【ズートピア】名言・名シーンTOP15!動物達の深すぎるドラマを名言で振り返る!

アカデミー賞受賞の人気ディズニー映画『ズートピア』、子供向けの映画でありながら、込められたメッセージ性も大きな話題となった本作の魅力を、今回は名言・名シーンをランキング形式でピックアップしてご紹介します!

人気ディズニー映画『ズートピア』の名言・名シーンを振り返る!

出典:https://www.amazon.co.jp

『ズートピア』は、2016年に公開された3Dのディズニー映画で、2017年にアニー賞、アカデミー賞も受賞しており、日本の興行収入だけでも76億円を突破している人気作品です。

肉食動物と草食動物が共存しながら暮らしている大都市「ズートピア」で、大都市に夢を見るウサギの警察官「ジュディ」と、夢を諦めたキツネの詐欺師「ニック」がタッグを組んで大事件を解決するために奮闘する物語です。

今回は名作『ズートピア』の名言・名シーンを独断と偏見でピックアップし、ランキングにまとめてみました。名言・名シーンを振り返りながら『ズートピア』の感動を再び味わってみましょう!

『ズートピア』名言&名シーン 第15位

「何がやりたいかではない。何が出来るかだ!」(ボゴ署長)


こちらは、ジュディが警察署でボゴ署長に自分は駐車違反の取り締まりではなく、もっと重要な任務がしたいと主張した時に、ボゴ署長がジュディに対して言った言葉です。ボゴ署長はジュディが捜査の役に立たないと判断したために、捜査に関わりのない駐車違反の取り締まりを命じました。

しかし、「ズートピア」で警察官として活躍することを夢見ているジュディは、自分はもっとできると信じ、捜査に加わることを希望しました。しかし、組織をまとめているボゴ署長にとって大切なのは、署員の希望ではなく、任務を実行できる能力です。

ジュディをウサギだと侮っていた部分もありますが、ボゴ署長の考え方は現実ではよくあることで、自分のやりたいことを主張するのではなく、行動で実力を示すことが大切だということを、この言葉が教えてくれています。

『ズートピア』名言&名シーン 第14位

「実際の人生は混沌としていて、私たちには限界もあるし、間違いだって犯す」(ジュディ)


こちらは物語のラストで事件解決に導いた功績をたたえられたジュディが言ったセリフです。ジュディは最初は肉食動物と草食動物が共存する夢のような街だと信じていたものの、現実はそう単純なものではないことを思い知らされます。

そして、自分自身の価値観も絶対に信じられるものでないことも知ったジュディは、物語のラストでこう語りました。また、ジュディは共存社会の現実の厳しさを語りながらも、お互いに理解しようとする姿勢や尊重しようとすることの大切さを教えてくれています。

『ズートピア』名言&名シーン 第13位

「一番怖いのは理由もなく怖がること」(ジュディ)


こちらは、警察学校を首席で卒業し、ズートピアへ向かう列車に乗る前、ジュディが両親と別れるシーンです。ウサギであるがゆえに娘が警察官として働くことを心配した両親に、ジュディが言ったセリフです。

ジュディは警察学校時代にも様々な困難を乗り越え逆境を跳ね返しながら成長してきました。そんな自分だからこそ警察官になることに恐怖を感じる必要はない、と感じたのかもしれません。

私たちの生活では漠然とした不安を感じることも多くありますが、そんな時にもこの言葉は自分に自信を持つようにと背中を押してくれます

『ズートピア』名言&名シーン 第12位

「何だって?ナマケモノだから彼が早くないって?」(ニック)


こちらは肉食動物の失踪事件を追うことになったニックとジュディが、車のナンバーを調べるために免許センターに務めているナマケモノのフラッシュに調査を依頼した時のセリフです。

このセリフは脅迫されて捜査に協力させられたニックが、ジュディが捜査できる時間が48時間しかないと知った上で敢えて邪魔をするために言った嘘であり、実際フラッシュの動きは非常に遅くナンバーを調べるのに相当時間がかかっていました。

しかし、物語のラストでニックとジュディが追跡した、猛スピードで暴走している車の運転手が実はフラッシュであることが判明し、その人の性格は種族の性質だけで決まるものではないという主張が最後の最後まで演出されていた名場面でした。

『ズートピア』名言&名シーン 第11位

ジュディの警官学校時代の活躍シーン


こちらは、先ほども少し紹介した、ジュディの警官学校時代のシーンです。それまでウサギが警察官になったことはなく、ウサギとして初めての警察官になることを決意したジュディは警官学校へ入学します。

しかし、他の学生と比べるとジュディはウサギ故に圧倒的に体格が小さく、始めは何も上手くこなすことができませんでした。しかし、ジュディはどんな状況でも諦めずに努力を続けました。

その結果、ウサギならではの脚力を生かして様々な試練を乗り越え、ジュディは学校を首席で卒業し、ズートピアへ配属されることが決定しました。試練に苦しんでいた場面から鮮やかに様々な障害物をこなしていく様はとても痛快です。

『ズートピア』名言&名シーン 第10位

「私は、どこかのトークンバニーじゃないのよ。」(ジュディ)


こちらは勤務初日、ボゴ署長から駐車違反の取り締まり勤務を命じられたジュディがボゴ署長に抗議している場面です。このセリフは英語表記を忠実に訳している言葉で、字幕では「お飾りじゃないのよ」と表記されています。

ここに出てくる“token bunny(トークンバニー)”“token minority(トークンマイノリティ)”をもじった言葉だと言われています。”token minority”とは、例えば会社で白人ばかり採用すると人種差別だと言われてしまうので、敢えて黒人やアジア人なども採用するというような、マイノリティに対する打算的な配慮を指します。

日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、少なからずそう言った考え自体は日本にも存在しています。ジュディは自分が実力で配属されたのだと主張したわけですが、結果的には“token bunny”のような仕事しか任されないという現実に直面することになります。

『ズートピア』名言&名シーン 第9位

「夢を持つことは素晴らしいこと。そうだよ、願えば叶うと思わなければね。」(ジュディ父)


こちらは物語の序盤でジュディの父親が言ったセリフです。その時のシーン自体はとても明るいものなのですが、少し過保護なくらいジュディを大切に育ててきた両親がこのような言葉を言うことで、観客は夢のようなファンタジックな世界でありながらも、これが単純なサクセスストーリーではないことを気づかせてくれます。

ジュディの父親であるスチューはニンジン農家として生活しており、ニンジンを育てて暮らしていくことがウサギにとって最も幸せなことだと考えている保守的な人で、ウサギとしての能力の限界を最もよく分かっていたために、大きな夢は願っただけでは叶わないことを知っていたのかもしれません。

『ズートピア』名言&名シーン 第8位

「全員と上手く付き合うことはできない」(ニック)


これはニックが言ったセリフです。ニックは幼い頃にボーイスカウトへ入ろうとしましたが、同じボーイスカウトの草食動物たちに肉食動物は危険だからと口輪を付けられていじめられてしまいました。

このできごとでニックは失望し、狡猾でずる賢く残忍という世間のキツネにたいするイメージに則って詐欺師として生きることになってしまいました。「全員と上手く付き合うことはできない」というのは、こういった偏見を持つ人々と付き合っていく難しさを表しています。

『ズートピア』名言&名シーン 第7位

「詐欺師って呼んでちょうだい」(ジュディ)


こちらはジュディがニックを脅迫をした時と、ニックとジュディがベルウェザーをだますために一芝居打った時にジュディが言ったセリフです。ニックとジュディが出会った当初、ニックの詐欺に騙されたジュディは「ずるいキツネとまぬけなウサギ」という世間的なイメージのままでした。

しかし、その後ニックを脅迫するために行った駆け引きで「まぬけなうさぎ」としてのイメージから脱却し、ベルウェザーを出し抜いた際の演技では、映画の冒頭でキツネに襲われたことでトラウマとして深く残っていた記憶を茶化すことで、世間の肉食動物に対する偏見や自分の心の底にあった偏見からも脱却することに成功しました。

映画の中では何度もこの世間的なイメージを逆転させる展開が起こりますが、ジュディのこのセリフは、イメージを逆転させるだけでなく、見ている人をあっと驚かせるカッコよくて痛快なセリフです。

『ズートピア』名言&名シーン 第6位

ジュディの記者会見シーン


次は、ライオンハート市長が凶暴化した動物たちを監禁していたことが明らかになった後、ジュディが事件の経緯を説明するためにひらいた記者会見のシーンです。初めは記者会見を不安に思っていたジュディでしたが、ニックにアドバイスをもらったことで何とか質問に答えてきます。

一件落着かと思われた事件でしたが、この記者会見でジュディが「肉食動物たちの凶暴化はDNAにある」と答えてしまったことにより、実はこの映画は「偏見の目にされされながらも逆境を乗り越える」物語ではなく、「偏見の目にさらされているような人でも実は同じように偏見を持っている」ことを伝える映画であることが明らかになります。

事実、このシーンを見てから冒頭から巻き戻してみていくと、ジュディはニックを発見した時、何もしていなかったにも関わらずニックを怪しいと決めつけているなど、小さな違和感が随所に盛り込まれていることに気づき、物語の構成の上手さに舌を巻きます。

『ズートピア』名言&名シーン 第5位

「より良い世界にするためにここに来たのに、私は逆に壊してしまった」(ジュディ)


こちらは先ほどの記者会見のシーン後、ジュディが肉食動物に対する偏見を口にしたことから肉食動物は凶暴で危険であるという風潮が高まり、街から肉食動物を排除しようとする動きが大きくなってきた時のジュディのセリフです。

逆境に立ち向かい成長した結果、成果を出すことのできたジュディでしたが、自分が発言したほんの些細な偏見が大きな世間の流れを生んでしまいました。結果的にジュディは相棒のニックを失望させ、自分の発言で街の秩序を壊してしまったことに落胆し、田舎へと帰ることになりました。

現代の日本でも、ほんの些細な発言から大きな非難やバッシングに発展することは多く、一個人と集団とを切り離すことの難しさや人の考えの受け入れ方など、考えさせられる部分が多くあります。

『ズートピア』名言&名シーン 第4位

「人生とは歌を唄えば魔法のように夢が叶うアニメミュージカルではないのだ」(ボゴ署長)


こちらはズートピアで警察官として働くことを夢見てきたジュディに対して、ボゴ署長が言ったセリフです。ミュージカル映画の多いディズニー作品でありながら、自社の作品を皮肉ることで、この作品がリアリティを重視して作られていることを示してくれています。

また、英語版では、このセリフには「So Let it go(だから忘れろ)」という続きがあり、日本でも大ブームを巻き起こしたディズニー映画『アナと雪の女王』を彷彿とさせる仕掛けがされています。

『ズートピア』では、この「Let it go(忘れろ)」以外にも街中を歩いている子供が着ている衣装がアナとエルサのドレスだったり、作中に二人の城の紋章が使用されているなど、いくつもの遊び心あふれる仕掛けが施されています。興味のある人は探してみて下さい。

『ズートピア』名言&名シーン 第3位

ニックがジュディに意趣返しするシーン


こちらは、一度田舎に帰ったジュディが肉食動物が凶暴化した原因が「夜の遠吠え」という植物にあったことに気づき、「ズートピア」に戻ってニックに謝罪し、再びタッグを組むことになった時のシーンです。

ニックと再会したジュディは「私は本当にまぬけなウサギ・・・何もかも私が悪かった」と涙ながらに謝罪をするのですが、それに対してニックはただ謝罪をするのではなくニンジンペンで「私は本当にまぬけなウサギ」の部分を録音し「48時間経ったら消してやるよ」と小粋な意趣返しすることで和解しました。

ジュディの謝罪に対して単純にそれを許すのではなく、ジュディが自分を脅迫した時の方法を利用してお返しをすることで、二人はお互いに後腐れなく元のバディに戻ることができました。ニックのニクい演出に心が温まる名シーンです。

『ズートピア』名言&名シーン 第2位

「よしよし本当がんばるんだから、なんだ?ペンを取ろうとしているのか?」(ニック)


こちらは第3位の後のシーンです。ジュディと和解したニックはジュディを抱き寄せて「よしよし本当がんばるんだから、なんだ?ペンを取ろうとしているのか?」と言ってジュディの頭をなでました。

因みに後半の「なんだ?ペンを取ろうとしているのか?」は抱き寄せられたジュディが泣きながらさり気なく「まぬけなウサギ」が録音されているニンジンペンを取ろうとしているのを避けながらニックが言っている微笑ましいシーンです。

また、ニックの吹き替えの声を務めているのは人気声優の森川智之であり、森川ボイスで「よしよし」されて心を鷲掴みにされたという女性ファンも多かったのではないでしょうか?

『ズートピア』名言&名シーン 第1位

暴走する車を追う最後のシーン


第1位に輝いたのは、物語のラストでニックが警官になり、正式にバディとなったニックとジュディが車に乗り込み、暴走車を追いかけるシーンです。車を運転するジュディに対してニックが「ウサギは運転が下手なのか?それとも君だけ?」と皮肉を言います。

これに対してジュディはわざと急ブレーキをかけて「おっと、ごめん」と返します。顔にくっついたキャンディを取りながらニックが「ずるいウサギ」それにジュディが「まぬけなキツネ」と返して、ニックは「俺のこと好きなんだろ?」と聞き、ジュディは「それはどうかな?・・・ええ、そうですね」と返しました。

「まぬけなウサギとずるいキツネ」の表現は、何度も登場するのですが、最後のシーンでお互いが完全に種族としての意識を超え、個性を認め合ったことで表現が逆転していることが分かります。また最後のジュディの返事は、実は記者会見でニックからアドバイスされた「質問を質問で返す」テクニックを実践しているニクい演出となっています。

『ズートピア』は差別問題に鋭く切り込んだ名作!

出典:https://www.amazon.co.jp

名言・名シーンを振り返っていくと、私たちの住む世界は「ズートピア」と非常によく似ており、ミュージカル映画のよう簡単ではなく「実際の人生は混沌としていて、私たちには限界もあるし、間違いだって犯す」ことが分かります。

事件は無事に解決をしましたが、これからも二人は、そして私たちも同じように偏見や差別の問題にぶつかっていくでしょう。しかし、「ズートピア」で学んだように、お互いを認め合い、理解しようと努力していけば、どんな困難も乗り越えていけるのかもしれません。
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