【ヘルシング】外伝“The Dawn”にウォルターの裏切りの理由が?内容をネタバレ&考察!

意外な過去を持つ最強の執事こと、ウォルター。若き日のウォルターの活躍を感じることができる【ヘルシング】の外伝“THE DOWN”は見ましたか?ウォルターファンだけではなく、本編ラストの裏切りの理由やきっかけなどなど気になる部分が描かれています!

【ヘルシング】外伝“The Dawn”ではショタ時代のウォルターが活躍!


数ある未完のコミックの中でも、私が特に…!特に!完結、あるいは後書き程度でもいいので終わらせてほしい作品【THE DOWN】!まるで聞いたことがないんだけど…という声がめちゃくちゃ上がりそうですが平野耕太先生による【ヘルシング】の外伝と言えばお分かりでしょうか?
【THE DOWN】の主人公…の立場に位置するのは、本編でも人気の高い最強の執事ことウォルター。ただのウォルターではありません、少年時代のウォルターなんです!舞台は1944年…そう、第二次世界大戦末期!外伝では、ウォルターの他にも世界一かっこいいデブの愛称でお馴染みの「少佐」
そして、少佐率いるミレニアムの前身『ヴィアヴォルフ』に属する「大尉」や「博士(ドク)」などなど…忘れてはいけない“あの少女”も登場する本編が大好きだ!という方には是非、知ってほしい作品なんです。
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※ネタバレ※“The Dawn”の内容とは…


唐突に始まる【THE DOWN】ですが…おそらく本編を見ている前提でのストーリーが展開され、冒頭のシーンのワクワク感は流石といった感じ!この記事では、コミック版ではなくOVAの特典映像として収録された一連のストーリーを紹介したいと思います!
第二次世界大戦中…ウォルターとアーカードは、とある特命を遂行する為にポーランドの首都ワルシャワへと向かっていました…が、輸送される身でありながらアメリカからの支援でイギリスが持ちこたえている事を嘆き、国の衰退に愚痴を漏らすというウォルターの“糞ガキ”ぶりがすでに新鮮。
ここでのウォルターは、14歳ながらタバコをねだり、吸ってみると文句を言い…これが後の老紳士になるとは…この先の人生で、一体なにがどうなったのか気になるところでした。

14歳にして最強の執事の片鱗を見せつけた若きウォルター


所変わり、円卓会議中のアーサー(インテグラの父親)達は、迫り来る脅威、吸血鬼の人工製造機関がある…という点を話題に置き、吸血鬼のなりそこない「グール」を軍隊に投入されると非常にまずい、そこで死に損ないの化物を徹底的に叩かなくてはいけない!では、どうすればいいんだ?という絶望的な会議の真っ最中。
そこで声をあげたのはアーサーでした!手練れの者を用意した…と、一枚の写真を取り出しますが…そこに写っていたのはウォルター!化物退治においては「最強の人間」と紹介されるわけですが……。くどいようですがこの時点でウォルターはまだ14歳です…!
対化物戦においてはまさに右に出る者がいないといったところ。アーサーの悪そうな笑顔がウォルターの凄まじい実力を物語っている瞬間でした!
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最後の大隊にウォルターを誘う少佐…


ポーランドの首都、ワルシャワに建つとある館ではナチス第三帝国武装親衛隊大隊『ヴェアヴォルフ』の面々が集い、少佐の到着を待っていました。不気味な声を上げる積み重ねられたり無造作に放置されたロシア人の捕虜たちを前に「スゴォイ…なぜ死なないんだ」と言葉とは裏腹に実験の成果を喜ぶ「博士(ドク)」の姿が…マッドサイエンティストだ……。
この頃からドクは腹を出していたのか…という所も気になりますが、世界一かっこいいデブこと少佐の貫禄も凄いですし、戦争のネジを巻き直すと宣言するシーンは圧巻!集結した『ヴィアヴォルフ』…その頭上には“死神”ウォルターが棺に納められたアーカードと共に迫っていました…!

『デブは1食抜いただけで餓死する』


美味しそうに肉をパクつきながら、少佐は実験の結果を聞きグールの軍隊を可能になったら…と想像して良い笑顔を浮かべていたところ…そこに、叫び声を上げながら何者かが窓を割って館に侵入!あまりにもダイナミックな入室と黒歴史ともとれるセリフの数々…ウォルター完全にアレな全盛期ですね。
そんなウォルターを前に少佐は…食事をやめることもなく、気にもしてない様子。相手にされないウォルターは少佐めがけナイフを蹴り飛ばしますが…大尉により阻止され、それが合図となり銃撃戦が勃発!しかし、少佐を殺すことは出来ず…またしても大尉がウォルターの前に立ちはだかります。大尉が本当に犬のように忠実…。
年端もいかないウォルターの戦いぶりを見た少佐は『今から裏切って私の部隊に来ないか?』と、誘いますが…ウォルターが出した答えとは…?
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ウォルターはなぜ裏切りを?本当にアレが理由だったのか?

理由はアーカードだけじゃないような気がするが…


ウォルターがインテグラを裏切り、少佐側に着いた理由に『全盛期の力をもってアーカードと闘いたいから』というものが挙げられていましたが、外伝の【THE DOWN】を見ると、本当にそれだけだったのだろうか?と、少し気になる点が出てきます。
大尉とサシでの勝負になったウォルターですが、実力の差というか戦闘経験では大尉の足元にも“当時”のウォルターは及ばないでしょう。ウォルターは両手で大尉は片手で攻撃を返すシーンから見ても、一目瞭然。
アーカードが助太刀に入りますが、勝負の結果は謎のままで【THE DOWN】は終了しました。少佐から、誘われたウォルターに「まだ」裏切りの気配はありません。しかし、圧倒的な力の差を見せつけられ、アーカードの助けがなければ死んでいたであろう展開を経験した彼は…
少なくともアーカードを倒す・全力で闘いたいという点だけが裏切りの理由ではないと思いませんか。少なくとも外伝のみで考えると…。

“ヘルシング家の騒動”など裏切りの伏線を考察してみる

外伝が完結していないので「後付け」感が強くなるのが残念


個人的に人間のまま、アーカードを倒す…ことを目標に持っている方が「自然」だと感じるような…。また、一度は封印されたアーカードがヘルシング家の騒動…インテグラの叔父が彼女を襲ったあの事件……によって封印を解かれるのを仕組んだのもウォルターです。
本来、主の側を離れずに行動する執事の役目を果たさず、その結果…アーカードが再び目覚める事になるのですが、これがなければ【ヘルシング】は始まりませんし、なくてはならない“きっかけ”をまさに作ったのがウォルターなのです。
父親、アーサーの遺言により、地下道を抜けてアーカードと出会ったインテグラですが、このエピソードが描かれたのは1巻…ウォルターは2巻からの登場になるので外伝の展開含めヘルシング家の騒動の時すでに…という裏切りの線は後付感が強いのです。

最後の「おさらばです…お嬢様」のセリフから分かる事は…


本編の終盤、ついに決戦!という時に裏切り者としてインテグラたちの前に現れたウォルター…吸血鬼化に伴い全盛期の姿(20代半ば~30代)になった時もカッコ良かった!インテグラに「殺意」を抱かせ、アーカードに「殺せ」と命令をさせる等、単純な裏切りよりも酷な事をやるな~と思ったものです。
飛行船へ向かうセラスからは、今までのお礼と『お達者で!』との言葉を受け、なんとも言えない微妙な表情を浮かべていたウォルター(笑)。納得して反逆したと、自分に言い聞かすように繰り返す様子や、アーカードを殺すことが出来ずに迎えた最期の時も印象的…
インテグラに向けての『おさらばです…お嬢様』というセリフは、立場的には裏切り者ではありますが、決してインテグラやアーサー…また『王立国教騎士団』を軽々しく裏切ったのではないという気持ちが垣間見えました。

少年・青年・老年!どのウォルターも最高だ!

完結希望!


【THE DOWN】に登場したウォルターの人気が高いのは、あの老紳士の子供時代がまさかこんな糞ガキだったなんて!しかも中二病!というギャップもあると思いますが、整った中性的な美しさもあげられるかと思います。妙に色っぽいんですよね~!
ファンからは少年期のウォルターはショタ+ウォルター=ショルターと呼ばれることもあるようで、少年期・青年期・老年期の彼を分けるにはベストな呼び名だな~と感心しました(笑)ちなみに、本編で裏切ったウォルターとアーカードとの激闘で…なぜかアーカードが少女の姿をしていましたね。
これも【THE DOWN】を見ると、そういう事だったのか~と通じる面白いポイントがあります。コミックでは、付録冊子として流通し現在では手に入れる事は難しい本作、気になる!という方は是非OVAの特典映像でごらんください!ウォルターの語られざる内面を知る最高の作品になっています!