【僕だけがいない街】名言・名シーンTOP18!緊迫の傑作サスペンスを名言でリバイバル!

荒木飛呂彦による帯の推奨文が話題となった三部けいによる漫画『僕だけがいない街』。SFとミステリーとサスペンス要素が混ざった本作は名言・名シーンの宝庫でした。そんな名言・名シーンたちを18選してカウントダウン形式で紹介します。

三部けいによる極上ミステリー漫画『僕だけがいない街』とは

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『僕だけがいない街』は三部けい原作の漫画作品で、アニメ化や映画化された人気作品です。過去戻るタイムリープをテーマにしたSFに過去の事件の犯人と対決するミステリーが合わさったことで話題になりました。
主人公の藤沼悟には勝手に過去に引き戻されるリバイバルと呼んでいる現象が起こります。この現象のせいで母親が18年前に起こった事件の真犯人に近づいてしまい、殺されてしまいました。
犯人に仕立てあげられてしまった悟のピンチに、彼は18年前の小学校5年生の時に引き戻されたのでした。被害者を必死に守ろうとしながらも、狡猾な犯人との攻防が繰り広げられる緊迫したミステリー作品です。

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【僕だけがいない街】名言・名シーン第18位

最初の再上映(リバイバル)、暴走トラックとの決死の攻防


『僕だけがいない街』ではリバイバルと呼ばれる現象が鍵となっていきます。主人公の藤沼悟の周りで重大な事件や事故が起こると、本人の意思に関係なく事件が起こる前の時間に引き戻されてしまうのです。
基本的に悟には何が誰に何が起こって時間を引き戻されてしまったのかわかりません。なので、悟は何を止めたら良いのか必死に探します。劇中で初めて起こったリバイバルの原因はトラックの暴走事故でした。
運転手は心臓発作で死亡しており、悟はその暴走を止めようとピザ配達のバイクでトラックを追います。結果的に悟ひとりが大怪我するだけに終わりましたが、暴走車を生身で止めようとする緊迫のシーンです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第17位

「言葉ってさ、口に出して言ってるうちに本当になる気がする」


物語では主人公が成長するのが定石ですが、『僕だけがいない街』の主人公である藤沼悟は成長するに欠かせない治すべく大きな欠点を持っています。それは他人に対してある程度以上は踏みこめないという、人付き合いの苦手な性格です。
そのため漫画家として活動するも、登場人物たちに一歩踏みこんで描けないため、作者の顔が見えないと酷評され、バイト生活を余儀なくされています。そんな悟もリバイバルの影響で、バイトの後輩である片桐愛梨と急接近しました。
悟は相変わらず愛梨と距離を置き、「夢は口にすると叶わなくなる」と言います。ですが愛梨は「口に出して言ってるうちに本当になる気がする」と返しました。この言葉がのちの悟の行動に影響を与える名言です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第16位

北海道弁の不思議な別れの挨拶「したっけ」


子供時代のシーンでは「したっけ」という不思議な言葉が飛び交います。これは北海道の言葉で「さようなら」を意味する別れの言葉です。聞き慣れない言葉なので、これがさよならであることは認識しにくかったです。
しかし子供たちが別れ際に使っているシーンを何度も観ていると、かわいく聞こえてきます。その人たちだけにしか通用しない言葉を使うことによって、相手のことを良く知っている仲間感が出ていて、つい使いたくなる言葉です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第15位

18年前からの負の連鎖、真犯人を知った母親の死


『僕だけがいない街』のすべてが始動するのは、藤沼悟の母親である藤沼佐知子が死ぬシーンです。トラックの事故で怪我をした悟のところに、北海道から佐知子がやってきます。そこで悟の行動が気になる愛梨と3人の交流がはじまりました
悟や佐知子の回想が混じっており、その回想によって過去に何かしらの事件があったと知ることができます。そのあいだにもリバイバルが、まるで何かを告げるように悟の身に起きました。悟たちの訳知りな行動のおかげで、女児誘拐は未遂に終わります。
しかし佐知子は誘拐未遂犯人の目に見覚えがあり、18年前の事件について調べはじめました。しかしその事件の犯人に思い至った佐知子は真犯人に殺されてしまいます。そこからすべてがはじまる名シーンです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第14位

すべての因縁を断ちきれるか? 18年前への大リバイバル


母親が殺されたのはすべて18年前の因縁が原因でした。主人公の藤沼悟が小学校5年生のときに、複数の女児が殺害されるという事件が起き、ユウキという人物が逮捕されていたのです。そして悟のリバイバルに導かれて、佐知子はその事件の真犯人を知ってしまいます
佐知子を殺した18年前の事件の真犯人は、狡猾にも悟を犯人に仕立てあげます。そう18年前にユウキさんを犯人に仕立てあげたように。そして警察から逃げ回る悟にリバイバルが起こります
辿り着いたのは見知らぬ町に、見知らぬ人。しかしそこは18年前に住んでいた北海道の町でした。そして自分が小さくなっていることに気づきます。悟が走って辿り着いたのは1988年の小学生時代でした。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第13位

忘れていた夕食の温かさと、ひそかな決意


現代では母親のお節介が有難迷惑くらいに感じていた藤沼悟。しかしその母親を殺されて、18年も前にリバイバルしてしまった悟は孤独しか感じていませんでした。気分が悪いといって早退してしまいます。
家で疲れ果てて眠っているところへ母親が帰ってきました。女手一つで悟を育てている佐知子は、温かい食事を用意してくれます。悟の好みを選んで作ってくれたり、様子のおかしい悟を温かく迎えてくれたり、忘れていた温かみを思い出させてくれました
そこで悟は子供の頃に起こった事件を止めることを決意します。子供に戻されてどうにもならなくなった主人公が、前を向いて決意する名シーンです。この母親の存在が、悟の決意を何度も促すことになります。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第12位

「じゃ、あたしの為に人を殺せる?」(雛月加代)


事件のすべてを阻止して母親を助けようと決意した悟。まず最初に連続女児殺害事件の第一被害者である雛月加代を救おうとします。昔の記憶ではいつも雛月加代はひとりぼっちでいました。「雛月加代をひとりにしない」それが悟の決意でした。
「友達になりたいんだ」という悟に加代は「じゃ、あたしの為に人を殺せる?」と意味深に返します。冗談だと加代はこの言葉を取り消していますが、のちに母親からの虐待を受けていることがわかります
強烈ではあるけれど、この場面だけ登場する一言です。ですが、雛月加代という人間をぴたりと言いあらわしています。誰に対してもドライで一歩引いて見ている感じが、この名言から感じ取れることです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第11位

「バカなの?」(雛月加代)


中身は18年後の大人な藤沼悟ですが、思ったことを口にしたり、周りが見えずに突っ走ることがよくあります。とくに事件を未然に防ごうと雛月加代をひとりにさせまいとしているときは、その暴走も激しいです。
そんなときに雛月加代は藤沼悟に対して、よく「バカなの?」と返します。すべてを否定するドライな一言ですが、藤沼悟に心を許している証拠でもあります。また照れ隠しで言うこともあり、そのときはかわいい名言です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第10位

「冗談に決まってるべさ」(藤沼佐知子)


母親の藤沼佐知子が良く「冗談に決まってるべさ」と言っていることを聞くことがあります。重要な告白をしたときに照れながら言いますが、この台詞を言うときはいつも嘘をついています
つまり、冗談だと否定したことはすべて真実なのです。息子の悟もこの癖を熟知しており、そのことで事件解決の重大な糸口になったりもします。母と息子の信頼関係がわかる名言です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第9位

「君が信じてくれたから、俺はまだ頑張れる」(藤沼悟)


なんとか雛月加代が殺害される日に彼女をひとりにしないことに成功したと思った藤沼悟ですが、その翌日に雛月加代は失踪してしまいます。何も変えられなかったことに失望する悟は現代の世界へ連れ戻されてしまいます
しかもそこは母親が殺されたままの世界。藤沼悟の逃亡劇がはじまるのですが、そのあいだにも狡猾な犯人は藤沼悟を葬ろうとあの手この手で追い詰めてきます。世間が藤沼悟を犯人扱いするなか、片桐愛梨だけは信じていました。
なんとか藤沼悟を逃がそうとする片桐愛梨でしたが、警察に尾行され、藤沼悟は逮捕されてしまいます。自分のせいだと謝る愛梨に、悟はこの名言を送りました。何度も犯人に打ちのめされても、まだ事件を防ごうとする悟の覚悟と優しさがみえる名言です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第8位

狡猾な犯人、火事から片桐愛梨を救え!


18年も前に起こった事件をタイムスリップして事件を未然に防ごうというSFミステリー作品である『僕だけがいない街』ですが、サスペンスフルな場面も多いです。顔もわからない狡猾な犯人に追い詰められるシーンが多くあります。
そのひとつが、悟に協力的な片桐愛梨を葬ろうとするシーンです。その理由は愛梨が悟の協力者としてだけでなく、犯人につながる証拠を見つけている可能性があるかもというのが理由でした。
そして真犯人は愛梨の家を放火して彼女を殺そうとします。しかも愛梨の部屋を調べて一番効果的な場所に放火し、悟の母親の携帯からメッセージを送って判断を鈍らせるという用意周到ぶり。そんな絶体絶命のなかで悟が愛梨を救い出そうとする緊迫なシーンとなっています。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第7位

最初の手柄、加代の命を救ったあとの別れ


最初の敗北から現実世界で犯人と対決し、みごと愛梨を救うことに成功した悟でしたが、警察に捕まってしまいます。そんなピンチな状況のなか、2回目の大リバイバルが起こりました。
そこでもまた雛月加代を救おうと奮闘します。強くてニューゲームの利点をふんだんに活かして、雛月を救うことに成功しました。しかし親から虐待を受けていた雛月を救う手段は、自治体に虐待の事実を認知させるということ。
祖母に引き取られることになった雛月は別の町へ引っ越すことになり、悟たちとの別れにもなるということでした。それでも悟は仲間たちとやり遂げ、雛月が殺されてしまうという過去を回避できたのです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第6位

「後から「自分のせい」なんて思うのは、思い上がりってモンだべさ」(藤沼佐知子)


シングルマザーとして悟を育ててきた藤沼佐知子は母親として完璧ではないかもしれませんが、他の母親にはない突出した部分がありました。彼女にはしっかりとした自分の信条があり、それを反映する名言が数多くあります。
それは雛月加代を守れず、1回目の失敗を経験したときです。悟は学校にもいかなくなり、ひとり家に籠ってふさぎこんでいました。そこで何を失敗したのかわからずに、母親がこの名言を息子に残しています。
その前の「自分に出来る事なんて限られてるっしょ」の言葉が活きているところも名言です。次のリバイバルのときに悟は小学校時代の友達と協力して、雛月加代をひとりにしないという目標を達成しています。このことにより、雛月の命を救ったのです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第5位

「途中で投げ出さなかったら、こうなった」(藤沼悟)


子供の頃に藤沼悟は母親の佐知子から「やりはじめたことを途中で投げ出すな」と言われて育ってきました。そのことはリバイバルで戻ってきた時代にも言われており、のちの悟の行動に活かされる名言です。
雛月加代が虐待されている事実を利用されて殺害されたと知った悟は、その虐待から雛月を遠ざけるため自分が雛月を誘拐することを決意しました。そして彼女を学校近くの空き地に放置されていたホッケー部の送迎バスに隠したのです。
最終的にそこも真犯人の活動範囲にあることがわかり、家に雛月加代を連れて帰ります。そして説明を強く求む母親の佐知子に対して、悟はこの名言を放ちます。そして悟が予測していた通り、佐知子は「でかした」と雛月を迎え入れる名シーンにもなっていたのです。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第4位

「足りない何かを埋めていくのが人生だ」(八代学)


これは6年生に上がるころ、5年生のとき藤沼悟の担任だった矢代学が担当クラスに残した言葉です。一巡目のときから、悟はこの言葉を覚えていたのでした。そしてリバイバル時にはまだ担任が伝えていないこの言葉を八代の前で話してしまいます。
この「足りない何かを埋める」という行動を登場人物たちは無意識に取っており、なんとなく伏線にもなっている名言です。藤沼悟は事件を未然に防ぎながら、希薄に人付き合いしていたこれまでを埋めるかのように躍起になります。
真犯人も兄との確執から、心に穴のような闇を抱えており、何かを埋めるように犯行を繰り返し渇望していました。人の行動原理を言い当てている名言であると同時に、登場人物たちの想いも集約している名言です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第3位

僕だけがいない街、失われた15年間と目覚め


小学生に戻った藤沼悟は真犯人の手にかかった児童たちを救うことに成功しましたが、今度は逆に真犯人のターゲットにされてしまいます。これまた狡猾な罠で車の中に誘い出した真犯人はシートベルトに細工。
悟は車から出ることができなくなります。そして犯人に車ごと冷たい川の中へと沈められてしまうのでした。悟るが目覚めたのはその15年後。そのあいだに同級生たちが悟抜きで過ごした15年間こそ「僕だけがいない街」だったのです。
記憶を失ってしまった悟は、小学校5年生のときにリコーダーがなくなったことで母親と喧嘩した日以前の記憶しか持っていませんでした。自分に何が起こったのかしらないまま、友人たちがいたわる姿は感動的です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第2位

最終対決、藤沼悟VS真犯人


しかし、失われた記憶が戻ってくるときはやって来ます。それは同時に真犯人との対決がやって来ることを意味します。狡猾な犯人はもちろん悟の記憶が戻ったことを察知しており、罠を仕掛けるのでした。
そのターゲットに選ばれたのは悟が目覚めた病院で知り合った久美という少女です。対決の舞台は彼女が行きたいと言い出した、リハビリ者と子供たちとの交流をするキャンプでした。それすらも犯人の思惑による誘導だったのです。
しかしそれを承知で悟は仲間と協力して犯人を追い詰めます。誘導される久美を犯人に嫌われないように安全な場所に誘導したり、燃え盛るつり橋で犯人と対峙したり、緊迫する名シーンの連続です。

【僕だけがいない街】名言・名シーン第1位

「そんな時、「負けない気持ち」が 勇気だべさ」(八代学)


子供の頃の八代学が当時のいじめられっ子だった少年に伝えた名言です。いじめっ子に立ち向かうのは無謀で、それでも負けない気持ちを持つことが大切だと言っています。過去にとどまったまま消えていった名言ですが、『僕だけがいない街』の主体ともなっている名言です。
藤沼悟は何度も真犯人との敗北を経験しても、心が折れることはなく、勇気を持って事件と真犯人に立ち向かっていきました。しかしその挫折もひとりで乗りこえたわけではなく、母親の助言と仲間の助けがありました。
勇気をみせた悟ですが、その勇気を持っていたのは主人公だけではありません。彼の姿に感化されて、仲間たちもその勇気をみせます。こうして勇気の繋がりが最終的に犯人を追い詰めました。『僕たちがいない街』のすべてを表す名言です。

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『僕だけがいない街』は失敗を糧にして進む勇気の物語

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『僕だけがいない街』はリバイバルと呼ばれるタイムリープをテーマにしたSFミステリーです。顔の見えない犯人に追い詰められる緊迫するシーンもたくさんあり、サスペンスの要素も強い作品です。
物語の中で懸命に生きる人々の姿が映し出されており、それだけ名言も多くなっています。とくにその名言たちがのちの登場人物たちの行動源となっており、その行動と名言とが結ばれ伏線にもなっています。
意外にいた身近な犯人にも驚きですが、狡猾すぎる犯人によって追い詰められるシーンも多いです。そうした緊迫したシーンの数々が名シーンとなっています。人生を歩むに際してためになる目から鱗な名言も多い作品です。

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アニメ「僕だけがいない街」結末ネタバレ! オリジナルのラストは必見! | festy(フェスティー)

■2016年に放送されたアニメ「僕だけがいない街」は、過去に戻った主人公が歴史を変えるべく奮闘する物語。漫画を原作とする作品ですが、その結末は原作のものとは異なっています。原作では見ることの出来ない「僕だけがいない街」アニメオリジナルの結末と、そこに至るまでのあらすじをまとめました。