【H2】名言・名シーン20選!繊細な四角関係に読んでいるだけで悶えてしまう!

週刊少年サンデーで連載されていた「H2」は、漫画家・あだち充先生が描いた高校野球をテーマにした作品です。主人公・国見比呂とライバル・橘英雄が恋する雨宮ひかり、そして古賀春華。四角関係と甲子園の行方を名シーンと名言でご紹介していきましょう!

あだち充の傑作マンガ『H2』とは?

H2〔文庫版〕 1 (小学館文庫 あI 61)

1992年から「週刊少年サンデー」で連載されていた「H2」は、同じ野球漫画「タッチ」を生み出した漫画家・あだち充先生が手掛けた野球をテーマにした作品です。全34巻が刊行され、累計発行部数5500万部以上を誇る大ヒットとなりました(2018年6月時点)。

1992年にはアニメ「H2」が全39話で放送、2005年にはドラマ「H2〜君といた日々」が全11話で放送されています。国見比呂役に山田孝之さん古賀春華役に、石原さとみさんが演じて話題になりました。

「H2」の作中でもあだち充先生が、野球が大好きな作者として度々登場しています。あだち充先生の野球愛と、確かな画力で描かれた高校野球の世界。そして、国見比呂、橘英雄、雨宮ひかり、古賀春華の4人の男女が繰り広げる恋模様に読者が釘付けになりました。今回はそんな「H2」の名言・名シーンを20個ピックアップしました!

『H2』名言・名シーン第20位

「真っ暗で見えねえよ」(国見比呂)

H2 (2) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

国見比呂の父・国見太郎は、父の日のプレゼントとして「父さんは犬を飼いたい」と突然言い出しました。「庭付き一戸建て、幸せな家庭にはやはり犬だ」という理由から……。

母の国見信子が費用を持つと言い、比呂はペットショップまで犬を買いに出かけて行きました。途中で幼なじみの雨宮ひかりと合流した比呂。ペットショップのお買い得コーナーで、あだち充先生のファンならおなじみの、(5番と付けられた)パンチ風の犬と遭遇しています。

野球をするなら甲子園との相性バツグンだと店主にすすめられますが、比呂は別の犬を選んでいました。ところが、配達される直前に店員が番号を取り違えてしまい、国見家に到着したのは5番のパンチ風の犬…。

比呂は、野球の練習から帰宅後、母親に犬を見るように言われていますが「真っ暗で見えねえよ」と見ていませんでした。その後「パンチ」と誰かが名付け犬小屋には「P2」と名前が付けられています。やっぱりあだち充先生の作品には欠かせないキャラクターですよね。

『H2』名言・名シーン第19位

「タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ」(国見比呂)

H2 Vol.3

肘に爆弾を抱えた比呂は、野球を諦めるために、野球部の無い千川高校へ進学し、サッカー部へ入部しています。サッカー部へ入部後、古賀春華と出会い、野球愛好会があると知った比呂は気になって仕方がありません。

ある日、野球愛好会の試合相手としてサッカー部が対戦することになり、野球経験者で、サッカー部員の木根竜太郎のキャッチャーを比呂が名乗り出ます。試合が進んでいくと野球魂に火が着き「 一般入部の一年国見比呂、ただ今をもってサッカー部を退部します」と宣言してサッカー部を退部していました。

そして、試合の様子を見ていた親友の野田敦と一緒に野球愛好会へ入部しています。目の前で場外ホームランを打った比呂は「タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ」とサッカー部の主将に言ったのはかっこよすぎですよね!

『H2』名言・名シーン第18位

「中止になんかされてたまるか」(古賀富士夫)

H2 Vol.4

春華の12歳年上の兄・古賀富士夫は千川高校野球部の監督をしています。高校野球を経験した(3年間ベンチのままマウンドには立てず)富士夫は、古賀商事の運転手になり、野球観戦を楽しみにしていました。監督に抜擢された後に「本当にいいのかなァ、おれが監督で」と語っています。

春の選抜高校野球大会で比呂は熱を出し、雨も降って来るという最悪のコンディションでマウンドに立ちました。富士夫は監督として、マウンドに立ち続けている比呂の気迫を無駄にされたくないと思い「中止になんかされてたまるか」と言っています。

富士夫の願いが届き、比呂がサヨナラホームランを打ち、千川高校の勝利となりました(7回雨天コールド)。この試合の記憶がないと比呂は言っていましたが、富士夫の言うとおり本当に気迫だけで登板していたとは驚きですよね。

『H2』名言・名シーン第17位

「自分で要求するよ。野球をやらせてほしい。野球が好きなんだ。父さんと同じくらい…」(柳守道)

H2 (3) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

柳守道は、千川高校野球部の頼れるセカンドで校長・柳道夫の息子です。野球嫌いの柳校長に野球愛好会を部へ昇格させてもらうため、強豪校・明和第一高校との対戦を行うことになりました。

比呂の猛アプローチで守道も試合に変装をして参加強敵相手に野球愛好会とは思えない激闘振りを見せますが、残念ながら負けてしまいました。比呂たちは、守道を誘拐したから返して欲しければ野球部を!と交渉しています。

守道は父親と真正面からぶつかろうと決意、「自分で要求するよ。野球をやらせてほしい。野球が好きなんだ。父さんと同じくらい…」と言っていました。

この守道の言葉に、道夫は肩を揉んでもらうのを条件に野球部への昇格を認めています。それ以降は、勝つたびにコワモテでクラッカーを持ち出す姿がかわいい千川高校の一番の応援者となりました。比呂は、守道を頼りにするシーンが多くあり、守道もしっかりプレーで期待に応えてくれています。

『H2』名言・名シーン第16位

「ガラスはガラスでも、拳銃で撃っても割れねえ防弾ガラスだぜ」(国見比呂)

H2 (4) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

このまま投げ続けたら3ヶ月で肘を壊す…と上武医院で診断を受け、野球を辞めた比呂は、未練を断ち切るために、野球部の無い千川高校へ進学しています。千川高校で春華と出会った比呂は、その後野球愛好会へ入部していました。

一方の英雄の通う明和第一高校では、部員の丸山が上武医院での治療後、練習を再開したのですが再び痛みを訴えています。後に大学病院で精密検査を受けた丸山は、戦線離脱を余儀なくされたのでした。

そして、上武医院の医師は無免許医だったのが発覚。別の病院で精密検査を終えた比呂は「ガラスはガラスでも、拳銃で撃っても割れねえ防弾ガラスだぜ」と結果を伝えています。さらには、上武医院の診断で野球を諦めていた腰痛の野田も、比呂と同じく何の異常もなし…。こうしてゴールデンコンビは復活を遂げたのでした。

 

『H2』名言・名シーン第15位

「結果が知りたいですか?先輩」(佐川周ニ)

H2 (5) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

 

 

英雄の幼なじみの佐川周ニには、町内や旧チームに所属していたキャッチャーで4番の兄がいました。しかし、周ニが小学4年生の時に、英雄の帽子を取ろうとして、川に落ちて2人の目の前で溺れて亡くなっています。

それからは英雄に恨みを持ちつつも、元々性格の優しい周ニは、比呂とも知り合いになり言動がちぐはぐなツンデレっぷりを加速させていました。周ニの野球にかける情熱を感じ取った比呂は、千川高校に進学することを熱望します。

周ニも、密かに勉強をしながら野球のトレーニングも欠かしません。合否の結果を比呂に聞かれ「結果が知りたいですか?先輩」と自分が合格したのを告げています。春華に誰かと聞かれた比呂は「今年の千川の一位指名選手だよ」と周ニを高く評価し、千川高校の俊足強肩のショートとして大活躍していました。

『H2』名言・名シーン第14位

「真剣に好きになればなるほど、つらいことや傷つくことが多くなる」(古賀春華)

H2 (11) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

野球部が無かった千川高校に、野球愛好会を発足させた立役者は古賀春華です。ある日野球部で焼肉をかけた紅白戦が、強力な主力部員と野球愛好会時代からいる部員たちで分かれて行われています。比呂は強力な部員よりも、これまで野球愛好会を支えてきた先輩たちの頑張っている姿に注目していました。

野球経験者の後輩たちのアドバイスをきちんと受け止め頑張ってきた先輩たち……。これから、まだまだ甲子園を目指す茨の道を歩んでもらうのに申し訳なく感じた比呂は「悪いことしたかな。あれはあれで楽しそうだったもんな」とポツリと言っています。

「真剣に好きになればなるほど、つらいことや傷つくことが多くなる」「それでも、やっぱり人は恋愛をするのよね」と春華は言っていました。春華も比呂と野球に恋しているからこそ、言えたセリフではないでしょうか。

『H2』名言・名シーン第13位

「負けを認めることでスッキリしようとしてない?」(雨宮さくら)

H2 (9) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

自分の子供のように比呂に接してくれたのはひかりの母・雨宮さくらでした。ある日、比呂の母・信子が盲腸で入院し、仲の良かったさくらも、体の精密検査を受けるために同じ病院へ入院します。

そして、入院したさくらは比呂との会話で、これから甲子園で対決する英雄に本当に勝ちたいのか聞いていました。「負けを認めることでスッキリしようとしてない?」と幼い頃から見ていた比呂の心情を見抜きます。「がんばれよ。ヒデちゃんには内緒だけど、おばさんは、比呂ちゃんの応援だからね」と比呂に語っていました。

比呂は「英雄にもそういってんだろ」と言ってごまかしていましたが、この後さくらは亡くなります。さくらが亡くなった後に雨宮家に行った時に、幼い頃比呂が壁にらくがきした場所を拭かないで眺めていたというのをのをひかりの父・雨宮太一から聞いて、比呂は悲しさが増していました。

『H2』名言・名シーン第12位

「信じるわよ。少なくてもわたしだけは」(古賀春華)

H2 (13) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

ひかりは比呂を誘って海へ出かけ、元気な3姉妹に出会います。3姉妹は比呂とひかりを恋人同士だと勘違いし、海で記念撮影をしました。後日、3姉妹から写真の現像を頼まれたのは、妹で明和第一高校野球部マネージャー・小山内美歩です。

英雄とひかりの仲を裂こうと計画した美歩は、2人の写真を木根に手渡しました。木根のちゃかす様子に、春華が比呂にどうして言わせたままなのか問い詰め、比呂の口から聞きたいと言った春華。比呂はおれが言えば真実になるのか?と聞いています。

春華は「信じるわよ。少なくてもわたしだけは」と比呂の目を見て言っています。そしてひかりに英雄と別れておれと付き合えと、比呂のついたウソも「信じるわよ」と春華は言っていました。比呂のバッグの中の雑誌をビリビリにしていたのが女心が表れていますよね。

『H2』名言・名シーン第11位

「ゲームセットの後、 たら、ればを言い出したら キリがねぇよな。」(国見比呂)

H2[3] [DVD]

秀雄から小学校4年生の頃、佐川周ニの兄が川で溺れて亡くなった話を比呂は聞いています。台風で野球の試合が中止になり、佐川兄弟と英雄は帰宅していました。

そして、英雄の被っていた帽子が台風の風で飛ばされ、周ニの兄が取る途中での悲劇……。英雄は、自分の帽子が風で飛ばされなかったら…大好きだった周ニの兄は亡くならなかったと後悔している様子でした。

「お前が帽子を飛ばされなかったら…台風が来なければ、前の日に雨が降っていなかったら、野球なんかやってなければ、そこんちのお父さんとお母さんが出会わなかったら
結婚しなければ……たら、れば……生まれてこなければ、死ななかった」

さらには「ゲームセットの後、 たら、ればを言い出したら キリがねぇよな。」と比呂は野球の話を交えながら言っています。英雄の表情だけの返答が切ないですね。

『H2』名言・名シーン第10位

「本当の自分の限界よりも……その一歩先の自分の可能性に気づかないまま……ね」(雨宮ひかり)

H2[6] [DVD]

準々決勝で、千川高校野球部の監督・古賀富士夫は、比呂の代わりに木根竜太郎をピッチャーにしています。お調子者の性格の木根ですが、怪我で試合に出れないと判明したシーンでは密かに悔し涙を流したことも……。

木根も最初はすぐ比呂と交代させられると思ってピッチングをしていたのですが、交代のタイミングは一向にやってきません。富士夫が交代させなかったのは「殻を打ち破って、あいつが生まれ変わるチャンスなんだ」と木根に期待していたからです。

これまで自分の限界がどこでやって来るのか知らなかった木根。「本当の自分の限界よりも……その一歩先の自分の可能性に気づかないまま……ね」と試合を観戦していたひかりが、木根を分析しています。必死になって準々決勝のピッチングを全て行った木根は、千川高校に勝利をもたらしたのでした。

『H2』名言・名シーン第09位

「その道を行けっていってるのよ、自分が精一杯がんばれる道を」(古賀春華)

H2〔文庫版〕 6 (小学館文庫 あI 66)

ひかりの母・さくらが亡くなって少し落ち着いた頃、比呂はひかりと映画に出かけ、幼なじみでよかった、さようならと言われていました。合宿所の夜にひかりの言葉を思い出した比呂は、トイレに行き、部屋に帰る途中で春華がまだ勉強しているのを知ります。

感心する比呂に「目標に向かってがんばっているのは同じでしょ」と春華は言っていました。比呂は自分の手に出来たマメやタコを見ながら「どうして、この根気と集中力がほかにことには回らねえんだろ」と呟いています。

「その道を行けっていってるのよ、自分が精一杯がんばれる道を」「みんな探しているのよ、そういう道を」と比呂の進む道は野球だと伝えていました。比呂の将来は何になったのか……比呂も話していた大リーガーを目指していて欲しいですよね。

『H2』名言・名シーン第08位

「趣味の草野球……だと?てめえらにゃ一生ムリだ。化け物め……」(広田勝利)

H2〔文庫版〕 9 (小学館文庫 あI 69)

広田勝利は、勝つためならどんな手でも使う人物でした。中学時代に同じ野球部だった佐川周ニを濡れ衣を着せて追い出し栄京学園野球部のエースとして活躍します。千川高校と練習試合を行った時には、広田と城山監督の勝利への執念が感じられましたね。

広田は、いとこの島オサムと大竹文雄を千川高校の野球部へ入部させ、スパイを命じていました。島と大竹は、野球が楽しくなって広田と決別城山監督も退任していきます。その後広田は、肘に大きな故障を持ち野手へ転向、秋季大会準決勝で再戦した時には、野球に真摯に取り組む姿を見せていました。

ところが再び肘を悪化させ、野球を引退……。草野球ならいつでも付き合うと言う比呂と野田に「趣味の草野球……だと?てめえらにゃ一生ムリだ。化け物め……」と広田が言っていたのが印象的でした。

『H2』名言・名シーン第07位

「I love you違うか。発音」(国見比呂)

H2〔文庫版〕 5 (小学館文庫 あI 65)

春華は、帰国子女の三善に英会話を教わっていました。好意を寄せていた三善は、「きみは本当に古賀春華のことが好きなのか?」と聞いてきたり、名前を呼び捨てにしたりと比呂の心をざわつかせています。

三善の好きな気持ちに全く気が付かない春華は、英会話教室が休みの日に訪れてしまいました。これがチャンスだと考えた三善は、春華を自分のものにしようと試みています。春華は英会話教室から脱出を図りますが、ドアの鍵は三善に閉められ、窓は少ししか開きません

春華のピンチを助けたのは、窓から入ってきたボールで、ずかな隙間からバツグンのコントロールで三善に当てて失神させたのです。もちろんボールを投げたのは助けに来た比呂でした。ピンチから脱した春華に比呂は「I love you違うか。発音」と自分の気持ちを打ち明けています。

『H2』名言・名シーン第06位

「負けたのか…おれ」(国見比呂)

H2〔文庫版〕 13 (小学館文庫 あI 73)

あとひとつ勝利すれば、英雄の待つ明和第一高校との対戦が控えていた比呂。ところが、10回表で塁に出た時に、ベースタッチをした伊羽商業高校の選手の手をかばって足を負傷します。

その後、痛みを我慢してピッチングをするものの千川高校は敗退しました。伊羽商業高校に勝利していれば、明和第一高校と対戦予定の日は、ひかりの誕生日という運命が揃った日です。そして、毎年ひかりの誕生日には勝利ボールをプレゼントしていた比呂……。

試合後ひかりと初めて会った比呂は、初恋はひかりだったと告白「負けたのか…おれ」と負けをかみ締めて涙をしています。それまでの試合で調子が良かったからこそ、夢だと思いたかったと涙したのでした。いつもは冗談を言う比呂が、幼なじみのひかりの前で泣いたという数少ないシーンです。

『H2』名言・名シーン第05位

「どうせおれがつきあえるのは、この夏までだ」(野田敦)

H2〔文庫版〕 12 (小学館文庫 あI 72)

中学校時代からずっと比呂とバッテリーを組んできた野田敦は、千川高校の頼れるキャッチャーです。初めての甲子園では、残念ながら敗退した千川高校でしたが、ピンチの時にはいつも野田が試合の流れを変えてくれました。比呂が風邪でマウンドに立った試合の後の試合では、野球部内で野田だけが風邪になってしまうほどです。

比呂とは、家族同然の付き合いをしている野田ですが、明和第一高校の試合を観戦しに来たシーン「どうせおれがつきあえるのは、この夏までだ」とポツリとひかりに打ち明けています。プロキャッチャーになるには、高い壁をいくつも越えないとムリだと知っている野田……。

英雄に「たぶん今ここにはいなかったでしょうね。比呂もおれも」と言わせている野田でも、プロキャッチャーの道は厳しいのが伝わります。

『H2』名言・名シーン第04位

「比呂の試合を観に来ると、勝っても負けてても泣きそうになるから」(雨宮ひかり)

H2〔文庫版〕 4 (小学館文庫 あI 64)

春の選抜高校野球大会決勝戦で、ひかりは東京から英雄に行って来いと言われて千川高校の試合を観戦しています。明和第一高校は予選で敗退しているので、ひかりは何も考えることなく比呂を応援できるはず…ですが心中は複雑でした。

新聞記者の叔父・雨宮高明と観戦していたひかりは、初恋では英雄と戦えなかったと言った比呂を思い出し、「やっぱり…来るんじゃなかったなァ」と言っています。そして「比呂の試合を観に来ると、勝っても負けてても泣きそうになるから」と続けて言っていました。

高明は、比呂の才能を早くから知っていた人物で「ステキなことじゃないか」と発言をしています。高明に言われたひかりは「悪いよ…」とだけ返答していました。その後に言った高明の「だれに?」という言葉も意味深でしたよね。

『H2』名言・名シーン第03位

「あの時のおれは、お前のファーストキスに乾杯する気にはなれなかったな」(国見比呂)

H2〔文庫版〕 8 (小学館文庫 あI 68)

優勝候補のチームの石神商業高校から、ノーヒットノーランで勝利を手にした比呂は、試合後に球場で春華とキスをしています。本当は春華が頬にキスをするつもりだったのですが、直前にひかりが現れ、アクシデントと言う形となっていました。

その日の夜、比呂は自宅のお風呂の湯沸かし器が壊れたので、ひかりの家にもらい湯に訪れます。お風呂から上がった比呂に、ひかりはキスが初めてなのかと聞いていました。アクシデントだったと言う比呂に、ひかりは祝杯を挙げていましたね。

そして、ひかりと英雄のファーストキスの話へ移って行きます。英雄からその時の話を聞いたという比呂は「あの時のおれは、お前のファーストキスに乾杯する気にはなれなかったな」と言っていました。比呂はひかりと英雄のファーストキスをお祝いしましたが、心情を考えると複雑なシーンです。

『H2』名言・名シーン第02位

「知ってるか?おれはひかりのことが大好きなんだぜ」(国見比呂)

H2 (10) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

千川高校と明和第一高校の甲子園での準決勝開始直前、野田は比呂に近づいて「わざと英雄に打たせたら、ただじゃおかねえぞ」英雄に遠慮しないように忠告しています。

比呂は英雄に聞こえるように「知ってるか?おれはひかりのことが大好きなんだぜ」と言っていました。比呂の恋愛感情が、(英雄も感じてはいましたが)ここまでストレートに英雄に伝わったのは初めてです。英雄は聞こえても何も言いませんが、2人の視線は何かを語っていましたね。

準決勝で、ひかりへの思いを告白した比呂は、これから本気で英雄にぶつかって行くと示したのでした。かつて千川高校で練習試合をした2校の戦いが、どれだけ白熱したものになるのか、エース同士のバチバチからも予想できます。

『H2』名言・名シーン第01位

「完璧に負けた…比呂にも…おれにも」(橘英雄)

H2 19 (小学館文庫 あI 79)

英雄は、甲子園で行われた準決勝で比呂と熱戦を繰り広げています。英雄がホームランを打つのか、それとも比呂が三振を奪うのか甲子園中が見守っていました。英雄が毎回バッターボックスに立つたびに真剣勝負が行われるので、ピッチャーの比呂の体力は疲弊していきます。

一方の英雄は、比呂が英雄対策のために練習してきた高速スライダーに翻弄されていました。2人の真剣勝負は、9回裏の最後まで行われています。ストレートで勝負をかけた比呂は、最後に渾身のピッチングを見せて千川高校を決勝戦へと導いていました。

比呂との試合に、ひかりとの今後をかけていた英雄は、試合後に「完璧に負けた…比呂にも…おれにも」最後の最後でストレートではなく高速スライダーが来ると考えていたために比呂に負けたということをひかりの前で話しています。

【H2】繊細な四角関係と野球の展開に目が離せない!

H2 (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

漫画家・あだち充先生の描いた「H2」は、高校野球と四角関係をテーマにした作品でした。劇中に登場する試合は、どれも目が離せない対戦カードばかりで、比呂たちの高校1年生から高校3年生まで白熱した高校野球が楽しめました。一方の恋愛では、比呂のひかりへの切ない恋心、親友・野球・恋愛で切磋琢磨する英雄、2人のヒーローの間で揺れ動くひかり。

そして、比呂へのひたむきな愛情を注ぐ春華の四角関係がハラハラしました。最終回では、4人の今後が期待できるストーリーで終了しています。名言も多く含まれた「H2」を堪能してみてはいかがでしょうか!