【Another】名言・名シーン20選!死の淵から窺う名言の数々!

名作ホラーミステリー『Another』の名言&名シーンベスト20をご紹介です。無作為に起こる理不尽な死、そして3年3組の謎に迫る恒一。戦慄のシーンや感動のシーンまでアニメ『Another』の魅力を厳選!

Anotherとは?

綾辻行人による傑作ジュヴナイルホラー『Another』は、その巧妙な伏線で人気を博し、映画やアニメ化など数々のメディアミックスが行われました。

病気療養のため、母の実家・夜見山に身を寄せた榊原恒一(さかきばら こういち)。通勤先の病院で出会った眼帯の少女・見崎鳴(みさき めい)「いないもの」の役割を担い、これは3年3組で起こる「現象」による理不尽な死の連鎖「災厄」を止めるおまじないなのでした。

転入先の夜見山北中学の3年3組で巻き起こる理不尽で凄惨な死の連鎖「災厄」によって、恒一の運命は大きく変わっていきます。3年3組で起こる「現象」存在を知った恒一は、対策係らとともに「災厄」を止めるための謎を追うのでした。

 

【Another】名言&名シーン第20位

「君…名前はなんていうの?」岬鳴との出会いは理不尽な悲劇の始まり

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自然気胸で入院中、恒一はミステリアスな雰囲気の眼帯の少女に出会います。霊安室がある地下2階に用があること、そして自分が通う学校と同じ制服を着ていたことも気になったのでしょう。「キミの名前は?」そう尋ねると「…見崎、鳴」。

しかし、「いないもの」である彼女に話しかけてしまったことは、恐怖の幕開けとなってしまうのです…。薄暗い病院のエレベーターでの出会い。そして鳴が持っている目隠しの人形。鳴が向かう先の真っ黒な廊下…。その不気味な雰囲気は、これから起こる恐ろしい事件を示唆しているようでした。

 

【Another】名言&名シーン第19位

「3年3組は死に近いところにある ほかのどのクラスよりも、ずっと」

ゴールデンウィーク空け、夜見山北中学に転入した恒一。クラスはアットホームな雰囲気で、クラスメイトはみんな親切。難なくこういちはクラスに溶け込むことができました。

しかし病院で会った鳴のことだけは、誰からも教えて貰うことができませんでした。異様な雰囲気を感じながらも、恒一は屋上に鳴を見つけ直接話をしに行きます。そこで鳴から聞いたのは「3年3組は死に近いところにあるの 他のどのクラスよりも、ずっと」という謎めいた言葉。

さらに、自分とかかわるのを止めたほうがいい、とも。そう言われても、恒一は鳴にかかわることを止めませんでした。事前に「3年3組の秘密」を知っていれば、恒一の行動は変わっていたのでしょうか…?それとも、恒一が頑なに鳴とかかわり続けたのも「現象」に織り込まれた運命だったのでしょうか?

 

【Another】名言&名シーン第18位

「大事なことでしょ、自分自身から見て カッコいいか悪いかって」

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美術の道に進みたいと叔母・玲子に打ち明ける恒一。その道に進む厳しさを説きながらも、背中を押してくれます。やる前から諦めるのはカッコ悪い。「大事なことでしょ、自分自身から見て カッコいいか悪いかって」。

自分が生まれると同時に、母を亡くしている恒一。玲子は優しくも力強く、まるで母のように恒一を導いているのでした……。

 

【Another】名言&名シーン第17位

明かされる26年前の3年三組「始まりの年」

3年3組の「現象」…このきっかけは26年前の出来事。当時の3年3組に、みんなに慕われている「夜見山岬(よみやま みさき)」という男子生徒がいました。しかし、3年になってすぐに死んでしまいます。皆悲しみ、卒業までまるでミサキがそこにいるようにふるまい、卒業式にも席が用意されました。

そうして撮影した卒業写真。そこには、いないはずのミサキが、死人のような青白い顔で笑っていたのでした…。3年3組のみんなの、クラスメイトを慕うが故の行動。これが、今後の悲劇の引き金となる「死者を引き入れるための場」を作り出してしまいます。こうして、3年3組には死者が1人紛れ込む「現象」が起こるように。

これが起こると記憶すら改ざんされ、誰が死者なのかがわかる者はいない…そして、死者が紛れ込んだ年には、理不尽で残酷な連続死「災厄」が待っている。こうして、いつ起こるかもわからない「現象」に怯える日々の幕開けとなるのでした。

 

【Another】名言&名シーン第16位

始まる「災厄」。桜木の唐突で残酷すぎる死

徐々に3年3組の謎に迫る恒一。何も教えてくれないクラスメイトに焦れた恒一は、再び鳴を訪ねます。「いないもの」である鳴と恒一が一緒にいるところを見た桜木は、怯えたように逃げ出します。

あまりに慌てていたためでしょう…桜木はそのまま階段から落ち、持っていた傘が首に刺さって死んでしまいます。「現象」の影響か、それとも偶然か…ここから3組は死の恐怖に包まれたのでした。

 

【Another】名言&名シーン第15位

「今日は特別に認めます」明かされる3組の秘密

桜木の死後、恒一は2人目の「いないもの」とされてしまいます。こうなった今、鳴が恒一を遠ざける理由もなくなりました。質問攻めが嫌いな鳴ですが、「今日は特別に認めます」と恒一の質問に答えてくれる姿勢。こうしてわかったのは、鳴は生きている人間だということ。

そして死者の代わりにクラスの一人を「いないもの」として扱うことは、連続死「災厄」を防ぐためのおまじないなのだということ。本当は、恒一も鳴を「いないもの」として扱うべきだった、と説明されます。知れば知るほど、謎が深まる「現象」。それでも恒一は、鳴が生きている人物だということを知って安心するのでした。

 

【Another】名言&名シーン第14位

止まらない「最悪」…キーパーソン15年前の3組「松永克巳」に迫る

「いないもの」が2人になっても、凄惨な死は止まりませんでした。こうなった今、もはや「いないもの」は無意味。「災厄」を防ぐための「対策係」と恒一は協力して「災厄」を止める手段を探し始めます。そこでつかんだ情報は、16年前の3年3組のこと。この年は、唯一途中で「災厄」が止まった年なのだとか。

恒一と対策委員は、この歳の災厄を止めたとされる松永克己に会いに行きます。こうして、「災厄」を止める手掛かりが旧3年3組の教室に隠されていることが判明するのでした。

 

【Another】名言&名シーン第13位

「だから 私が止めるの」クラスを守る赤沢の強い思い

クラスのみんなが「現象」に半信半疑な中、対策委員である赤沢泉美(あかざわ いずみ)は「現象」を信じ、自ら対策委員に立候補。「災厄」を阻止することに真剣に取り組んでいました。しかし、恒一に3年3組の秘密を伝えるのが遅れてしまい、これが原因かは定かではないにしても「災厄」が始まってしまった…赤澤はこれに責任を感じていました。

「だから、私が止めるの」そう言う赤沢の眼差しは真剣でした。ワンマンな印象の赤沢でしたが、これまでの行動は3組のクラスメイトを守ろうと必死だったから。大切な友人を自分の手で守る…このセリフには強い決意を感じることができますね!

 

【Another】名言&名シーン第12位

「たまにはつながってもいいんじゃないかな」

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常に繋がっていることに嫌悪を覚える鳴。母の強い束縛が背景にあるからかもしれません。松永を待つ間、海岸で砂のトンネルを作る恒一と鳴。両側から掘り進んで行き、トンネルがつながりお互いの手が触れあったその時、恒一は鳴に語り掛けます。

「たまにはつながってもいいんじゃないかな」…少しずつ近づいていく2人の距離を感じることができる、優しい気持ちになれる名シーンでした。

 

【Another】名言&名シーン第11位

ついに夜見山の外でも「災厄」が。止まらない死の連鎖

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松永克己を訪ね、恒一達は夜見山の外へ。これまでは、夜見山の外では「災厄」の影響はないと言われていました。松永を待つ間、海でしばしの憩いの時を過ごしていた恒一たち。しかし、楽しい時は長くは続きませんでした。対策委員の一人、中尾が船のスクリューに巻き込まれ死亡してしまうのです。

夜見山の外でも「災厄」が…?しかし中尾の死亡原因は、出発前に自宅で階段から落下したことが原因の脳挫傷による脳ヘルニア。すぐに病院に行かず、夜見山の外へ行ったことで死が確定した…無念なことに、死なないための手掛かりを追っている最中に死に引き込まれてしまうのでした。

 

【Another】名言&名シーン第10位

明らかになる「災厄」を止める方法。「死者を死に返せ」

Another

松永から得た情報をもとに捜索し、見つけたのは1本のテープでした。これに録音されていたのは、松永の懺悔と、「災厄」を止める方法。16年前、松永はクラスメイトを殺していたのです。この殺したクラスメイトが「現象」によって増えた「死者」だった…

クラスメイトを殺してしまった罪の意識にさいなまれるも、この後「災厄」が止まったことに気が付きます。「死者を死に返せ」増えた1人を葬ることが、「災厄」を止める方法なのだと。「災厄」を止めるということは3年3組の誰かを殺さなければならない…。「現象」に逆らうことは容易なことではないのでした。

 

 

【Another】名言&名シーン第9位

明かされる鳴の秘密。本当の「最悪」始まりは…

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合宿をすることになった3年3組。恒一は26年前の集合写真を持って鳴の部屋を訪れます。この時明かされたのは、美咲という鳴の双子の姉妹の存在でした。鳴は生まれてすぐに現在の母に引き取られたのだとか。血のつながった母と会うことはかないませんでしたが、美咲とは仲が良く頻繁に会っていました。

しかし、美咲は3年になってすぐ…4月に死んでしまうのです。「災厄」の始まりは5月、桜木の死によって始まっていたと考えられていました。しかし、本当の「災厄」の始まりは、美咲が死んだ4月だったのです。大好きだった美咲が、「災厄」で死んだなど鳴は認めたくなかったのです。

感情の読み取りにくい鳴の、いつもどこか悲しそうな理由が明かされる重要なシーンでした。

 

【Another】名言&名シーン第8位

「殺せ!!!」恐怖が狂気に変わるとき

鳴が恒一を「死者ではない」と断言できたのは、恒一の転入が5月、そして「災厄」の始まりが4月と知っていたからだけではありません。鳴の見えるはずのない左の義眼は、死者の色を映し出すことができるのです。

鳴と恒一、少なくともお互いは死者ではない…その安心を感じる間もありませんでした。「死者を葬ることで災厄が止まる」という情報が漏れてしまい、対策係の杉浦により「鳴こそ死者だ」と全館放送によって放送されてしまうのです。

「殺せ!!!」その声を皮切りに、クラスメイト同士の殺し合いが始まってしまうのでした。大切な友人や家族を失った悲しみ、死への恐怖…その正気を失った様子は、まるでこれまでの感情が爆発したかのよう。3組の生徒自身によって「厄災」が広がっていくのでした。

 

【Another】名言&名シーン第7位

「死者がいなくなれば、こんな哀しいことも 止まるはずよね。」

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全館放送を終えた杉浦は、自ら死者を葬るべく鳴の前に現れます。しかし、非情にも鳴に襲い掛かろうとした瞬間、ロープが首に引っかかってしまい、そのまま首をつられるようにして絶命。死んだ杉浦を見た赤沢は、逆上して鳴に襲い掛かります。

その間にも合宿所は炎に包まれ、死の連鎖は広がってゆく…みな正気を失っているようでした。「死者がいなくなれば、こんな哀しいことも止まるはずよね」死者が誰なのかを唯一死っている鳴は、決意を固め走り出すのでした。

 

 

【Another】名言&名シーン第6位

「旧友同士で殺しあうなどと、バカなまねをするもんじゃない」

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千曳 辰治(ちびき たつじ)は「始まりの年」の元担任。「災厄」の原因を招いてしまったことに責任を感じ辞職した後は、第2図書館の司書として3年3組を見守っていました。喘息の発作で倒れた生徒を病院に送り、帰ってきてみると合宿所は炎に包まれ殺し合う生徒たち。

「旧友同士で殺しあうなどと、バカなまねをするもんじゃない」かつて教師をしていたからこそ、友人の尊さを感じていたのでしょう。3組で起こる「現象」から逃げた千曳でしたが、一人でも多くの生徒を救うために力を尽くすのでした。

 

【Another】名言&名シーン第5位

「こんなに守ろうとしてるのにどうしてよ!」

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対策係になると自ら決めて、できる限りのことをしてきた赤澤。しかし「災厄」は止まらず、自分の兄も死んでしまいます。半ば正気を失いながら、鳴を殺そうとする赤澤ですが、恒一によって阻止されてしまいます。

こんなに頑張っているのに、全てが無駄に終わっている…「こんなに守ろうとしてるのにどうしてよ!」赤澤のこのセリフは、むなしさと悲痛さに満ちているのでした。

 

【Another】名言&名シーン第4位

「嘘でもいいから 覚えてるよくらい言いなさいよ」

赤澤は、鳴を守る恒一もろとも手にかけようとします。しかしその時、落雷によって割れたガラスが赤澤に降り注ぎます。このガラスで負った傷が致命傷となってしまうのでした。死ぬ間際、赤澤は「現象」の呪縛から解き放たれ、1年半前、恒一に出会っていた記憶を取り戻します。

大事な人を失った悲しみを抱えていたその日、恒一と出会った赤澤。その出会いは、赤澤にとって特別なものだったのでしょう。しかし「現象」によって恒一の記憶は封じ込められたまま。「嘘でもいいから 覚えてるくらい言いなさいよ」気持ちは通じ合わぬまま、赤澤は死んでいくのでした……。

 

【Another】名言&名シーン第3位

「さよなら お母さん」最悪に終止符を打ったのは恒一

「災厄」を避けようとするほどに、死の連鎖がつながっていく…これを阻止するべく、鳴は一人死者の元へと向かいます。前から死者が誰なのかはわかっていた。なのに言い出すことができなかったのは、死者は恒一の叔母である律子だったからです。

律子は3年3組の副担任。今年の増えた1人は、教師だったのです。鳴を追いかけ、このことを知った恒一は、自らの手で死者を葬ろうとします。しかし、死者自身も死者であるという自覚はありません。怯える玲子に、決意が揺らぎます。

しかし、珍しく声を荒げ玲子が死者であることを主張する鳴に決心を固め、恒一は死者を死に返したのでした。「さよなら、玲子さん…さよなら、お母さん」…母を知らない恒一にとって、母に似ている叔母の玲子は、特別な存在…母のような存在だったのでしょう。

 

【Another】名言&名シーン第2位

「たまには、ね」人と人、つながってるのも悪くない

つながりを嫌い、母が持たせてくれる携帯電話を捨ててしまった鳴。しかし恒一は、そんな鳴と繋がっていようとしているようでした。「新しいの持たされたら、たまにかけていい?」その問いかけに、メイは微笑みながら答えます「たまには、ね」

これまで唯一のつながりだった美咲を失い、それ以外のつながりはいらないといわんばかりの冷めた態度だった鳴。「いないもの」だったころからずっと変わらずそばに居た恒一だからこそ、繋がりたい思えるくらいの絆が生まれていたのでしょうね。

 

【Another】名言&名シーン第1位

「周りの友達とよく相談して 後悔しないように」未来の3組に向けたメッセージ

8月だけで10人もの死者を出した「現象」。災厄を途中で留めた経験を、次に3年3組になる夜見山北の生徒のためにMDに残します。それに記録されたのは、「災厄」を止める方法だけではありませんでした。

「よく考えて行動してほしい…周りの友達と相談して、後悔しないように」「災厄」を止めることはクラスメイトを疑い、そして殺してしまうということ。友人を疑い、殺しあってしまった経験からのメッセージなのでした。

 

「現象」を終わらせることはできない…「最悪」を回避し続ける3組の悲劇

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1998年の3年3組の「現象」は「災厄」を避けようとすること、そのものが死を呼び寄せているようでもありました。今年の「現象」はあるのか、ないのか…「災厄」が起こらないようにするにはどうしたらいい?…この恐怖は、これからも夜見山北中学の3年3組に付きまとうのでしょうか?

人形や人物の描写が美しく、その美しさがより一層不気味さを引き立てるアニメ『Another』。3年3組に起こった戦慄の出来事をぜひ一度ご体感ください…。