【るろうに剣心】元人斬り抜刀斎は一騎当千の最強剣士!7つの魅力を紹介

動乱の幕末、そして泰平の世となった明治。2つの時代を股にかけて活躍し続けた逆刃の剣客・・・それが緋村剣心です。かつては人斬り抜刀斎と呼ばれるほどの剣客でありながら、後に逆刃刀を用いた真逆のスタイルへと変わっていく。それは、彼自身の波乱の人生を示しています。そんな激動の時代を生きた緋村剣心について、7つの魅力を紹介いたしましょう!

『るろうに剣心』緋村剣心とは?


緋村剣心は、和月伸宏による明治時代を舞台とした剣劇作品「るろうに剣心」の主人公にして、飛天御剣流という最強の剣術を操る凄腕の剣客です。
るろうに剣心といえば、「それまでのジャンプ作品ではあまり当たらなかった歴史もの」「少年漫画なのに主人公が大人」と、当時のジャンプのヒット作の定石を覆した名作漫画として有名です。
明治時代初期を舞台としており、もちろん登場人物の多くが架空の人物ではありますが、レギュラーとなった斎藤一大久保利通高杉晋作など、史実実在の人物を巧みに織り交ぜたストーリー展開が魅力の名作なのです!

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物語当時の明治初頭では、物腰柔らかで間の抜けた人物ですが、動乱の幕末には「人斬り抜刀斎」の異名で恐れられる程の凄腕の剣客であり、多くの人間を殺めた暗殺者でした。
ところが、ある不幸な事件をきっかけに暗殺者から一転、不殺(ころさず)を誓った流浪人として全国を旅し、弱者のために剣を振るうようになります。剣士としての陰陽を併せ持つ剣心の生き様は、今なお多くの人間を惹きつけてやみません。
この記事では、そんな緋村剣心の7つの魅力をご紹介いたしましょう!

緋村剣心の声優は元宝塚・涼風真世


アニメ版・るろうに剣心で緋村剣心の声優を担当したのが、元宝塚俳優涼風真世女史です!彼女はかつて月組のトップスターに登り詰め、1991年公演のベルサイユのばらではオスカルを熱演しました。
さすがに元タカラジェンヌだけの事はあり、素晴らしい演技力と同時に、宝塚でも歴代屈指の歌唱力の持ち主としても知られる超実力派女優として、世間に広く知られたお方でもあります。
実は宝塚退団後、男役はもうやらないと考えており、剣心役のオファーも当初は断っていたものの、スタッフからの強い要望で出演することにしたのだそうです。ちなみに、特に苦労したのはギャグシーンだったとの事(笑)
そんな実力派の涼風女史の尽力で、アニメ版剣心は硬軟入り混じった大変魅力あるキャラクターとなっているのは、今更言うまでもないでしょう!

緋村剣心の魅力1:冴える飛天御剣流!技の数々

るろうに剣心には少年漫画らしく、多くの剣客や必殺技が登場しますが、その中でもやはり印象に残るのは、剣心があやつる飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の技の数々でしょう!
飛天御剣流は、戦国時代発祥の古流剣術であり、「剣の速さ」「身のこなしの速さ」「相手の動きの先を読む速さ」の3つの速さを最大限生かし、一対多数の戦闘を得意とした殺人剣です。
その一方、「時代の苦難から弱き人々を守る」ために振るう剣である理を持っており、物語のヒーローたる剣心にふさわしい剣術であると言えましょう!この項では、多数に渡る飛天御剣流の技から、代表的なものをいくつか紹介いたします。

飛天御剣流 龍槌閃(りゅうついせん)


空高く飛び上がり、落下の勢いを利用した斬撃を叩き込む技。剣心が一番最初に見せた飛天御剣流の技であり、以降度々使用されている剣心の十八番的な技。、不殺を誓った後でも使用可能なため、作中最も使用率が高いです。

飛天御剣流 土龍閃


刀身で地面を弾くことで相手につぶてを飛ばす技。アニメ版ではかなりの使用頻度を誇ります・・・。おそらく神速の剣さばきがなければ刀身がズタボロになってしまう技ですね・・・。

飛天御剣流 龍鳴閃(りゅうめいせん)


抜刀術とは逆の、神速の「納刀術」。神速で納刀することにより、鍔と鞘が打ち合う際に生じる高周波の音撃を相手の耳元で叩き込む。これにより、相手の三半規管の機能を狂わせる変則的な技。
作中では狂経脈を使用し、感覚を超鋭敏にさせていた雪代縁に致命的なダメージを与えました。

飛天御剣流 飛龍閃

破天荒な技が多い飛天御剣流の中でも、刀を相手に飛ばすというとりわけぶっ飛んだいわゆる「飛刀術」。相手には刀の束尻が当たるわけですが・・・もしかしたら天翔龍閃よりリスキーな技かもしれません。
アニメ版では弥彦初登場回でこれの原理を応用した技を使っていますね(ヤクザが天井に突き刺さるアレです)。

飛天御剣流 龍巻閃


名前のごとく、回転による遠心力で斬りかかる技です。相手の攻撃を身を翻して回避し、そのまま背後に回り込み後頭部や背中などの弱点に攻撃を加えます。実はこの龍巻閃、飛天御剣流には珍しくカウンター技。
派生技として龍巻閃・旋(つむじ)、龍巻閃・凩(こがらし)、龍巻閃・嵐(あらし)があり、志々雄真戦では全てを連結させて虚刀流当主もびっくりのコンボ技を決めました。
蒼紫「まだ続くぞ・・・」

飛天御剣流 九頭龍閃(くずりゅうせん)


元々奥義・天翔龍閃の伝授の試験用に開発された技で、剣心の師匠・比古清十郎が得意とする技。飛天御剣流の速さを最大限に生かし、剣術における9方向の斬撃を同時に繰り出しながら突進する絶技!
常人には見切る事が不可能であるこの9つの斬撃を攻略するためには、それ以上の超神速を誇る奥義を身に着ける必要があり、それこそが「天翔龍閃」でした。実はこの「九頭龍閃」が飛天御剣流奥義の予定でした。それ故に奥義に勝るとも劣らない派手さと強力さを誇る技ですね。

飛天御剣流奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)


飛天御剣流奥義にして、超神速を誇る必殺の抜刀術。通常、抜刀は右足を前にして行うところ、敢えて左足を前に出すことにより、その踏込みによって斬撃をさらに加速させるというもの(これによりとにかくめちゃめちゃ速く抜刀できます)!
技の理屈は単純、しかし繰り出すには迷いなき踏込みが絶対条件であり、少しでも心に迷いがあれば失敗してしまう、極めて使いどころが難しく、ハイリスクな技でもあります。
比古清十郎いわく、飛天御剣流の抜刀術は全て「隙の生じぬ二段構え」。この「天翔龍閃」もその例に漏れず、一撃目が外れた場合、斬撃で発生した真空が相手を引き寄せ、遠心力でより強化された二撃目を敵に御見舞します。
志々雄真戦ではこの「二撃目」が勝敗に決定的な影響を与えました。

緋村剣心の魅力2: 意外と高い?剣心の年齢

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先に挙げた通り、るろうに剣心の特徴の一つとして、主人公の年齢が少年漫画としてはかなり高めである点が挙げられます。まあ、幕末から明治初頭にかけて活躍しているのですから、それなりに歳を食っていなくては逆に違和感があるわけですが。
緋村剣心の年齢はというと、満年齢で28→29歳といわれています。なお、作中ほとんどの人物が数え歳で年齢が設定されていますが、剣心だけは満年齢となっています。これは、満年齢だと30歳となり、少年漫画の主役としては高すぎると考えた作者の意向によるものだそうです。
しかしながら、とてもそうは見えないほど若々しい容姿を保っており、作中では女性に間違えられることもしばしばありました(笑)
しかし、30代の少年漫画主人公・・・歳を重ねた魅力のあるキャラクターがもっといてもいいのではないかと思います。年上には年上の魅力というものがありますからね!

緋村剣心の魅力3: 巴との悲しい過去・・・


さて、幕末では人斬り抜刀斎と恐れられた剣心でしたが、人斬りをやめるきっかけとなったのは、彼の元妻である雪代巴との悲しい過去がきっかけでした。
時は幕末、人斬りとしての任を重ねていく中で、剣心はとある標的の従者である清里明良を殺害します(この時、左頬に一つ目の傷がつけられました)。そんな剣心の元に、清里の許嫁であった雪代巴が復讐のために近づきます。
当時、新時代の為の行いとはいえ、人斬りに疑問を覚え始めていた剣心は、次第に巴に依存していきます。同時に巴もまた、仇であるはずの剣心に惹かれていき、彼らは一時的に身を隠すために夫婦として大津に暮らすことになりました。


ところが、巴が剣心暗殺のために協力していた暗殺組織・闇乃武が、あろうことか協力者の巴を囮にして剣心を襲撃します!闇乃武は、最初から巴を剣心暗殺のための駒としか見ていなかったのです。
その襲撃の最中、巴は剣心を庇った際に、誤って剣心の剣によって命を落としてしまうのです・・・この時、巴の手から抜け落ちた小刀が剣心の左頬に二つ目の傷を作ります。こうして、剣心の頬の十字傷が出来上がったのでした。
巴が亡くなった後、剣心は巴の日記から、かつて斬った清里が巴の婚約者であることを知り、新時代が来た時には二度と人を斬らない事を誓うのでした。剣心の「不殺」の誓いは、こうした重い過去の上に作られたのです・・・

緋村剣心の魅力4: 剣心の熱い名言の数々!

【名言1】時代を創るのは「刀」ではなく それを扱う「人」でござる


志々雄一派の十本刀の一人”刀狩”の張との闘いの最中に言った台詞。刀によって人を傷つける以上に、刀によって多くの人々を守ってきた剣心だからこそ言える台詞でしょう!
この台詞は、殺人奇剣ばかりを作っていた父を恨み、人を傷つける刀剣は二度と作らないと心に誓っていた刀工・新井青空の心を動かし、後に逆刃刀・真打を剣心に託すきっかけとなります。

【名言2】けれども拙者はそんな真実よりも 薫殿の言う甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ


人斬り抜刀斎を名乗って辻斬りを繰り返していた外道・比留間伍兵衛神谷活心流活人剣の教えを一笑に付し、剣術の本質は暴力や殺生であるとする伍兵衛に対し、
「剣は凶器 剣術は殺人術 どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実」と伍兵衛の発言を肯定しつつも、直後に薫に笑いかけながら言った言葉。
人斬り抜刀斎として、そして「不殺」の流浪人として、どちらの顔も持つ剣心だからこそ辿り着いた結論なのでしょうね。

【名言3】死んだ者が望むのは敵討ちではなく 生きている者の幸福でござる


志々雄の部下である卑劣漢尖閣によって家族を殺された少年栄次。剣心に倒された尖閣に対し止めを刺そうとした栄次に、剣心が言い放った言葉。
復讐や仇討ちでは何も解決せず、更なる争いの火種となるだけ・・・巴との悲しい過去を経たからこそ、出た台詞なのでしょう。

緋村剣心の魅力5:実は力を加減している!?圧倒的な強さを検証


作中登場する剣客の中でも、一際高い技量を誇る剣心ですが、「不殺」の誓い逆刃刀を持つ彼は、例え外道であっても殺す事を良しとしません。
しかし、いくら逆刃の刀といっても重い鉄の塊も同然で、金属バットなどで殴りつけるよりよっぽど殺傷力が高いハズ。最近明かされたところによると、逆刃刀で相手を打撃する瞬間、威力を過度に伝えぬよう、極めて精密な手加減を行っているそうなのです!
これだけでも、剣心の非常に高い技量が伺えるのですが・・・


作中幾度も見られたように、一たび抜刀斎としてのスイッチが入ると、剣心は普段の性格が豹変冷酷な暗殺剣の使い手へと変貌を遂げるのです!
敢えて峰打ちを繰り出し手加減をしていた時から一変、その恐るべき技量を、敵の抹殺のみに向ける・・・その恐るべき能力は、何と軍の一個大隊(1000~2000人!)をも超えるとされています!!
温厚な人程怒らすと怖い、とかいう次元の話じゃないですね、コレ・・・

緋村剣心の魅力6:剣心の使用刀一覧!

逆刃刀・影打(かげうち)


ご存知、剣心の愛刀にして刃と峰が逆に打たれた独特の構造を持った刀。長州藩を抜け、流浪人として旅に出ることを決めた剣心に、幕末の刀工・新井赤空「剣を捨てる事で人斬りであったことを忘れてはならない」という戒めの意味を込めて託した。
以来、新月村での瀬田宗次郎との戦いで折られるまで活躍する。

逆刃刀・真打(しんうち)

もう一振りの逆刃刀にして、新井赤空最後の一振り。京都・白山神社に御神刀として奉納されていた。その刀身には、殺人剣を作り続けた赤空が平和を願う辞世の句「我を斬り 刃鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも 孫の世の為」が刻まれている。
影打とは比較にならない強度を誇り、影打を折った瀬田宗次郎の愛刀・菊一文字則宗との衝突にも打ち勝った。
本作の最終幕、15歳の誕生日を迎えた明神弥彦に、「不殺」の信念とともに託される。
余談だが、逆刃刀はその構造上、普通の刀に比べて鞘から抜刀する際の滑りが悪く、抜刀術には適さない。しかし、飛天御剣流の神速の抜刀術によってこの欠点を見事克服しており、剣心の高い技量が伺える。

緋村剣心の魅力7:衝撃!アニメで描かれた最期


るろうに剣心の原作漫画は、長年の戦いによる体の酷使によって、飛天御剣流の技の殆どが使えなくなるほどに衰えてしまった剣心が、弥彦に自らの逆刃刀・真打を不殺の信念と共に託す場面で終了しています。
しかし、その後の剣心の人生がアニメで描かれている事はご存知でしょうか?それがるろうに剣心のOVA「星霜編」です。こちらではなんと、原作漫画では描かれなかった剣心の最期が描かれているのです!
作中多くの死線を潜り抜けてきたハズの剣心が迎える最期とは、果たしてどのようなものか?それは・・・


その死因となったのは、梅毒という病気!梅毒といえば性病の一種とされており、明治時代においては不治の病でした。剣を振るえなくなって以降も、贖罪の旅を続けていた剣心でしたが、その最中に罹患してしまったのです。
性病ということは剣心は浮気をしたのか!?というファンもいますが、これはちょっと早合点。梅毒は他人の血液などから感染する可能性もある病気ですので、恐らく感染ルートは他者の血によるものでしょう。けが人の手当などをした際に感染したのかもしれませんね・・・。
彼は贖罪の旅で大陸に渡った際に梅毒に感染し、動けなくなっていたところに偶然通りかかったかつての仲間・相良佐之助の助けで東京へ帰還、迎えに来た妻・薫の腕の中で眠るように息を引き取ったのでした・・・。


しかしながらこの星霜編、原作者の和月伸宏氏は脚本にノータッチであり、その悲壮な結末に大きなショックを受けたとの事です。作者ですらそうなので、当然ながらファンの間でも賛否両論となっており、作品評価は真っ二つ。
一応、るろ剣のパラレルワールドという位置づけで落ち着いたようですが・・・比較的活劇要素の強かった原作と比べ、全体的に哀愁漂う一風変わった作りとなっています。
気になる方は、従来のるろ剣とは違う!という事を念頭に入れてから見た方がよさそうですね。

剣心は不殺を貫く無敵の流浪人(るろうに)!

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以上、るろうに剣心より緋村剣心の魅力について紹介させていただきました!
人斬りとしての重い過去を背負っているものの、その心は一貫して常に新しい時代に、そして弱き立場の人々に向き続けていました。高い実力を持ちながらも限りない優しさを秘める・・・相反する二つの心を持った剣心こそ、まさに無敵の流浪人(るろうに)といえるでしょう!!