【言の葉の庭】名言・名シーンTOP15!どうせ人間なんて、みんなどっかちょっとずつおかしいんだから。

あの『君の名は。』で大ヒットを記録した「新海誠(しんかい まこと)」監督のアニメーション映画、【言の葉の庭(ことのはのにわ)】。雨の日に美しい庭園で出会う「タカオ」と「ユキノ」の、心の交流とほのかな恋心、そして人間の壊れやすさを切なく描くアニメーションです。美しすぎるアニメーションの中、語られる2人の胸の内に心が震えます。今回はそんな名言や名シーンを勝手にランキング!きっと心に響く「言の葉」がみつかるでしょう!

『言の葉の庭』の名言&名シーンをセレクション!

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新海誠監督が初めて恋を描いた『言の葉の庭』。雨の日の庭園で、「秋月孝雄(あきづき たかお)」はチョコレートを肴にビールを飲む「雪野百香里(ゆきの ゆかり)」と出会います。雨の日だけの短い出会い。孝雄は次第に雪野に惹かれていきますが…?
「言の葉」というタイトルだけあって、言葉がとっても丁寧に描かれています。2人のモノローグやセリフの中には名セリフがいっぱい!ランキングになんてできない!とは思いますが、なかば無理矢理勝手に順位をつけさせていただきました…。独断と偏見によるものですけれど!さて、あなたのお気に入りのシーンは?

『言の葉の庭』名言&名シーン第15位

息をのむ美しい風景の数々。

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しょっぱなから言葉ではありませんが…。(笑)この映画の目玉の1つとも言えるであろう、「美しい風景」をセレクト!本当に息をのむほどの美しさなのです!
1番印象に残るのはやはり「庭園」の風景。梅雨の季節、初夏ということもあって、まるで緑が萌えあがるようです。そんな緑の鮮やかさが雨で洗い流されていく様子は、もうそれだけで絵になります。
それだけではありません。「庭園」以外のごく日常的な風景。ゴミゴミした駅の様子や、都会のビルたちが、こんなに美しいんだと気が付かせてくれます。何気ない日常の風景がキラキラ輝いているようで、日々の生活に馴染んだ風景を改めて確認したくなりますね。

『言の葉の庭』名言&名シーン第14位

「あ。…会ってるかも。」

「庭園」で出会った雪野に、どこかで会ったことがあるか尋ねる孝雄。最初は否定した雪野でしたが、帰り際にやっぱり「会っているかも」と呟きます。初めて出会ったかと思われる2人でしたが、意外なつながりが!?と、観ている側はドキリとしますね。印象的な出会いのシーンです。

『言の葉の庭』名言&名シーン第13位

「ラッキー!コロッケ山分けだな!」

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孝雄の兄のセリフです。まだ高校生ながら夕飯を準備する孝雄。そこに仕事から兄が戻ってきますが、母親の姿はなく孝雄にどこへ行ったのか尋ねます。孝雄の答えは、書き置きが残されていて出て行ったらしい、とのこと…。
そこでこのひと言です。母親の分のコロッケを2人で山分けできる!ともすれば暗くなってしまう話題を、明るく日常のものにしてしまうひと言。孝雄の兄は軽い性格なのか、それとも気をつかう故の言葉なのか。どちらにしても、秋月家の内情が端的にあらわれているシーンだと感じます。

『言の葉の庭』名言&名シーン第12位

「夜眠る前、朝起きる瞬間、気づけば雨を祈っている。」

雨の日の午前にだけ出会うことのできる2人。雨の日の1限授業をさぼって「庭園」でスケッチをする、と自分のルールを作っている孝雄。高校生らしい潔癖さと純粋さが感じられるモノローグです。
会おうと思えば本当はいつだって会えるのに、あえてそれをしないで雨の行方に任せている…。次第に雪野に惹かれていく、そんな孝雄の様子をばっちり捕らえた名セリフだと思います!

『言の葉の庭』名言&名シーン第11位

ザクザクと小気味よく切られていく食材達。

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美しい風景と共に、とても美味しそうな食材や料理達もこの映画の魅力かと思われます。孝雄の家は母親が不在ということもあり、自炊は慣れている様子。孝雄は器用に夕飯の準備をします。
まな板の上で次々とみずみずしい野菜がザクリザクリ…。映画を観終わえたあなたは、きっと新鮮な野菜サラダが食べたくなっているはず…!?

『言の葉の庭』名言&名シーン第10位

「ちゃんと味がするの。その人のお弁当。」

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雪野が電話の相手に向かって発するひと言。「ちゃんと味がする」とは意味深なセリフですね。実は雪野は味覚障害を患っていました。極度のストレスなどが原因で食べ物の味が分からなくなってしまう。アルコールとチョコレートぐらいしか味の分からなかった彼女が、孝雄のお弁当は味を感じることができたのです。
雪野の持つ暗い影が垣間見えるシーン。電話の相手は…??

『言の葉の庭』名言&名シーン第9位

学校での驚きの出会い。

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どこの誰とも分からないまま、逢瀬を重ねる孝雄と雪野でしたが、そんな2人のもう1つの出会いはある日突然訪れます。孝雄の通う学校で、ある日突然の再会。職員室から出てきたのは、確かに雨の日の「庭園」で出会う彼女…。いったい雪野は…?

『言の葉の庭』名言&名シーン第8位

2人でオムライスを作って食べる。ひとときの幸せ。

雨に降られた2人は、雪野の部屋で雨宿りをすることに。雪野は濡れた服を乾かすためアイロンを。孝雄はオムライスを作るために材料を刻みます
外は土砂降りの雨。アイロンから立ちのぼる蒸気湯気を立てる作りたてのオムライス。束の間の休息のようなこのひと時を、「今が1番幸せかもしれない。」と感じる2人がとてもいじらしく感じられます。

『言の葉の庭』名言&名シーン第7位

「この人はいかにも優しそうに話す。」

第10位のシーンと同じ、雪野がある人物と電話で話す場面です。雪野は近況を電話口で説明し、相手は雪野の味覚障害が回復してきたことを喜びます。
表面上は優しく聞こえる相手の言葉に、雪野は心の中で「この人はいかにも優しそうに話す。」と感じます。この人物と雪野との関係が垣間見える、深い意味のこもったセリフです。

『言の葉の庭』名言&名シーン第6位

「鳴神の、少し響みて、さし曇り、雨も降らぬか君を留め。」

第14位に選ばせていただいた、2人の出会いのシーン。孝雄のどこかで会ったことが?という問いに対し、1度は否定する雪野。ですが、その後「会ってるかも…」と万葉集のこの歌を口にします。
歌の意味は〝雨が降ったら君は此処に留まってくれるだろうか〟というもの。なぜ雪野はこの歌を口にしたのでしょうか。

返し歌は「鳴神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば。」

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こちらの歌は前の歌の返し歌になります。〝雨なんか降らなくても此処にいるよ〟と答える意味。雪野が自分の学校の先生だったことを知った孝雄が、雪野に伝えた歌です。
最初歌を聞いた時は意味が分からなかった孝雄ですが、雪野と学校で再会したことで雪野についての様々な出来事を知ることに…。その後庭園で出会った雪野に、この歌を返すのです。

『言の葉の庭』名言&名シーン第5位

「いいの、どうせ人間なんて、皆どっかちょっとずつおかしいんだから。」

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出会ったばかりのころ、チョコレートをおつまみに真昼間からビールを飲む雪野が放ったセリフです。カバンに入った大量のチョコレートを見て引き気味の孝雄に対し、雪野はこんなセリフを発するのです。
美しい庭園の中で、どこかアンバランスな雪野。でもなんだかとてもしっくりきます。人間なんてちょっとしたことでおかしくなってしまう、そんな生き物なんだという危うさ。雪野という人物を端的に表したセリフだと思います。

『言の葉の庭』名言&名シーン第4位

「私達、泳いで川を渡ってきたみたいね。」

突然のゲリラ豪雨に見舞われ、びしょ濡れになってしまった2人。そこで雪野が発したセリフです。こちらの土砂降りの雨のシーンも、びっくりするほどにきれいでため息がでるほどです。
この雨で濡れた服を乾かすために、孝雄は雪野のマンションにお邪魔することになります。雨の日に始まった2人の関係が、同じく雨によって転機を迎えます

『言の葉の庭』名言&名シーン第3位

「あの人が沢山歩きたくなるような靴を造ろう。」

孝雄が目指すのは靴職人。雨の日の午前中は1限をさぼって、庭園の東屋で靴のスケッチをしています。雪野と話をするようになり、靴職人の夢についても語るようになりますが、そんな孝雄が雪野のために靴を作りたいと申し出ます。
ちょっぴり異常な雪野の行動に、どこか不安定な部分を感じていた孝雄。雪野は型をとってもらいながら、「私、上手く歩けなくなっちゃったんだ。」と…。それを聞いた孝雄は雪野が再び歩き出せるよう、自分の作る靴が手助けになればと思うのでした。

『言の葉の庭』名言&名シーン第2位

「あの場所で私、貴方に救われてたの!」

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ラスト近く、非常階段にて語られる雪野の叫びのようなひと言です。マンションの部屋で孝雄に想いを告げられた時、その想いに応えることのできなかった雪野。しかし自分の気持ちに嘘をついていることに気が付き、雪野は非常階段を駆けおります。
最後の最後、自分の気持ちに正直になれた雪野の精一杯の叫び。雪野にとって孝雄との雨の日の時間は、かけがえのないものだったのでしょう。

『言の葉の庭』名言&名シーン第1位

「あんたは!あんたは一生そうやって、大事なことは絶対言わないで、自分は関係ないって顔して!ずっと1人で!生きていくんだ!!!」

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第2位のシーンの直前、部屋をとび出して非常階段を駆け下りる雪野は、階段の踊り場で待っていたかのような孝雄に出会います。孝雄は、雪野にさっきの告白は嘘だと、貴女のことがやっぱり「嫌い」だと告げます。
最初は穏やかに、でも段々と高ぶる気持ちを抑えきれない様子で語る孝雄。あくまでも大人の態度をつらぬき通そうとする雪野に対して、孝雄は若さそのもののような感情をぶつけていきます。
このセリフだけを見てみるとひどいように見えますが、飾らない真っ直ぐな気持ちをぶつけられて初めて、雪野は涙を流すことができました。辛いことがあっても泣くことのできなかった雪野は、孝雄の言葉で本当に救われたのだと思います。

『言の葉の庭』世界は美しく、残酷だけど優しい…。孝雄と雪野のその後とは…?

名セリフ、名シーンだらけでどこを選べば良いのか迷いに迷ったランキングです。『言の葉の庭』は何でもない美しい世界と、日常に隠れる残酷さ人間の脆さを浮き彫りにしたそんなアニメーション映画です。
雪野は結局この地を離れ、2人は離れ離れになりました。雪野と出会った梅雨の時期から何度も季節が変わり、孝雄は雪野がどうしているかと思いを馳せます。
歩く練習をしていたのは雪野だけではない、自分も同じ。「いつかもっと、もっと遠くに歩けるようになったら、会いに行こう。」と、孝雄は心の中でそっと思うのでした。

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