Fateシリーズはどこから入るのがオススメ?時系列の順番を整理してみた!

あまりにも多すぎるFateシリーズの作品たち。それぞれはどんな関係なのか? また、新規の方はどの作品から入るのがおすすめなのか? 個人的にまとめてみたので、各作品の概要と共に紹介したいと思います。

TYPE-MOONの傑作『Fate』シリーズとは

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Fateシリーズとは、TYPE-MOONのリリースしている「聖杯戦争」を舞台にした作品群のこと。奈須きのこさんの手掛けた『Fate/stay night』を原点に、その後この作品の続編やスピンオフ作品が続々とリリース。現在ではきのこさん以外の様々な作家さんも関わる超大規模シリーズとなっています。
ただ、多くの作品があるため、その世界観はとても複雑……。どこから始めたらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか? そこで今回はそんないくつもあるfate作品のあらすじを紹介しつつ、時系列の関係や初めての方におすすめな視聴順などを紹介していきたいと思います。

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まずは基本!『Fate/stay night』と関連作品を紹介!

全ての始まり『Fate/stay night』


まず最初に紹介するのはFateシリーズが始まるきっかけになった1番初めの作品『Fate/stay night』です。2004年にPC用のビジュアルノベルゲームとしてリリースされました。7人の魔術師と7騎のサーヴァントによる「聖杯戦争」と、そこに巻き込まれた衛宮士郎の物語が描かれています。
最初にして最高のFateで、新規さんにも特におすすめな作品です。とりあえずここから始めればまず間違いありません。――が、おすすめであると同時に「Fateどこから始めるのが一番良い?」議論をややこしくしている最大の原因でもあります。
その原因の1つがアニメ化作品群。SN(ステイナイト)は原作ストーリーがとても長い関係から内容が分割された状態で、過去に何度もアニメ化されています。なので、どのアニメから見ればいいのかとても分かりにくい……。ということで、初めにSNのアニメ作品を順に紹介します。

スタジオディーン版アニメ『Fate/stay night』

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そんなSN最初のアニメ化作品がこちらのスタジオディーン版『Fate/stay night』。全24話で2006年1月から6月まで放送されていました。衛宮士郎が運命の夜にセイバーと出会い、彼女と共に聖杯戦争を駆け抜ける『セイバールート』を中心に描かれています。
古い作品のため、現在では作画がやや苦手という方も多いかと思いますが、原作ストーリーの最初から描かれているため、初めての方には一番わかりやすい作品だと思います。――まあ、途中ボンテージ桜とかあり、賛否両論ですが……。
このアニメの個人的おすすめポイントは主題歌&挿入歌特に最終回のED「君との明日」はセイバールートのラストに相応しいとても素晴らしい曲です。なんだかんだで良いアニメになっているので興味のある方はぜひ。

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スタジオディーンによる劇場版『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』

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続いてはスタジオディーンによる劇場版『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』。こちらは凛をヒロインとし、セイバールートで明かされなかったアーチャーの秘密などをテーマにした「凛ルート」が中心に描かれています。順番としては、セイバールートの続編とも呼べるお話です。

100分ほどの上映時間に凛ルートを詰め込んでいるので、いわゆる「一見さんお断り」な作品になっているきらいはありますが、スタジオディーンによる迫力の演出はしっかりと堪能できます。川井憲次による荘厳な劇中歌も魅力……。

尺の都合でカットされたシーンなどもあるので、ゲーム未プレイの方は後述のufotable版『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』から視聴されるのをオススメします。

ufotable版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』

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2つ目のUBWこと、ufotableによるアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』。2014年10月から12月までと、2015年4月から6月までの分割2クールで放送されました。
本作で2本目になるUBWですが、その特徴はやはりufotableによる超作画です。劇場版並みの作画クオリティで描かれており、その映像美は正に圧巻……。また、最終回にはオリジナルストーリーである時計塔での士郎と凛のその後がちょっとだけ描かれ話題になりました。とある人物の成長した姿が拝めるなど、シリーズのファンにとってこの最終回だけでも十分視聴の価値があります。

劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』


で、こちらが「桜ルート」を中心に描いた作品の劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』。全3章で構成される劇場アニメで2017年10月に1章が公開されました。この桜ルートは原作最後のルートということで、前2つのルートを完全に踏まえた上で聖杯戦争の謎を追う、SNの解決編とも呼べるストーリーになっています。
なので、できればある程度SNのストーリーを楽しんだ後、最後に見てほしい作品です。ただ、制作がufotableさんということで、やはり映像美が素晴らしく、それだけでも十分に楽しめる作品になっていると思います。
以上の3つが、SNのアニメ化作品です。カッコいいポーズさんはややこしいのでスルー。それぞれの作品が原作ストーリーの「セイバールート」「凛ルート」「桜ルート」に対応しており、一応原作ストーリー順に並べるとDEAN版→UBW→HFとなっています。

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『Fate/stay night〈Réalta Nua〉』


ところで、最初の項目でSNはPC用ゲーム……まあ、要はエロゲーだと紹介しましたが、当然現在では18禁版の他に全年齢対象版も発売されています。それがこちらの『Fate/stay night〈Réalta Nua〉』。
全年齢対象版ということで、おそらく多くの紳士さん方はPC版の方に魅力を感じると思いますが……ちょっと待ってください。実はSNの場合、この全年齢対象版の方が新規CG&フルボイス&最終シナリオ「”Réalta Nua”(ラストエピソード)」の追加など,新規要素も多くて大変おすすめになっています。
また、「Réalta Nua」はPS2やvitaの他にスマホアプリとしても配信されており、とてもお手軽。しかも、このスマホアプリ版は最初のセイバールートが完全無料! なので、Fate作品に興味のあるからはこのスマホ版SNでセイバールートをプレイしてみることを強く……強くおすすめします。

『Fate/hollow ataraxia 』

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そして、そんなSNの続編として公開されたのがこちらの作品『Fate/hollow ataraxia 』です。2005年にPC版ゲームとして発売されました。ストーリー的にはSN本編の第5次聖杯戦争から半年後の冬木市。「繰り返される四日間」を通して、SNキャラの日常やある事件について描かれています。
ファンディスクということで、SN本編のシリアスな雰囲気からは一転、SNキャラの日常をゆるく描いたギャグ作品。――と見せかけて、最後にはきっちり泣かせてくれる正統続編です。
ギャグパートでは、腹ぺこセイバー。お姉さんライダー。バイト兄貴。「フィィィイッシュ!」「ジャプニカ暗殺帳」などなどなど。後々も語り継がれることになる彼らの愉快な一面が見れる名作となっています。SN組の活躍をもっと見たいという方はぜひ。

『Fate/Zero』

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ややこしい元凶その3。こちらは衛宮士郎の義父「衛宮切嗣」を主人公とし、SNの十年前に起きた第4次聖杯戦争を描いた作品『Fate/Zero』です。作者はまどマギなどで有名な虚淵玄さん。
SNの前日譚となる作品なのですが、原作小説が発売されたのは2006年12月と、ややこしいことにSNよりも後。そのため内容的にもSNのネタバレを多く含まれているので注意が必要です。
その特徴は大人の魔術師たちが繰り広げるガチの殺し合い。キャラ全体の年齢層がSNよりもかなり高く、ヘビーでビターな大人の聖杯戦争が魅力の作品です。 あと、ウェイバーちゃん可愛い。――それは、始まり〈ゼロ〉に至る物語。

時系列順だとZeroが最初

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ということで、最後にややこしくなった時系列を整理します。SNを基準とした作中内での関係は、
10年前『Fate/Zero』
本編『Fate/stay night』
・セイバールート『ディーン版アニメ「Fate/stay night」』
・凛ルート ufotable版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』およびディーン版映画『Fate/stay night [UBW]』
・桜ルート 劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』
半年後『Fate/hollow ataraxia 』
となります。ただし、前の項目でもお伝えしましたがZeroはSNよりも後に書かれた作品で前作の重要なネタバレが含まれています。なので、ファンの間ではSN→Zeroの順で見るのが正しいというのが通説ですが……私個人としてはZeroから見るのも全然ありだと思います。

各作家さんの描く全く新しいスピンオフFate作品!

『Fate/Apocrypha』


また、Fateシリーズには大本となるSNが舞台の作品の他に、いくつものスピンオフ作品があり、こちらもとても魅力的。ということで、続いてそんないくつもあるスピンオフ作品を一覧で一挙に紹介していきます。
まずは紹介するのはこちらの『Fate/Apocrypha』。7騎VS7騎で戦う大スケールな「聖杯大戦」を描く物語です。実は、元々オンラインゲームの企画として出発したのですがそれが頓挫。その後、東出祐一郎さんの手で小説にリメイクされた、という面白い経歴を持つ作品です。2017年にはアニメ化もされています。
Apocrypha(外典)という名前からも分かる通り、原点のSNとは根本的に前提条件が異なる外伝作品。なので、前情報なしでこの作品を見ても他作品のネタバレになるということはあまりなく安心です。――まあ、完全な初見だと用語がわかりにくいとは思いますが。

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『Fate/strange Fake』

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続いてこちらは『デュラララ!!』などでお馴染み成田良悟さんの描くスピンオフ作品。アメリカの架空都市「スノーフィールド」で起こった「偽りの聖杯戦争」について描かれています。成田さんお得意の何人ものキャラクターが同時に動く群像劇が魅力の作品です。
一応、舞台は第5次聖杯戦争から数年後となっており、SNの出来事が前提として描かれていますが、やはり明確な繋がりは公式で否定されている外伝扱いの作品です。きのこ&本人曰く「レール辿ってきた筈なのに、いつの間にか空飛んでた」
ちなみにこの作品、元々はエイプリルフールに成田さんが勝手に公開した二次創作の嘘企画だったのですが……。その完成度と面白さからたちまち話題となり、遂には公式で書籍化されてしまった異彩の経歴を持っています。……もはやタイプムーンのお約束!

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』

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こちらはまひろちゃんことひろやまひろしさんの漫画作品です。SNのヒロイン「イリヤ」を主人公にしたスピンオフ作品の1つ。この作品では小学生のイリヤがカレイドステッキによって魔法少女に変身して大活躍します。登場する女の子たちがとても可愛いと作品です。
シリアスで大人な雰囲気の作品が多いFate作品としては珍しく、ビビットカラーな少女アニメ調の明るい作風が魅力的。魔法少女系アニメのパロディ作品的な側面あるため「リリカルなのは」や「カードキャプターさくら」などが好きな方には特におすすめです。
ただし、雰囲気は明るくとも設定はがっつりfate。それどころか「最もカタログスペックに忠実な作品」だとファンの間で語られることさえあり、ライトユーザーからコアなファンまで楽しめる作品となっています。

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『ロードエルメロイⅡ世の事件簿』

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こちらはZeroで大活躍だったウェイバーちゃん改めロードエルメロイⅡ世が主人公兼探偵役となって大活躍するスピンオフ作品。作者は『レンタルマギカ』などを手掛けた小説家の三田誠さんです。
この作品の特徴はFateとしては珍しく、サーヴァント抜きのありのままの魔術師たちの姿が描かれている所。また、これまで設定の一部でしか語られてこなかった時計塔や魔術について初めてメスを入れた作品でもあります。その用語解説の分かりやすさからFateの魔術世界のガイドブックとして定評のある、ファン必見の作品です。
ちなみに、大変分かりにくいのですが、この作品は他のスピンオフとは異なり、SNとまったく同じ時空が舞台であると明言されている稀有な作品です。第5次聖杯戦争を間近に控えた、ZeroとSNの間の期間が舞台となっています。

『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』

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おそらくスピンオフの中では一番ややこしい作品。この作品は『Fate/Prototype』というSNの作者奈須きのこさんが学生時代に描き、後にSNの原型となったとされる未完の作品――の前日譚を描いたスピンオフ作品です。作者はFGOライターの1人でもある桜井光さん。
アポクリファやFakeがキャラなどはある程度SNを基準にしているのに対し、この作品はそもそもアーサー王が男だったり、と前提条件が根っこの部分でSNとは異なる完全な別作品。
その特徴は『Fate/Prototype』の8年前に起こった前回聖杯戦争についてを断片的に描いていくという、面白い形式を取っている点。また、挿絵までフルカラーでイラストレーターの中原さんが描く、可愛くてかっこいいキャラクターたちを存分に楽しめる作品となっています。

『Fate/GrandOrder 』


そして、こちらはみなさんご存知、Fateのスマホゲーム『Fate/GrandOrder 』です。1部では、失われてしまった2017年を取り戻すべく奮闘する「人理継続保障機関・カルデア」による、7つの特異点での聖杯探索「グランドオーダー」が描かれていました。
魅力は何と言ってもそのお手軽さと、スマホゲームとしては破格のスケールで送られるその濃厚なストーリー。まさか、きのこさんの新規テキストをこんなに短いスパンでいくつも読める日が来るとは……。
ちなみに、現在では奈須きのこさん東出さん桜井さんの他、プリヤのアニメ脚本などを手掛けていた「水瀬葉月」さん。タイプムーン作家の1人「星空めてお」さんの2人もメインライターに加え、5人態勢で制作されています。5人が5人ともかなり尖った作風の作家なので、同じ作品でも違った味わいのFateを楽しめるのも魅力の1つです。

スピンオフ作品はどこから見ても大丈夫

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ということで、以上が主要なFateのスピンオフ作品群です。これらの作品はほとんど原作のSNを下地にしているものの、SNとは少し異なる別の世界が舞台という扱いになっています。それぞれの作品とSNの関係を箇条書きにすると、
・『Fate/Apocrypha』……SN本編数十年前「第3次聖杯戦争」から分岐した並行世界。
・『Fate/strange Fake』……SN本編数年後が舞台。前提条件は同じだがなぜか異なる並行世界。
・『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』……イリヤが小学生に生まれた並行世界。
・『ロードエルメロイⅡ世の事件簿』……SN本編数か月前が舞台。これだけSN世界。
・『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』……SNとは根本的に異なる別世界。
・『Fate/GrandOrder 』……SN本編以前から分岐した並行世界。1.5部終了現在分岐点は不明。
と、なります。『ロードエルメロイⅡ世の事件簿』以外は、すべてどこかしら分岐した並行世界という扱いです。ストーリー的にもみんなそれぞれが独立しており、どこから見ても大丈夫です。どの作品も1つの作品としてとても面白いので、ぜひ興味を持ったものから読んでみてください。

月の聖杯「ムーンセル」が舞台の『Fate/EXTRA』シリーズ

『Fate/EXTRA』

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そして、こちらもFateシリーズのスピンオフ作品で『Fate/EXTRA』2010年にPSP用のRPGゲームとして発売しました。シナリオを手掛けるのはメインが本家本元奈須きのこさん。こちらも他のスピンオフ作品群と同じく、SNとはまったく別の世界を舞台にしたifストーリー。
時代は西暦2032年。舞台は月に浮かぶ聖杯「ムーンセルオートマタ」その電脳空間「SE.RA.PH(セラフ)」。負ければ即死亡。生き残れるのは優勝者のみというトーナメント方式全7回戦の、苛烈な月の聖杯戦争が描かれています。
なお、SNによく似た見た目のキャラクターたちがたくさん出ますが、ほとんど別人なのであまり気にしないでください。また、ゲーム作品ではあるのですが、じゃんけんを模したそのゲームシステムはぶっちゃけ不評だったりします。――ストーリーは! ストーリーは最高に面白いから!

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『Fate/EXTRA CCC』

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そして、そんなエクステラの続編ゲームがこちらの『Fate/EXTRA CCC』です。メインシナリオはもちろん引き続き、きのこさん。月の聖杯戦争を行っていたはずの前作キャラの面々は目を覚ますといつの間にか、腹黒後輩BBちゃんによって月の裏側に閉じ込められてしまっていた!
聖杯戦争に復帰するには「サクラ迷宮」を踏破して、裏側から表側に戻るしかない。けど、サクラ迷宮には各階層を守る衛士がいて、彼らのファイアウォールを突破するには乙女の秘密を暴くほかなく……。という、バカゲーであると同時に泣きゲーでもある、要はいつものタイプムーン。
前作との関係はサイドストーリーでもありアフターストーリーでもある、そんな感じ。一応表の時系列的には5回戦と6回戦の間になるのですが、詳しくはネタバレになるので省略します。とりあえず、間違いなく続編です。

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『Fate/EXTELLA』

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更にこちらがエクストラシリーズの第3弾『Fate/EXTELLA』。Fateシリーズ待望の無双ゲーとしてリリースされました。舞台は変わらず月の「SE.RA.PH.」。そこで新しい月の支配者を決めるため競うことになったネロ陣営と玉藻陣営。だが、そこに新たな第3勢力と月の命運さえ左右する新たな脅威がやってきて……という内容です。
前作CCCとの関係はちょっと複雑で、一応時系列としては繋がっており、CCCのセイバーエンドに似た結末を迎えたそうな。ただ、玉藻や無銘がいることからも分かる通り、厳密にはエクストラの本選からストーリーの異なるifストーリー。その辺は「EXTELLA/zero」としてきのこさんのブログ2016年11月の「竹箒日記」に掲載されているので、詳しくはこちらを。

アニメ化作品『Fate/EXTRA Last Encore』


そして、こちらがそんなエクストラのアニメ化作品で2018年1月から放送されているのですが……。初手でオリジナル展開をぶち込みやがった問題児。キャラや用語など無印エクストラの基本格子をなぞりつつも、まったく新しい展開を見せている作品です。
主人公もゲームから引き続き「岸浪ハクノ」なのですが……君ホントにザビ男なの? なんかちょっと名前違うし、雰囲気が怖いんだけど……。おそらく新規さんはこれを初めに見ても訳が分からないと思うので、エクストラを先にプレイするのをおすすめです。第4話ではさらりと凄いことが発覚したりと、かなりコアなファン向けの作品になっています。

『Fate/EXTRA』シリーズの時系列について

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ということで、最後にそんなエクストラシリーズを時系列順にまとめますが、このシリーズは順番通りにやればいいだけなので、他作品に比べてかなり分かりやすいと思います。順番は、
①『Fate/EXTRA』……トーナメント7回戦の聖杯戦争
②『Fate/EXTRA CCC』……時系列的には5回戦と6回戦の間。月の裏の物語。
③『Fate/EXTELLA』……無双ゲー。1、2作目のその後に展開される全く新しい物語。
?『Fate/EXTRA Last Encore』……エクストラシリーズのアニメ作品。
となります。ちなみに、現在『Fate/EXTRA』と『Fate/EXTRA CCC』の初回版はソフト的にもハード的にも入手が若干難しいので、新しく遊びたい方はvitaのダウンロード版で遊ぶのがおすすめです。また、ゲームをやるのは面倒という方は、シナリオ集も発売されています。

どの作品から入るべき?おすすめの順番を紹介!

アニメ作品から見始めるなら『Fate/Zero』


ここまでたくさんの作品を紹介してきましたが……やっぱりちょっと分かりにくいですよね? ということで、ここからは簡単にどの作品から見るのが分かりやすいのか、そのおすすめの順番などを紹介します。
まず紹介するのはアニメ『Fate/Zero』から時系列に沿ってアニメを見る方法。正直、私個人としては断然ゲーム版のSNから始めるのがおすすめです。間違いありません。しかしSNのゲームクリアにかかる平均時間は60時間……。あまりお手頃とは言えません。やっぱり最初は手軽なアニメから見始めたいですよね。


ということで、Fateをアニメから見始めたいという場合におすすめなのがZeroから見る方法。――以下、そんなZeroから入る際個人的におすすめな視聴順です。
①『Fate/Zero』
(もし古い作品に抵抗がなければここでディーン版アニメ『Fate/stay night』 )
②ufotable版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
③劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』
④お好みでスピンオフ作品
最初の方でも紹介しましたが、アニメZeroから見る方法も、個人的には全然ありだと思います。というのも、Zeroは比較的最近のアニメなので映像的に新規の方でも見やすく、またストーリーも単体で綺麗にまとまっていて分かりやすいからなんです。何よりとっても面白い。だって虚淵さんですから。まどマギ、楽園追放などが好きな方には特におすすめです。

発売順に見るなら『Fate/stay night』


ただ、Zero項目でも紹介しましたがZeroは厳密に言うとSNが発表された後の作品です。なので、先にSNから始めたほうがネタバレなしでどちらの作品も楽しめるとされています。Zeroだけでなく、FGO以前のFate作品はストーリーやサーヴァントの謎を追うミステリ的な側面が強く、ネタバレすると100%作品を楽しめないというのが一番主流の見解でした。
「ネタバレをできる限り踏まず、Fateシリーズを100%楽しみたい」そんな人におすすめなのが、Fateシリーズを発表順に楽しむ方法です。ということで、続いて作品の発表順について紹介します。主だったFate作品を発表順に並べると、
①『Fate/stay night』2004年発売
②『Fate/hollow ataraxia』2005年発売
③『Fate/Zero』2006年発売
④『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』2007年
⑤『Fate/EXTRA』2010年発売
となります。この方法なら過去作のネタバレをくらう心配もなく、確実に作品を100%楽しむことができます。なので、やっぱりゲームSNのセイバールートから始めるのが個人的に最もおすすめです。スマホ版のセイバールートは無料なので、重ねてぜひぜひ!

がっつりタイプムーンワールドを楽しむきのこ順

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こちらは、そんなFate作品を発表順に見るという前の項目で紹介したものの発展形。少しこの記事の趣旨とは離れるのですが、ぶっちゃけFateってどの作品も難解なので初見で理解するのは不可能だと個人的には思っています。
なので「なら、いっそのこと一番難解なのを最初にぶつけるんだよ!」ということでおすすめなのがこの順番。きのこ作品を発表順に楽しんでいくというもの。なお、きのこさんの主要作品を発表順に並べると以下の通りです。
①『空の境界』1998年10月 同人小説
②『月姫』2000年 同人ゲーム
③『MELTY BLOOD』2002年 同人ゲーム
④『Fate/stay night』2004年1月 PCゲーム
⑤『DDD』2004年7月 連載小説
⑥『428 〜封鎖された渋谷で〜』 2008年 Wii専用ゲーム(カナン編のみ)
⑦『Fate/EXTRA』2010年 


流石にその他の細かな作品は割愛させていただきました。ということで、まずは『空の境界』俯瞰風景から作品の雰囲気を試してみてはいかがでしょうか? 謎の多いストーリーを自分で補完しながら紐解いていくのもとても面白いのでおすすめです。
多分一度見るだけでは理解できないと思いますが、それでも「雰囲気が好き」と思えたら、他作品もジャンジャン見ちゃってください。気づけば、きのこ沼にはまっていること間違いなしです。なお、ただし『月姫』など一部作品は現在入手困難な模様。月姫リメイクまだですか!?

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一番お手軽なFGOから


こちらはFGOから始める方法。おそらく、現状では最もお手軽でポピュラーなルートとなっているのではないでしょうか。メリットはやはりそのお手軽さ。ストーリーも大変面白く、特に6章は雰囲気がかなりSNに似ているのでお試しFateとしてとても優秀な作品だと思います。
そして、もう1つのメリットは様々な作家さんの描くFateに触れられるという点。FGOでシナリオを務めている作家さんはみんな、他にも上記で紹介したスピンオフ作品を手掛けています。なので、もしよかったら、ぜひ興味を持った他の作家さんのFate作品にも触れてみてください。ということで、以下はFGOのシナリオと同じ作家のスピンオフ作品一覧+αです。
・1部6章7章終章「奈須きのこ」さん → 『Fate/stay night』
・1部1章3章5章「東出祐一郎」さん → 『Fate/Apocrypha』
・1部2章4章「桜井光」さん → 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』
・ノッブと沖田さんのぐだぐだイベント「経験値」さん → 『コハエース』
・1年目水着1部などギャグイベントが面白かった → 『カーニバル・ファンタズム』
・2017年大みそかおまけアニメが面白かった → 『氷室の天地 Fate/school life』
・型月ライターの参加するTRPGが読みたい → レッドドラゴン(ケイオスなんてなかった)

実は一番分かりやすい?プリヤスタート


ところで、アニメファンの間で少しだけ有名なルートがあるので、最後にこちらも紹介したいと思います。それがこちらの、プリヤからFateに入門する方法。プリヤの項目でも紹介しましたが、Fate作品は全体的にシリアスで暗めな雰囲気。
作風も昨今の流行とは若干離れており、そういったところも新規さんが躊躇ってしまう要因の1つでは? と個人的に思っています。そんな中、Fate作品の中ではほぼ唯一明るく、かつ分かりやすく、かつ画面映えするのがこのプリズマイリヤ。


美少女系アニメに慣れ親しんでいる方は、ほかのFateよりも抵抗なく見ることができると思います。何と言ってもイリヤが可愛いしね! ということで以下、一応アニメ「プリズマイリヤ」を見る際のおすすめの順番です。
①『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』(第1期)
②『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』(第2期)
③『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』(第3期)
④『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』(第4期)
⑤ufotable版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
はい、そんなわけで、プリヤを見た方でもし他作品に興味を持ちましたら、その次にはぜひユーフォー版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』を視聴しましょう! ――プリヤ民よ、これがFateだ。

ぶっちゃけどこから見ても大丈夫!

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まとめますと、Fate作品を初見で100%楽しみたい場合はゲーム版のSNから。アニメから入りたい場合はZeroから。「やっぱり小学生は最高だぜ!」という人はプリヤから。とりあえず手軽に試してみたい場合はFGOから始めるのが個人的にはおすすめです。
そして、最後にぶっちゃけちゃうと、正直順番とか気にせず好きな作品から初めて大丈夫です! 何故なら、ぶっちゃけFGOやネットのある今の時代SNをネタバレなしでプレイすることなんて実質不可能だから!
だから、ぜひ興味を持った作品からガンガン試してみてください。大切なのはフィーリングです! なんとな~く、でいいんです! この記事が、そんなFate作品に触れるきっかけになったなら幸いです。――以上、Fate作品まとめでした。