「団地ともお」が癖になる日常漫画である7つの理由。アニメ版も紹介!

「団地ともお」という漫画をご存知でしょうか?一見、子どもが見るような作品に思えますが、実は「団地ともお」には大人の心にもずしっとくるストーリー展開やクスっと笑えるあるあるなども詰まっているのです!今回は「団地ともお」が癖になってしまう理由をご紹介していきます!

小田扉の傑作「団地ともお」とは?

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「団地ともお」は小田扉さんによる作品で、2003年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』で好評連載中です。単行本も出ており2017年現在で29巻まで世に出ています。

団地ともおの舞台は、架空の団地「枝島団地」とその周辺地域になっており、主人公ともおを中心とした日常が描かれています。

イラストの感じからも普通の子どもたちが出てくる何ら変哲もない物語に思えますが、読んでみるとハマってしまう人が続出しているのです…!アニメ化もされているほどですから、その人気ぶりがわかりますよね。

日常に何かが欠けているような気がしている人にはおすすめの作品かもしれません…!今回は、そんな「団地ともお」が癖になってしまう7つの理由をご紹介していきます!


団地ともおが癖になる理由1 団地ともおの主人公はどこにでもいそうな小4男子!

主人公の男の子、木下友夫(きのした ともお)は29号棟32号室の団地に住んでいます。枝島小学校の4年3組で特徴の無い丸顔に無地のTシャツに半ズボンという服装をしています。

本当にどこにでもいそうな、ちょっと昭和のにおいがする男の子ですが、小学4年生という時間を精いっぱい全力で生きている主人公なのです。

嬉しいと飛び上がる癖があり、20センチほどのときもあれば大人の身長ほど高く飛び上がることもあるほど…。驚異のジャンプ力を見せますが、あくまで普通の小学生です。

服のボタンを自分で留められないという弱点はありますが、運動や勉強においてはよくいる小学生並で、鼻をほじる癖もあります。単身赴任をしている父親が大好きで、野球選手にも憧れています。

団地ともおが癖になる理由2 登場人物がリアルすぎる…!

主人公のともおの設定もさることながら、家族の設定も本当にいそうな人物像になっています。姉の君子は自分の部屋を持つことに憧れている中学2年生です。

串ものを食べると何故か奇怪な顔になり、外で串ものを食べることは避けたがるちょっと癖のある女の子です。串ものの設定までされているとは、作者の目の付け所がすごいですよね。

母親の哲子はともおをお尻ぺんぺんして怒るなど、肝っ玉母ちゃんですが、昔は美人でおばさんと呼ばれることを良しと思っていません。翌日の牛乳をよく買い忘れるなど、主婦が共感しそうなあるあるもみせています。

父親の徹雄は数か月に何回かのペースでしか家族に会えないため、天井に家族の写真を貼って寝ています。顔はあまり描かれていませんが、ともおからだいたい推測できますね。

団地ともおが癖になる理由3 作者の小田扉は脱力系漫画のプロ!

「団地ともお」の作者、小田扉(おだとびら)さんは関東学院大学在学中から同人活動を始め、卒業後に島津郷子のアシスタントを約3年間務めています。その後、1999年に『モーニング新マグナム増刊』に掲載された『話田家』でデビューしました。

「団地ともお」の他には、実在の新日本プロレスの人気レスラーたちを漫画化した「新日ファンタジー」など、何ともいえないギャグ漫画を生み出しています。

しかし、その内容はミステリーのような、SFのような、アクションのような、ヒューマンストーリーもあり…開いてみないとわからない玉手箱のようなワクワク感が詰まっています。

とにかく脱力感たっぷりの漫画を描く才能は他の漫画家からも高く評価されている、唯一無二な漫画家さんです。

団地ともおが癖になる理由4 アニメ化はなんとNHK…!

ゆるーいギャグ漫画である「団地ともお」ですが、なんとNHKで2013年4月から2015年2月までアニメ放送されていました。NHKが放送にするくらいですから、さぞかし教育に良い作品なのでしょうね…!

それもそのはずです。「団地ともお」はパッケージだけではわからない良さが中にギュッと詰まっている作品なのです!さきほどの、ともお含め家族の紹介を少ししましたが、どのキャラにも人間味があり、自分の周りにもいそうな人達ではありませんでしたか?

ともおの読者たちからは、登場人物がみんないい人!という声も多く上がっているほど、キャラたちそれぞれが本当に存在しているかのように個性を持っているのです。そして、「団地ともお」の良いところはそれだけではありません!

団地ともおが癖になる理由5 プリキュア声優の三瓶由布子さんが担当!



「団地ともお」の主人公、ともおの声は三瓶由布子さんが担当しています。三瓶さんはこれまで数々の有名作品で声優を務めているベテランさんです!

代表作としては、「だぁ!だぁ!だぁ!」で西遠寺彷徨、「交響詩篇エウレカセブン」でレントン・サーストン、「Yes!プリキュア5」で夢原のぞみ、エリアの騎士で逢沢駆を担当してきました。

元は舞台子役として活躍していた三瓶さんでしたが、声優の仕事の方が多くなったことや、恩師との別れがあったことから、声優として生きていくことを決意したそうです。

低くハスキーな声にコンプレックスを持っていた三瓶さんですが、その声が今では多くのキャラクターに命を吹き込むことになるとは…!また、プリキュアののぞみ役の際には自分の高い声の限界を出したら採用されたそうです。

どこまでも可能性が広がっている三瓶さんが命を吹き込んでくれているともおだからこそ、親近感がわくのかもしれませんね!

団地ともおが癖になる理由6 現実的なストーリー展開に大人も前のめり

「団地ともお」の良さはキャラクターたちだけでないとさきほどお話ししましたが、このストーリー展開にハッとさせられてハマってしまうのです…!小学生の日常ということで平穏無事に毎日が終わっていくと思いがちですよね…?

しかし、アニメでの18話、単行本では4巻「幼なじみは元気かいともお」では、姉の君子の幼馴染のゆりちゃんが突然事故にあい、植物状態になってしまうという重い展開になります。

著者自身もこの回をなんとなく見始めたのでかなり衝撃だったのを覚えています…。ゆるーく展開されていくともおの日常ですが、この世界にさえ当たり前なんてないんだということをまざまざと見せつけられます。

こんな展開が忘れたころにやってくるので、大人でもハッとしてしまう作品なのです。ゆるい中にも大事なものをしっかりと盛り込んでいる、だからこそNHKもアニメ化に選んだのだと納得ができます。

団地ともおが癖になり理由7 懐かしい描写に記憶が刺激される!

団地が舞台ということで、懐かしさを覚える人も多いかもしれません。今では少子高齢化で団地というもの自体が少なくなってしまっていますが、その時代を生きていた人、まさに団地に生まれ育った人にとっては「団地ともお」は故郷そのものなのかもしれません。

団地特有の同じ階段が続く景色や、規則正しく並んだたくさんの窓が夕焼けを受けて反射するまぶしさなど、漫画の絵を見ているだけでしみじみ泣けてきてしまう懐かしさが込められています。

かと思いきや、ルンバがでてきたり、現実世界では発売されていないようなゲーム機などもでてきて、昭和の香りを残しつつも近未来という不思議な世界観になっているところにも、思わず惹かれてしまいます。

大人までもハッとするストーリー展開といい、時代を網羅したネタといい、作者の小田扉さんははかなりのアイデアマンで多角的な視点をもっていることがよくわかります。

団地ともおは大人も本気で泣かされ、考えさせられる作品

いかがでしたか?大人までも「団地ともお」が癖になってしまう理由がわかっていただけたでしょうか。ゆりちゃんの回の他にもハッとして泣けてしまうお話はたくさんあるので、ぜひぜひあなただけのベスト神回を見つけてみてくださいね!

ゆるいのになぜか笑えて泣けて、くだらないの中にちりばめられている大切なことがこの作品を輝かせてくれています。まだまだ連載中ということですが、これからどんなストーリーが展開されるのか、作者の小田扉さんのアイデアにも注目ですよ!