【空の境界】厳選名言TOP20!オレの目はね、モノの死が視えるんだ!

『空の境界』は、奈須きのこ原作小説で劇場版アニメとして公開されました。見どころの多い作品で、名言の宝庫でもありますので、ランキング形式で紹介していきます。

空の境界とは?

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『空の境界』は、『Fate/stay night』シリーズを手掛けた奈須きのこ原作の小説で、劇場版アニメも『俯瞰風景』『殺人考察(前)』『痛覚残留』『伽藍の洞』『矛盾螺旋』『忘却録音」』『殺人考察(後)』『未来福音』の8部作で公開されました。

魔術師と異能力者と人間の関係性を描き、ミステリーの要素が加わっているので、結末は予測がつきません。黒桐幹也と両儀式の交錯する想いや、魔術師荒耶宗蓮が仕込んだ難事件を独特の言葉使いで表現しているのも魅力のひとつです。

それぞれの話に登場する人物は、心に闇を抱える異能力者ばかりなので、クセのあるキャラクターに仕上がっています。

『空の境界』名言 第20位:コルネリウス・アルバ

「人を刺すなんて、危ないなぁ。危ないなぁ!危ないなぁ!危ないなぁ!危ないなぁ!危ないなぁ!」

黒桐幹也はコルネリウス・アルバに殺されそうになり、必死に抵抗してペーパーナイフを突き刺します。しかしその切っ先は手のひらを突き刺しただけで致命傷にはなりません。そしてコルネリウスは一気に逆上!この言葉を口にするのですが、異常者以外の何者でもないぐらいのイカレっぷりです。

元々橙子に対してのコンプレックスが半端じゃなかったコルネリウスは、弟子の幹也に対してもイラついていたのだと思います。荒耶宗蓮は自身の大願成就のためにコルネリウスと共闘の関係にありましたが、蒼崎橙子への禁句を言ってしまったこともあり、見放しています。

本当は凄い魔術師なのですが、本作においてのコルネリウスの存在は正にやられるためのキャラでしかありません。

『空の境界』名言 第19位:浅上藤乃

「凶まがれーーー」



浅上藤乃が自らの能力に目覚めて暴走を始めると、視界に入った物をねじ曲げることができました。能力的にほぼ無敵に近いとは思いますが、両儀式はそんな邪眼を上回る目の持ち主です。浅上の繰り出す力をナイフで切って落としてしまいます。これには浅上も感情が爆発し大声を上げます。

その時の言葉なのですが、凶という字をまげるの当て字にするところが格好いいです。浅上は自分を傷つけた人間を殺して回っていましたが、「まがれ」とは言いません。式との戦いのみで声を出して能力の開放をするのですが、本当の浅上の姿がそこにはあります。式にイラついて本気で殺したいという殺人衝動が抑えられなくなっているようです。

『空の境界』名言 第18位:黒桐鮮花

「それでは、一つだけ伝えてください。「兄さん早くこんな女と手を切ってください」って。」



黒桐幹也の妹鮮花は両儀式のことが嫌いです。鮮花は幹也のことが好きなので、式に幹也を奪われると思っています。だからいつも喧嘩腰で鮮花は式につっかかるのですが、式は特に何とも思っていないようです。

この言葉は式が「幹也に伝言はあるか?」という質問の答えですが、間接的に兄と別れろと言っているようですね。鮮花は式と比べるとまだ幼い感じがしますし、幹也も本気で相手をしていないので鮮花もある意味可哀そうな存在です。

『空の境界』名言 第17位:両儀式

「痛かったら、痛いっていえばよかったんだ、おまえは」



浅上藤乃と式の死闘後の会話の中の言葉です。浅上はずっと感情を押し殺して生きてきました。浅上の持つ異能の力を押さえるために父親が薬物を投与して痛みを感じない体にしたのです。痛みを持たない体は心にも影響を与えて、感情を表に出すことも上手くできなくなりました

誰かを頼りたくても頼れない……数年前に陸上競技場で幹也に足の捻挫でおぶられた時も幹也に「痛みは訴えるものだ」と言われていましたが、痛みがないから言えませんでした。しかし体の中の痛みは感じることができ、虫垂炎になって苦しんでいたのですが、この感覚がよく分からず誰にも言うことができませんでした。

そんな浅上に式は、もっと素直に話をすれば良かったのにという感じで話しましたが、それができないほどの重荷を背負わされた浅上も悲しい存在だと思います。

『空の境界』名言 第16位:白純里緒

「普通なままで死ぬのと特別なままで生きるのと、どっちが素晴らしいか考えるまでもないだろう!」



白純里緒が黒桐幹也を監禁して通常の10倍の麻薬を飲ませることで、選択を迫ります。

このまま黙って死ぬか、助かるために白純の血の混ざったドラッグを飲むか……白純は自分の同種を欲しがっていたので、幹也には同じような存在になってほしかったのです。だから無理やり幹也を自らの世界に招き入れるための手段を取ったのですが、幹也はそれに応じません。

それに対しての言葉なのですが、特別な存在に生まれ変わった方が楽しいと思える白純と、普通でいいと願う幹也の考え方の違いですね。幹也は自分は普通で、異能の力などいらないと考えていますが、異能者との数々の接触など危ない橋を平気で渡っている部分があるのである意味怖い人物でもあります。

『空の境界』名言 第15位:浅上藤乃

「とても…とても痛いです。わたし、泣いてしまいそうで 泣いて、いいですか」



浅上藤乃は能力を抑えるために外側からの痛みを感じない体になっていましたが、虫垂炎になることで、体の内から起こる痛みをはっきり感じていました。しかしそれがどうしてなのかも理解できず一人で苦しんでいたのです。痛みを感じることのない生活が十年近く続いていたのだから、痛みというものがどういうものなのか分からなくなっていたのかもしれません。

痛みを感じるということは、忌まわしい能力が解放されたことにも繋がってしまうので、隠す必要もありました。それでも黒桐幹也に出会い、やさしい声を掛けてもらったことで思わず本音が出てしまいます。本当は泣きたいくらい痛い……この人の前でなら素直な気持ちで話せる。

そんな押さえていた感情が漏れる瞬間でもあり、数年前に出会っている黒桐との不思議な縁を感じさせる場面でもあります。

『空の境界』名言 第14位:両儀式

「それでも それでも私は、おまえを殺したこいつが許せない」


白純里緒に黒桐幹也を殺したことを告げられた式は、どうしていいのか悩んでいました。幹也は式に殺しをさせないために必死に働きかけてきた。そんな幹也の行為を無駄にしていいのだろうか?しかし自分にとって一番大事な幹也が殺されたと分かった瞬間に、今まで抑えていたものが弾けてしまうのです。

これまで巫条霧絵、浅上藤乃、荒耶宗蓮との戦いで殺人衝動に駆られることはなかったのですが、この時ばかりは殺す!という覚悟が伝わるものです。そして言葉通りに白純を一瞬でばらばらにしてしまいました。白純は式に殺されることが本望ではなかったと思いますが、直死の魔眼を持つ相手を怒らせたのですから当然の結果でもあります。式はこの時、初めての殺人を犯すことになりました

『空の境界』名言 第13位:両儀式

「私は、弱い私を殺す。おまえなんかに両儀式は渡さない」


両儀式は事故によって別人格を失い、直死の魔眼を身につけてしまったことで、自暴自棄になっていました。心を閉ざし、生きることに対しても疑問を抱くほどです。そしてそんな目覚めたばかりの式の前に現れたのは、操られた死体で式を殺そうとしました。殺されそうになることで、式の生に対しての意識が湧きおこります

死が見えることであそこに落ちるのは嫌だと感じたのです。だから生まれ変わるという意味でこの言葉を口にして、自らの持つ能力を受け入れようと決めました。別人格である識や黒桐幹也の存在もあったからこそ、生に対して執着できることができたので、ふっきれて良かった!と思います。

『空の境界』名言 第12位:臙条巴

「それでも、この心は本物なんだよ 」



臙条巴は、荒耶宗蓮の作った世界からはみ出したイレギュラー的な存在です。だから自分が生きているのか死んでいるのかも分からなくなりました。それを式と一緒に行動することで、自分は既に死んでいる人間だということを理解します。なら今いる自分は何?そう思います。荒耶宗蓮に支配されていいように扱われてきた自分を悲観しましたが、それも式との出会いで変わることができました

今までの自分になかった感情が徐々に出てきたからです。陸上の夢を諦め、何も楽しくなかった毎日……式と出会うことで初めて心を揺さぶられる。自らが作り物だと知っていても荒耶宗蓮に面と向かってこの言葉を口にした燕上巴に思わず涙が出そうになります。

『空の境界』名言 第11位:蒼崎橙子

「認めろ荒耶。私達は誰よりも弱いから、魔術師なんていう超越者である事を選んだんだ」



魔術師と言えば聞こえは良いのでしょうが、どこか壊れているからこそ、なれる部分もあります。普通ではない能力を身に付ける理由には、「怖いから」というものが根底にあるのでしょう。死を恐れるから人形を用意して生き長らえたりすることも納得できます。自らを弱い存在と認めている橙子だからこそ傲慢からはかけ離れていて、目の前のことを受け止められるのだと思います。

コルネリウス・アルバのように自分が神にでもなったかのような傲慢の塊では破滅して当然ですね。そして荒耶宗蓮も自分の計画にミスはないと考えて、式の力を甘く見ていたから死んでしまう結果となりました。いつも冷静に自らの力にそれほど頼らない橙子の姿は格好良いです。

『空の境界』名言 第10位:荒耶宗蓮

「醜く、救われない存在こそが人間なのだと、私は安心できるのだ」


荒耶宗蓮は、人間という生き物に疑問を抱いていました。200年の時を生きることで醜い部分をたくさんみてきたからこそ、人間の存在とは何なのか?ということを求めてきました。そんな荒耶のテーマ的な言葉であり、人間を題材に研究したい!という心の叫びでもあります。長い時を生きて、いろんな人間を見てきたからこそ分からなくなる部分もあるのでしょう。

誠実な人間だけではなく、私利私欲のために他人を蹴落としたり、殺したりする人間も当然います。そんな人間に興味を示しすぎて破綻してしまっているのが荒耶とも思えますし、そこに答えなどない!とも思えてきます。

『空の境界』名言 第9位:蒼崎橙子

「自殺に理由はない。たんに、今日は飛べなかっただけだろう」



『俯瞰風景』で蒼崎橙子が死んだ少女たちのことを分かりやすく表現しています。巫条霧絵の霊体によって飛べると無意識化で思い込まされた女子高生たちは、現実でも飛べると勘違いしそのまま落下し死んでしまいます。自殺で片付けるのではなく、ただ飛べなったと表現しているところに橙子らしさを感じてしまいます。

橙子は霧絵が自らの欲望のために関係のない人間を巻き込んで、結果殺してしまったことを責め、霧絵はそのまま屋上から飛び降りて死んでしまいます。ある意味悲しき存在である霧絵ですが、自らを正当化して行った殺人に対して橙子は許すことはできなかったのでしょう。

『空の境界』名言 第8位:黒桐幹也

「いくら正しくても立派でも、死を選ぶのは愚かなんだ」



自殺をする人間に対しての黒桐幹也の言葉ですが、安易に死を選ぶことは駄目だということですね。幹也も自分が弱い存在だということを認めていても、そこから死には結びつけません。『空の境界』は死というものについて、たくさんの人物が悩んだり、根源を探して研究したり、人に強要したりしてきます。

その中でも黒桐幹也だけが唯一普通の人間なので、考え方としては普通の話しをしているだけですが、逆に考えさせられる部分があります。素直な人間と悩める異能力者の関係だからこそ、リアリティがあるのでしょうね。

『空の境界』名言 第7位:臙条巴

「風は止んだし、合図も鳴った。さあ そろそろ本気で走りはじめなくちゃ」

臙条巴は本当の自分が死んでいることに気が付かないまま存在している人形でした。荒耶宗蓮の手によって作られたのですが、自分が何故存在しているのかが分かりませんでした。本当の自分は、父親の交通事故をきっかけに家庭が崩壊し、母親の手によって殺されるという悲惨な状況……

それでも巴にも両親と過ごした楽しい日々があったのです。幹也が巴が昔住んでいた家を見せることで、巴もそれを思い出しました。「そうだ……こんな時期もあったじゃないか。両親のことをきちんと見ていなかったのは自分だったんじゃないか?」と気づくことにもなります。改めて両親との決別をして、荒耶宗蓮に立ち向かう決意ができた瞬間の言葉となっています。

『空の境界』名言 第6位:荒耶宗蓮

「知れた事。この矛盾した螺旋(せかい)の果てを」



『矛盾螺旋』で蒼崎橙子と荒耶宗蓮とやりとりの中での名言です。正確には、「アラヤ、何を求める」「真の叡智を」「アラヤ、何処に求める」「ただ、己が内にのみ」「アラヤ、何処を目指す」「知れた事。この矛盾した螺旋の果てを」となるのですが、まるで問答ですね。

荒耶は200年という歳月を生きてきたので、人間のいろいろな部分を見ることで絶望してしまい、新たな世界を求めていたのかもしれません。その研究は繰り返し行われてきたのでしょうが、満足のいく結果は得られなかったのでしょう。疲れ切った荒耶が死に際に残した言葉でもあり、自らの望むものは手に入らないと諦めた瞬間でもあります。

『空の境界』名言 第5位:蒼崎橙子

「学院時代からの決まりでね。私を傷んだ赤色と呼んだ者は、例外なくブチ殺している」



蒼崎橙子とコルネリウス・アルバとの対決での言葉です。橙子は妹に対してのコンプレックスがあります。橙子の妹である蒼崎青子は家督を継いで、橙子の欲しかった「青」の称号を魔術師教会から授けられています。そして橙子は望んでいない「赤」の称号を授けられ、妹と比較されていることが嫌で仕方がありませんでした

そのため「傷んだ赤色」というフレーズには真っ先に反応してしまうのです。橙子は妹と比べても能力でそれほど劣る訳ではなく、魔術師としての能力では最強クラスに匹敵します。『月姫』で魔眼を持つ遠野志貴を助けたのが蒼崎青子、『空の境界』で魔眼を持つ両儀式を助けているのが蒼崎橙子ですから面白い関係性です。

『空の境界』名言 第4位:黒桐幹也

「…ああ、もっと早く気がつけば良かった。殺すとまで言われた事なんか笑い飛ばせるぐらい、黒桐幹也は両儀式が好きなんだっていうことに」

黒桐幹也が両義式と出会って本気で好きなんだと言うことを認めて表現した言葉です。式は幹也に「自分は危険な存在だから下手すると君を殺してしまう」とまで言っているのに、幹也は式との距離を縮めていこうとします。幹也も「とうにいかれちまったんだ、俺」と口にするぐらいなので、式を想う気持ちが抑えられないのが分かります。

それでも幹也の存在は式の心を大きく動かすことになりますし、生き方そのものを変えてくれるので、無くてはならないのです。式は近寄りがたく、気持ちを伝えるのも難しい相手なのに、草食系に見える幹也が攻めている姿は意外だなと思わせます。

『空の境界』名言 第3位:両儀式

「ここは私の居たかった場所じゃないんだ。早く、帰らなくっちゃ。自分の家、私の帰るべきあの場所へ」


白純里緒は両儀式のことを同種だと信じ、自分の世界に来るように説得しますが、式はそれに応じませんでした。黒桐幹也と過ごした時間を思い出すことで、何度も踏みとどまっている自分がいましたし、幹也の存在を忘れることなどできなかったのです。だからこそ思い出すのは幹也と過ごしたアパートで、自分が帰る場所はあそこしかないと話しています。

両儀家のことなど既に頭の中にはなく、自分は自分で生きていくというはっきりとした意思も感じられる場面でもあります。それほどまで幹也が式に与えた影響は大きいのですが、献身的にずっと見守ってきた幹也の努力が報われた言葉でもあります。

『空の境界』名言 第2位:黒桐幹也

「式。君を一生、許(はな)さない」



白純里緒を殺してしまった式の元に駆け寄る幹也は、式に対して叱るように話します。しかし本気で怒っているのではなく、嬉しさも半分あるかのような感じでした。式は幹也が殺されたと思って、黒桐幹也が自分にとってどれほど大切な存在だったのかを改めて見つめなおします。そしてそこから許せない気持ちを白純にぶつけて、初めての殺人を犯してしまうのですが、愛するが故にというものですね。

そんな式の罪を自らが背負って生きることを決めた幹也だからこそ、式を近くで見守るためにこの言葉を口にして、永遠の誓いを立てる瞬間でもあります。「許さない」と「はなさない」を掛けた言葉だからこそ、叱っているけどそんな君だから自分がずっと側にいてあげるという意味になるので、幹也の心情を分かりやすく表していると思います。

『空の境界』名言 第1位:両儀式

「生きているのなら、神様だって殺してみせる」



浅上藤乃との戦いの際に式は、互いの目の話をして、自分が浅上以上の目の能力の持ち主で、モノの死が視えるということを口にします。浅上の放つ見えないねじれの現象までもあっさりと斬ってその力の凄さを証明しているので、斬れないものがないのではないか?と思わせるほどです。

ここまで自信を持って自分に殺せないものはいないというのを宣言できる式の強さを象徴する言葉でもあります。同じ魔眼の持ち主で『月姫』の遠野志貴がいますが、両儀式は生物以外の触れることのできない幽霊や病魔なども殺すことができるので、志貴よりも能力的に上です。両者共に那須きのこ原作の作品の登場人物ですが、背景や能力など比べてみると面白いところがたくさんあります。

『空の境界』にしかない独特の世界観を楽しもう!

『空の境界』は、あの『Fate/stay night』シリーズの原作者である那須きのこの小説です。そこから劇場版アニメとして8部作で上映しました。両儀式と黒桐幹也を中心にホラーミステリーで描かれ、事件の根源には魔術師の荒耶宗蓮が絡んできます。式は魔眼の持ち主ですが、事件を起こしている人物も特殊な能力の持ち主なので能力対決も見どころのひとつになっています。

言葉の使い方や言い回しが独特なので、字で見る楽しさもありますし、アニメ化したものでは小説では表現できない躍動感を味わうことができます。その他にも『空の境界』と『月姫』は関係性があるので、片方しか知らない方は是非両方チェックしてみてください。
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