【ピンポン】努力の鬼・アクマ!卓球に全てを捧げた男の4つの魅力に、少し泣く。

『ピンポン』の主人公・ペコの背中を追い続けたアクマこと佐久間学(さくま まなぶ)アクマ。そのひたむきに努力する姿勢は、多くの読者の共感を誘う?!才能を前にした無力感、努力しても報われない切なさに、アクマの一緒に少し泣く・・・。

【ピンポン】アクマこと佐久間学とは

出典:https://www.amazon.co.jp

タムラ卓球道場出身のアクマこと佐久間学(さくま まなぶ)は努力の天才!アクマは右ペン裏ソフトツブ高、前陣攻守型。釣り目と大きなフレームの黒縁メガネがトレードマークのアクマは、ドラゴンに憧れ海王学園に入学します。
そこでもたゆまぬ努力を続け、海王学園卓球部でレギュラーを獲得し高校で再開、ついに同じ道場出身のペコこと星野裕(ほしの ゆたか)高校1年のインターハイ予選でついにペコを破ります。ペコの背中を追いかけて4年と3か月、その戦歴は実に42勝92敗
ピンポン随一の努力家で、血反吐を吐くまで努力を重ねる実直なアクマ。誰よりの卓球を愛し、強さを求めて努力したのはアクマであること間違いなし!?一生懸命で愛嬌のあるアクマは、親しみがあり共感できる愛すべきキャラクターなのです。

アニメ版の声優は木村昴

悪態をつかれてもどこか憎めない、どこか愛嬌のあるアクマを演じるのは木村昴(きむら すばる)!「オーイぺこじゃねぇか!!」とペコに真っすぐにぶつかっていく、イケイケで元気いっぱいの初登場シーンに思わず笑ってしまいます!!
ペコに対する態度とは裏腹に、部活の先輩の言うことは大人しく聞いているアクマはなんだか可愛い?!キャプテンで主将の風間竜一ことドラゴンを尊敬している素直なところも、悪魔の真っすぐな純粋さを感じることができます。
努力に裏付けられた自信から最初こそ元気いっぱいなアクマですが、才能の前に屈してしまうアクマ。その心情の変化を表現した演技は必見!木村昴さんの演技が、アクマの魅力を存分に引き出し親しみを持ってしまうキャラクターとなっています。

実写映画版の俳優は大倉孝二

映画『ピンポン』でアクマ役を務めるのは大倉孝二!一度見たら忘れられない、特徴的でコミカルな外見、そして可笑しさを醸し出しながらも真に迫る迫真の演技は、大倉さんならではの持ち味です!
3枚目な役柄を演じているイメージが強いので、大倉さんを見ると楽しいことが起こる予感がしますね。大倉さん演じるアクマは、バックグラウンドにあるアクマの努力とそれに裏付けられた自信、そして才能に恵まれなかった葛藤とアクマの心情をビシビシ感じます。
アクマの喜びや無念や悲しみが画面を通して伝わってくる迫真の演技が必見!ますますアクマがいとおしくなります。大倉さんファンなら映画『ピンポン』を見ないと損です!!そしてアクマファンならきっと大倉さんのアクマに夢中になることでしょう!

アクマの魅力1:アクマは努力の天才!ひたむきな姿勢がかっこいい!


「アクマは十やれといえば百でも千でもやる男」そう語るのは海王学園卓球部顧問の風間卓(かざま たく)。才能に恵まれないアクマのためにならないと一度は入部を拒否するも、卓球にかける情熱に押されて入部を許します。
アクマの努力を惜しまない姿勢は、関わる人々に感動を与えます。努力しても結果が伴わなければチームとしてのレベルが上がらない、と海王学園卓球部主将・ドラゴンが主張する一方、アクマの努力を認め擁護するチームメイトもいるようです。
自分の望む才能を持って生まれることは奇跡のようなものですが、全てを捨てて1つのことに打ち込んで努力できるアクマもまた、数奇な存在です。憧れに向かって一直線の熱い気持ちに心が揺さぶられますね!

アクマの魅力2:努力の男アクマ!スマイルの才能を前に思うのは・・・


卓球の名門海王学園に進学した後もたゆまぬ努力を続け、ついには憧れだったペコをインターハイ予選で打ち負かすアクマ。全てを卓球にかけてきた努力は確かにアクマの強さとなっていたのです!しかし、ドラゴンは中学最後の試合で勝利したスマイルの才能に惚れこんでいました。
海王学園のレベルダウンを憂いていたドラゴンは「佐久間への憐憫が海王復活にどう役立つのか」と言い放ちます。しかし誰よりも努力をしてきたアクマは才能が努力に勝るなど認めたくなかったのかもしれません。禁止されている私情による非公式の試合をスマイルに挑みます。
結果は惨敗、アクマが全てをかけてきた努力は、才能の前に崩れ落ちます。そして、負けたら退部の個人的な対外試合をスマイルに挑んだ末あえなく敗れたアクマは、そのうっぷんを晴らすように暴力事件を起こし退部となってしまうのでした。
こちらの記事もチェック!

アクマの魅力3:挫折を味わうペコの背中を押すのはずっとその背を追いかけたアクマだった


チャイナにはスコンクで負け、インターハイ予選では自分より弱いと思っていたアクマにも負けたペコ。ピンピン動く万能感、無敵のヒーローだったペコ。「月にタッチして戻ってくる」ことすら余裕だと思っていたペコにとっては大きな挫折でした。
退学になった後、アクマはペコに会いに行き卓球するように説得します。全くかなわなくとも、アクマはペコのすべてに注目し、憧憬の念をずっと抱き続けていたのでしょう。ずっとペコを追いかけてきたアクマにとってもペコはヒーローだったのです。
血反吐吐くまで走りこめ、血便出るまで素振りしろ。ちったあ今よからくになれんぜ、ヒーローさんよ」この言葉に感化され、ペコは卓球界に戻ってきます。懸命に追っていた背中を、今度は悪魔が少し押してあげたのでした。
こちらの記事もチェック!

アクマの魅力4:「少し泣く」かつての憧れ・ドラゴンに背を向けたアクマは・・・


幼少期、憧れたペコのラケットやラバーは輝いて見えた。ペコの背中を追いかけ卓球に打ち込み、アクマは絶対王者であるドラゴンに憧れを抱き卓球強豪校・海王学園に入学します。それなのに、アクマに待っていた結末は才能の前に屈した自分だった・・・。
卓球から離れたあと、高校最後のインターハイを訪れるアクマ。試合前、トイレに籠るドラゴンの気持ちが、卓球から離れてわかるようになったとアクマは言います。「何のために戦うのか」アクマの問いへの答えは「自分のため」というものでした。
でも、それはドラゴンの建前でしかないとアクマは悟ります。かつての憧れだったドラゴンのあまりに弱弱しい姿・・・。ドラゴンに憧れるも自分は決して適うことのなかった卓球人生。トイレに籠らざるを得ない気持ちはわかってはいても、アクマにとっては見たくない姿だったのかもしれませんね。
こちらの記事もチェック!

アクマの名セリフ・名シーン2選

いいことを教えてやんよ、絶対負けない唯一の方法さ・・・勝つことだ


ペコを追いかけ、勝つための努力を積み重ねてきたアクマに対して、才能にかまけ、怠慢に満ちた生活をしていたペコ。迎えたインターハイ予選、勝利を確信していたペコでしたが、勝ったのはアクマでした
その時に勝ち誇って言い放ったのが「絶対負けない唯一の方法は、勝つこと」!!いつもみんなの中人人物であるペコは、アクマの憧れでした。努力が実り勝利を収めることができたアクマの喜びはひとしおだったことでしょう!
才能だけじゃ勝つことはできない、勝つための努力の必要性が体現されたシーンでした。とはいえ、アクマはちょっと調子に乗りすぎかも??有頂天になって全力で喜ぶことのできる素直さもアクマの魅力です!!

なんでだよ!なんで俺じゃなくてお前なんだよ!


スマイルとの非公式試合で打ちのめされた時のセリフです。憧れに近づこうと、必死になって努力をしてきた・・・。それにもかかわらず、中学までは自分より格下だったはずの相手に負けてしまう・・・努力しても才能ある人間にはなかわなかった切ないシーンです。
アクマがこんなにも悔しい感情をぶつけることができるのは、これまでのアクマの努力は妥協も甘えも一切せず、まさに自分のすべてを出し切ってきたからなのでしょう。全てをかけても才能にかなわない・・・全力を尽くしたからこそ、才能の強大さをアクマは実感したのでしょう。
絶対的敗北を味わう悲しいシーンではありますが、アクマの努力、実直な性格や素直さが表れた名シーンです!

ストーリーに一石を投じるアクマ!揺れ動く熱い魂をとくと見よ!


才能を持つ上に努力を重ねるドラゴン、才能がありながら卓球に消極的なスマイル、才能はあるけれど努力をしないペコ・・・。そして、才能には恵まれなかったけれど誰よりも卓球に打ち込み努力をしたアクマ
十人十色の卓球への姿勢が互いに影響し響きあい、成長していく中で「いったい何のために卓球をするのか」という問いにそれぞれ答えを見つけ出していくストーリー『ピンポン』。一心に努力をし、勝利に喜び挫折に苦しむアクマの心の揺れに共感してしまいます。
1歩踏み出す勇気がなかったヒーローペコを卓球界に舞い戻らせたアクマは、ヒーローを待っていたスマイルたちにとっても英雄といえるでしょう!表に出ることはなくても、その熱い魂はかかわった人々の心に永遠に刻まれているのです・・・!