【血界戦線】ギルベルトさんは完全無欠!史上最強の執事の魅力を語り尽くす!

一夜にして異界(ビヨンド)と人界の入り混じる地球上で最も剣呑な緊張地帯と化した元紐育(ニューヨーク)=ヘルサレムズ・ロット。その街の片隅で、人類の存亡を賭けて超常的脅威と戦い続ける秘密結社ライブラの活躍と、ヘルサレムズ・ロットの超常的且つ非常識的且つデタラメな日常のドタバタを描いた人気コミック『血界戦線』。今回はラインヘルツ家の名執事にしてライブラを影から支える強力なサポート役、ギルベルト・F・アルトシュタインの魅力をたっぷりご紹介! それでは行ってみよう! 「見た目以上に厄介なんですよ、この爺は。自己紹介に関しては特にね」

【血界戦線】ギルベルト・F・アルトシュタインってどんな人?

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ギルベルト・F・アルトシュタインとは……古来より、人外の者、魑魅魍魎の類の駆逐を生業としてきたラインヘルツ家の特殊執事部所属の執事であり、秘密結社ライブラの長であるクラウス・V・ラインヘルツを主とし、ラインヘルツ家より結社に派遣されたコンバット・バトラーである。
その生い立ちなどは余り語られることも無く、通常、執事、メイド、運転手と数人で分担する仕事の全てを一人でこなしながらも、そのどれもが完璧と称される周囲からの評価だけが、彼の人間性を物語っている。


改めて本人を見てみよう。有能な執事らしくピシッと着こなしたスーツの下は、浅黒い肌を痛々しいまでの包帯で覆い、主クラウスと並ぶと、さながらフランケンシュタインの怪物とミイラ男の様な異様な出で立ちである。
しかし、その見た目に反して非常に温和な性格であり、周囲への気配りも隙が無く、結社のメンバーが常に全力で事に臨める様、一時の安らぎを提供し続けているという。果たして、はどのような人物なのか? 驚きの真実はCMのあとで!(ナレーション:銀河万丈

【血界戦線】ギルベルトさん、真っ二つ!? 『再生者(レゲネラトーア)』とは?


さて、ちょっと声優ネタで遊んだところで、そろそろ真面目にお仕事しましょうか(最初から真面目にヤレ)。
秘密結社ライブラ――異界と人界が交錯する街=ヘルサレムズ・ロットで、人界の平和を脅かす脅威全てと闘う人類の存亡を賭けた最前線に立つ組織。人類の尺度における善悪を超越し、ありとあらゆる個人、集団、組織から付狙われるほど、裏社会で知らぬものなど居ない、されど詳細は誰も知らないそれが、ライブラという組織です。
そんな彼らのリーダー=クラウスの執事であり、ライブラに関わる重要な情報伝達、整理もこなしているギルベルトさんは、既にライブラを目の仇にする人間人外魑魅魍魎、犯罪者から私的公的機関に至るまで全てから狙われる存在です。正直、並の人間だったらとっくに殺されて脳ミソだけ持ち帰られて、情報抜いてポイされちゃってるレベル。


そんな危険な立場にありながら、何故今まで無事(全身包帯まみれだけど)で居られたのか? それはもちろん、ギルベルトさんもまた、普通の人間では無かったからに他なりません。
ラインヘルツ家は、古来より人外の者と闘い続けてきた名門。主を護る為、執事にもそれなりの戦闘力が求められるのでしょう、戦闘訓練を受けたコンバット・バトラーという執事が居るぐらいです。ギルベルトさんもそのコンバット・バトラーなので、当然訓練は受けたのでしょう。
しかし、訓練程度で人外の者を相手に出来る戦闘力は身に付きません。あのザップだって「悪夢の満漢全席みたいな修行の日々」というほどの地獄の修行を経て体得するに至る技で闘っているのですから、地獄の底まで主と共に出来る執事には、同じ様に常軌を逸したスキル、常識を覆すだけの特殊能力が求められるのです。ギルベルトさんの場合、それが「再生者(レゲネラトーア)」と呼ばれる特異体質でした。


他作品でも度々登場する「再生能力」は、一般的には「リジェネレーター」と英語読みで呼ばれることが多く、大抵は「受けたダメージを自動で回復し続ける」といった能力として描かれます。やたらと回復が早いとか、そんな感じ。ゲームで例えるとファイナルファンタジーのリジェネ
ですが、ギルベルトさんの能力は、もうちょっと使い勝手が悪い感じです。本人曰く、「致命傷を負った場合のみに発動」し、「絶命しない程度にギリギリ命を繋ぐ程度に急速再生するだけ」で、「後の回復はじわじわ治るだけ」なんだそうです。
痛いものは痛いし、HLの超常的な総合裏医療のおかげでだいぶ回復時間を短縮出来ているだけという、正直その程度だったら御免被りたいレベルの能力となっています。ゲームで例えると、HP0になって死んだらHP1で復活ってレベルファイナルファンタジーのリレイズよりキツいわー。

【血界戦線】何アレ、カッコイイ!! ギルベルトさんの駆るあの車について!


上記の通り、「再生者(レゲネラトーア)」は、正直扱い辛い能力で、ギルベルトさんにとっても「もしもの時の保険」レベルの能力です。では、ギルベルトさんが持つ、ライブラのメンバーと肩を並べられるほど戦闘時に役立つスキルとは何か……と申しますと、それはもう、ドライビング・テクニック以外に他なりません。
ギルベルトさんの華麗なるドライビング・テクニックが見れるのは、まず原作第1巻第4話、アニメ版シーズン1第2話『幻の幽霊車両(ゴーストワゴン)を追え!!』です。ザップの仕掛けた血糸を追うチェインを、最短距離でショートカットして追跡するギルベルトさん運転の白いオープンカー。今後ことある毎に登場するギルベルトさんのこの愛車の初登場は、非常に華々しい活躍でした。


が、このエピソード、ギルベルトさんのドラテク的にも、この白い車に秘められた機能的にも、全然序の口レベルの小噺です。ギルベルトさんと愛車が真の覚醒を見せてくれるのが、原作第4巻収録、アニメ『& BEYOND』第5話『とある執事の電撃作戦(ブリッツリーグ)』です。うひょー! 紹介する前からコーフンで手が震えてタマンネー!(落ち着け、筆者)
あ、もう勢いでネタバレしますからね。停めても無駄ですからね。次のイラストの下からネタバレしちゃいますからネタバレ! ダメ! 絶対! なMETALネーム持ちのTHE ONEの諸君(限定すんな。読者諸氏全般だわ)は読み飛ばしてGO!


この話、ギルベルトさんがぎっくり腰になってしまい、それを気遣ったクラウスが実家にTELしちゃったことから、ラインヘルツ家メイド長キャスリーン・ベイツ女史の下命を受け、フィリップ・レノールという若きコンバット・バトラーが派遣されてくるところから始まります。
若く血気盛んなフィリップくんは、キャスリーンメイド長がギルベルトさんの代役として派遣しただけあって非常に有能口先だけではない能力を偉観なく発揮してくれます。当然、有能だし、野心もある。叶うならこのままギルベルトさんに取って代わり、クラウスの専属執事の座に納まりたいという野心を隠しもしません。その愚直なまでの素直さ、共感が持てます。


が、彼には致命的な欠点が在りました。それは、世間を知らないということ。その若さ故、広い世界には自分の知らなかった闇がすぐ傍に寄り添い、常に飢えた口を開けて待ち構えていることを知らなかったということです。そして彼は、その闇に呑まれ、偶然絡まれたチンピラーズに拉致され、自身の脳を人質に、ライブラの情報を盗む為の駒にされてしまいます。
自身の失態に死を覚悟したフィリップですが、彼の異変に気付いたギルベルトさんは、なんと彼の脳の奪還作戦を立案をします。それも、クラウス抜き、ギルベルトさん自身による突入がメインで。これは、フィリップという若き執事の今後も考えての配慮です。執事が起こした問題は、主抜きで解決する。でないと、主の手を煩わせるばかりか、危険にまで晒した自分を、フィリップは許せないでしょうから。


フィリップの脳の在り処へのナビ役としてレオ同行を買って出たザップとツェッドと共に、ギルベルトさんは例の愛車で出発します。途中、チンピラーズへ警告するも、未だ状況の深刻さを理解していないチンピラーズに完全にガチギレしたギルベルトさん。
「私は警告した。命乞いは聞かぬぞ。いいか、貴様らは私を怒らせている。我が同胞を拉致・改造した罪、貴様らの臓物と血で贖って貰う。繰り返すぞ。これは脅しでしない、確定事項だ」
――と、睨みだけで人殺せそうなメンチ切って宣戦布告。ここからがギルベルトさんと愛車による容赦無きチキチキマシン大虐殺ショーの始まり始まりです。

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まずチンピラーズアジトの鋼鉄の扉をヴィセラル重工製プラズマカッターで粉砕! からの、ノーブレーキで特攻&扉の残骸使ってジャンプしぃのバレルロールしぃのベセスダファイアアームズ製デスカリバー.50大・乱・射! からの、ドアノブの仕掛けを使ったザップとツェッドの血法攻撃!
もうチンピラーズ大混乱イージーモードで無双シリーズやってるみたいな一方的蹂躙。さすが、「殺してでも奪い取ろうとする輩には厄介」と自称するだけありますよ、ギルベルトさん。
しかし、そんな一方的な戦況でありながら、その乱戦の中でフィリップくんの脳ミソだけちゃんと回収するというのは一筋縄でいくはずも無く。チンピラーズのリーダーらしきヤツに脳ミソ持ち逃げされて追撃戦になってしまいます。

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逃げる敵のトレーラーの後部ドアが開くと、そこには全面ミサイルびっしり! 面倒臭がって全弾斉射されたギルベルトさん、サスペンションでジャンプしぃの、ブースターでかっ飛びぃのでミサイル全弾回避!(ここ、原作だとサスペンションだけで飛んでバレルロールかましてるっぽいんだけど、どっちもカッコ良かったからOK!レーザー積んでマシンガン積んで、空飛んで、ナイトライダーかよ、あの車……。
さらに、敵が脚を止めるべく斬り崩し、崩落するコンテナの残骸に対し、各部外装がパージして、左右パーツが中央に移動し、銀の短剣の如く細長いドラッグマシンに変形! 光陰の如く降り注ぐコンテナの中を駆け抜けたのです。ああ、今度はサイバーフォーミュラですか……もう、カーものの特撮とかアニメとか好物な筆者も、お腹いっぱいですよ、今回のオマージュネタ……。
――ところでこのギルベルトさんの愛車、劇中で名前が出てきません。恐らく、映画『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』に登場するネモ船長が開発した6輪車=ネモービルがデザインモチーフなんですが、元ネタの方も正式名称が無くて美術さんが付けただっせー通称が定着しちゃってるんですが、そんなトコまでオマージュしないで……。
一応、『& BEYOND』のブルーレイ版のCMで、ギルベルトさんが「ライブラ・モービル」と呼んでいますが、果たしてそれが正式名称なのかどうか……。とにもかくにも、古今東西のカーSFネタ盛り込みまくりなんで、とりあえず観るべし!

【血界戦線】ギルベルトさん完璧ぢゃないっスか。弱点とか欠点とかマジで無いんスか?

出典:https://www.amazon.co.jp

で、そんな完璧老人のギルベルトさんですが、唯一とも言える弱点がネズミだそうで。それが語られるのが、原作セカンドシーズンBack 2 Back(バック トゥ バック)第1巻のラストエピソード『とある執事のゴールドブレンド』です。この話読む時、何故か頭の中にネスカフェ・ゴールドブレンドのCMテーマが流れるよね。
アレだけの完璧ぶりを見せるギルベルトさん。弱点がネズミと聞いたザップの悪戯で玩具のネズミを投げつけられるのですが、その時の対応すら鮮やかに書類仕事の手も停めず片手間にクズかごでネズミをダイレクトキャッチし、流れる様に無駄の無い動きでササッとクズかごごと袋に詰め、口を縛って容赦なくダストシュートへGOという……アレ? いっこも動揺すらしてないじゃないですか?


いえいえ、一応アレで興奮ぐらいはしていたんですよ、ギルベルトさん。ほら、我々だってよくあるじゃないですか? 何か事件発生して何とか危機を乗り越えた後になって、ドッと興奮と緊張が襲ってくることが。事が終わってから手が震えちゃったり、膝が笑っちゃったり、あるじゃないですか? ギルベルトさんもそうだったんですよ。だって、その後に入れた珈琲の味がメタメタだったんですから。

【血界戦線】ギルベルトさん役は銀河万丈!


さて、そんな怒らせたら恐い完璧執事のギルベルトさんを演じるのは、冒頭でネタにした通り、銀河万丈さんです。テレ東系列で放映中の『開運!なんでも鑑定団』のナレーションでお馴染みですね(冒頭のネタはそれのつもりでした)。
声優さんとしてはもうベテラン通り越して生きる伝説レベルの領域の人なので、知らない人の方が少ないでしょう。ロボットアニメファンにも馴染み深い方で、『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビとか、知らないヤツはちょっと放課後に体育館の裏まで来いやレベルですね。
もうね、出演作多過ぎだし、テレビ見ない人だってゲームで絶対聞いてるし、吹き替えもナレーションも凄い数だし、亡くなった声優さんの持ち役をそのまま引き継いでたりしてとんでもない数になってるんで、もうリストアップとかしないからね。したくないし、ムリ(仕事拒否ってんじゃないよ)

【血界戦線】そんなワケで、ギルベルトさんは渋カワかっこいいのです。


そんなワケで、かなり大雑把にご紹介したギルベルトさん、如何でしたか? 途中、ギルベルトさん紹介よりも車の紹介に重点偏ったところがあったのは気のせいです! 気のせいなんです! 気のせいってことにしといて! ギルベルトさんのドラテク無かったら、あんな変態改造車、夕方のお買い物の脚にもなりゃしませんから、ギルベルトさんの一部としてご紹介して正解なんです。
「伝説のコンバット・バトラー」という異名以外、その壮絶そうな過去を物語る物が無いギルベルトさん。まるで空気の様に極自然とそこに存在し、求めた物がまるで元からそこにそうして待ち受けていたかの様に用意するその破綻無き仕事ぶりは、有能な執事キャラの多い日本のアニメ、漫画界においてもトップクラスの有能さなんではないでしょうか?


そうそう、執事キャラはこうでないとならないのです! もうね、筆者はギルベルトさんを日本3大執事キャラの一人に任命したい! 執事といえば、セバスチャン、グレイスン、ギルベルトさん。もうこの3人だけ居れば、まるでシャツにパリッとアイロンをかけるが如く、どんなずぼらでダメ人間でもハイソな人間に調教……もとい、矯正してくれるんではないかという有能を通り越した万能ぶりです。もはや神
あ、言っとくけど、セバスチャンは『黒執事』の方でなくて『アルプスの少女ハイジ』ですからね? そこ間違えたらいけませんよ。セバスちゃんでもないので注意ですからね!(誰が『サディスティック19』とか知ってんだ?)
そんなワケで、皆さんもギルベルトさんのお茶目で頑固なプロ執事っぷりに燃え萌えして下さい!

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