【すごいよ!!マサルさん】名場面&名言TOP18!シュールギャグの歴史はココから始まった!

伝説的ギャグ漫画『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』の誕生によりギャグ漫画の歴史は変わった! その後の多くのギャグ漫画に影響を与えた漫画には、特筆すべき名ギャグ名シーンの宝庫です。そんな名場面を名言と共にお送りします。

うすた京介の名作『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』とは?

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『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』はうすた京介のデビュー作にして代表作です。週刊少年ジャンプにて1995年から1997年まで連載されていました。シュールギャグ漫画として知られています。
作者の意向により79話で完結していますが、その短さゆえに作品のインパクトの大きさを保ったまま語り継がれる作品です。シュールなギャグとマニアックなパロディの多い作品で、以降のギャグ漫画にマネされるほどの人気を誇っています

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第18位

奇抜な格闘技「セクシーコマンドー」

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『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』はセクシーコマンドーと呼ばれる架空の格闘技を中心とした物語となっています。突拍子もない動きで相手に隙を与えるのが極意で、ゆえにどんな格闘技よりも最強です。
セクシーコマンドーは格闘技の動き自体がヘンテコで、それ自体がボケになることで相手にツッコミの隙を与えます。そのツッコミの隙こそがセクシーコマンドーにおいて攻撃する隙なのです。
セクシーコマンドーには型があり、その名前と動きがギャグそのものとなっています。目を光らせながらズボンのチャックを降ろして物を取り出す「エリーゼのゆううつ」、後頭部に両手を当ててうっふんと腰を振る「放課後キャンパス」など、その動きも名前も奇抜です。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第17位

チャームポイントの肩の輪っか

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主人公、花中島マサルのチャームポイントといえば肩の輪っかです。紳士の肌着に巨大な黄金の輪っかという姿は奇抜すぎます。それだけでなく、不思議な力を持っており、それがまた突拍子もないです。
マサルは輪っかを軽々と取り外しますが、他人が持てないほど重たくなっています。さらに不思議な磁場を持っているのか、機会を狂わせる性質を持っているようです。レジに「たすけて」、体重計に「ごんぶと」という文字を出現させました。着けると髪が伸びます
多くの名シーンを生んだ不思議な輪っかですが、拾ったと主張するマサルとのなれそめも面白いです。マサルがふたりの泥棒と称しているのが明らかに宇宙人であり、その輪っかが明らかにその宇宙人たちの物なのです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第16位

インパクト大な花中島マサル登場回


『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』の最大の特徴はなんといっても花中島マサルという男の存在でしょう。彼にかかればどんな平凡なシーンでも名シーンになってしまいます。
彼の初登場シーンはワカメ高校へ転入初日の藤山起目粒との邂逅シーンです。しばらく不在だったマサルはクラスにとって変人の腫れもの扱いでした。そこで藤山起目粒はセクシーコマンドーという奇怪な格闘技とも出会います。
類まれなる格闘技の才能により柔道部をつぶしてしまったマサルは先輩から恨みを買っていました。その先輩がマサルが学校に来ていることを知り恨みを晴らしにやってきます。ズボンを降ろし、ヒヨコ走りという奇行で相手に隙を生むセクシーコマンドーは、起目粒にっとても読者にとっても衝撃的でした。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第15位

変わり切れてない変わり身の術


変人であり格闘技の才能を持つマサルは不良たちにとっては目の上のたんこぶでした。ゆえに敵も多いです。体育の時間に不良の同級生に絡まれた時も、マサルはそのシュールっぷりを発揮しています。
先制布告としてサッカーボールを顔面に充てられたマサルさん。なぜか左頬にぶつけられたのに、右頬にダメージを受けています。そして不良同級生たちからフルボッコにされるマサル。
が、いつのまにか彼の姿は消え、巨大なうさぎの着ぐるみだけが残されていました。そして聞こえるマサルの怪しげな声。「変わり身の術」と豪語していますが、マサルが姿を現したのはその着ぐるみの中でした。意外性が笑いを誘う名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第14位

「食いたい時は食う。怒った時は殴る。そして、メガネの時はマジメぶっている」


マサルさんの名言の特徴としてはさも意味ありげなことを堂々と言っているようで、実は意味を成していないという面白いものが多いです。この名言もそのタイプに当てはまります。
セクシーコマンドー部の一同で花見をしていた時、酔っぱらったサラリーマンにマネージャーである北原ともえが絡まれてしまいました。それを止めに入ろうとしたマサルに対して校長先生は暴力に訴えれば退学だと言い放ちます
そしてやらねばならぬと言うマサルさんのこの名言は一同を混乱させるのでした。暴力に訴えたセクシーコマンドー部一同は見事、退学は免れ、留年が決定します。しかしこれはセクシーコマンドー部を存続させたいという校長先生の策略だったという名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第13位

磯辺強(キャシャリン)の「オクレ兄さん」とそのシーン


磯辺強はつねに関節がコキコキなっているような虚弱体質です。ゆえにキャシャリンと呼ばれています。が、やる時はやる男であるのが面白いです。が、その強さには脆さという一面もありました。
その虚弱体質を打破するため、マッスルボディに憧れて「つよしスペシャル」と呼ばれる薬を飲むことで強くなれます。これを飲めば普通の体力が戻るが、確実にトリップしてしまうというギャグです。
錯乱したキャシャリンはよく「オクレ兄さん」と叫んでいます。設定から面白い名シーンです。それっぽい物を色々入れた「漢方マサルダイナミック」を飲んだ時にはマッスルの神様を憑依させていました。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第12位

ヘタレな漢気、近藤真茶彦がダメっぷりを発揮した名場面


近藤真茶彦は漢気あふれるキャラクターです。またはそうでありたいと願っています。が、根っからのバカです。強いのになかなか実力が発揮できません。本編では体を張ってヤムチャばりの噛ませ犬キャラを演じています。
初登場では元空手部主将としての強さを見せつけられますが、マサルに隙を作られて敗北してしまいます。普段はツッコミを担当していますが、本質は天然のボケです。毛生え薬研究会との戦いでも、殴られてあり得ないほど空中回転するなどヘタレっぷりを発揮しました。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第11位

マサルが憧れたヒーロー「よろしく仮面」の名場面


マサルさんの世界では「あいさつ仮面」という特撮シリーズがあります。現在やっている「よろしく仮面」にマサルは夢中です。「よろしく仮面」初登場回では、酉友でのイベントにセクシーコマンドー部を連れて行ったほどです。
子供向けのショーに愕然とする部員ですが、そこには波乱のドラマがありました。怪人との戦闘でブリーフが破れてしまったよろしく仮面。これではショー続行は無理だと言います。
そこでオヤジのブリーフを持参していたマサルが代役を務めることに。しかし満を持してステージに出たものの外は土砂降り。ショーを観る子供たちは誰もいなくなっていたという秀逸なオチの名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第10位

履物とすり替えられた意外な物を気づかずに履く!


不良に敵の多いマサルに果たし状が送られます。その時マサルはフーミンとあれこれ話をしており、そのことにまったく気づきません。それどころか下駄箱に靴が瓶とすり替えられても気づくことはありませんでした
その瓶に気づかず、親指とひと差し指の間に細い首のところをつかんで、ぽっくりの要領でそのまま歩いて行ってしまうマサルが面白いです。その瓶の中の果たし状に気づくという緊張感あるシーンですが、笑いある名シーンに変わりました。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第9位

伝説の青いヒゲを求めて……北原ともえの天然系名場面


セクシーコマンドー部のマネージャー北原ともえは作品のアイドル的存在です。それ以前から演劇部で小道具を担当しており、髭へのこだわりがハンパないです。それは伝説の青い髭を生やそうとした父親の影響でした。
変な勧誘をするマサルを避けていたともえですが、髭に対す情熱で意気投合しマネージャーとなります。その後もセクシーコマンドー部を髭部だと思ったり、その天然さを発揮していました。
弁当箱に栗ようかんを詰めて「栗ようかん弁当」と称したり、その奇抜な行動が目立ちます。出会い頭に告白され、「ムリ」「めんどい」となんでも正直に言ってしまう姿も面白いです。彼女が登場するシーンはどれも名シーンになってしまいます。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第8位

野球対決「ケントデリカッターズ」の死闘

校長の贔屓により50万円もの部費を獲得したセクシーコマンドー部は、野球部に目をつけられます。そして野球部の卑劣な罠(ほとんどセクシーコマンドー部顧問の自業自得)でマエネージャーの北原ともえが怪我を負ってしまいました。
そこでセクシーコマンドー部は野球部と部費交渉権を巡って対決することになりました。野球で。色物の多いセクシーコマンドー部の野球はそれだけで名シーンになっています。野球の名門ダビデ二中のエースだったキャシャリン。
強いけどすぐ負傷する姿が面白いです。真茶彦は相変わらずのヘタれで、スーザン(校長)はすぐに死にかけます。しかしあり得ない方法で点数が入る彼らの戦いはまさに名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第7位

野球対決で進化する魔球が凄い!


そんな野球対決で一番の名シーンとなっているのは、マサルが放つ魔球の数々です。「スーパーバイオレンスマグナムボール1号 ~そしてトシ子は今~」ではグローブを投げます。マサルはこれを送球で見せました。
が、あっさりランナーに得点を許してしまいます。次の「とし子は今アメリカ人男性マイケル・スペクター氏と結婚し“とし子スペクター”」は長い間活躍する魔球です。マサルが目を光らせる魔球です。
光りで球が見えず、野球部は手も足もでません。最後の魔球「とし子宇宙へ」では、玉が宇宙空間へと飛んで行ってしまいます。これにより野球部は成す術もなく敗退してしまいました。あり得ない魔球の連続はまさに名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第6位

送受信共倒れ謎のSOS「ボスケテ」


マサルのチャームポイントである輪っかは、不思議な力を持っていることにより、多くの謎めいた相手から狙われることになります。毛生え薬研究会もそのひとつです。彼らはセクシーコマンドー部と戦い、その異常さに敗退します。
そしてボスに救難信号を送るのですが、彼らのマシーンは4文字までしか受け付けませんでした。「ボス助けて」が短縮され、「ボスケテ」となってしまいます。それだけでも面白いのですが、ボスの反応はもっと面白いです。
「ボスケテ」の4文字を解読しようとしたボスは、「ボス 決して走らず急いで歩いてきて そして僕らを助けて 」と解釈します。伝える方も受け取る方もポンコツで面白い名シーンです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第5位

「初めてだよ……こんなにウニなのは」

格闘技であるセクシーコマンドーにも大会はあります。そしてどんなスポコン漫画にもあるように、強そうなライバルキャラとの邂逅もまた然りです。本作の場合は強豪カブキ高校の桜田門凱です。
彼は少女漫画のヒロインのようなドリル巻きの美青年といった容姿をしています。態度も大きく、かなりの実力を持っていそうです。マサルにも握手で手にガムを付けるふてぶせしさもあります。
でもマサルからはお返しに殻付きのウニを渡されるという場面は名シーンです。トゲが手のひらに深々と突き刺さっている画がシュールに見えます。決勝での強敵になることへの期待が膨む相手ですが、マサルたちが勝手な事情により棄権するという前代未聞の展開もみせました。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第4位

ツッコミ担当だけどボケは天然系! 藤山起目粒の渾身ギャグ


フーミンこと、藤山起目粒はマジメで普通。いつもはツッコミを担当しているキャラクターです。しかし相手の隙を作るセクシーコマンドーの大会では、彼も突拍子な行動をしなければなりませんでした。
フーミンは基本の型であるエリーゼの憂鬱を使用し、ズボンのチャックからおじいちゃんの入れ歯を取り出しました。そのサブい行動に唖然とする一同ですが、その行動のどこが面白いのかを説明するフーミンの姿は、彼のマジメな気質を表す名シーンとなっています。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第3位

「体育座りの歌」


『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』には多くのオリジナルソングが登場し、どれも面白いです。アニメ版ではオリジナルの曲も付けられました。中でも「体育座りの歌」は秀逸です。
これらの歌の特徴として無意味な音の羅列が面白いという点があります。「体育座りの歌」では「どしこむりむりっぽん・しゃももめめん」という意味のない音のセンスが高すぎて面白いです。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第2位

探索で見つけた謎の看板「どすこい喫茶ジュテーム」


面白い音のセンスは歌の詩だけにとどまりません。「どすこい喫茶ジュテーム」がその最たる例です。飛んで行ったカレーを追って洞窟の奥へと踏み入ったメンバーの前にこの肝がんが現れます。
使われている単語自体は意味のあるものですが、それらを組み合わせて意味のない面白い言葉に仕上がっているのがすごいです。語感も非常に面白く、作者であるうすた京介のセンスが感じられます。

『すごいよ!!マサルさん』名言&名シーン第1位

秘伝の薬「メホホ・ブルササンG」


マサルの不思議な輪っかがいくつもの珍事を引き起こしています。なんとなく気になったもえもえが体重計に乗ると、近くで影干しされていた輪っかの影響で「ごんぶと」と表示されたのです
自分が太っていると思い込んだもえもえがマサルに相談すると、彼はこの怪しげな薬を調合し始めます。「メホホ・ブルササンG」というネーミングも面白いですが、にくじゃがを主原料とした薬の調合方法も面白いです。
「もけ……げふんげふん。草」という名前も謎な原料が気になります。最後に添えられた野村義男(アニメでは鈴木史朗)の意味不明さも面白かった名シーンです。またこの回に使われた「君タチ何ウサギ」の語尾も秀逸でした。

『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』は”シュールギャグの宝”

「お前のパンチを喰らって倒れなかったのは… オレが初めてだぜ…!!」

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『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』はシュールなギャグと新しい切り口から、その後のギャグ漫画に多大な影響を与えました。多くのギャグは意味不明なところが面白です。
ただ意味不明なだけでなく、人にはない卓越したセンスがあるからこそ、その意味不明さが面白く感じます。そのセンスはマサルが登場した回でライバルに放った「お前のパンチを喰らって倒れなかったのは… オレが初めてだぜ…!!」の一言に代表されます。
何も考えずに聞くとかっこいい名言のように聞こえますが、良く考えると何を言っているのかわからなかったり、おかしな点があります。こういった唐突でシュールなギャグが新しく、ギャグ漫画界を震撼させた由縁でもあるのです。