【ネタバレ】『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』原作ストーリーまとめ!心をめぐる自動人形の物語の結末は?

京都アニメーションの新作TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、満を持して2018年1月から放送されます。ところで、その原作となっているライトノベル『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とは、いったいどのような物語なのでしょうか。アニメを観る前にあらすじを知っておきたいという方々のために、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のストーリーをまとめました。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ストーリーを解説!

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とは

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かつて『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などで一世を風靡し、最近では『響け!ユーフォニアム』『聲の形』などで人気を博したアニメ制作会社・京都アニメーションによる新作TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、満を持して2018年1月より放送されます。

他社作品の追随を許さない圧倒的な映像美が魅力の京アニ。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、PVの時点でその力を余すところなく見せつけてきています。その画の美しさは、そのまま物語の美しさでもあります。

では、そんな『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とはいったいどのような物語なのでしょうか。以前にも原作情報まとめ記事を書かせていただきましたが、今回は1記事丸ごと使って『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のストーリーをまとめていきます。

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あらすじ1:代筆屋ヴァイオレットとその顧客たち

亡くした娘をモチーフに劇の脚本を書く小説家オスカー

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妻と娘を立て続けに亡くし、悲嘆に暮れて世間を離れ引きこもっていた小説家・オスカーは、ある時友人に依頼され再び劇の脚本を書くことに。酒と薬の後遺症で手が動かないオスカーに友人が紹介したのは、代筆を行う”自動手記人形“、ヴァイオレット・エヴァーガーデンでした。

ずいぶん精巧なアンドロイドが来たものだと驚きつつ、仕事に取りかかるオスカー。娘をモチーフに物語を書いていきます。水の上を歩く少女のイメージが欲しいと言うと、ヴァイオレットは実際に湖の上を跳んでみせました。

その姿に、いつか湖面の落ち葉の上をを歩いてみせると言って亡くなった娘の姿が重なり、オスカーは初めて娘の死を受け入れます。その後うっかりヴァイオレットの裸を見てしまった彼は、彼女がアンドロイドではなく義手をつけた人間であることを知るのでした。

幼い娘アンを残して死にゆく母

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裕福な家の娘、アン。その母がヴァイオレットに手紙の代筆を依頼します。重い病気を患う母を独り占めしていたいアンですが、仕事中は近付かせてもらえません。家を棄て放蕩している父に手紙を宛てているのだとアンは思い込みます。

病状が悪化してもなお代筆を続ける母を止めようとするアンですが、ついに母を泣かせてしまいます。部屋の外に連れ出されヴァイオレットに諭された時の「届かなくていい手紙などない」という言葉が、妙にアンの心に引っ掛かるのでした。

ヴァイオレットが去り母が亡くなった後、誕生日を迎えたアンのもとに届いたのは、母からの手紙と誕生日プレゼント。それは毎年届き、アンが成長して結婚しても届き続けているといいます。

戦地で致命傷を負った青年兵士エイダン

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戦地の密林で敵兵に撃たれ、致命傷を負った青年兵士・エイダン。そこに、飛空艇から飛び降り巨大な戦斧で敵兵を蹴散らすヴァイオレットが現れます。エイダンは前の戦地で酒の勢いで自動手記人形サービスを依頼しており、そのまま忘れていたのでした。

自分の命が間もなく尽きると悟ったエイダンは、ヴァイオレットに家族と幼馴染への手紙を依頼します。彼のたどたどしい言葉を、ときに改善案を出しつつ余すことなく書き付けるヴァイオレット。全てを書き終えた後、エイダンは息を引き取ります。

自分のわがままだとしてエイダンの遺体を収容してもらい、後日ヴァイオレットは彼の両親と幼馴染に、手紙と”彼”を届けます。エイダンの母に感謝の言葉をかけられた時、ヴァイオレットの目からは静かに涙が零れました。「死なせてしまって、ごめんなさい」と。

女嫌いの天文学者リオン

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星に関する古書を管理する施設で働く学者・リオン。彼が勤める写本課は、人員不足を補うため大量の自動手記人形を雇います。その中にヴァイオレットの姿がありました。女嫌いのリオンですが、ヴァイオレットを見て心が揺らぎます。

ヴァイオレットとペアで仕事をしていくなかで、偶然にもリオンは彼女が孤児であること、元軍人であることを知ります。自身も孤児であるリオンは、ヴァイオレットを彗星観測に誘うことに。

自分を置いて出ていった母を憎んで女嫌いになったと話すリオンに、ヴァイオレットは感情がよく理解できないこと、かつて自分を庇護してくれた人がいたことを話します。契約終了時に告白したリオンの恋心は届きませんでしたが、ヴァイオレットはそれを聞いた時確かに『嬉しい』と感じました。

先の大戦の戦犯とされた死刑囚エドワード

脱獄不可能と言われる刑務所。その最奥に、先の大戦で戦犯とされた元軍人・エドワードが収容されています。ヴァイオレットは、彼の処刑前の最後の願いとして、そこに呼び出されました。

軍人時代のヴァイオレットを知るエドワードは、同じように人を殺した者でありながら、敗戦国側の人間だったというだけで自分だけ戦犯扱いされることの理不尽さを訴えます。そのありさまは狂人そのものでしたが、ヴァイオレットのほうもそんな自分を「残骸」だと言います。

エドワードが代筆を依頼した相手は神様。その内容はヴァイオレットにしか分かりません。届けられない手紙など捨ててしまえと言う看守に、ヴァイオレットは「私もいつかお会いする方ですから」と返すのでした。帰り道の馬車の中で、ヴァイオレットは懐かしい戦場に想いを馳せます。

あらすじ2:軍人ヴァイオレットと少佐の過去

陸軍少佐ギルベルトと”自動殺人人形”の出会い

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時は過去に遡ります。少佐に昇格した陸軍兵士ギルベルト・ブーゲンビリアは、兄ディートフリートから半ば押し付けられるように、孤島で拾ったという名もなき少女を渡されます。”それ”は、命令するだけで人を殺す”自動殺人人形“でした。

ギルベルトは彼女をヴァイオレットと名付け、言葉と規律を教え、自分の部隊に書類上”武器“として編入します。美しく育ったヴァイオレットは、やがて始まった大戦の戦場で尋常ならざる戦果を上げますが、一方で年頃の少女らしい欲求や感情は一切みられませんでした。

自分のことを「少佐」と呼んでいつも付き従ってくれるヴァイオレットとの、親子でも兄妹でもなく、ただ使い手と”武器”というところにも収まらない関係性に悩むギルベルト。ある日彼は、ヴァイオレットを街に連れ出します。

『美しい』という言葉も知らない”道具”

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街中のほとんどのものに興味を示さないヴァイオレットですが、宝石店の前で足を止めます。彼女が魅入ったのは、ギルベルトの瞳と同じ色のエメラルドのブローチ。そこで彼女は初めて、こういったものを見た時には『美しい』と言うのだと知ります。そんなことも教えてやれていないのだと自責の念に駆られるギルベルトは、半ば強引にそのブローチを買い与えます。

その数日後、戦局が急変して最終決戦を控えた夜。ギルベルトは戦友のクラウディア・ホッジンズに、大戦が終わったらヴァイオレットを自分が始める会社に雇わせてほしいと言われます。その話を聞いていたヴァイオレットは、ギルベルトに「私は、もうご不要ですか」と尋ねます。ヴァイオレットは自分のことを”人間ではない道具“だと思っているのでした。

「あいって、なんですか」

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決戦当日。順調に作戦を遂行するギルベルトたちですが、その途中でギルベルトは片目を潰され、ヴァイオレットも両腕を切断する重傷を負います。そんな状態になってもギルベルトを助けようとするヴァイオレットに、ギルベルトは言います。「愛してる」と。

そう、ギルベルトはいつの間にか、ヴァイオレットを愛してしまっていたのです。しかし、”道具”のヴァイオレットにそれは理解できないものでした。ヴァイオレットは返します。「あいって、なんですか」と。やがてふたりの意識は途切れます。

終戦後、先に目を覚ましたのはギルベルトでした。自分の存在がヴァイオレットにとって毒になると判断した彼は、ホッジンズにヴァイオレットを託し、自分は死んだと偽装するよう頼みます。ホッジンズは反発しつつも、ギルベルトの頼みを聞くことにしました。

戦場から離れた「ただの女の子」

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TVアニメヴァイオレット・エヴァーガーデンはここから物語がスタートします。やがて目覚めたヴァイオレットは、第一に少佐の安否を気遣います。彼女の心は、未だ戦場にあるのでした。生きているととっさに言ってしまうホッジンズ。ブローチをなくしたことにヴァイオレットが気付くと、ホッジンズは必ず見つけて買い戻すと宣言します。

戦場での彼女の鬼神めいた戦いぶりを知るホッジンズは、ヴァイオレットがあまりにも「ただの女の子」であることに戸惑いを覚えます。やがてリハビリを始めたヴァイオレットに、義手となった両腕を動かす練習として文字を覚えることをホッジンズが提案すると、ヴァイオレットは少佐に手紙を書きたいと言います。その”人間”らしい部分を見るたび、ホッジンズはなぜだか泣きたくなってしまうのでした。

“自動手記人形”ヴァイオレット・エヴァーガーデンの誕生

退院したヴァイオレットは、ホッジンズの取り計らいで、ギルベルトの親戚であるエヴァーガーデン家の養女になることに。こうして、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが誕生しました。

その屋敷でも、もはや返事が来ないと分かっている少佐への手紙を、送りもせずただただ書き続けるヴァイオレット。ホッジンズはここでようやく、「ギルベルトは死んだ」とヴァイオレットに告げるのでした。

ホッジンズはヴァイオレットを、自身が立ち上げたC・H郵便社の創設メンバーとして迎え入れます。これ以降彼女は”自動手記人形ヴァイオレット・エヴァーガーデンとして、世界を飛び回ることになります。

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