寝住は十二大戦の大穴?チート級の能力や願いをネタバレ解説

西尾維新のバトルロイヤル小説、【十二大戦】。12人の戦士たちが12年に1度集まり、ただ1人生き残るための壮絶な殺し合いが始まります。12人の戦士の中、今回ご紹介するのは「子」の戦士「寝住」!個性的かつ実力者揃いの戦士の中でも、評価がかなり下にランク付けされてしまっている寝住…。しかし、一筋縄ではいかないのが12大戦!大穴「子」の戦士の能力や願い、ネタバレ必至でご紹介してまいります!

『十二大戦』子の戦士・寝住とは

「子」の戦士、「寝住(ねずみ)」は、12人の戦士の中でもちょっと不思議な人物…。正直言って、あまり戦士らしくない、つまり強そうに見えないキャラクターなのです。というのも、この「十二大戦」は12年に1度行われる「代理戦争」。各国間の有力者たちがこの戦いで国を取り合うのです。
途方もない労力を犠牲とする戦争を行う代わりに、12大戦の戦士たちの「殺し合い」によって国の運命が左右される…。そんな背景がある以上、それ相応の実力者でなければ代表に選ばれないのです。この場に選ばれるだけでも戦士としての実力は保証されたも同然というわけです。
それなのに、一向にその実力が見えてこない寝住。若いゆえ、どの戦士たちにとも初対面でデータが見えないということもありますが、なんというか戦士としてのオーラが感じられないのです。さて、そんな寝住、どんな戦いを見せてくれるのでしょうか?

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【十二大戦】ストーリー結末ネタバレ!十二支バトルロイヤルの結末は? | festy(フェスティー)

■12年に1度、十二支の戦士が集まり、誰か1人生き残るまで戦うバトルロイヤルが開催されます。戦いの優勝者は、どんな願いでも1つだけ叶えることができますが、戦いの行方は果たして…?という、どこかの世界の物語。戦いの結末は?戦士たちそれぞれの願いや想いは?そして優勝者は何を願うのか…?この秋アニメ化もされて話題沸騰中の【十二大戦】をネタバレ!徹底的にご紹介いたします

寝住の全て1 かっこいいしかわいい!けどいつも眠そう…

寝住に戦士としてのオーラが見受けられない、と先ほど述べましたが、その一因として「常に眠そうにしている」ことが挙げられるでしょう。実際、寝住はこの十二大戦の最初から最後まで、どんな場面でも眠たそうにしていますし、そしてその中の何割かは本当に寝ています
最初の集合会場でも、ウトウトと居眠りをしていて、この戦いの重要アイテムである「獣石(じゅうせき)」を取り損ないそうになっていました。(この時は超平和主義者である「申」の戦士が、親切にも起こしてくれましたけどね、よかったね。)
油断すればいつ殺されるか分からない、そんな状況の中で居眠りするとは、よほどの実力者なのか…??いやいやいや、そうは見えません。とはいえ、いつも寝ぼけまなこの寝住くん、切れ長の目細身の体躯という、普通にイケメン。その上、居眠りキャラというかわいさなのです!

寝住の全て2 「十二大戦」中最年少。実は男子高校生!

寝住くんがかわいいと感じるのもそのはず。彼は今回の「十二大戦」の中で最年少。普段は高等学校に通う男子高校生なのです。『十二大戦』作中、「午」の戦士と会話をかわす場面でスマートフォンをいじっていますが、スマホが最も様になる世代の人物なのです。
ちなみに寝住はスマホを新調したら、まず最初に画面を叩き割るタイプだとか。いつもけだるげにしている彼の様子からは、ちょっと意外です。本人いわく、「ビシビシにヒビの入ったスマホの画面って、なんだかロック」なんだそうです。
その若さゆえか、今回最年長の戦士「未」の情報網をもってしても、「子」の戦士の情報は揃いませんでした。最年少ということは、今まで戦場に赴いた経験も他の戦士に比べて少ないということですもんね。さてさて、寝住の実力はいかほどか?未だに詳細は分かりません…。

寝住の全て3 演じるのは若手声優堀江瞬!中の人も若い!

そんな最年少戦士、寝住の声を演じるのは、こちらも若い!堀江瞬さんです!中の人も12人中かなりの若さですね。声優デビューは2015年と始まったばかり。今どきの男子高校生を演じるにはピッタリといえるでしょう。
いつも眠そうな寝住ですが、無口というわけではなくて、しゃべる時にはかなり一気にしゃべります。最初に行動を共にしている「申」の戦士「砂粒(さりゅう)」に対しては、「いかにも10代の少年らしい悩み」なんてものを訥々と語っています。
その淡々とした話し方なども絶妙に演じられている堀江さん。まだまだ声優として発展途上の彼ですが、今回の寝住のようなキャラもピタリとはまっています。これからの活躍が期待されますね!

寝住の全て4 どこかで見たことある?その理由とは…!?

さて、物語が進んでいく中で、寝住について「?」と感じる部分が定期的に出てきます。それはいわゆる「既視感(でじゃぶ)」というもの…。なぜか、ストーリーが進んでいく中、語り手となる戦士たちのほとんどが、寝住という人物とどこかで出会ったことがあるような、そんな気持ちにおそわれているのです。
どの戦士も、「?」と感じた後すぐに気のせいだな、と考え直していますが、読者にしてみれば不思議な現象。これはきっと何かわけが…どんな伏線だ??と、考えずにはいられません。実はこの既視感、寝住の特殊能力と関係しているのです。詳しくは次の章で!

寝住の全て5 チート過ぎる能力!?「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」をご紹介!!

どこかで出会ったような…?と思わせる少年、寝住。その理由は彼の特殊能力「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」にありました。その能力は確率世界への干渉力。同時に100までの選択を実行し、その中から現実としたいものを選び出すことができるのです。
…?え?これってすごい能力じゃあないですか?つまり寝住は様々な局面で、100通りもの体験をしているということです。そして、ポイントなのは、寝住は全てそれを机上の論理ではなく実際に体験するということ。そのため、恐ろしく脳を消費するのです。
寝住はこの消費した脳の回復のために、常に眠そうにしていたのですね。100通りもの可能性を試せるというと、チートじみていますが、実際はそんなにいいものでもないようです。全てが似たような結果に終わることも多いようで、意中の女の子に告白して100通りのパターンでふられる…ということもあったとか…。きっつい…。

ですから「十二大戦」中も能力を駆使していたものの、大体が似たような結果に終わっていたようです。ともあれ、確率世界を試す中で、寝住は実際には関わっていない戦士とも別の分岐で接触しているのです。中には「寅」のおねーさんと一緒に戦ったり、あのヤバイ戦士「卯」と互恵関係を結ぶものも…。
こうしてたくさんの体験を同時にしている寝住ですが、その体験は本物ですから記憶が残ります。最も多すぎて全てを覚えきれるわけではありませんが、きちんと体験した記憶ですからね。そして、捨ててしまった分岐についての記憶は、他の人達には残りません
つまり、選ばなかった分岐の中で他の戦士たちと接触をしていても、他の戦士たちは覚えていないのが普通なのです。ですが、たまにこの記憶が他人にも残ることがあるようです。戦士たちが感じていた既視感はこのせい。使われなかった分岐で、寝住と関わったことがあったからなのですね。

寝住の全て6「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」って…?

いきなり重大なネタバレですが、今回の「十二大戦」は寝住が優勝します。「ねずみさん」を駆使した結果、100通りの可能性の中から、たったひとつだけ寝住の生き残れる現実があったのです。寝住はそれを選択したというわけです。
「十二大戦」中、ほぼ何もしていなかったような寝住が、最後の最後、「未」の戦士の死体からいただいてきた手榴弾「醜怪送り(しゅうかいおくり)」で決着をつけます。無事12個の獣石を手に入れた寝住は、優勝者の権利である願い事を叶えることになります。
しかし、大戦中能力を駆使していたため、とにかく眠くて眠くてたまらない寝住…。焦ってもしょうがないので、ゆっくり100通りほど考えてから決めることにします。そして寝住は翌日、彼の日常である学校生活を送りながら、「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」を考えるのです。

そして寝住くんは幸せに眠ります…

実は、「十二大戦」のお話はここで終わっています。寝住が考える願い事は、後日談である「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」という短編漫画によって描かれているのです。寝住は99通りのどうでもいい願いを考えては、その願いを即否定することを繰り返していきます。
そして最後、「たったひとつの願い」は何かというと、「願いを忘れさせてくれ」というもの!実にもったいない話ではありますが、納得できる結末でもあります。「どうしても叶えたい願いなんてない」というのです。
今回優勝したとはいっても、100通りの確率を考える中で99回は死んで、たったひとつの現実でだけ生き残った寝住。彼の考える願いなら、確かにこうなるかもしれませんね。翌日、寝住はいつも通り教室で居眠りをしていますが、その寝顔は今までよりもずっと幸せそうなのでした。おつかれさまでした!

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