『刃牙』シリーズではおなじみとなているのが渋川剛気です。最年長の格闘家でありながらもたくさんの人気を集めているのですが、それには理由があります。渋川剛気の技や強さ、人柄について知ることでその理由も分かりますのでチェックしてみてください。
目次
『グラップラー刃牙』最強の柔術家!渋川剛気とは?
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近代武道の最高峰・渋川剛気(CV:島田敏)!
小柄で老齢ながら『武の体現』の名に恥じない渋川流合気柔術の達人。合気を実戦レベルまで高めたとして、生きる伝説とも呼ばれる。 #バキアニメ pic.twitter.com/sX3ukTHBL8— TVアニメ「バキ」公式アカウント (@baki_anime) July 1, 2018
『グラップラー刃牙』の地下最大トーナメントから登場したのが渋川剛気です。70歳を超える年齢でありながら実戦と好んで戦う現役の武道家でもあります。合気道を基本に柔術家として活躍していて、その技の凄さから並みの格闘家では相手になりません。
元々護身のために使用される合気道を闘いの中で活用できないかを考え、実戦に使用することに成功した格闘家です。師匠越えを歳の時に果たして、それから常に実戦を追及していたので、その最中に対決した柳龍光によって右目を失いました。
それでも闘うことを止めずに現在でも『刃牙』シリーズの中で活躍し続ける格闘家のひとりです。
渋川剛気の強さとは?
ヨガマスターが合気道の話をしていて、言葉や実際の合気を見せるよりも刃牙の一コマを見てもらう方が分かりやすい。武学に関係ある漫画を元に説明していくのはアリだと思う pic.twitter.com/gSOxU7Sgdy
— 福田 光宏 (@selfinovation) May 9, 2018
渋川剛気の強さは普通の格闘家の遥に上をいっています。年齢を感じさせない技の切れがあり、合気道をしっかりと使いこなしています。合気道は相手の力をそのまま利用して倍にして返す効果がありますが、相手の攻撃を受け止めたり流すという行為がそもそも難しいです。
しかし渋川剛気は空手家の打撃にも対応してあっさりと返すほどの技を持っています。投げと返し技を相手に食らわせることで、相手は脳震盪を起こして気絶するか、意識がもうろうとしてしまいます。
何回も攻撃を繰り返すのではなく、相手の渾身の一撃に合わせて出すからこその威力があり、集中力が凄いです。打撃も出すことがありますが、老人ということもありそこまでのダメージ与えることはできません。
渋川剛気の護身術の完成はいつ?
togetter用資料 「達人になれば危険は最初から避ける」という思想を極端に突き詰めて描写した、板垣恵介「グラップラー刃牙」より
渋川剛気の「護身完成」の図。 pic.twitter.com/kpupbngQcP
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) November 11, 2013
渋川剛気の護身術は地下最大トーナメントの最中に完成を迎えることになります。それは渋川剛気が順調に勝ち上がって、準決勝を迎えようとしていた時でした。ジャック・ハンマーと闘おうと通路を歩いていた時に何故か上手く歩けずに何度も転んでしまいます。
これを見た本部以蔵は「いいものを見せていただきました…渋川老の転ぶ姿など見ようにも見れませんから」と話すほどでした。しかしこれには意味があり、危険なところに近づかせないということで、体が無意識に反応していただけなのです。
そして渋川剛気もこれが護身術の完成形だということをはっきりと感じ取ったのです。渋川剛気はそんな体の危険信号も無視してジャック・ハンマーと対決するのですが、結果は体の反応通り敗北となってしまいました。
渋川剛気の武の境地!真の護身とは?
出勤時間ぎりでの突然の腹痛……。
これがグラップラー刃牙で渋川剛気先生が言ってた『護身完成』ってやつですか。。。 pic.twitter.com/Lbe5ipWScF— 不死身の田比岡 (@000tapio) March 30, 2016
渋川剛気の使用する合気道は護身という目的で作られました。そしてその護身術にも真の護身術というものがありあす。それは自らの身に降り注ぐであろう危険な場所へは行かせないということです。
どのように行かせないかというと、自分が進むべき道にあり得ない光景が広がるのです。大きな門が立ちふさがったり、先が崖になっていたり、マグマが吹き荒れていたりと、絶対に進めないと思わせる出来事の連続となります。
ここで引き返せば危険からは回避できるのですが、もしも進んでしまうと…その警告通りに危険な体験をすることになってしまいます。渋川剛気がこのような光景を見た先にいたのは、ジャック・ハンマーや範馬勇次郎、宮本武蔵でした。
共に怪物クラスの格闘家なので当然といえば当然ですね。
渋川剛気の全戦績を紹介!
刃牙の世界で信じられるのは合気道の渋川先生くらい pic.twitter.com/npa08u08aX
— 修正液 (@Mot_chy) April 17, 2017
渋川剛気は実戦を愛する武道家でもあるので、自然と闘う数は多くなっていきます。相手を問わずに行っているところも凄いのですが、歳の差がいくつあるの?と思わせる相手とばかり戦っています。
そんな渋川剛気の戦績を紹介していきますが、刃牙シリーズでも有名な格闘家のみをピックアップしました。
vs 鎬昂昇
【鎬昂昇】
強さ ★★☆☆☆「紐切り」と呼ばれる、貫手で相手の皮膚を貫通し神経を切る技を得意とする空手家。この技により刃牙も一時的に視力を失った。兄は世界的に有名な外科医の鎬紅葉。 pic.twitter.com/N8DuTd0PUd
— 刃牙シリーズ 人物紹介bot (@BakiCharacters) March 6, 2018
鎬昂昇は通称「紐斬り昂昇」と呼ばれて、神経などをねじ切る技を持った空手家です。そんな昂昇も始めは渋川剛気のことをただの老人格闘家と思い、油断もしていましたし、どのように闘うか迷っていました。
しかし渋川剛気自ら「敬老精神など持つな、ドーンとこい」といって本気を出させることにします。それを受けて昂昇も本気の一撃を放つのですが、完璧に止められてしまいます。蹴りも放つのですが伸び切った足を狙われて骨を折られるという不測の事態に…
ここまで強いとは思わなかった昂昇は、自らの左手を犠牲にして眼底を砕く技を放ちました。これで勝ったと思った昂昇ですが、すぐに投げ技を食らわされてそのまま立ち上がることができなくなります。
「何故昂昇の技を食らって無事なのか?」そう誰もが思いましたが、渋川剛気の左目は義眼だったので昂昇の技に対してのダメージはなかったのです。
vs 愚地独歩
刃牙シリーズ通してのベストバウトは渋川剛気VS愚地独歩#これだけは譲れない pic.twitter.com/1dVUIlUm98
— テレメガネ (@tele_megane) November 13, 2017
地下最大トーナメントでの一番の見せ場がこの闘いでもあります。空手界の頂点に立つ男が愚地独歩なのですから、渋川剛気がどのような闘いをするのかを誰もが期待していました。そして開始された闘いは正に渋川剛気の優勢でしかありません。
独歩の放つありとあらゆる打撃はかわされ、返され、寝転がされます。これには独歩も何をしていいのか分からなくなりました。そして切り札である菩薩の握りで放つ正拳を繰り出します。初めて見る技だけに反応できなかった渋川剛気はまともに食らいかなりのダメージを負いました。
それでも立ち上がりすぐに返し技も出します。二人とも立つこともままならない状態となり、独歩も最後の一撃に賭けることになります。もう一度菩薩の拳を放つのですが、これには渋川剛気も反応できて投げ倒すことに成功しました。そこで渋川剛気の勝利となります。
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vs ジャック・ハンマー
ジャックハンマーが生ける伝説 渋川剛気の腕を噛みちぎった咀嚼力は日高屋のゴム味噌野菜ラーメンによるところが大きいとされている – 俺ぺディアより引用 – pic.twitter.com/Pe1GmFXmVA
— 網野さんメンバー (@comme_des_amino) September 4, 2015
ジャック・ハンマーはステロイドと過度の筋力トレーニングを繰り返したことで悪魔のような肉体を作り上げることに成功しました。その剛腕は範馬勇次郎と並ぶほどなのではないか?と思わせるほどです。
そんなジャックと闘うことになりましたが、渋川剛気は本心では怖いという気持ちでいっぱいでした。しかしそこから逃げずに、持ち前の合気道の技を使ってジャックに何度も投げ技を食らわせました。
ジャックは自分の技が返されるのならゆっくり近づいて捕まえればよいと考え、ついに渋川剛気を捕まえます。そして捕まえた状態でのパンチは流石の渋川剛気もかわすことができずに食らってしまい、最後には合気道でジャックに返されて倒されてしまいます。
vs 柳龍光
世の中には常に上には入らず
ただ勝つことのみを求め続ける人もいる
渋川剛気の護身完成版みたいなリアル立ち回りの人もいるわけで
やり方考え方は色々あるけど
自分は途中参戦のゲームで狩られそうになったら刃牙(そのゲームの上級者)呼びます pic.twitter.com/hK95ubbXMH— 玉井P (@keionbu1985) June 23, 2015
渋川剛気と柳龍光は因縁があります。柳龍光は空道という格闘術を身に付けていて、手のひらに真空の状態を作ることができました。そうすることで、相手の口を塞ぐと一瞬で失神させたり、固い物質でも手のひらを当てて引き離すだけで破壊してしまうことも可能となりました。
更に毒手と呼ばれる触れただけで相手を致命傷に追い込んでしまうという右手も持っていました。そんな柳とは昔手合わせをしたことがあったのですが、その際に渋川剛気は左目を失い敗北しています。
そして再度であった時には、刃牙との共闘となりかなり押していたのですが、刃牙が途中で意識を失いそのまま柳に逃げられたので勝負つかずとなりました。
vs アライ
刃牙の
刃牙VSアライJrはそれに近いんだろうけど、あれはなぁ〜んか違うンだよな〜
負けた理由が「覚悟が足りない」だったからなぁ〜 pic.twitter.com/82LkAu9Avv— 眞三@inなろう&カクヨム (@IUWAYASUSI) October 3, 2016
天才ボクサーとして注目を浴びていたのがアライですが、今までボクシングというルールの上でしか闘ってこなかったので、実戦での闘いに参加することを決意します。一度目の闘いでは渋川剛気はあっさりと気絶させられて負けてしまいました。
しかし渋川剛気はすぐに再戦を挑み、実戦の怖さというものを教えます。アライは一度負けたはずなのに?という考えですが、相手が生きている限り再戦されてもおかしくはないのが実戦です。
そして実戦での本気の気迫を見せた渋川剛気にアライは手も足も出ずにボコボコにされてしまいました。
vs 宮本武蔵
アイカツスターズちゃん、遠くから見るだけでアレなのに接近、ましてや握手なんてしたら渋川剛気と握手した時の宮本武蔵みたいになるぞ……… pic.twitter.com/LrnZdZIjj3
— kzn (@kizenP) November 16, 2017
宮本武蔵とは警視庁の道場で出会うことになります。その時には烈海王が武蔵に斬り殺されたことを知っていたので、握手を求める振りをしていきなり合気の技をかけます。これには武蔵も驚き、倒され拳を顔面に叩き込まれました。
その後、立ち上がった武蔵と手合わせをするのですが、刀を持たない武蔵は気配だけで渋川剛気を斬りつけて力の差を分からせる形となりました。それに対して渋川剛気もこれ以上続ける気はないと判断して、そのまま手合わせ終了となりました。
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年齢など関係なく実戦を愛する渋川剛気
刃牙の合気道・・・すこwwwww? pic.twitter.com/8qxdJtKUQl
— OKABE @ネタツイ多め (@OKABE_PIANO) November 29, 2017
渋川剛気は『刃牙』シリーズの中でも一番の高齢者の格闘家です。しかし年齢を感じさせない技のキレと、実戦を未だに好んでいる探究心はどの若い格闘家にも負けていません。
柔術家で合気道を極めて実戦に生かしているのも渋川剛気ぐらいで、相手の攻撃にピンポイントに合わせて返し技を出せるのは正に神業と言っても良いぐらいです。
過去の実戦からも分かるように、経験年数があるからこそ無駄な動きが少なく、ここ一番という時に集約させて技を出しています。見た目と強さが異なるからこその魅力があり、闘い続ける姿が美しいのが渋川剛気です。