【のわゆ】郡千景は歴史の闇に消えた影の勇者!過去と戦い続けた魅力まとめ【乃木若葉は勇者である】

可愛い女の子たちが活躍する魔法少女の勇者版である「勇者である」シリーズ。『乃木若葉は勇者である』は世界が変わってしまう以前の西暦で活躍していた勇者たちが描かれています。歴史の中に埋もれてしまった影の勇者、郡千景を紹介する記事です。

『乃木若葉は勇者である』郡千景とは?

郡千景の基本プロフィール

郡千景は『乃木若葉は勇者である』に登場する女性キャラクターで、勇者です。生まれたのは西暦2004年2月3日で、物語が展開される2018年当時には14歳の中学三年生で他の勇者たちの先輩にあたります。性格は内気です。
四国が舞台の作品で、高知県出身です。身長は159センチで、血液型はA型となっています。他の勇者たちと同様に好きな食べ物はうどんです。ゲームが趣味のインドア派で、寒さに弱く、クリスマスなどの冬のイベントではガタガタと震えていました。
料理が苦手なようすで、ソーシャルゲーム版の『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』(以下、ゆゆゆい)では、普通の成功だとインスタントうどんしかできあがりません。よしんば大成功したとしても、通常のうどんが出るというポンコツっぷりです。

コンプレックスを抱えた内気なゲーマー

内気な性格で人付き合いが苦手な郡千景は家でゲームばかりして過ごしていました。様々なジャンルのゲームに強い郡千景ですが、特にガンシューティングのジャンルが得意なようです。
ネットゲームなどでは「Cシャドウ」というハンドルネームを使っており、その界隈では名の知れたゲーマーとなっています。内気な性格ながらも、ゲームを勧めるときは良く喋るようです。
『ゆゆゆい』では同じ『乃木若葉は勇者である』のキャラクターである伊予島杏が恋愛小説好きだと知ると、杏に恋愛ゲームを勧める描写がシナリオで楽しめました。その結果としてふたりは意気投合し、話に花を咲かせる場面も。

ソシャゲ版(ゆゆゆい)での声優は鈴木愛奈

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『乃木若葉は勇者である』は小説作品ですが、ソーシャルゲームである『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』では声が付きました。担当した声優は鈴木愛奈です。ドラマCDでもその声を聞くことができます。
鈴木愛奈は声優とアニソン歌手に憧れていました。自分の声質は好きではありませんでしたが、「どんな声質でも声優になれる」という先生や先輩の言葉から自信を持つようになっています。
代表作に『ラブライブ!サンシャイン!!』の小原鞠莉役、2018年4月より放送が決定されている『魔法少女サイト』の潮井梨ナ役があります。歌手としても活躍しており、『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する「Aqours」のメンバーとしても有名です。

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イジメに両親の不仲、不遇な過去

郡千景の内気な性格の背景にはイジメと家族の不仲があります。そんな彼女の性格と家庭内の事情はイジメの対象として格好の的です。周りから壮絶なイジメを受けており、段々と人付き合いの苦手な性格になっていきました。
ひとりでテレビゲームばかりの生活になってしまったのも、こうした過去の背景が原因です。「ゆゆゆい」では経験したイジメの壮絶さが物語られています。仲間と一緒にお風呂を入る時もタオルで体を隠したり、あとからひとりで入ったりする千景。
ゲーム内の海水浴イベントでは、体に傷がありそれがコンプレックスになっていることを明かしています。その傷の原因は明かされていませんが、イジメられていたときについた傷と推測できます。壮絶な過去を持つ勇者です。

死神のような姿をした彼岸花の勇者

郡千景の勇者衣装は彼岸花がモチーフになっています。花言葉は「悲しい思い出」や「あきらめ」など郡千景という人物を象徴しているかのようです。衣装も赤色メインで、流れるような黒髪が、広がる彼岸花の花びらを思わせます
武器である大葉刈はデスサイスの形態を取っており、死神のようです。ある条件下では白いフードを纏う姿のときもあり、さらに死神感が増します。戦い方も勇ましく、ゴリ押しで敵の懐に突っ込んでいくスタイルが意外です。
「ゆゆゆい」では範囲攻撃と高い攻撃速度を有しています。しかしそれ以外の性能は低く、打たれ弱さが欠点です。戦略性はあがりますが、有効な布陣を敷くことで頼もしい味方になります。なにより、複数の雑魚を切り崩すのが気持ちい良いです。

切り札の精霊は七人御先

神樹の記録を通して神の力を一時的に借りる「切り札」があります。郡千景の切り札は七人御先です。元ネタは7人1組で現れる怨霊となっています。見た者を高熱で殺し、死んだ者の魂が七人御先のメンバーになってしまうという恐ろしいもの。
その能力は自身を7人に分裂するものです。攻撃的なスタイルの郡千景が7人に増えるのは敵にしてみれば厄介な能力となっています。それに加えて7人同時に消滅させない限り倒すことはできません。そうしない限り、何度でも7人に蘇ってくるのです。

人間不信からの壮絶な闇堕ち

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物語が進むにつれて敵であるバーテックスが強力になり、勇者たちは苦戦を強いられます。仲間を失い、それでも戦い続ける勇者たちですが、世間の対応はあまりにも冷たいものでした。守られるだけの民衆ですが、勇者が負ければ自分たちに飛び火するからです。
さらに千景は切り札を使ったことにより、心を蝕まれてしまい、人間不信がみるみるうちに加速させていきました。実家に帰れば勇者として活躍する千景を見直していたはずの両親は、彼女たちの評判に罵声を浴びせます
さらに心の拠り所であった高嶋友奈が入院治療中で会えず、彼女の闇堕ちを止める要素がなかったのも原因です。高嶋友奈はその明るい人柄から郡千景が唯一心を開いている存在でした。

千景の苗字である郡(こおり)は良く郡の字に間違えられます。友奈もそんな間違いから千景のことを「ぐんちゃん」と呼んで仲が良かったです。そんな友奈がどん底に立叩きつけられた時に側にいてくれなかったことは、郡千景にとって不幸でした。
さらに死んだ仲間まで侮辱されたことで人間に対する憎しみが爆発し、彼らを殺そうとしてしまいます。しかしすんでのところで駆けつけた乃木若葉に止められ、大社によって勇者システムを剥奪されてしまいました。
謹慎処分を解かれたあとも闇に堕ちたままで、乃木若葉さえいなければ自分が勇者として認められるのではという考えが暴走してしまいます。こうして乃木若葉に襲いかかった郡千景は神樹にも見限られ、勇者としての力を完全に失ってしまうのでした。

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乃木若葉に憧れて勇者として迎えた悲痛な最期

イジメや家族の不仲など暗い過去を経験した郡千景はその心に闇を育んできました。そんな脆さを持っていたために、千景には闇落ちという過酷な運命が待っています。人間や中に手をかけようとしてしまうのです。
しかし普通の人間に戻され、力を失ってしまった郡千景にバーテックスの魔の手が伸びます。そして殺されそうになったところを、すんでのところで乃木若葉がその身を挺して助けました
「仲間だから」という理由で助けられた千景は、乃木若葉に大切なことを学ばされます。そして自分の心がいかに弱かったことに気づくのでした。若葉の行動に突き動かされた千景は、最後には乃木若葉を庇って、死亡してしまいます。

郡千景のこれまでの行動は憎しみ故のように思えます。不遇だった環境を憎み、価値のない自分の憎み、身勝手な大衆を憎みました。そして人望や能力など自分には持っていないものを持っている乃木若葉を嫉んでいます。
しかし乃木若葉に守ってもらったことで。すべは自分の弱さが招いたことであると気づくことができました。どうして誰も自分を認めてくれないか悩んでいた千景は、自分のことを認め大切に想ってくれる仲間が近くにいたことに気づいたのです。
不遇な人生を送り、不遇な勇者として活動していた郡千景ですが、最後には勇者としての心を取り戻しました。いままで報われずに生きてきた少女の心が救われたのが、彼女の最後の時であるというのは悲しい話です。

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郡千景は検閲によりその名を消された悲しき勇者

『乃木若葉は勇者である』に登場する郡千景は、暗い過去を持ちながら、勇者としても環境に恵まれなかった不遇な勇者です。過去のトラウマとそれに抱かされた劣等感、さらには勇者たちに勝手な責任を押しつける大衆たちと不幸な要素が続きました
そのため闇堕ちし、人々や仲間を手にかけようとした千景ですが、最後には仲間を庇い勇者としての心を取り戻して命を落としています。そんな不遇な勇者人生を歩んだ千景ですが、その後も不幸が続きます。
家での葬儀のあと千景の遺体は消え、父は失踪し母親は天空恐怖症候群で施設入りと尾を引く後味の悪さです。さらには検閲で「勇者御記」から名が消えるなど報われません。記録には残っていませんが、確実にファンの記憶に残っている存在感の大きな勇者です。

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