【セトウツミ】名言・名シーン10選!素朴な会話に隠れる真理…

男子高校生2人が河原で会話をしている漫画『セトウツミ』。瀬戸の素直な性格が表れるボケと、クールすぎる内海のツッコミが冴えわたる会話・・・いつの間にか『セトウツミ』の世界に引き込まれます!素朴ながらに唸らせるようなシーンをランキング形式でご紹介!

『セトウツミ』とは


大阪の男子高校2年生の瀬戸小吉(せと しょうきち)と内海想(うつみ そう)が河原で会話をしているという漫画『セトウツミ』。日常を切り取った緩やかな場面ながら、2人の会話の内容は思わず笑ってしまうものばかり!関西弁のリズムでテンポよく会話が進みます。
ウィットにとんだ会話から、ちょっと考えさせられる名言を生んだりと2人の会話から目が離せません!瀬戸の天然ともいえるボケと、天才気質の内海の組み合わせが絶妙なやり取りを作り出しています。時折表れるゲストも濃いキャラクターばかり。
何かとせわしない世の中、「河原で暇をつぶす」そんな青春があってもいい。平気でバカをしていた若いころを思い出し、時間の流れを緩やかにしてくれる、『セトウツミ』はそんな漫画でもあります。

『セトウツミ』名言・名シーン 第10位

お前かって米だけ食べといたら生きられるけど デミグラスソースのハンバーグとか食べるやろ

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2人の河原の生活のきっかけでもあるこのセリフ。サッカー部だった瀬戸は、先輩である牧田を無視してフリーキックをしたことから退部することになってしまいます。お気に入りの河原に瀬戸が来たことを最初は疎ましく思っていた内海。
「部屋にコバエが大量発生してるけれど、猫がいるから薬は使えない」と瀬戸に相談された内海は、食虫植物を置いたらどうかと提案します。意気揚々とそれを実行し見事コバエを駆除した瀬戸は、今度は食虫植物のためにアリを集めます。
それを見た内海は「水だけでも生きられる」と助言しますが「お前かって米だけ食べといたら生きられるけど デミグラスソースのハンバーグとか食べるやろ」と瀬戸・・・。アホやと思いつつも、これがきっかけで2人の河原での関係がスタートするのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第9位

コミュニケーションなんて演技力やん

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「ムカつく話の流れがあんねん」と突如切り出した瀬戸。「知ってるよ」の「うん」と「それで?」という相槌の意を込めた「うん」を勘違いされ、まるで自分が知ったかぶりをしたような扱いを受けるのに納得がいかないのだとか。
それを受けた内海は、相槌の代わりに「一文字ずつ思い出すように復唱」という疑問がかった演技をするように助言をします。瀬戸は嫌がりますが「コミュニケーションなんて演技力」と内海・・・高校2年生とは思えないほど達観していますね。
コミュ力が高いほうが可愛がられるといわれても、納得できない瀬戸。「でもそれが大人になるってことなんちゃう?」これまた大人なアドバイスをしますが「・・・ソレガオトナニナル・・・?」と内海に習った疑問がかった演技でしらばっくれるのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第8位

このグー俺な?サメがパッカーなってまさにこんな状態やったら2人どうする?


審判といえばこの人、名前も容姿も左右対称田中 真二(たなか しんじ)!いつもどこか受け身の彼が、珍しくも主催者となって対決内容を伏せたまま瀬戸と内海に会話をさせジャッジを下すというゲームを始めます。
瀬戸が先陣を切って、自分がサメに襲われていたらどうするかという話題から話を広げていきます。何もせずほっておくという内海に対して、助ける心意気を見せるという瀬戸。ジャッジを気にしつつも2人の個性が前面に出たやり取りが繰り広げられます。
蓋を開けてみれば、この対決は優しさ対決。この質問もポイントに含まれることを伝えてから田中は二人に聞きます。「このグー俺な?サメがパッカーなってまさにこんな状態やったら2人どうする?」無言を貫く2人なのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第7位

お前先進国内での日本の最低賃金より最低やなあ!!

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瀬戸の提案により突如開催された「○○の○○より○○やなチャンピオンシップ」。しかも、負けたと思ったほうが「グッジョブ!」と相手をたたえるという自己申告制に基づく勝敗決定ルール・・・。
「○○の○○より○○やな」の形式に乗せて、猫の惨殺事件や瀬戸の思い人・樫村、クラスで開催されるバーベキューの誘いにまで話題が発展します。そうしているうち、河原に住み着いている猫「ニダイメ」に忍び寄る包丁を持った怪しい男
ニダイメが襲われようとするその瞬間現れたのは不良の先輩鳴山!男に殴りかかり「お前先進国内での日本の最低賃金より最低やなあ!!」と吐き捨てます。ついに出た瀬戸と内海からの「グッジョブ!」しかし、「誰に口きいてんねん!」とすごまれてしまう2人なのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第6位

疎外感がえげつないわ


瀬戸考案の「靴飛ばしチキンレース合戦」を開催するにあたり、審判をするために河原に呼ばれた蒲生(がもう)。ガッちゃんと呼ばれ、気も強く物怖じしない性格の硬派な男前です。「始球式代わり」と言われ靴を飛ばし、靴が川に落下しても何食わぬ顔・・・豪胆なところが魅力です。
いつもの調子で掛け合いを始めてしまう2人に「もうええかな!」と突っ込み、ゲームを進行しようとしますが、ちょっとしたきっかけで瀬戸と内海は2人の世界に入ってしまいます。「疎外感がえげつねぇわ」そうこぼす蒲生のサバサバしている所がカッコイイ!
自由に行動する2人を追い立てながら合戦を進行し、公正に勝敗をジャッジする蒲生。徐々に白熱する合戦、勝利したのは瀬戸でした。名審判をした蒲生と2人の間に友情が芽生え、3人で瀬戸の家に向かうのでした。降り出した雨の中楽しそうにしている3人の様子は青春そのものです!

『セトウツミ』名言・名シーン第5位

相対性理論のついてやけど。いや中身入れ替わってへんねん。

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内海に片思いする樫村 一期(かしむら いちご)と、瀬戸に思いを寄せる後輩のハツ美との会話でストーリーが進んでいくこの回。後輩であるハツ美の忌憚ない発言に、樫村もたじろぎ気味です。モテ女子の可愛い樫村は、内海に嫌われるのがなぜかわからない。
内海が嫌いなのは、面白くもないのに自分を面白いと思ってる人だとハツ美は分析します。ハツ美の分析力もさることながら、遠慮ない言い草にも冷静な対応する樫村の冷静さと温厚さにも感心してしまう・・・。そして話が佳境になってきたころ、現れる渦中の2人。
じゃれあって河原の階段から落下してしまいます。起き上がり内海のメガネをかけ「相対性理論についてやけど」という瀬戸。「いや中身入れ替わってへんねん」とすかさず内海。どんな状況でもボケツッコミを欠かさない本物の面白さを持った2人なのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第4位

防具を生かし切った人初めて見たな

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珍しく夜に私服で河原にたたずむ2人。どうやら終電がなくなってしまったようです。酔っ払いが通りかかったところから、瀬戸の父親の話題になります。瀬戸の兄・大吉と一緒に、父にスケボーを習おうとしたときのことです。
手本を見せようとした父は「よう見とけよ!」といったそばから盛大に転倒!!膝をつき、肘を打ち、最後に頭を打ち付けてしまいます。その日の夜、父の威厳を保つため、父のとぼけた行動を見ても沈黙を続けた大吉が言います。
「防具を全て生かし切った人初めて見たな」その後も、瀬戸家の爆笑エピソードは続きます。心なしか、いつもより感情豊かに笑いあう2人。深夜3時テンションなのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第3位

人を笑顔にしようとしてるのは良いことだと思う


「人を笑わせたい」という思いから、バルーンアーティストをしているベラルーシ出身の通称バルーンさん。瀬戸とは親密なのに、なぜか内海と馬が合いません。それを見かねた瀬戸は、お互い言いたいこと言いあったらええやんと仲裁に入ります。
「才能ないのに夢追いかけてるところ」が嫌いだという内海。バルーンさんはその言葉に激昂するも、「人を笑顔にしようとしてるのは良いところやと思う」そう言ってバルーンさんの壊れかけたつけ鼻を修理した内海に、少しだけ心の距離が縮まるのでした。

『セトウツミ』名言・名シーン第2位

お姉さんが思っているより人って自由ですよ

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瀬戸がハツ美と河原で電話をしている所に、突如として現れた内海の姉。双眼鏡でその様子を見ていたハツ美は、電話を切ったふりをしてイヤホンを装着したまま会話をするように瀬戸に指示を出します。
ハツ美の指示通りに会話を進める瀬戸。徐々に内海が家庭で無きものとしての扱いを受けていることが明らかになります。姉ばかり可愛がり、内海は両親に冷遇されているといういびつな家庭・・・。
罪悪感を感じつつも、渦中の姉は状況の異常さに気が付いていない・・・姉もまた家庭の常識に縛られて生きている。「お姉さんが思っているより人って自由ですよ」瀬戸が自ら発した言葉は、姉に植え付けられた常識を崩すきっかけとなったのかもしれません。

『セトウツミ』名言・名シーン第1位

俺はまだ河原にいたい!


幼いころから天才児と呼ばれながらも、何においても興味を持てなかった内海。両親からのプレッシャーから中学受験に失敗し、それ以来家庭内で「異物」として扱われていました。
中3になった内海は両親を殺害する計画を立てます。毎年行われる姉の誕生日会で、家ごと家族を焼いてしまおうと考えたのです。しかし家にいるはずの父が河原に現れ計画は失敗。内海を家に閉じ込めようとします。
「俺は河原にまだいたい!!」涙ながらに訴える内海。そこに現れたのはピエロの格好をした瀬戸と友人たちと姉。河原で出会った仲間に背中を押され「絶対にこの高校を卒業する!!」と父に宣言します。初めて父へ反抗するのでした。

素朴ながら惹かれる『セトウツミ』をチェック!


ただ河原で2人が会話をしているだけという展開の『セトウツミ』。内海はインテリ、瀬戸はアホ・・・というイメージでストーリーが進んでいきますが、時折内海は瀬戸を「スーパースター」と表現します。
いびつな家庭、探り合うように付き合う人間同士・・・。これらから内海を救い出したのは、アホが付くほどの瀬戸の純粋さと真っすぐな性格だったのでしょう。瀬戸がサッカー部に戻り、内海も受験勉強を始めそれぞれの道を歩み始めています。
選ぶのが違う道であっても、河原から始まった関係は緩やかに続いている模様。何気なく過ごす素朴な日常は、誰かの助けとなって、また自分もかかわりの中で助けられている。それを教えてくれる漫画『セトウツミ』。笑いあり涙ありの名作を要チェックです!!