声優・石田彰が演じたアニメキャラまとめ!

声優界のベテランとしてこれまで数えきれないほどのアニメ作品に出演してきた石田彰。「石田ボイス」と言われる独特の声色でファンを魅了し、「石田クオリティ」と言われる圧倒的な存在感で観る者のみならず作品に関わる全ての人々の尊敬を集める。そんな声優・石田彰のこれまでの演じたキャラクターの中から代表的なものを紹介する。

石田彰のプロフィール

「石田ボイス」の魅力、石田彰とは?


1967年愛知県出身の石田彰は、幼少の頃に「機動戦士ガンダム」を見たことから声優に憧れて中学生になると演劇部に所属。その後日本大学芸術学部演劇学科を卒業した。大学在学中よりマウスプロモーション付属俳優養成所に入所し、その頃から声優業を始める。
2006年の第一回声優アワードにて助演男優賞を受賞するなど、声優として第一線で活躍している。1990年代から今なお活躍し続ける声優界のベテランとして確固たる地位を築いている。また、アニメのみならずナレーションや映画の吹き替えなど幅広く活動の場を広げている。
声優としては数えきれないほどの代表作をもち、多くの作品で欠かせない存在となっている石田の魅力は「石田ボイス」とも呼ばれる独特の存在感を放つ声質といえる。少年役から青年役まで、クセの強い役から少女のような声まで高い演技力をもって演じている。

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1990年に声優としてデビューした石田は『機動警察パトレイバー』や『らんま1/2』などで端役を得るが、石田にとっての最初の主要キャラクターは1994年の『とんでぶーりん』の水野光一役といえる。『とんでぶーりん』は中学生の少女・果林がスーパーヒロイン「ぶーりん」というブタのキャラクターに変身し活躍する物語。水野光一はそのヒロインぶーりんのファンとして果林を心配し支え最終話まで重要なポジションを占める。その後90年代後半から多くの人気作品に出演することになるが、そのきっかけともいえる作品である。

渚カヲル『新世紀エヴァンゲリオン』

輝く存在感「最後のシ者」

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西暦2000年、大災害セカンドインパクトによって世界の人口は半減していた。国連直属の組織・特務機関ネルフの総司令である父・碇ゲンドウから呼び出された碇シンジは、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとして、襲来する「使徒」と戦うことを命じられ、EVA零号機パイロット・綾波レイ、戦闘指揮官の葛城ミサトとともにEVAで謎の敵と戦い続ける。
石田彰演じる渚カヲルは、EVA弐号機のパイロットとして登場するも実は敵に送り込まれた「使徒」であるというミステリアスな役柄。アニメ版においては第24話のみの登場となるにも関わらず、他の主要キャラクター同様の存在感と、主人公・碇シンジとストーリー全体にも影響を残す特別なキャラクターとなっている。


その後、映画版にも登場することとなる渚カヲルであるが、その登場回数の少なさに比べてファンにとってインパクトのある存在として位置づけられている。作中でナンバーワンの美形とされるルックスでありながら、含みのある謎めいた言動は物語の核となる部分を示唆する。
担当した石田も監督とともにこの特殊な役柄を丹念に作りこんだことで知られており、この渚カヲルは今なお石田彰にとっての代表作として認知されている。

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アスラン・ザラ『機動戦士ガンダムSEED』

コーディネイターのエース

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従来の人類である「ナチュラル」の地球連合と、「コーディネイター」と呼ばれる遺伝子操作を受けた新人類による宇宙国家・プラントの争いが激化していた。コーディネイターの少年キラ・ヤマトは中立国であるオーブの資源衛星ヘリオポリスでナチュラルの人々とともに生活を送っていた。
しかしそんな中立地であったはずのヘリオポリスは、地球連合軍による新型モビルスーツ(MS)の開発が進められていたために、それをしったプラント国軍ザフトの攻撃を受けてしまう。キラがMS工場に辿り着くと、そこにいたのはかつての親友でザフトの兵士として新型MS奪取をしようとしていたアスラン・ザラであった。


アスラン・ザラはコーディネイターの中でも優秀な能力を有し、頭脳明晰で誠実なキャラクターである。ストーリーに欠かせない存在で続編である『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でも活躍する。
このアスラン・ザラを演じ石田は第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門を受賞した。人気のガンダムシリーズの中でも「平成のファーストガンダム」としてファンから絶大な支持を得ている作品で、主人公の親友でありライバルであるという重要な役柄は石田の代表作の一つとされている。

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有楽亭八雲 / 菊比古『昭和元禄落語心中』

名人の孤独

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元チンピラ・強次は刑務所の慰問で聞いた落語に感動し、八代目「有楽亭八雲」に弟子入りを願い出る。その後「与太郎」の名を与えられ住み込みの弟子となる。そこで八雲の養女・小夏と出会うが、彼女の実父は天才と言われながら早逝した落語家・二代目「有楽亭助六」であった。
やがて与太郎は八雲と助六、小夏の因縁を知ることとなる。物語は三部構成で「落語人気が下火となっていた昭和後期」「戦後の落語全盛期」「落語の衰退した平成初期」に分かれており、それぞれの時代で与太郎、八雲、小夏、そして助六の人間模様が描かれる。


主人公・与太郎の師匠であり、物語の中枢をなす「有楽亭八雲」。波乱と苦悩に満ちた半生から非常に気難しい「昭和最後の名人」とも言われる八雲を演じたのが石田彰。
元々落語好きとしても知られていた石田は、下町言葉を駆使しながら八雲の青年期から老年期までを演じ、さらには作中で落語の演目も披露し、その完成度の高さが評判となった。若者世代には馴染みの薄い「落語」の世界や代表的な演目なども丁寧に描かれており、アニメとしても新鮮な印象を与える作品となっている。

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我愛羅『NARUTO -ナルト- 』

「守鶴」が憑依した人柱力

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世界的な人気を誇る大人気漫画『NARUTOナルト』のアニメ版は、一部と二部で2002年から2017年まで約15年間放送され10作の劇場版も公開された。アニメは世界80か国でも放送された伝説的な作品といえる。
ストーリーは落ちこぼれの忍者である主人公・うずまきナルトが、様々な困難に立ち向かい成長しながら、火の国・木の葉の里の頂点「火影」を目指していくというもの。忍者同士が超人的な術を駆使しながら戦いを繰り返すという主ストーリーとともに、仲間との友情、師弟や家族との絆が描かれ平和を希求する姿が感動を呼んでいる。


作中で石田彰が担当するのが、砂隠れの里の忍である我愛羅。第一部の中忍試験では、孤独な幼少期が影響した冷酷非道な残忍性で圧倒的な力で勝ち進むが、ナルトとの死闘の中でナルトの強さの根源を知るに至り、ナルトに対して感謝と憧れの感情を持つようになり、その後は徐々に人間味を取り戻していく。
第二部では父の跡を継いで五代目風影の地位につき高いカリスマ性を発揮する。戦いの中で一時絶命するもナルト達に救われる。多くの個性的なキャラクターが登場する作品の中でも、個性的なルックスと強烈な存在感で圧倒的なインパクトを残している。

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O型くん『血液型くん!』

努力家でロマンチストだが…

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韓国の美術教師が自身のブログサイトで掲載していた4コマ漫画が、アジアを中心に人気になり日本でも2013年にアニメ化された作品。「A型」「B型」「O型」「AB型」のそれぞれ特性を持った二頭身の「血液型くん」たちが、様々な場面でどのように考え行動するのかを、典型的な血液型別の性格や特徴から考察する。
ライフスタイルから恋愛模様まで、そして身近な人々との関係を「血液型くん!」を通して気軽にフフッと笑いながら考えさせられるはず。血液型占いや分析は数あれど、今まで見たことのない作品となっている。


「O型くん」を演じるのが、実際にO型の石田彰。他にも「A型くん」を福山潤、「B型くん」を中村悠一、「AB型くん」を柿原徹也と声優の血液型も役柄と同様となっている。
ストーリーは血液型に関する「あるある話」がメインで、特別な展開があるわけではないものの、4人の「血液型くん」の個性を生かしたやり取りが面白い。そして会話がメインであるがゆえに、ベテラン声優陣の個性と技量も存分に堪能できる。自分の血液型と照らし合わしながら観るのも、身近な誰かを投影するのも面白い。

名取周一『夏目友人帳』

きらめいててご免

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夏目貴志は幼い頃に両親と死別し、人には見えない妖怪が見えるため世間から「虚言癖のある薄気味悪い子供」と敬遠されていた。ある日、貴志は封じられた妖怪斑(まだら)の封印を解いてしまった。そして、祖母レイコの遺品の中にあった「友人帳」を見つける。「友人帳」は貴志同様に妖怪が見え孤独だったレイコの妖怪たちとの関りを記したものだった。
貴志の用心棒となりニャンコ先生と呼ばれることとなった斑とともに、友人帳の存在を知り様々な意図をもって近づいてくる妖怪たちと関わりながら、レイコと妖怪たちの関係を知ることとなる。


貴志同様に妖怪を見ることができる数少ない登場人物の一人で、貴志の良き理解者であるのが石田彰が担当する名取周一人気俳優でありながら祓い屋をしている名取は貴志と同じような辛い幼少期を過ごしたことから「妖怪はすべて人間の敵だ」と考えていた。しかし自身とはちがう妖怪との関わり方をもつ貴志と行動を共にすることで、その考えに変化が生じ貴志に一目置くようになる。大人げないニャンコ先生とのやり取りも楽しみの一つだ。

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桂小太郎『銀魂』

ヅラじゃない桂だ

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江戸時代末期、宇宙人「天人(あまんと)」が地球に襲来し、地球人との間で長い攘夷戦争が起こるが、天人の力の前に江戸幕府は開国し幕府は天人の傀儡となり果ててしまう。そして、攘夷戦争で国のために戦った攘夷志士達は弾圧されるようになり、侍としての力を奪われてしまった。
天人の襲来から20年後も侍魂を失っていない青年・坂田銀時万事屋を営業し、江戸のあらゆる依頼事に首を突っ込み、街の治安を守る真選組やかつて攘夷戦争をともに戦った侍達と交わっていく。SFと時代劇を融合した世界観の中で、銀時を中心としたキャラクターのドタバタ劇でありながら、感動を呼ぶ人情話も散りばめられている。


桂小太郎は、主人公銀時と攘夷戦争をともに戦った志士であった。戦争終結後も持ち前のカリスマ性を発揮し攘夷党(桂一派)のリーダーとして討幕を目指し、幕府からはテロリストと目されていた。しかし次第に「壊すには大事なものが増えすぎた」と穏健路線になっている。
お尋ね者ゆえに「宇宙キャプテン カツーラ」「配管工カツオ」など様々な変わる変装姿も楽しみの一つだ。古臭い言動や妄想癖などコミカルなストーリーに欠かせない存在となっている。

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猪八戒『幻想魔伝 最遊記』

敵に回すと一番厄介な「現役保父さん」

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有名な中国の伝奇小説『西遊記』をモチーフとした作品。現代の事象と幻想が混在した世界「桃源郷」では人間と妖怪が共存して暮らしていた。しかし、大昔に葬られたはずの大妖怪「牛魔王 」の復活を目論む者が現れ負の波動が桃源郷に蔓延すると、それまで人間と平和に暮らしていたはずの妖怪達が凶暴化するなどの変化が生じ始めた。
観世音菩薩は、問題の解決を図るため玄奘三蔵 に孫悟空 、沙悟浄 、猪八戒とともに西へ行き、「牛魔王」の復活を阻むように命じる。それぞれが因縁に向き合いながら、陰謀を阻止するために戦い続ける。


石田彰が声を担当する猪八戒は、丁寧な口調で温厚な好青年で、素行にクセのある他玄奘三蔵 、孫悟空 、沙悟浄の3人を宥める保父的な存在でもある。しかし元々人間であり恋人を妖怪に襲われ失った過去を持つ猪八戒は、怒らせると誰よりも怖い存在として扱われる。
作中では温厚な雰囲気とは裏腹に腹黒い一面もあり、その腹黒さは石田が声を担当することでより際立った印象を与えられているとも言われている。友情とシリアスな展開、そして戦いとアニメの王道を踏襲しながら、仏教の教えが根底に流れた哲学的な側面も魅力の一つと言える。

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縢秀星『PSYCHO-PASS サイコパス』

シニカルなムードメーカー

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西暦2112年という近未来。「シビュラ」という人間の心理状態や性格動向を数値化し計測するシステムが導入され、通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼ばれるこの数値を指標とし、「理想的な人生」を送ることを目指していた。そして「犯罪係数」という犯罪に関する数値も計測され、基準の値を超えれば「潜在犯」として扱われていた。
この時代の中で治安を守る公安局刑事課一係所属メンバーたちが描かれる。元々アニメ好きとして知られる『踊る大捜査線』の監督である本広克行が総監督を担当したオリジナルアニメということでも注目されていた。


主人公の狡噛慎也の属する公安局刑事課一係に所属する縢秀星(かがりしゅうせい)は、5歳の時にサイコパス判定により「潜在犯」とされ隔離されて育ったが、のちに公安局の執行官となる。以降は「施設と比べれば天地の差」として仕事を楽しみ、一係を「自分の居場所」であると感じていた。
軽口と冗談で仲間内でもムードメーカー的な立場でもあり、その最期についての描き方は制作陣の中でも意見が分かれたとされる愛すべきキャラクターである。

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サブロー『ケロロ軍曹』

ミステリアスなサブロー先輩

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ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」地球の侵略を目論んでいた。先発隊として隊長・ケロロ軍曹、突撃兵・タママ二等兵、機動歩兵・ギロロ伍長、作戦通信参謀・クルル曹長、暗殺兵・ゼロロ兵長ケロロ小隊が地球に派遣された。しかし、小隊は地球ですぐに散り散りになってしまった。ケロロ軍曹は日向家に潜伏しようと試みるも日向夏美と弟・冬樹にあっさりと捕まり、日向家の居候として家の掃除をさせられたりする日常を過ごすこととなる。
のちに、小隊のメンバーも日向家が集い何度も地球侵略作戦を試みるが、まったく上手くいかない。作中では『ガンダム』や『仮面ライダー』などのパロディネタが用いられるのも楽しみの一つで、子供だけでなく幅広い層に人気の作品である。


サブローは日向姉弟と同じ学校に通う先輩であり。実は「623(むつみ)」の名で活動するラジオDJでもあるが、その事実はファンの夏美でさえ知らない。住所や普段の生活も謎に包まれておりミステリアスなキャラクターであるが、明るく温厚な人柄で年頃の少年らしい一面も垣間見せる。ファンの間でも人気のキャラクターの一人である。原作では「北条睦実」として描かれている。

「石田クオリティ」健在!石田彰の世界を堪能したい。


石田彰は少年から青年、大人まで数えきれないほど多様なキャラクターを演じてきた。特異なキャラクターも得意としており、メイン・サブ問わず石田の演じるキャラクターは強烈なインパクトを放ち、それは「石田クオリティ」とも呼ばれユニークな存在感を発揮する。
ベテラン声優として多くの若い声優にとっても憧れの対象となっており、その人柄も独特で人付き合いも苦手だが、幅広いファンはもちろん石田を知る全ての人に愛されていると言われている。石田彰がいれば作品が成立するとまで言われる「石田クオリティ」はこれからもまだまだ健在。これからも生まれ続ける石田彰の代表作にも注目だ。