【ピンポン】名言TOP20!最速の球技に全てを懸ける男達の心の叫び…愛してるぜ。

『ピンポン』は名作スポーツ漫画。卓球を通じて少年たちの苦悩や成長を描くその物語は本当に魅力的な屈指の名作です。そんな『ピンポン』の名言名シーンをランキング形式で紹介します。

学園熱血スポーツ根性物語『ピンポン』とは

出典:https://www.amazon.co.jp

『ピンポン』は松本大洋さんによる漫画作品で1996年から1997年まで連載されていました。競技卓球を題材にしたスポーツ漫画です。お調子者のペコ「星野裕」と、そんな彼の親友で冷静沈着なスマイル「月本誠」の2人を主人公に、少年たちの苦悩や挫折を鮮やかに描いたその内容は見事の一言。
間違いなくスポーツ漫画の頂点に立つ作品の1つで、今でも根強いファンを持つ不朽の名作です。そんな『ピンポン』は勿論名言や名シーンの宝庫。そこで今回は、そんな『ピンポン』の特に素晴らしい名言名シーンを個人的に20個厳選してみたので、ランキング形式で紹介したいと思います。

【ピンポン】名言・名シーン20位

「卓球しようぜスマイル。俺が教えてやんよっ!」


まず紹介する名シーンはこちら。スマイルにとっての始まりのシーン。小学生の頃、いじめられていたスマイルをペコが卓球に誘った際の一言です。いじめられているといつも助けてくれる明るいペコは本当にかっこよく、スマイルが憧れるのもよくわかります。
この他にも「血は鉄の味がする」「ピンチの時には、オイラを呼びな」などの幼少期のペコセリフは作中で何度も語られており、如何にスマイルの中で彼が大きな存在なのかがよくわかります。2人の深い友情の感じられる名シーンです。

【ピンポン】名言・名シーン19位

「風の音が邪魔だよ」


こちらは1巻3話。中国人の卓球選手チャイナこと孔さんのセリフ。辻堂学院高校が留学生を招いたと聞いたスマイルとペコは偵察をしに、その高校の体育館に潜入。孔さんが来るのを待ちながら、勝手に2人で打つことに。
そんなスマイルとペコが打ち合う音を外で耳にした孔さんは、その音だけでコーチと共に彼らのプレイを完璧に分析。そこで発した一言です。音のみでスマイルとペコのプレイスタイルを完璧に把握するその恐ろしい実力と、実際に見てみてたいという孔さんの興味を端的に表した滅茶苦茶カッコいい名シーンでした。
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【ピンポン】名言・名シーン18位

「ナンセンス。高校の英語教育がなんの役に立つ?」


1巻6話「老人と少年」にて、スマイルの通う高校の英語教師で卓球部のコーチを務める小泉先生のセリフ。スマイルに卓球の類い稀なる才能があることに気づき、そんな彼を必死に勧誘しようとしていた際のワンシーンです。
至極ごもっともですが、英語教師のあんたが言うな。しかも、この勧誘は大胆にも英語科目のテスト中。一体、この風景を他の生徒たちはどんな気持ちで眺めていたのでしょう……。この他にもこの回のMr.小泉はスマイルに愛妻弁当を渡したり、ラブレター(練習メニュー)を下駄箱に入れたり、献身的に活躍。完全にカップル。

【ピンポン】名言・名シーン17位

「楽しければいい。面白ければそれで十分」


――が、そんな先生の勧誘もスマイルは眼中になし。こちらはクールなスマイルの信条が分かる一言。「強くなるとか、優勝するとか……そうゆう卓球はやりたくないんだ」「プレーする事で何かを犠牲にしたり、勝つために誰かを引きずりおろしたりしたくないんだ」とのこと。
他にもスマイルは前の項で紹介した、英語のテスト中の勧誘シーンでも「暇つぶしなんですよ」「卓球です。英単語を覚えるのも」と、答えており一貫してドライ。しかし、冷たく見えて、試合に負ける相手の心情も考慮してしまうスマイルらしい、優しい名言です。

【ピンポン】名言・名シーン16位

「この星の1等賞になりたいの、俺はっ!」


対して、相棒のペコはそんなスマイルとは正反対。このセリフは上記のスマイルの信条へペコの返した自分のモットー。ペコが目指すのはこの世界の1等賞。適当に見える彼ですが卓球へ賭ける想いは本物で、目指すは世界一。
自分がナンバーワンであることを信じて疑わず、自信に満ち溢れたペコはやっぱりカッコいい。しかし、この頃のペコは完全に腐っており、その目標に向かうための努力を何もしていない鼻たれ坊主そのもの。そんなカッコ悪い相棒にスマイルは……。

【ピンポン】名言・名シーン15位

「理想を掲げる事はたやすいのです。ただ理想の追求を許された人間は少ない」


こちらは作中の高校生最強のキャラ、ドラゴンこと風間のセリフ。小泉コーチと同じく、スマイルの才能を見抜いていたドラゴン。自分の高校へ彼を勧誘しようと、スマイルの学校に来た際のワンシーンです。
暗にスマイルがその追及を許された限りなくゼロに近いうちの1人だと仄めかしていることで、彼の評価の高さが伺えます。この作品で一貫して語られている才能の有無に関するテーマの確信を突いた名言です。

【ピンポン】名言・名シーン14位

「僕、先に行くよ、ペコ」


しかし、17位のセリフからも分かる通りスマイルは卓球なんかどうでもいい。なのに、小泉先生の勧誘は止まりません。頼りのヒーローは最近すっかり腑抜けて迎えに来ないし、現実とのギャップに苛立つスマイル。
そして、遂に痺れを切らしたスマイルが決意を胸にペコへ放った名言がこちら。小泉先生との賭け試合でペコとの過去を思い出し吹っ切れたスマイルはこれを契機に卓球に打ち込むようになります。
一見決別に見えて「先に行く」という言い回しから、ペコが追い付いてくることを信じているスマイルの心情が伺え、とてもいじらしい。しかし、当のペコは成長したスマイルやアクマを目の当たりにして更に腑抜けてしまい……。

【ピンポン】名言・名シーン13位

「俺は努力したよっ!お前の10倍、いや100倍1000倍したよっ!」


こちらはそんな卓球へ打ち込み成長したスマイルと対決した際のアクマの一言。風間に憧れて海王学園高校に入学したアクマ。朝から晩まで卓球漬けの血の滲む努力で1年ながらチームの先鋒を務めるほどになりましたが、その努力もたった数か月で本気のスマイルに抜かれてしまい……。その理不尽な強さに対する彼の魂の叫び。
どんなに努力しても絶対に勝てない才能の差。「一体何処で間違えた?一体何に躓いた?」と自問しますが、残念ながら彼は何も間違っちゃいないし、何にも躓いてない。ただただ彼には才能がなかった。そんな残酷な持っているものと持っていないものの差もリアルに描いているのがピンポンの魅力の1つです。

【ピンポン】名言・名シーン12位

「おかえりマイボーイ。何処へ行ってた」「何処へも行けませんでした」


けれど、理不尽な強さを持つスマイルの苦悩も続きます。冷静沈着でクールに見えるスマイルですが、本当はとてもやさしい性格。現実とのギャップはさらに増し、小泉コーチにも理解されず、遂には逃げ出してしまうことに。そうして家出したもののどこにも行けず、夜遅くに学校へ帰ってきたとき、それを迎えた小泉コーチとの一幕です。
夜遅くまでスマイルの帰りをただ待ってくれていた小泉コーチがとってもカッコいい。スマイルが彼をコーチとして認めた瞬間でもあり、とても素敵な名シーンとなっています。やはりカップル。ただ、流石に遊園地デートはどうかと思うの……。

【ピンポン】名言・名シーン11位

「そこいろムー子。少し泣く」


こちらは4巻43話「一葉落ちて天下の秋を知る」で、風間との問答を終えた際のアクマのセリフ。哀愁漂う素晴らしい本作屈指の名シーンです。その前の風間とアクマの会話もとても深い。卓球から離れたことでようやく風間をしっかりと見ることのできるようになったアクマと、風間の苦悩が何とも言えません。
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【ピンポン】名言・名シーン10位

「卓球の話じゃないよ。人生の話をしている」


こちらは2巻22話、風間に負けた孔さんへ彼のコーチが贈った名言。日本で負けて本土復帰の目途も卓球のトッププレイヤーとして活躍するチャンスもなくなり、文字通り卓球人生のすべてを失ってしまった孔さん。
しかし、そんな孔へ「お前の人生は今始まったばかり」「君を良く知る友人としての意見さ、文革」と語り掛けるコーチの優しさが身に染みる名シーンとなっています。前項のアクマしかり、敗者についても描いている点が『ピンポン』は本当に素晴らしい。孔さんとコーチの絆が垣間見える個人的な大好きなエピソードです。

【ピンポン】名言・名シーン9位

「愛がないのならあの子からきっちり手を引きな」


長いので省略しましたが全文は「愛がないのならあの子からきっちり手を引きな。手前の下の世話させるぐれえの覚悟がなけりゃあね」というもの。原作4巻にて、前項のスマイルが家出をしてしまった回でオババが小泉先生に発した一言。オババの深い愛が伝わる名言です。オババまじヒロイン。
ちなみにこのセリフとは全く関係ない、完全な余談ですが上記の画像は『ピンポン』のエイプリルフールで公開されたネタ。アニメ版オババの声優が野沢雅子だったことに由来するもの。オババまじ主人公。

【ピンポン】名言・名シーン8位

「I can fly!」


こちらは原作ではなく、実写映画版のセリフです。スマイルに差をつけられ、アクマにも飛ばされ、完全に腑抜けたペコが橋から川へ飛び込むシーン。実写版ではこのシーンが冒頭と中盤で流れ、ペコが立ち直るとても重要な節目の場面として描かれました。
そのインパクトから今では本作の代名詞の1つとして知られています。ちなみに、この劇場版も短いながらも綺麗にまとまっており、とても面白い作品に仕上がっていておすすめです。『ピンポン』はメディアミックス作品もそれぞれ違った良さがあり魅力的。

【ピンポン】名言・名シーン7位

「ペコ。愛してるぜ」


そんな立ち直ったペコを鍛えなおすべくコーチを務めたオババの名言。ペコのことを厳しく指導しながらも何度も「愛してる」「頑張れ」「ダーリン」と語り掛ける姿は本当に素敵。……素敵でしょ? 9位のセリフと合わせてオババの深い愛と男気が光る素晴らしいセリフです。やはり作中ベストカップルはオババとペコ。

【ピンポン】名言・名シーン6位

「遅いよペコ」


こうしてオババの愛の鞭によって完全に復活したペコ。インターハイ個人予選の会場前でそんなペコと待ち合わせていたスマイルの発した一言。待ち合わせに遅れたペコに向けた言葉であると同時に、14位で紹介した「先に行く」という言葉ともかけられているセリフ。
ヒーローの帰りを待ち続けて数年。先に行く、と宣言して数か月。さらりと口にしている所に信頼が感じられるとても素晴らしい名言です。その後、見違えるように復活したペコの試合を見てつぶやく、スマイルの『お帰りヒーロー』というモノローグもたまりません。

【ピンポン】名言・名シーン5位

「スマイルが呼んでんよ」


しかし、見違えるように成長し、あのチャイナさえも吹っ飛ばしたペコですが、そのオーバーワークの代償として膝に爆弾を抱えてしまっていました。膝の痛みで普通なら満足に試合ができる状態ではない上、無理をすれば今後の選手生命にも影響が出る恐れがある危険な状態。
それでも試合に出ると言って譲らないペコが、無理をする理由を語る場面。ずっと長いこと迎えに行ってあげられなかった相棒が決勝で呼んでる。そう語るペコがカッコいい名シーン。同時にそのペコを引き留めるでも応援するでもなく、ただ「愛してるぜ」と告げるオババのかっこよさにもしびれます。

【ピンポン】名言・名シーン4位

「心の中で3回唱え、ヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見参!」


そんなペコの象徴。作中でも何度も繰り返されてきた印象的なセリフです。全文は「ピンチの時には、オイラを呼びな。そうすりゃオイラが、やって来るッ…。心の中で3回唱えヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見 参! そうすりゃオイラがやって来る。ピンポン星からやって来る!」
どの場面のこのセリフもとてもカッコいいですが、特にカッコいいのはやはりドラゴン戦直前とそのドラゴンとの試合中での一幕。逆境にめげず、強敵にも臆さず、試合に挑む姿は正にヒーローそのもの。
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【ピンポン】名言・名シーン3位

「怯える必要などないのだっ!此処は良い……此処は素晴らしい」


そんなヒーローだと自称するペコに激情を向けるドラゴン。これまで何度も才能や努力、卓球について自他ともに厳しい言葉を浴びせてきたドラゴンでしたが、それはすべて彼自身にも当てはまります。
海王の監督の「たぶん奴にとって、卓球は苦痛なだけなのだろう。そういう強さもある」というセリフの通り、常にプレッシャーに晒され、修行僧のように卓球に打ちこんできました。そんな彼が卓球を心から楽しむペコとの試合では笑顔を見せて……。
このドラゴン戦は本当に全話全ページ、そのすべてが名シーンな素晴らしい回ですが、やはり特にこのラストが最高。ドラゴンの「全身の細胞が狂喜している。加速せよ、と命じている」というカッコいいシーンからの安心したような表情がたまりません。作中でも屈指の名シーンです。かっちブーだよ、ドラゴン。
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【ピンポン】名言・名シーン2位

「行くぜ、相棒」


そんなドラゴン戦を見事に勝ち上がったペコ。そうして決勝戦へ向かう2人の一幕。少し遅くなったものの約束通り迎えに来てくれたヒーローに、やはりいつも通り「遅いよペコ」とつぶやくスマイル。それに「へへ…そう言ってくれるな。これでもすっ飛ばしてやって来たんよ」と答えるペコ。
その答えに何を思うのか少しの沈黙と共に「……うん」とだけ、短く返すスマイルも、そんな彼へ「行くぜ、相棒」と語り掛けるペコもかっこいい。ようやく本来の姿に戻った2人の想いが感じられる感動シーンでした。

【ピンポン】名言・名シーン1位

「鉄の味がする…僕の血は鉄の味がする…」


そして、決勝。状況は過去のバタフライジョーと全く同じ。膝を壊した相手に鋭いコースを攻めれば相手の選手生命を終わらせてしまうかもしれません。それでも容赦なく迫るスマイル。そして、その鋭い打球に当然のように答えるヒーロー。
負傷したヒーローはそれでも激しいラリーを制して先制点をもぎ取ります。そんな頼もしいヒーローの復活にスマイルは心から安堵して……。彼の見せる楽しそうな笑顔がすべてを物語っています。2人の物語の集大成にふさわしい、素晴らしい名シーンです。
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『ピンポン』はいつまでも色褪せない不朽の名作!


ということで、ここまで『ピンポン』の名言や名シーンを紹介してきましたがいかがでしたか。今回紹介したセリフ以外にも『ピンポン』には名言&名シーンがまだまだ盛り沢山! 僅か55話しかないコンパクトな作品でありながら、1ページ1ページが本当に濃厚で、誇張抜きにすべての回が名場面にあふれる本当に名作です。
また、過去に実写映画とアニメ化のなされている『ピンポン』ですが、そのどちらも原作の素晴らしさをきっちりと残しつつ、独自のアレンジも加えた素敵な作品になっています。この機会にそんな名作『ピンポン』をぜひ読み返してみてください。以上、『ピンポン』名言&名シーンでした。
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