【グランクレスト戦記】名言&名シーンBEST11!混沌の世界の物語を名台詞で振り返ろう!

ライトノベル作家・水野良先生の「グランクレスト戦記」は、主人公・テオ・コルネーロと、テオの契約魔法師で恋人のシルーカ・メレテスを中心に混沌の世界で平和を願う人々を描いた作品です。テオたちの活躍を振り返りながら、名台詞と共にご紹介していきましょう!

『グランクレスト戦記』とは?

ライトノベル作家・水野良先生の「グランクレスト戦記」は、2013年から全10巻刊行されています。2016年には漫画版「グランクレスト戦記」が連載開始し、2018年にはアニメ「グランクレスト戦記」が放送されました。

アニメ放送と同時期にスマートフォンゲーム「グランクレスト戦記 戦乱の四重奏」PS4ゲーム「グランクレスト戦記」などメディアミックスも行われています。

物語は、2000年以上前に起きた謎の現象「混沌爆発」によって、混沌(カオス)が満ち、自然律(ロウ)が乱されてしまいました。人々は混沌で発生する災害を鎮める力「聖印」を持っている君主に守られて生きています。

ある日聖印を持つ2人の大公がデーモンロードによって死に、勢力図が変化。皇帝聖印(グランクレスト)を巡って本格的に戦乱へと発展し、大きな戦乱へと人々は導かれていきます。

今回はそんなグランクレスト戦記の名言・名シーンを11選厳選してお届けします!

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第11位

「私、シルーカ・メレテスは、騎士テオの聖印と契約をし、生涯の忠誠を誓います」(シルーカ)

エーラム魔法大学を卒業したばかりのシルーカ・メレテスは、好色伯と呼ばれているヴィラール・コンスタンスと契約するために城を目指していました。でもシルーカはヴィラールの契約魔法師になるよりも、魔法大学で勉強していきたいと考えていましたね。

不満を持ちながら道中を移動していると、道中で騎士メスト・ミードリックの手下の兵たちに襲撃を受け、故郷・システィナをロッシーニ子爵から救い出すために旅をしていたテオ・コルネーロが助けに入りました。守ってくれたテオに興味を持ったシルーカは、旅をし続け、最終的には未来(世界)をどう描いていくのか?と尋ねます。

テオは混沌から故郷を守りたい(領主になって人々に平和に暮らしてもらいたい)、まだ小さい聖印しか持っていないけど、何年かかっても爵位を必ず上げると熱く語っていました。

テオの話を聞くとすぐに魔物オルトロスと戦わせます。そしてオルトロスに勝利したテオは、混沌核(カオスコア)を吸収し、契約魔法師を1人雇える騎士の爵位に到達しました。

そして「私、シルーカ・メレテスは、騎士テオの聖印と契約をし、生涯の忠誠を誓います」と言い契約魔法師となっています。シルーカは(テオの考えがどうであろうと)、ヴィラールの契約魔法師になるより、テオの契約魔法師になったほうが良いと決めていました。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第10位

「みんなの命は、俺が預かる!共に戦おう!」(テオ)

故郷・システィナに住む人々が幸せになるために1人で旅に出たテオは、契約魔法師・シルーカと一緒に行動をしています。メストの領土と、聖印を獲得し、ラシック・ダビッドと戦闘して、男爵まで爵位を上げていました。そしてシルーカの提案でシスティナの英雄の家名「コルネーロ」を名乗ります。

シルーカは、セーヴィスの独立君主宛に新書を送り、さらに味方を増やす作戦を考えました。そして、作戦に応えてくれたのが、テオたちが助けた領民の人たちです。厳しい戦いになるのを予想していたテオは、領民たちが傷つく(怪我をしたり死亡したりなど)のを恐れています。

出典:amazon.co.jp

シルーカは、気持ちに応えるのも君主としての使命だと諭していました。シルーカの言葉を聞いたテオは「本当に守りたいもの……故郷、家族、そういうもののために戦う時、強敵にもひるまない勇気、揺るぎなく団結できる信頼。最後まで諦めない忍耐」自分の考えをもう一度整理しています。

そして「みんなの命は、俺が預かる!共に戦おう!」目標に向かって挑んでいく決意していました。どうしたら目標(平和)に向かって進めるのか考えているテオの気持ちを、シルーカがサポートしていく…というコンビネーションができあがっているというのが良く分かるエピソードとなっています。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第09位

「多くの仲間が混沌と戦い、死んでいったわ。でもね、子供が私より先に逝くのは許しません」(クララ)

出典:amazon.co.jp

アニメ版では、吸血鬼の王に会ったクララの後を追ってきた、クララの双子の娘・エマとルナが、女魔女・ヤーナに見つかってしまいます。「多くの仲間が混沌と戦い、死んでいったわ。でもね、子供が私より先に逝くのは許しません」と言って、仲間の人狼や子供たちを制止して、エマとルナを1人で助けに行って亡くなったクララ……。

原作版では、マリーネのヴァルドリンド騎士団が人狼の女王・クララの長男イオンと仲間を襲いクララの怒りを買います。エマとルナが、吸血鬼の王の城がある常闇の森に隠れていたヴァルドリンド騎士団を見つけるものの、ヤーナに見つかって人質になってしまいました。

エマを(ルナは戻って来る)助けに行ったクララが命を落とす……という悲しいエピソードになっています。

アニメ版では、自分の愛した子供たちが先に死ぬのが許せないという母の思いが前面に描かれています。原作版ではアニメ版と同じ思いを抱きながら、1人で助けに行くクララの戦いも見所となっていました。

アニメ版と原作版でストーリーが違っていましたが、どちらの結末も、クララは最後には命を落としてしまいます。クララの子供たちを愛する心が切なかったですよね。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第08位

「そりゃあ救うさ。君は俺にとって大切な人だから。それが、俺の伝えたかったことだよ」(テオ)

テオとシルーカは、ヴィラールの居城から領地である常闇の森にある居城へ戻ります。領地を巡回するのに、テオはなぜかシルーカと2人きりで行くと言っていました。巡回を始めてから数日すると、混沌現象が起こした雨が降り、2人は混沌現象の巣窟も発見します。

巣窟から抜け出せなくなってしまった2人は、領土の話から良いムードへ……。感謝の言葉を伝えるテオに、シルーカは契約魔法師としての立場から返答していました。

「どうも伝わっていない気がする。君はいつも俺のことを真剣に考え、命がけで行動してくれたよね。だから俺もそれに応えたかったし、君を守りたいと思った。リラール様が君を取り上げようとした時は、爵位を捨てることに迷いは無かった」と話始めます。

シルーカが感謝を伝えると「そりゃあ救うさ。君は俺にとって大切な人だから。それが、俺の伝えたかったことだよ」「もちろん、オレはキミを愛している」と続けて愛の告白をしていました。

時期を見ていずれ告白するつもりだったとテオは言っています。このエピソードまで、シルーカがだんだんテオを好きになっていっている様子はファンに伝わってきていました。反対に、テオはシルーカを女性として見ているのか分かりづらかったですよね。

水野良先生も原作版のあとがきの中で急速に2人の仲が発展するとは思わなかったと書いています。この水野良先生の感想から見ると、テオがそれまでシルーカに対してどう感じているのかあまり描かれていなかったのが伝わってきます。一緒に旅をしていく中でシルーカが大切な女性になったとテオは感じていたんですね。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第07位

「君は、信じる道を進んでゆくといい。だが私は、アレクシス殿と君が結ばれることを祈らせてもらうよ。それこそが君の本当の幸せだと思うからね……」(ヴィラール)

マリーネ軍に海から陸から攻め込まれ、激戦の中でヴィラールはマルグレッドを失ってしまいました。マルグレッドは25歳になったために契約は解除されていましたが、ヴィラールの元へ戻り2人は相思相愛になったばかり……。

マルグレッドの最期を見たヴィラールは、死を無駄にしないためマリーネのところへ向かいました。無数の聖印弾を撃ち込まれたヴィラールは、最期にマリーネと会話をします。

クライシェの血と自分の聖印はマリーネに譲ると告げ「君は、信じる道を進んでゆくといい。だが私は、アレクシス殿と君が結ばれることを祈らせてもらうよ。それこそが君の本当の幸せだと思うからね……」と言って絶命……。

ヴィラールはマルグレッドと相思相愛になり、死ぬ直前まで主人公のテオが霞んでしまう存在感を放っていました。原作者の水野良先生もあとがきで、ヴィラールとマルグレッドをただのサブキャラだとは感じていなかったとコメントを残されています。それだけヴィラール(マルグレッドも)が強力なサブキャラだったといえますね!

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第06位

「そのためなら、私は最後に残ったこの命を捨てても惜しくない!」(エドキア)

契約魔法師ラウラ・ハードリーから、従属の意思を伝えていたノルドが攻めて来たと聞いたハマーンの背徳の女王エドキア・カラーハは、領地まで奪おうとしているノルドに対して憤慨しています。奴隷兵たちの中にテオの従属君主が潜入している情報を掴んでいたラウラは、エドキアに服を脱ぐように助言しました。

エドキアが着用していたドレスは最初の夫ソーラスがプレゼントしてくれた大切なもの……。愛した夫の大切なドレスまでも奪われてしまうと思ったエドキアは、思いっきり拒絶しています。

ハマーンを救う唯一の方法だとラウラから説得されたエドキアは、自分たちがどれだけノルドの民に与え、ハマーンの財政状況がどうなったのか、スタルクの入植地になったら自分の領民たちが奴隷になる悲しみなどを訴えます。「そのためなら、私は最後に残ったこの命を捨てても惜しくない!」と熱弁をしました。

ハマーン軍の指揮を高めることに成功したエドキアは、ノルドの海洋王・エーリクの娘ウルリカが率いてきたノルド軍の前でも捨て身の熱弁を行います。エドキアが現れたタイミングで、潜入していたテオの従属君主が奴隷たちを奮起させ風向きを変えていました。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第05位

「俺は、命乞いなどせん」(ミルザー)

ヴィラールの死後、ダルタニア大陸の太守・ミルザー・クーチェスは、テオが領主となっていた常闇の森の領主となりました。テオは常闇の森を再び奪ったとわざと情報を流し、ミルザーを激怒させています。テオの作戦にはまってしまったミルザーは追い詰められてしまい、マリーネや援軍を待つために常闇の森の一角獣城に留まりました。

テオの従属君主ラシック、逃亡伯セルジュ・コンスタンス、エドキアなど、次々と現れるテオ軍の援軍が次々と一角獣城に集まってきます。このままでは、マリーネが来ても無用な戦いになるだけだとミルザーも動き出しました。

複数の軍隊を抜け、ミルザーはテオに最終決戦を挑みます。以前剣を交えた時には、テオの腕はミルザーにはかないませんでした。最終決戦では、これまでの戦いで聖印を多数吸収していたテオと、聖印を従属君主たちに分けていたミルザーとの力の差が出てしまいます。

それまでは魔法師の支配を終わらせ、君主の時代にしなければならないという考えで突き進んでいたミルザーでしたが、テオと剣を交えると、いずれは領民が領主を選ぶ時代になるのかも……という考えをめぐらせていました。

剣で喉元を突きつけられたミルザーは、聖印か命か?と言ったテオに「俺は、命乞いなどせん」と言って死を選びました。大陸の統一の為に覇道を選んだミルザー……。何事(恋愛など)にも流されること無く、死ぬ時まで命乞いをせず、自分の意思に従って生きていた男でしたね。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第04位

「我が従兄殿。私は自分の幸せは捨てたのですよ」(マリーネ)

マリーネとアレクシスは、過去に大講堂で挙式を執り行っていました。ところがデーモンズロードが現れ、参列していたマリーネの父・マティアス・クライシェ大公(大工房同盟 盟主)と、アレクシスの父・シルベストル・ドゥーセ大公(幻想詩連合の盟主)が襲われ死亡した「大講堂の惨劇」が発生し、挙式はめちゃくちゃになってしまいます。

2大勢力だった両家が婚姻を結ぶと、皇帝聖印が生まれてしまうので、阻止しようとした何者かによって実行された惨劇でした。マリーネは自分の我がままのせいで、親たちが亡くなってしまった…と後悔と責任を感じてしまいます。

そして、自分の幸せになってはいけないと考え、ミルザーに貞操まで捧げて覇道を選んでいました。全てを理解していたヴィラールは、幸せ(アレクシスと結婚する)を願って、マリーネとの戦いの最中に亡くなります。

ヴィラールの言葉を聞いたマリーネは「我が従兄殿。私は自分の幸せは捨てたのですよ」と、亡骸を前にして自分に言い聞かせるように言っています。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第03位

「君がそう望むなら…でも、僕は君を忘れない。君の全てが僕の心に刻まれているから…」(アレクシス)

アレクシスとマリーネは、エーラムに留学した時に恋に落ちます。ところが対立する勢力同士だった2人は許されるはずのない恋でした。マリーネは、説得をして大講堂で挙式を挙げる段取りをつけますが、マリーネの父・マティアスとアレクシスの父・シルベストルが大講堂の惨劇に巻き込まれて亡くなります。

特にマリーネは、自分が無理を言ったために父親を失ったと後悔と責任を強く感じ、婚姻を白紙に戻してしまいました。「これがお花のお礼。私の初めてのキスよ。大事にしなくてもいいけれど…これでおしまいにしましょう。2度と会うつもりはないから」とアレクシスに別れを告げています。

「君がそう望むなら…でも、僕は君を忘れない。君の全てが僕の心に刻まれているから…」と言ってアレクシスはマリーネの意思を尊重していました。その後、覇道に身を置いたマリーネと、マリーネの意思を尊重したアレクシスは別々の道を歩んでいきます。

2人の置かれた立場や状況は異なってしまいましたが、それでもアレクシスはマリーネを愛し続けマリーネもアレクシスを愛し続けたのが描かれていました。混沌世界の中で、一番大変な恋愛をしていたマリーネとアレクシス再び一緒に将来を歩んで行こうとなったシーンでは、鳥肌が立った人も多いのではないでしょうか。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第02位

「なぜ……なぜ、戦場に立ってしまったの?アレクシス…」(マリーネ)

ミルザーに貞操を捧げたマリーネですが、一番愛していたのはアレクシスでしたよね。マリーネへの愛こそがもっとも大切で、結ばれるためなら爵位も領地も捨ててもいいとテオたちに語っていたアレクシス……。マリーネは従兄のヴィラールを討伐し、戦いの最前線に身を置いていました。

一方のアレクシスは、ヴィラールを連合の盟主に推薦したりと、少し頼りないと思われている男性です。ところが、テオの叱咤激励でマリーネのために戦いに挑むことを決意し、アレクシスらしいエレガントでアーティスティックな陣頭指揮を執っていました。

アレクシスが戦いに参加したのを知ったマリーネは「なぜ……なぜ、戦場に立ってしまったの?アレクシス…」と戸惑いを隠せません。アレクシスが戦場に立ったことで一瞬動揺を見せたマリーネですが、本当の敵を倒すために自分を奮い立たせてます。

マリーネは、亡き父や仲間たちを思って喪服を着ていました。もちろん、自分の恋を封印するためにも着ていましたね。原作版では「戦場に出なければ、あなたが命の危険にさらされることはなかったのに…」と言って動揺していましたが、アレクシスが活躍していたことを喜んでもいます。

『グランクレスト戦記』名言・名シーン:第01位

「俺がマルザに帰る時、君には契約魔法師じゃなく、妃としてそばにいて欲しいんだ」(テオ)

シルーカは、テオを好きな気持ちを抑えながら契約魔法師として行動を共にしていました。そして、テオからシルーカが好きだという気持ちを告白して、2人は恋人として行動をしています。

ヴィラールの領地だった常闇の森をミルザーから取り戻したテオは、公爵となり、多くの従属君主や、援軍でやって来た各地域の君主たちから認められていました。マリーネのヴァルドリンドを討ち取れば、皇帝となる日ももうすぐです。

契約魔法としてこれまで一緒に行動していたシルーカも、テオのアルトゥーク条約新盟主就任のお披露目の祝宴を準備しました。

2人きりになっても契約魔法師としての姿勢を崩さないシルーカを見てテオは「俺がマルザに帰る時、君には契約魔法師じゃなく、妃としてそばにいて欲しいんだ」とプロポーズをしています。

ようやく2人が結婚するんだと感じたシーンでしたよね。この後非公式の妃としてシルーカはしばらく過ごしています。そしてテオが始祖皇帝になり、マリーネとアレクシスが結婚式を行うことになった時に合同で結婚式を行っていました。

テオとシルーカのどちらが欠けても、混沌の世界から脱出できなかったので、2人の結婚は嬉しいシーンとなっています。

【グランクレスト戦記】混沌の世界にちりばめられた愛の物語だった

混沌の渦巻く世界で長い間生活している人々が平和を勝ち取るまで戦い続ける「グランクレスト戦記」は戦いと、恋愛を含む人々たちの愛情が見所の作品です。今回は主にアニメ版で取り上げられたエピソードの中からご紹介しましたが、名シーンはまだまだたくさんあります。

原作版では戦いの中で亡くなって行く人々の最期の姿や、愛する人との別れが細かく描写されていました。アニメ版では、映像の世界でダイナミックにひとつひとつのシーンが描かれています。

アニメ版を最初に観た人は、原作版を読んで知らなかったバックボーンを堪能し、原作版を最初に読んでいる人は、あのシーンがこういう映像美と音楽で命を吹き込まれたんだなぁと楽しんで見てください。より深く「グランクレスト戦記」を楽しめること間違いなしですよ!