【空の境界】臙条巴の5つの魅力!無価値でありながら最後まで貫き通した生き様が熱い!

『空の境界』の臙条巴は、登場人物の中でも特に悲しい存在です。臙条巴はどのように生まれ、どのような結末を迎えたのか?詳しく紹介していきます。

【空の境界】臙条巴とは?

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臙条巴は、『空の境界』の第5章『矛盾螺旋』に登場する人物です。荒耶宗蓮が小川マンションの中で64人の人間を使って死に対する実験を行っていたのですが、その中の1人が巴でした。小川マンションは死の1日がループするという独自の世界が出来上がっていて、巴はそこから偶然、外の世界へと出ることができました。

外の世界へ出た巴は自分の存在が何なのかが分からなくなっていました。そこで両儀式と出会い、自分探しに出掛けたことで、小川マンションで本当の自分が死んでいることに気が付きます。小川マンションで荒耶宗蓮に式を連れ去られてしまった巴は、唯一の理解者である式を助けようと思い、黒桐幹也と協力して再び小川マンションへと戻ってきました。

荒耶宗蓮へと戦いを挑んだ巴ですが、作られた世界の住人でしかない巴はすぐに消滅させられてしまいました。

アニメ版の声優は、柿原徹也

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臙条巴を演じている声優は、柿原徹也です。巴の他にも、『天元突破グレンラガン』のシモン、『鉄のラインバレル』の早瀬浩一、『テイルズオブハーツ』のシング・メテオライト、『ブレイブルー』のジン=キサラギなども演じています。ドイツのデュッセルドルフ出身の帰国子女という異色の経歴の持ち主で、英語とドイツ語が話せます。声優以外にも歌手活動も積極的に行っています。柿原徹也の演じたキャラについてはこちらをチェック!

臙条巴の魅力1:見た目がかわいく、男らしい性格

臙条巴の見た目は、茶髪の短髪です。陸上部だったということもありスポーツマンという感じに見えます。そして童顔なので少年と見間違えてしまうくらいです。顔の系統としては、『Fate/stay night』に登場する衛宮士郎と全く同じ顔と言ってもいいくらいです。作画が同じなので当然と言えば当然ですが……

性格は見た目とは違って意外にも男らしいです。喧嘩もしますし、式に対して話す言動も男らしいところがあります。曲がったことが嫌いで、自分のことは自分で何とかするという性格なので、引っ張っていってくれるタイプだと思います。女性とも付き合ったことがあるのですが、あまり興味はなかった様子でした。

しかし両儀式だけは別のようで、自分から進んで興味を持ち、好きになっていました。『空の境界』に登場する男性には珍しく、熱血漢に溢れる若者!という感じが良いです。

臙条巴の魅力2:人形という悲しき存在

魔術師の荒耶宗蓮は小川マンションに自らの工房を作り、様々な理由で必ず死の結末を迎える住人64人を集めて、その死に方を観察していました。そして死ぬ日を何度もループさせることで、違った結末が見られるかもしれないと考えていました。そんな死の観察対象の中の1人が巴でした。

小川マンションには荒耶宗蓮の結界が張り巡らされ、64人の人形が作られていました。マンションの住人の本当の肉体は亡びているのですが、人形に代わりをさせることで死の1日を何度もループさせることができます。そして自らが人形であるということは、本人たちに自覚はなく人間だと思っていました。

巴も自分が作られた人形だと理解するまでに時間が掛かり、腕が腐り落ちた時に自らの体の中から歯車のような部品が出てきて実感します。それを知った巴の表情は何とも切なかったです。
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臙条巴の魅力3:両義式への純粋な想い

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臙条巴が路上で喧嘩をしていた時に、相手に一方的にリンチされていました。そんなところを両儀式に助けられて、式に興味を示します。始めは「変な奴」としか思っていませんでしたが、自分探しをしながらアパートで一緒に過ごすようになってからだんだん好きになっていきます。

だから式が黒桐幹也の話しをしていると、どこか嫉妬に近い感情が湧き上がっているのが分かりました。式は死を身に纏っているような感じで、どこか危険な臭いがします。しかし時折見せる普通の女の子の部分が巴の心を動かしたのでしょう。分かりやすく言うとツンデレが好きなんですね。

それでも最後まで式のために必死に動いた巴の姿は、「好きな女のためにやるしかないだろう!」という意識がはっきりと見えていました。
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臙条巴の魅力4:意志を貫き通した最後



臙条巴は、自分は元々死んでいて作られた人形だということを知ります。そしてそれを現実と受け入れられるまでには時間が掛かります。しかし自らの恩人であり好きになった両儀式が荒耶宗蓮によって連れ去られ、救出するために黒桐幹也と合流することになります。幹也は小川マンションに行く前に巴が昔住んでいた家に立ち寄り、巴に見せました

そこで巴は、今まで父親も母親も自分のために一生懸命だったことを思い出します。そして自分がもっと両親に歩み寄っていればと後悔し、家族のためにも自分のためにも荒耶宗蓮と戦わなくてはならないと決意するのです。小川マンションで荒耶宗蓮に玉砕覚悟で挑むのですが、敵うはずもなく消滅させられてしまいます。

家族との想い出を胸に「式のためじゃない、俺のために戦うんだ!」と立ち向かう姿は感動ものです。できることなら生きていて欲しかった……そう思ってしまいます。

臙条巴の魅力5:熱く心に響く名言

臙条巴は真っ直ぐな人間なので、感情のままに言葉を口にします。黒桐幹也はまるで詩人のような言葉の使い回しで、荒耶宗蓮は哲学者のよう、といったようにそれぞれの良さがあります。中でも巴の言葉は、自らが人形だという存在から出ている言葉が多いので、紹介していきます。

名言1:「風は止んだし、合図も鳴った。 さあ―そろそろ本気で走りはじめなくちゃ」

巴が幼い頃に住んでいた家を訪れたことで、本当に帰りたい場所を思い出しました。その当時の両親は笑っていて、やさしく巴に接していました。幸せな時間を振り返ることで、自分がここにいる意味を知りました。悩んで悩んで、どうしていいのか分からない巴が決意をした瞬間の言葉ですが、陸上部でスプリンターだった巴に相応しい言葉でもあります。

「立ち止まっているだけでは何にもならない」と巴は悟って、荒耶宗蓮という強敵に立ち向かうことになりますが、始めから勝ち目のない戦いだということも分かっていたのかもしれません。それでも自分がすべきことをしなくてはならないという気持ちが強かったのでしょうね。

名言2:「ああ。それでも、この心は本物なんだよ」

自分が作られた人形だと知った巴ですが、だからと言って簡単に諦めることはしませんでした。荒耶宗蓮は人形風情がと笑っていました。それでも巴は外界に飛び出したことで、今までの自分を振り返ることができました。もしもあのまま小川マンションから出られない存在だったらそんなことにも気づかずにひっそりと死んでいるだけだったのでしょう。

式のことが本当に好きでしたし、幹也と出会うことで自分の両親の絆を確かめることができました。だから体は人形かもしれないけれど、今ここにいる自分の心は本物だという言葉はぴったりだと思います。荒耶宗蓮にはきっと心というものが理解できないのでしょう。そして荒耶宗蓮を苦しめているのが人間の心なのです。機械のように絶対的な管理の元で動かず、予想外のことが起こるのが人間です。

名言3:「俺は偽物か、アラヤ」

巴が自分の存在を問いただす言葉でした。荒耶宗蓮は当然だと思っているのでしょうが、この時の巴の心情としては、こんなにも感情を持って行動している自分は本物だと信じているのです。荒耶宗蓮は巴などほっておいても勝手に死んでいくので、気にならない存在だと話しています。

そんな言葉を受けて巴は奮い立ち、自分の存在が偽物だということを認めつつ、そこに信念が芽生えて、荒耶宗蓮を殺すと決意した瞬間です。自分が無価値なただの人形だと知ったら絶望しかないと思えるのに、巴は最後まで強い気持ちを貫き通していたので、「がんばれ」と応援をしたくなります。

自分の存在の意味を果たした臙条巴



臙条巴は『空の境界』の第5章『矛盾螺旋』で登場した人物ですが、『空の境界』の中でも特に悲しい存在の人物と言えます。自らが人形だと知らずに人間だと思い続けていたこともそうですが、やはり家族の起こした一家心中が悲惨です。本人が知らない間に母親に殺されているので、その事実を知った時にはおかしくなりそうでした。

そんな巴が自らの存在をはっきりと認めて、荒耶宗蓮に立ち向かおうとする瞬間は、たまらなく熱いです。荒耶宗蓮に自分の想いを全て口にして、戦いを挑みますが敵うはずもなくあっさりと消滅させられます。「人形かもしれないけれど、今ここにいる自分は自分なんだよ!」ということを最後まで男らしく見せているのが、臙条巴だと思います。
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