【もののけ姫】名言&名シーンTOP20!生きろ、そなたは美しい。

1997年に公開され、今尚名作と名高いアニメーション映画『もののけ姫』。村を襲ったタタリ神をやむなく矢で射殺して「死の呪い」を受けてしまった主人公・アシタカが、その呪いを解く方法を探す中で、森と人との争いに身を投じていく姿が描かれます。そんな本作の名言や名シーンをご紹介していきます!

スタジオジブリの名作!『もののけ姫』とは?

出典:https://www.amazon.co.jp

『もののけ姫』は、1997年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。監督は『風の谷のナウシカ』、『千と千尋の神隠し』などでおなじみの宮崎駿さん興行収入193億円を記録し、当時の日本映画の歴代興行収入第1位となるほどの大ヒット作となりました!

主人公は、エミシの隠れ里に生まれ育った少年・アシタカ。その里を襲ったタタリ神をやむなく矢で射殺した彼は、「死の呪い」を受けてしまいます。その呪いを解く術を探すために、大カモシカのヤックルに乗って旅をした彼は、「タタラ場」で働く民、その民を指揮するエボシ御前、森に住む山犬・モロに育てられた「もののけ姫」であるサンなどと出会っていきます。そして彼は、森と人との争いの中に身を投じていくことになるのです・・・。

今回はそんなもののけ姫から、厳選した名言・名シーンを20選お届けします!

『もののけ姫』名言&名シーン第20位

「オレたち、人間喰う。その人間喰う。その人間喰わせろ」(猩々)


猩々(しょうじょう)は、ニホンザルよりも大型の霊長類で、森の賢者と讃えられている存在。森を蘇らせるために木を植え続けていますが、人間が森を奪い続けるがゆえに憎しみを募らせています。そんな彼らが、瀕死の状態で倒れ伏したアシタカを見つけたときに言ったのがこの台詞。人間を喰って力を得ようと、人間を殺そうとする強い憎しみが感じられる台詞です。

『もののけ姫』名言&名シーン第19位

アシタカがタタラ踏みをするシーン


タタリ神と化した猪神・ナゴの守から受けた「死の呪い」を解く方法を探すために、西へ西へと旅を続け、エボシ御前という女性が頭目を務める「タタラ場」へとやってきたアシタカ。そこで彼は、山を削り木を切る者たちから山を守ろうとしたナゴの守が、エボシ御前率いる石火矢衆からの銃弾を受けてタタリ神と化してしまったことを知り、エボシ御前と相対したときに激しい怒りを露わにします。

その後、製鉄のために必要な「タタラ踏み」をしている女性たちの元を訪れた彼は、その仕事を手伝い、4日5晩踏み抜くというその労働の厳しさを知ります。そうであったとしても「下界の暮らしに比べればずっといい」と女性たちは笑います。その中には、売られたところをエボシ御前によって引き取られ、仕事を与えられた者もいました。アシタカは「タタラ踏み」をしながら、エボシ御前を善とも悪とも言い切れぬことを考えるのでした。

『もののけ姫』名言&名シーン第18位

「誰にも運命(さだめ)は変えられない。だが、ただ待つか、自ら赴くかは決められる」(ヒイさま)


ヒイさまは、アシタカの暮らしたエミシの里に住む老巫女。タタリ神と化したナゴの守からの呪いを受けたアシタカを占い、西へ赴くように導きました。その時に彼女が口にしたのがこの台詞。その後のアシタカの呪いを解く術を探すための旅の姿勢を決めた名言でした。

『もののけ姫』名言&名シーン第17位

旅立つアシタカがカヤから玉の小刀を受け取るシーン


カヤは、エミシの里に住む少女。アシタカとは実は里公認の許嫁の関係にあり、言いつけを破って旅立つアシタカを見送りに行った彼女は、「エミシの乙女の変わらぬ心の証」として、大切な玉の小刀をアシタカへと贈ります。アシタカは「いつもカヤを思おう」と言ってそれを受け取っているので、この時点ではいつか里へと戻る気持ちがあったのかもしれません。

しかし、この小刀は作中の後半でサンへと渡されることになります。その行為によって、アシタカのもうエミシの里へは戻らないという決意、モロに「お前にサンを救えるか」と問われて「共に生きることはできる」と答えた彼の覚悟などが示されているのだと考えられます。ちなみにカヤの声は、実はサンの声も担当された石田ゆり子さんが担当されていました!

『もののけ姫』名言&名シーン第16位

「生きてりゃなんとかなる!」(トキ)


トキは、タタラ場でタタラ踏みをする女性たちのリーダー的な存在。タタラ場全体に火の手が上がり、川の方からそれを見ていた甲六が「もうダメだ」と言ったとき、彼の妻であるトキは病者を背負いながらこの台詞を言います。大変な事態に陥ったとしても生き抜こうとする力強さにあふれた名言です!

ちなみに、トキ役を担当された島本須美さんは、他の宮崎駿監督作品では『ルパン三世 カリオストロの城』に登場する囚われの姫君・クラリス役、『風の谷のナウシカ』に登場する主人公・ナウシカ役、『となりのトトロ』に登場するサツキとメイのお母さん役も担当されています! 本作のアシタカの声を担当した松田洋治さんは『風の谷のナウシカ』ではアスベル役を担当されていたので、なんとも感慨深い再共演となったのでした!

『もののけ姫』名言&名シーン第15位

「我が名はアシタカ。東の果てよりこの地へ来た。そなたたちは、シシ神の森に住むと聞く古い神か」(アシタカ)


銃弾を受けた山犬の首元に口を寄せ、その弾を吸い出していたサン。川辺でそれを見つけたアシタカは、自らサンと山犬たちの前に姿を現します。アシタカとサンが初めて出会うシーン山犬の血で口元を真っ赤に染めたサン力強い目をしたアシタカが印象的なシーンでした!

『もののけ姫』名言&名シーン第14位

「そなたの中には夜叉がいる。この娘の中にもな」(アシタカ)


森を脅かす人間たちへの深い憎しみを抱いているサンは、自分を育てた山犬であるモロの子どもの背に乗ってタタラ場を襲撃しにやって来ます。サンとエボシ御前が一対一で戦い合う中、2人の間に入ってそれを止めたアシタカが口にしたのがこの台詞。「憎しみに身を委ねてはならない」と叫ぶアシタカのカッコよさが光ったシーンでした!

『もののけ姫』名言&名シーン第13位

シシ神がアシタカの命を助けるシーン


気を失ったサンを担いでタタラ場から離れる際、背中から銃弾を受けてしまったアシタカは、瀕死の状態となってしまいます。アシタカを主人とした大カモシカであるヤックルの力を借りてシシ神の森へと彼を運んだサンは、水際に彼の体を横たえ、シシ神に彼の生死を委ねることに決めます。

そこへやってきたシシ神は、銃弾を受けた彼の傷を癒しましたが、彼が受けた「死の呪い」を解きはしませんでした。シシ神が彼の元へと足を一歩踏み出す度に、地面に草やキノコが生えては枯れていくのが印象的なシーンとなっていました!

『もののけ姫』名言&名シーン第12位

「私の娘をかえせ」(モロの君)


森を切り拓く人間たちとの争いに決着をつけるため、鎮西(九州)からやってきた猪神たちの最長老である乙事主(おっことぬし)。その争いの中で重傷を負い、タタリ神へと変貌しつつあった乙事主の身体からは、赤黒い蛇のような形をした無数の触手が張り出していました。その中に取り込まれてしまった娘のサンを救うため、モロはエボシ御前を殺すために取ってあった最後の力を振り絞って、乙事主の身体を覆う触手へと噛み付きます。モロの娘を想う心の表れた名シーンでした!

『もののけ姫』名言&名シーン第11位

首だけになったモロがエボシの右腕を喰らいとっていくシーン


エボシ御前が石火矢で撃ち抜いたあと、シシ神の身体からは体液が溢れ出し、それに触れたものの生命を次々と奪い取っていってしまいます。それにより、倒れ伏したモロは首から下を失ってしまうのですが、エボシ御前が傍にいることに気がつくと、首だけで動き出して彼女の右腕を鋭い牙で喰らいとってしまいます

そのままモロはシシ神の体液に飲み込まれて絶命。サンを助け出したことで力を使い果たしても尚、エボシへの憎しみから動き出したモロの壮絶な最期でした。

『もののけ姫』名言&名シーン第10位

「いやあ、まいったまいった。馬鹿には勝てん」(ジコ坊)


ジコ坊は「師匠連」という謎の組織に属する男性。その組織の命令により、不老不死の力を宿している言われているシシ神の首を狙っています。常に笑みを浮かべて飄々とした態度を崩しませんが、目的のためなら手段を選ばない一面があり、エボシ御前にシシ神を撃たせるという「神殺し」をさせて、シシ神の首を手に入れることに成功します。

その後、戦いの末にアシタカとサンに首を渡すことになり、アシタカとサンは自分たちの手で首をシシ神へと返します。それによって、首を失ったシシ神の力によって失われていった森や山々の緑が再び芽吹き出し、ジコ坊はこの台詞を言います。最後まで飄々と笑った彼らしい一言でした!

『もののけ姫』名言&名シーン第9位

「すげぇ。シシ神は花咲じじいだったんだぁ」(甲六)


甲六はタタラ場に暮らす牛飼いの1人であり、「タタラ踏み」をする女性たちのリーダー的存在であるトキの夫。アシタカとサンの手によってシシ神に首が返されたあと、燃えさかるタタラ場の火をかき消すほどの強い風が吹き、森や山々にふたたび緑が芽吹き出します。そのときに、タタラ場の住人たちとともに川へと逃げていた甲六は上記の台詞を口にします。失われた緑がふたたび芽吹き出す様が美しい名シーンとなっていました!

『もののけ姫』名言&名シーン第8位

「その人は、わしらを人として扱ってくださった、たったひとりの人だ。わしらの病を恐れず、わしの腐った肉を洗い、布を巻いてくれた」(病者の長)


自分に「死の呪い」をかけたナゴの守がタタリ神と化した原因は、山を削る者たちから山を守ろうとしたナゴの守が、エボシ御前率いる石火矢衆からの銃弾を受けたことにあると知ったアシタカは、エボシ御前の前で激しい怒りを露わにします。

その時に、エボシ御前によって引き取られ、看病をされながら、新しい石火矢の開発を行っていた病者たちの長は、この台詞を言ってアシタカに「この人を殺さないでほしい」と頼みます。その後に続く「生きることは、まことに苦しく辛い。世を呪い、人を呪い、それでも生きたい」という台詞まで含めて、名言でした。

『もののけ姫』名言&名シーン第7位

「天地(あまつち)の間にある全てのものを欲するは、人の業というものだ」(ジコ坊)


シシ神の首をエボシ御前から受け取った後、ジコ坊は部下たちとともにそれを持って、首をなくした「ディダラボッチ」というシシ神の夜の姿である巨人から逃げ回っていました。シシ神に首を返すためにジコ坊たちの前に立ちはだかったアシタカとサンに対し、ジコ坊が言ったのがこの台詞。ジコ坊が言うからこそ納得の名言でした。

『もののけ姫』名言&名シーン第6位

「生きろ。そなたは美しい」(アシタカ)


タタラ場でのサンとエボシ御前との戦いを止め、サンを気絶させたアシタカ。彼女をかついでタタラ場から去ったアシタカは、タタラ場を出る直前で受けた銃弾による傷のために倒れ伏してしまいます。意識を取り戻したサンはアシタカに「なぜ私の邪魔をした?」と問い、アシタカは「そなたを死なせたくなかった」と答えます。

そしてサンがアシタカの首に刃物を突きつけたとき、アシタカは上記の台詞を言います。それを聞いたサンは、思わず刃物をアシタカの首から離して後ずさってしまいます。人間でありながら森を脅かす人間のことを強く憎み、山犬たちの間で育ってきたサンにとって、「美しい」というアシタカの言葉は衝撃であったのかもしれませんね。

『もののけ姫』名言&名シーン第5位

「みんな初めからやり直しだ。ここを良い村にしよう」(エボシ)


アシタカとサンがシシ神に首を返し、失われた山や森の緑が新たに芽吹き出した後のこと。崩壊したタタラ場の民衆たちの前で、エボシ御前はこの台詞を言います。モロの執念によって右腕を失いながらも、どこか清々しい表情を浮かべたエボシ御前が印象的な台詞でした。

ちなみに、エボシ御前の声は田中裕子さんが担当しているのですが、他のスタジオジブリ作品では『ゲド戦記』に登場するクモ役も担当されています。民を率いていく強さを感じさせるエボシ御前役から一転、こちらは背後から忍び寄ってくるような恐ろしさを感じさせるような役でした。

『もののけ姫』名言&名シーン第4位

「黙れ小僧! お前にあの娘の不幸が癒せるのか」(モロ)


タタラ場で受けた傷をシシ神によって癒され、サンからの看病も受けたアシタカは、ある夜「死の呪い」による痛みで目を覚まします。起き出したアシタカは寝ぐらの外で、森と人間との戦いやサンについての話をモロとし、「あの子を解き放て! あの子は人間だぞ」と言います。それに対して怒りを露わにしてモロが言ったのが上記の台詞。そのインパクトの強さから、本作の中では一番知られている台詞かもしれませんね。

ちなみに、モロの声を担当した美輪明宏さんは、他の宮崎駿監督の作品では『ハウルの動く城』に登場する荒地の魔女役も担当しています。モロの声を担当した方が、『ハウルの動く城』のソフィーに対して老婆になる呪いをかけ、ハウルの心臓を狙う役をやったというのはちょっと意外だったでしょうか?

『もののけ姫』名言&名シーン第3位

「シシ神よ、首をお返しする。静まりたまえ」(アシタカ)


ジコ坊からシシ神の首を受け取ったアシタカは、サンとふたりでその首を手にとって高く掲げます。シシ神の首から滴り落ちる体液によって、全身に「死の呪い」を受けながらも、首をなくした「ディダラボッチ(=シシ神の夜の姿)」に対して毅然と声を張り続けたアシタカ、そして共に手を高く掲げたサンが大変印象的な名シーンでした!

『もののけ姫』名言&名シーン第2位

「アシタカは好きだ。でも、人間を許すことはできない」(サン)


シシ神に首を返し、失われた緑が新たに芽吹き出した後、呪いが癒されたアシタカに対してサンはこの答えを口にします。本作の中で一番優しく愛情深い目をアシタカに向けたサンの表情も印象的な名シーンでした。

ちなみに、サンの声を担当した石田ゆり子さんは、他のスタジオジブリ作品では『平成狸合戦ぽんぽこ』の主人公・正吉の妻となるおキヨ役、『コクリコ坂から』でコクリコ荘に下宿している北斗美樹役も実は担当されていました。

『もののけ姫』名言&名シーン第1位

「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」(アシタカ)


シシ神に首を返し、「死の呪い」が癒された後、サンから「アシタカは好きだ。でも、人間を許すことができない」という答えを聞いたアシタカが言う台詞です。サンの言葉は、「死の呪い」を解決する方法を探しながらも、森と人、両者のために命を賭して走り続けたアシタカの心に確かなとげを残したはずですが、「それでもいい。共に生きよう」とサンに語りかけるアシタカの清々しい笑みが大変印象的な名シーンとなっていました!

『もののけ姫』は人と森との共生を問う名作

出典:https://www.amazon.co.jp

ここまで『もののけ姫』に登場する名言や名場面をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。悩みに悩んでこの20選としましたが、名言も名場面も多すぎる本作にはまだまだご紹介しきれなかったシーンや言葉がたくさんあります。気になった方は、ぜひ本編の方をご覧になってみてくださいね!

こちらの記事もチェック!