『刃牙』シリーズに数多く登場している中国拳法の達人が烈海王です。強さは当然ですが、その生き様や言動は他のキャラクターに比べても魅力的なものが多いことからも注目が集まっています。そんな烈海王を分かりやすく紹介していきます。
目次
ファンに愛される拳法家!烈海王とは?
『刃牙』シリーズに数多く登場するのが、烈海王です。中国拳法を扱う格闘家で、地下最大トーナメントで初登場となりました。その頃からただならぬ雰囲気を持ちつつも、主人公の範馬刃牙を圧倒させる力を持っていました。
範馬勇次郎も中国拳法の達人ということで興味を示します。その後も『範馬刃牙』『刃牙道』にも登場してたくさんの格闘家たちと闘いを繰り広げていくのですが、中国拳法こそ最強の武術であると言うことを示すかのような闘いを見せてくれます。
最初は完全なる敵として現れた烈海王ですが、たくさんの格闘家と触れ合うことで互いに認めあったり、尊敬することができるという懐の大きさも魅力のひとつとなっています。人格者であり、実力者であるのが烈海王そのものです。
列海王の知識1:拳法の奥義!技の引き出しが多い
あしたのジョー第3話 「けものよ牙をむけ!」
その様子はさながらボクシング修行に来た烈海王を彷彿とさせます
ていうか彼は刃牙に出てきても全然違和感無いくらい強いです
こんな彼でもボクシング界では生きていけないんでしょうか pic.twitter.com/3bnblsMu9v— ゆきちゃん (@marinamiries) November 9, 2016
烈海王は中国拳法を使用するので、技の引き出しの数はどのキャラクターにも負けていません。流石中国4000年と言えるほどの特技を持っています。まずは素手ですが、基本となる突きは空手を軽く上回り、愚地克己の必殺技であるマッハパンチも放つことができます。
そして組技も容易に返すことのできる柔軟性も持っていますし、髪の毛をまるで手足のように扱う秘術もあります。これには、刃牙も苦戦させられました。さらに、武器を使用しての技も超一流です。
飛びナイフ、三節根、青龍刀もまるで手足のように巧みに扱って実戦でもそれを生かして相手を追いつめています。体術、武器術共に扱えるからこそ、どんな状況にでも冷静に対応できるのです。
列海王の知識2:最強に相応しい戦績は必見!
『彼女がいなくて辛い』みたいな話をされた時は、烈海王みたいに返しています。 pic.twitter.com/OBeP8cVGQR
— “DIE”suke (@eroerorocknroll) November 26, 2017
烈海王の戦績を振り返ってみてもその凄さが分かります。中国拳法はどこまで他の格闘技に通用するのか?実戦でもその強さが生かされるのか?など格闘技としての質がどれほどか結果で証明されます。
烈海王が使用するからこそ中国拳法の強さが伝わってきます。地下最大トーナメントから始まり、死刑囚編までの戦績を紹介していきますが、その後の戦いにも注目です。
地下最大トーナメントでの戦績
25歳の誕生日ケーキ、烈海王になってみたけど消えなかった pic.twitter.com/AxZ4eV88fh
— どんぐり? (@mypace_acorn) June 28, 2018
地下最大トーナメントでの烈海王の戦績は、3勝1敗で準決勝での敗退となりました。初戦はセルゲイ・タクタロフに転蓮華で勝利、2回戦はマウント斗羽に1分足らずで膝を破壊して快勝します。そして3回戦目は、空手と中国拳法の因縁の対決となります。
愚地克己が空手界の最終兵器と呼ばれ若き天才とし扱われていましたが、烈海王はその上を遥かにいく天才でした。克己の必殺技であるマッハパンチに対して同様に技で返し、たったの一撃で勝利してしまいます。
4回戦目で範馬刃牙と当ることになりますが、刃牙は格闘家の想像を超える力の持ち主であり、勇次郎の血を引く者でもあります。そのため、範馬の巨悪な力を目覚めさせ、頸椎をひねり上げ上段蹴りを放つことで烈海王に初めての敗北を味あわせました。
最凶死刑囚編での戦績
【グラップラー募集】2016/3/13(日)に関東スタジオで刃牙併せを行います。オーガ、花山、烈、独歩、刃牙が揃ってます。克己、渋川、その他作中登場キャラでしたらシリーズを問わず募集中です。興味ある方は気軽にリプください(^^) pic.twitter.com/jzDFBCtSS6
— 図魔 (@ossan4) December 14, 2015
『最凶死刑囚編』では、5人の死刑囚が登場しました。シコルスキー、スペック、ドイル、ドリアン、柳龍光と国籍も戦闘スタイルもばらばらの5人ですが、何でもありの実戦に強いのは事実です。
そんな5人の中でも烈海王が対決をしたのは、ドリアンとドイルの二人でした。ドリアンは同門出身者ということで闘いを避けていましたが、卑劣な手で戦友が敗れたことで禁を破りドリアンと対決し勝利します。二人目のドイルですが、偶然出会ってしまったことから戦闘に発展します。
ドイルは体中に仕込んである武器を烈海王に向かって使用するのですが、その全てをかわされ逆に烈海王の持っている武器によって瀕死の重傷を負わされることになります。ジャック・ハンマーが途中で割って入ってしまったために決着はつかなかったのですが、完全に烈海王の勝利でした。
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列海王の知識3:ピクルとの名勝負は見どころ満載
烈海王ばりのグルグルパンチを以て抵抗したい pic.twitter.com/avfqJD4eyw
— ふみはん@みゆふぁん (@Miyu_Fumi023) June 27, 2018
『範馬刃牙』に登場したのが、古代の最強人類ピクルです。ピクルは、恐竜の生きていた時代にいた人間で、恐竜と闘い殺し食することで生きていました。技などは一切持たず、持ち前の怪力だけで生き抜いてきたのですが、現代に蘇ったことで烈海王も闘ってみたいと思いました。
そして自らが食べられる覚悟で対決が実現します。烈海王は、まず力で勝負してみようと思いましたが、すぐにそれが無理だと判断。そこから中国拳法の技の全てをぶつけますが、ピクルの怪力と優れた骨格の前に阻まれ、まさかの「ぐるぐるパンチ」をしてしまいます。
一瞬我を失った烈海王ですが、すぐに冷静さを取り戻し、再び技で応酬し、最後はピクルの渾身のタックルと中段の崩拳の一撃対決となります。結果は烈海王の敗北となり、右足を食べられてしまいます。
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列海王の知識4:片足を失って臨むボクシング編はまさに最強!
時雨霞さんがキックでストッキング破ったシーンで烈海王がボクシンググローブを破ったシーンを思い出すな? pic.twitter.com/mvzWy128ZJ
— 八坂@VB (@yasaka49) October 27, 2015
ピクルとの闘いで右足を失ってしまった烈海王でしたが、そこで格闘家を諦めるのではなく、更なる課題を自らに与えました。それは、義足を付けてのボクシング界での頂点を目指すというものです。
中国拳法はボクシングに通用するかどうかの証明にもなる闘いで、烈海王は階段を上がるようにボクサーを次々に撃破していきます。日本のボクシングジムから始まり、アメリカのリングに立つことができましたが、簡単に片づけられるような相手ばかりではありませんでした。
ジョー・クレーザー戦ではボクシングというルールの中での強さということを知らされました。それでも一本拳での人中突きを放つなど自らの技で倒します。
その後はチャンピオンのボルトと対決することになるのですが、こちらの様子は描かれず結果だけで勝利したとなりました。こうして烈海王はボクシング界の頂点に立ちます。
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列海王の知識5:激闘の末に…宮本武蔵との死をかけた勝負!
ワカル….最初はマルノウチスゴイタカイビルという名称に抱腹絶倒だったのに今やもう笑ってなんかいられない….ただただ悲しい….もうほんと名前を見るだけでこの烈海王みたいな顔になる…. pic.twitter.com/SJpjFH2jPk
— はらla (@DAharararar) May 27, 2017
『刃牙道』では宮本武蔵がクローン人間として再生され、魂を入れられることで現役の状態で復活することができました。そんな武蔵の復活を聞いた烈海王は、闘いを挑むことになります。当然刀を握った状態の武蔵との直接対決です。
対決直前まで刀に対しての避け方を学び、自らを完全な羽のような状態にする完全な消力を身に付けました。しかし武蔵はその上を行く刀の使い手です。例え刀の力を消されたとしても、それだけではなく体術での反応で追いつめました。
そして最後はピクルの時同様に烈海王は渾身の一撃に賭けます。烈海王の拳に籠められた一撃は刀を拳の骨で止めることに成功しました。しかしそこから体を跳ね上げられると、腹部を斬られます。
流石に体が宙に浮いている状態では消力も出すことが無理でした。そしてそのまま烈海王は絶命してしまいます。
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列海王の知識6:烈海王といえば”あの名言”が忘れられない!
ホント「復活」って言葉使う度に頭の中に烈海王が出てくる刃牙脳をどうにかしたいよ…笑 pic.twitter.com/UpSVoULQoO
— はなまっきー (@hana87mackey) May 29, 2014
拳法家であり武道家でもある烈海王の闘いは凄まじい者ばかりです。そんな激闘の中で生きてきたからこそ、真っ直ぐで芯の通った姿を見せてくれました。烈海王の言葉には重みがあり、凄みもあるのでいくつか紹介していきます。
「私は一向にかまわん!」
【烈海王】
強さ ★★★★☆中国武術界において海皇に次ぐ高位の称号「海王」を受け継ぐ中国拳法の達人。
海王の中でも群を抜いて優秀である。
義に熱く、どんな悪条件であっても申し込まれた闘いは断らない性格。
ピクルとの闘いで右足を失ったが、後にアメリカに渡りボクシングで活躍した。 pic.twitter.com/ZYvHHCQAWm— 刃牙シリーズ 人物紹介bot (@BakiCharacters) March 6, 2018
烈海王のお決まりの名言といえばこれです。登場してからこの言葉を何度も口にしているイメージがあると思います。しかしこれは烈海王の生き方そのものを現しています。
いつ、何時でも勝負を挑まれたら絶対に断らないし、相手の土俵に上がっての戦いでも全く構わないということです。強さと自信をそのまま表現しているかのようで、どんな敵と戦っても負けない実力者だからこその言葉ですね。
「自己の意を貫き通す力 我儘を押し通す力 私にとって強さとはそういうものです」
ウェーバーの権力の定義、烈海王がドリアンに「強さとは何か」と聞かれて答えたセリフと似てる。https://t.co/XYGQkdL1cf pic.twitter.com/FXOqK1MGQL
— ヱスノメソドロジー研究会 (@ethnoken_toyo) December 9, 2016
強さとは何か?ということを表した言葉です。この考え方は範馬勇次郎と同じもので、我儘というものをどんな状況であれ押し通せるということは強さに繋がるということです。もし相手が断っても力ずくでそれをやらせればいいわけです。
自分の思い通りにさせられるような状況ができるということは、強さがあるからこそと言っています。分かりやすく言うと、強いからこそ何をやっても許されるということでしょうが、実際は秩序や常識というものがあるのでそこまで暴君のようにはなったりしないでしょうね。
しかし強さを証明するにはこういうことなのです。烈海王が強引に我が儘を押し通そうとする姿は見られませんが、あるのなら見てみたいですね。
列海王の知識7:アニメ版の声優は小山力也さん
重田勝家役:小山力也 pic.twitter.com/NuDZUmX51k
— 【映画・TV】信長協奏曲 (@nobunagakyousou) June 30, 2018
2018年7月から『死刑囚編』がアニメ化されて放送開始となります。烈海王の声を担当するのは小山力也さんです。彼が声優といて活躍している有名な作品と言えば、現在も放映中の『名探偵コナン』の2代目毛利小五郎です。
その他にも海外ドラマの吹き替えで『24』のジャック・バウワ―は誰もが聞いたことのある声だと思います。昔は仮面ライダーなどに俳優として出演もしていましたが、現在は声優として様々なアニメの人気キャラクターの声を担当しています。
小山さんの低音で厚みのがある大人の色気を感じさせる声は、烈海王にピッタリだと思います。
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列海王は『刃牙』シリーズ屈指の名キャラクター!
谷内さんが各所に気遣い溢れる期待の秋アニメについての日記に書いている。ステマと言いながら【異能バトルは日常系のなかで】を1番最初に持ってきて、かつ現在の時点でわかりうる良いポイントを記載してくれている。烈海王かよ!と思うくらい優しい。 pic.twitter.com/9B3xfGWHKC
— 武内 博【132.8】@7.1MILK BACK DROP19 (@otakusyachou) September 24, 2014
烈海王は『刃牙』シリーズでも登場回数が多く、人気のあるキャラクターです。中国拳法の達人で技の引き出しが多く、どんな格闘技と勝負しても対応できる実力者なので迫力と凄みがあります。
そして人格者でもあるので、たたずまいや発言にも重みがあり、数々の魅力に繋がっています。烈海王がいなければ『刃牙』シリーズがあそこまで盛り上がることにもならなかったので、かなりの貢献者です。
宮本武蔵との闘いの末に命を落としてしまいますが、それまでの戦績は『刃牙』の中でも上位に立っています。烈海王を知らない方も、烈海王を知れば知るほど面白くなっていくことは間違いありません。