【からくりサーカス】最強キャラランキングTOP20!サーカスの主役は誰だ?

藤田和日郎の傑作ダークファンタジー『からくりサーカス』には、「しろがね」、自動人形、人間、と多くのキャラが存在します。並み居る人気キャラクターの中で誰が一体最強なのか?キャラクターの魅力と共にランキング形式で紹介していきます!

『からくりサーカス』のキャラクターの魅力



『からくりサーカス』では、人間、「しろがね」、自動人形との関係性が描かれているので、単純な戦闘シーンだけではありません。それぞれの背景があるからこその魅力やみどころがあるのです。自動人形にも人間に似た感情があるからこそ、創造主を裏切ったり、自らの意思で動いたりします。

もちろん「しろがね」にも「しろがね」になる理由があり、その後の戦いで背負うものも出てきます。その他に戦闘スタイルや能力が付け加えられることで、それぞれのキャラクターが引き立ち、濃いものになっているのは間違いないです。
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第20位:梁明霞



鳴海の兄弟子で、梁剣峰の娘です。中国拳法を扱いこれまでにもたくさんの自動人形とも戦ってきました。人間の女性でありながらも自動人形と戦えるのは凄く、大体の強者は「しろがね」になってしまっているので、最後まで人間のまま戦えたということは称賛に値します。

鳴海と同じ門下生なので発勁を使い、人形を体内から破壊するのですが、女性ということもあり破壊力はそこまで望めません。作中では戦いに加わることが多く、経験値では人間の中で誰よりも優れていると言えます。

第19位:リーゼ



仲町サーカスに所属する猛獣使いでドイツ人と日本人のハーフの女性です。見た目はまるで強そうではありませんが、どんな猛獣でも服従させる魔眼を持っています。

自動人形の猛獣使いであるドクトル・ラーオが所有している幻獣達を従わせ、失敗作である幻獣達も操り、ドクトル・ラーオを打ち破ります。幻獣の戦闘力が高いので、それを同時に数匹も操れるとなると、女性でありながらもかなりの脅威的な存在だと思います。

第18位:アンジェリーナ



エレオノールの母親で、才賀正二の妻です。「しろがね」としてルシールに鍛え上げられ、世界を渡り歩き日本に来てから花魁になっていました。正二と出会うことで初めての笑顔を見せることができた悲しい「しろがね」でもあります。

エレオノールが「柔らかい石」を体内に宿していることから自動人形から命を狙われた時には、「あるるかん」を使用して敵を蹴散らしましたが、身を挺してギイと正二を守りそのまま死んでしまいます。若きギイのお手本にもなるような戦い方をしていて、後のエレオノールにもその戦い方が受け継がれるので、懸糸傀儡を使用する者たちの師匠的存在です。

第17位:エレオノール



才賀正二とアンジェリーナの娘で、懸糸傀儡「あるるかん」を使用して戦います。ルシールの元で幼少期を過ごして鍛え上げられますが、後にギイと共に自動人形と戦うことでギイからも戦い方を学んでいます。そのためギイのことは「先生」と呼んで、敬意をはらい接しています。

アンジェリーナやギイとの戦闘スタイルが似ていて、並の自動人形には負けません。「最古の四人」に匹敵する力を持っているかというと難しく、命を賭けて五分といったところの勝負になると思います。「しろがね」としてまだ若いという点で他の強者との差が出てしまっている部分があります。

第16位:コロンビーヌ



「最古の四人」の1人で女性の自動人形です。掌を白熱化させ、鋼鉄を溶かす「純白の手」と「蟲使い」の能力を持っています。サハラでティンババティに敗れてフェイスレスに修復されるのですが、以前のような大人の女性ではなく、ゴスロリファッションをした少女の人形になってしまいました。

フェイスレスを裏切り、ディアマンティーナと交戦をするのですが、最中に勝とエレオノールを救出するために自らの力を使いきったことで敗北してしまいます。それでも「男の人に抱きしめられる」という以前からの願いを叶えることができ、満足して活動停止しました。

第15位:ジョージ・ラローシュ



次世代の「しろがね」で強化、改造された「しろがねO」がジョージです。特殊モリブデン鋼製ブレードで出来た球状の籠に入り、内側から自在に操り高速回転で敵を摩り下ろす「神秘の球」が必殺技となっています。通常の「しろがね」に比べると耐久性や技の精度は上がっているのは一目瞭然です。

しかしそれなりの強さの自動人形とでは勝負にならないことも事実ですが、守る力を一番持っている「しろがねO」はジョージだけです。「しろがねO」よりも上の存在である「O」のカール・シュナージーと戦いの末に死んでしまいますが、自らの限界を超えたことにより勝利を収めることができたので、守る力の大きさの証明にもなりました。

第14位:阿紫花英良



人間でありながら懸糸傀儡「プルチネルラ」を手足のように扱っています。しかしエレオールに敗れて「プラチネルラ」を破壊されてからは、他の懸糸傀儡を使用していますが、今までと変わらずに器用に操ることができます。

分析能力が鋭く、力の差を瞬時に感じ取るので自らが危機に晒されることを避けようとします。しかしパンタローネに気まぐれで2度も助けられそうになったことに屈辱を感じて、勝てない相手と分かっていてもあえて勝負を挑みました

パンタローネとの勝負は勝ちも負けもしませんでしたが、人間でパンタローネをあそこまで追い詰められたのは素晴らしいです。実力差は明らかなのにそれを戦略でカバーするところに阿紫花の凄さを感じます。

第13位:パンタローネ



「最古の四人」の1人で、数ある自動人形の中でも戦力はかなりの高さです。両腕から繰り出される空気を圧縮した攻撃は、地面をえぐり、コンクリートも軽々と破壊してしまいます。「最後の四人」が現れるまでは最強クラスの強さで、鳴海やギイでなければ勝つことは無理な状況でした。

そしてハーレクインとの戦いで、実力差を感じながらもエレオノールの命令で戦えることを誇りに感じていたので、負けることになっても満足していた様子です。フランシーヌを笑わせるためにいろいろ考えたり、気分で敵を見逃したり、鳴海を信じてエレオノールを託したり、と人間っぽい部分があります。

堅物だった考え方が、後半になると柔軟になっていき、人間よりの考え方に変わっていくと、良い方向へと進んでいきました。

第12位:アルレッキーノ



「最古の四人」の1人で、自らを改造して進化している自動人形です。鳴海の武器である気が通用しなく、炎を自在に操り「緋色の手」を必殺技に持っています。パンタローネと肩を並べる強さを持っているのですが、パンタローネと比べると冷静な判断ができるというところが違います。

フランシーヌへの忠誠心が強く、彼女のためならば何でもするという意志がはっきりと出ています。そしてフランシーヌと瓜二つのエレオノールにもその忠誠心を最後まで見せて、力の差が明らかであるブリゲッラに挑んで壊されることになります

エレオノールが心から笑う姿を見て、パンタローネと共に自らの使命を終えることができたと喜んで活動を停止しました。

第11位:才賀正二



旧姓は成瀬正二郎で、勝の養祖父です。江戸末期に「しろがね」になりますが、ゾナハ病が原因ではなく、アンジェリーナのために自ら望んでなりました。アンジェリーナの夫であり、エレオノールの父親でもあります。日本刀を使った戦闘が得意で、短刀と長刀の二刀流で敵を撃破していきます。

剣術の扱いは達人クラスで、1対1で勝つことができる自動人形や人間や「しろがね」はそういないです。勝はそんな正二の動きを見て真似することで、強敵に勝つことができていたので、勝の師匠のような存在でもあります。

アンジェリーナへの想いや父親としてエレオノールに抱く感情、養子である勝との過ごした時間の大切さを思い返すなど、特に心が温かい人物です。

第10位:シルベストリ



剣術の使い手の自動人形で、フェイスレスが勝に向けて送る刺客でもあります。その強さは、「最古の四人」を圧倒するだけの戦力があり、実際にパンタローネとアルレッキーナはあっさりと負けてしまいました。

見た目は老人ですが、動きは一切の無駄を省いた鋭い動きになっていて、古武道の剣術をベースにして居合を使います。人間に興味を示し「人はなぜ群れる?」を考え続けているのですが、自らその答えを導き出すことが出来ませんでした。

しかし勝と戦うことでその答えを知ることになり、安らかな最後を迎えることになります。強さもあるのですが、どこか寂しさを感じさせる人形なので憎めないところがあります。

第9位:ギイ・クリストフ・レッシュ



「しろがね」の中でも最強の1人です。オリンピアを操り、他の人形を破壊していくのですが、「伝説の人形200体破壊者」「伝説のしろがね」と呼ばれるほどの実力を持っています。「聖母の抱擁」、「破壊輪舞曲」、「戦いのアート」の必殺技を持ち、戦い方はスマートで美しいです。

普段はクールなのですが、アンジェリーナと出会うことで熱い心の部分を引き出されて、「大切なものを絶対に護る!」という想いの中、鬼気迫る迫力で敵を圧倒していました。エレオノールの師匠であり、勝の師匠でもありますし、鳴海は戦友のような存在になっています。3000体の自動人形を相手にして、仲間を護るために最後自爆をするのですが、納得して死を選んでいました。

第8位:ディアマンティーナ



「最後の四人」の1人で幼女タイプの自動人形です。クマの人形と小鳥の人形を使うことで攻撃と防御を展開することができます。クマの人形は爆発するのですが、その破壊力や規模はかなりのものです。コロンビーヌと対決した時もかなりの実力差があった上で勝利していました。

フェイスレスのことを愛しているのですが、愛についての定義が昔の白金と同じで「自分が好きなら相手も自分のことを好きだ」という一方的な考え方です。そして最後にその歪んだ愛を拒絶させられ、分解されてしまうという悲惨な最期を迎えてしまいます。純粋な戦闘力は高いのですが、それを生かし切れる場面が少ない人物でもありました。

第7位:カピタン・グラツィアーノ



「最後の四人」の1人で剣の使い手です。破壊の剣「スペッツァ・フェッロ」を持ち、刺して電流を流す「血と雷」と乱れ突き「撃破」の技を繰り出します。技の威力や効果は近接戦闘ではかなりの高く、真面目な性格ゆえに遊んだりすることはしません。最大の見せ場は勝との剣と刀での戦いです。

勝は才賀正二の記憶とフェイスレスの記憶を血で受け継いでいる分だけ僅かに戦力が上回っていたので、辛くも勝の勝利となりました。それでも勝に「こんな強敵は初めて」と思わせるほどの存在だったので、強いことには違いありません。勝との相性があまり良くなかったのかもしれませんね。

第6位:ハーレクイン



「最後の四人」の1人で全身白タイツのような道化の格好をした人形です。ふざけた感じの性格ですが、気象を操る能力を持っているので、雷や雨、風、霧などを自由自在に出現させることができます。雷を主に攻撃の武器としていて、パンタローネと戦うことになるのですが、まるで子ども扱いです。

意外とムキになる性格でパンタローネの挑発を受けて激怒していましたが、それが原因で気象を操る角を破壊するきっかけを与えてしまいました。鳴海はそのおかげでハーレクインと戦って勝利することができましたが、もっと慎重な性格だったのなら結果は違っていたかもしれません。能力だけなら、最強に近いキャラクターだと思います。

第5位:ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ



フェイレスの最強の部下「最後の四人」の1人で、徒手での戦いを好みます。体にはミサイルが仕込まれているのですが、武器を使用して戦うことは自らの流儀に反するとして簡単に使うことはありません。「しろがね」でも最強の鳴海を純粋な格闘技術だけで圧倒する力があるので、戦闘能力の高さがわかりますし、冷静に判断をできるというメンタルの強さもあります。

ただ鳴海との戦いでは、自らの欲望を満たすためにミサイルを使用してしまい、鳴海に勝利のきっかけを与えてしまいました。格闘技術だけで戦っていたならブリゲッラが勝利していたことは明白なので、一瞬の気の緩みが敗因に繋がる戦いでもあります。

第4位:フェイスレス



白金がころころと姿を変えたのがフェイスレスですが、人形を作りだした創造主だけあって作った人形に遅れをとるような戦闘力ではありません。「分解」を得意としていて、あらゆるものを解体する能力でその速さは目で追えないほどのものなので、人形も一瞬で解体されてしまいます。

1対1の肉弾戦というところでは、分が悪いところがありますが、フェレイスレスの最大の特徴は、策略と兵隊の規模です。この2つがあるから圧倒的な戦力を持ち、世界を滅ぼす力があるのだと思います。正々堂々が似合わず、自らの行いの非を認めないのがフェレイスなのですが、白金の頃の記憶を思い出し、自らの過ちにようやく気が付きます

第3位:才賀勝



フェイスレスの計画では勝は自らの新たな器として扱われていましたが、勝は自らの意思でどんどん成長し強くなっていきました。鳴海と出会ったばかりの勝は、臆病で自分で何も決められず、おろおろするだけの人物でしたが、鳴海と出会うことで大きく変わります

自らの運命を変えようと、ギイの元で辛い修行をすることによって戦闘技術が飛躍的に上がり、フェイスレスの寄こした最強の刺客であるシルベストリに勝つなど、生身の人間でありながら人形に勝てる数少ない人物です。1度目にしたものを記憶して再現できるなどの能力の他に、フェイスレスの得意としする「分解」を使用し、傀儡人形の「ジャック・オー・ランタン」を完璧に使いこなしています。

最後の戦いでは鳴海に背中を預けられて心強い味方と思わせるほどの成長ぶりですが、とても小学5年生とは思えないです。

第2位:梁剣峰



加藤鳴海の中国拳法の師匠で、白家の末裔でもあります。それほど登場はしていないのですが、放つオーラが凄く、見せる技は達人で、話す言葉は深くてかっこいいです。パンタローネを軽々と投げ飛ばしたり、チャイナ・ホーをあっさりと片付けてしまうところに強さの底を感じさせないものがあります。

しかしゾナハ病にかかってしまい、生命の水を飲めば助かるのに「本物の人生を生きたい」ということでそれを拒否して死を選びます。死んだ後にも鳴海に大きな影響を与え、ブリゲッラの最後の戦いでも梁の言葉を思い出すことで鳴海が勝利することができました。ゾナハ病にかかることなく最後まで戦えたとしたら、おそらく勝てる人形は存在しなかったと思いますし、成長した鳴海と勝負してもかなりの接戦になることが予想されます。

第1位:加藤鳴海



生身の体の時から中国拳法を使いこなすことで常人以上の力を発揮していました。それから「しろがね」になると、絶望を何度も味わうことで守る気持ちが一層強くなり、覚悟が決まることで、更なる強さを手に入れます。中国拳法がベースにはなっていますが、「しろがね」になったことで回復力が上がり、腕や足が生身ではなくなったことで前に出る姿勢が強くなりました。

そして強敵と戦うことで師父である梁剣峰の教えが生きてくるところがあります。今までは鳴海を死に追い込むほどの強敵がいなかったから、鳴海の本当の強さが発揮されたのだと思います。敵と戦うことで鳴海はどんどん強くなっていったので、出会ったばかりの頃に強敵だと思っていたアルレッキーノとの戦力差は、最終的に歴然としていました。鳴海に勝てる人形と人間はいないといっても良いくらいに鳴海は強いです。

それぞれのキャラクターにドラマがある!



『からくりサーカス』にはいろいろな能力や技を持った登場人物がいます。そしてその能力や技の使い方で、自分よりも強い相手に勝つこともあります。人形にも「しろがね」にもそれぞれの想いがあり、何のために戦っているのか?ということが根底にあります。感情のない人形にも主人のためだったり、自らの快楽を満たすためだったりと理由があります。

「しろがね」には、人形を破壊するという使命がありますが、どうして「しろがね」にならなくてはならななかったのか?戦うための理由というのがあります。主人公も味方も悪役も全員に戦うための理由や背景があるから『からくりサーカス』の登場人物は魅力的な存在が多いです。