTV放映された後、セカンドシーズンの12話を4話ずつ全3章に構成して2019年に劇場公開される予定となっています。現在公式サイトでは第一弾PVの公開や、ラインハルト・キルヒアイス・ヤンの新たなビジュアルが公開されています。3名とも現代風にデザインが変更されていますが、中でもラインハルトの美麗さは旧アニメよりもパワーアップし過ぎていて見た瞬間「美しい…」と思わずため息が。
さらに今回ラインハルトを演じるのは今をときめく大人気声優・宮野真守(みやのまもる)さんです!「うたの☆プリンスさまっ♪」一ノ瀬トキヤ「七つの大罪」ギルサンダーのようなクールな役柄をこなす宮野さんなら麗しき皇帝を見事に表現して下さることと期待しています!銀河の歴史がまた1ページ・・・