10月より放送開始が決定したジョジョの奇妙な冒険の第5部「黄金の風」。7月5日に気になるキャストが発表されました。主要メンバーのみの発表で、多くの敵キャラも気になるところです。発表された情報からメインキャラクターたちの基礎知識をまとめました。
目次
10月にアニメ放送が決まった『ジョジョの奇妙な冒険第5部 黄金の風』とは
【7/5(木)開催ジャパンプレミア イベントライブ配信が決定!!!】座席数に限りがあり、抽選で落選になったみなさま申し訳ございません、、そんな当日会場に足を運べない全世界のみなさまにもイベントをご覧いただけるよう、第1話本編上映を除くイベント全篇のライブ配信の実施が決定いたしました! pic.twitter.com/8bIRviDn77
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) July 2, 2018
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは漫画家、荒木飛呂彦のライフワークとも言うべき漫画作品です。「黄金の風」はその第5部として連載されました。ギャングがスタンド能力で欲望と信念のために激しい戦いを繰り広げます。
関係のない一般市民を蝕むギャングの現状を打破するため、主人公のジョルノ・ジョバァーナはギャングの頂点に立つという夢を持っていました。涙目のルカによるいざこざから、ギャングのチームを率いるブローノ・ブチャラのティと出会います。
彼もまた自分の所属するギャングのボスが一般市民にまで麻薬を売りさばくルートを拡大していることに矛盾を感じていました。幹部であるポルポの隠し財産で信頼を得た彼らは、ボスの娘を護衛するという任務が転がってきて、ボスに近づくチャンスを得るのでした。
ジョルノ・ジョバァーナ
本作の主人公。金髪でくるくる巻のオールバックが特徴的です。ジョースターの血統にとって敵であるDIOの息子でもあります。ですが邪悪な父親と違って正義感を持っており、まるで正反対の性質です。
本作のテーマである黄金の精神を持っています。どんなピンチに陥っても自分の信念を曲げないです。そのまっすぐ突き進む姿勢は仲間をも突き動かすほど強い原動力を持っています。主人公にふさわしい漢気あふれるキャラクターです。
関連記事をご紹介!
ゴールド・エクスペリエンス
プリンスのアルバムから名付けられたこのスタンドは、触れた物質に生命を与える能力です。石やブロックなどが生命を与えられると、カエルやヘビなどの小動物に姿を変えます。その変身した動物に攻撃を加えると、衝撃が自分に戻って来るので注意が必要です。
動物に変えること以外に植物を生やすことも得意としています。これで何度もピンチを乗り切っていました。物質から人体パーツを作ることができ、治癒能力しても使えます。しかし当然ながら、死んでしまった人間を生き返らせることはできません。
生きている人間を殴ると精神を暴走させてしまいます。精神が通常の何倍もの速さになるで、体がついていけずグロッキー状態となるので怖いです。しかも痛みまでもがゆっくりとやってきます。
小野賢章
ジョルノ・ジョバァーナ役に選ばれた小野賢章は元は子役で、ハリー・パッターの声を吹き替えたのを機に声優に転身しました。『黒子のバスケ』の黒子テツヤなど、口数は少ないけど情熱的で冷静な判断ができるキャラを多く演じています。
関連記事をご紹介!
ブローノ・ブチャラティ
ギャング組織のチームを率いるリーダーのひとりです。正義感を持ったギャングで、ボスが一般市民へ麻薬の販売ルートを広げていることに疑問を感じています。部下も彼に厚い信頼を寄せており、頼りにされているキャラクターです。
ジョルノと同じく強い信念の持ち主で、それを貫く覚悟も持っています。常に部下と任務を確実に遂行することを同時に考えており、その両方を達成するために自分を危険に晒すこともありました。「覚悟はできてるか? 俺はできてる」は最高にかっこいい名言です。
スティッキー・フィンガーズ
ジッパーのたくさんついた人型のスタンドですが、目を持っていないデザインです。能力は殴った場所にジッパーを出現させるというもの。壁を殴れば、開いたジッパーを通って向こう側に行くことができます。
名前はローリング・ストーンズのアルバムのタイトルから取られています。自分の腕を殴ればジッパーが皮一枚の状態となって、リーチをのばすことができて便利です。敵の攻撃から逃れるために自分の体をバラバラにしたこともありました。
中村悠一
ブチャラティ役に選ばれた中村悠一は顔も声も渋い人気声優です。ゲーム好きとしても有名で、『ファイナルファンタジー・タクティクス』の公式放送にもプレイヤーのひとりとして参加しました。『ファイナルファンタジーXIV』のサンクレッド役など、顔も性格もイケメンキャラが多いです。
関連記事をご紹介!
パンナコッタ・フーゴ
パンナコッタ・フーゴは面倒見の良いお兄さんキャラですが、すごく短気だという欠点を持っています。仲間であるナランチャに勉強を教えている姿が映し出されていましたが、覚えの悪くとんでもない間違え方をするためブチギレしていました。
チームの頭脳として活躍しているので、戦闘での活躍シーンが非常に少ないです。本編でもパンナコッタ・フーゴが戦ったのはたった1戦のみとなりました。あれこれ考えすぎるため、行動できないという欠点もあります。
ブチャラティがボスを裏切って反旗を翻すと決断したとき、唯一チームを抜けたキャラクターです。人気キャラクターの突然の退場ということで、パンナコッタ・フーゴを主人公としたスピンオフ小説が出たほどです。
パープル・ヘイズ
パンナコッタ・フーゴのスタンド能力、パープル・ヘイズは彼の凶暴性の部分を具現化したような凶暴なスタンドです。本人の意思に関係なく動くことができますが、知能は低く、激高しやすいという特徴があります。
しかしフーゴの凶暴性を最大限に象徴している部分はその能力にあります。パープル・ヘイズの拳にそれぞれ3つのカプセルがあり、そのカプセルの中には致死性のウィルスが入っているのです。
そのウィルスは呼吸や皮膚から体内へと侵入し、代謝能力を低下させ、生物は内側から崩れていきます。ウィルスは光で死滅し離れていれば安全ですが、近くにいれば一瞬で死に至るという恐ろしい能力です。
榎木淳弥
パンナコッタ・フーゴ役に選ばれた榎木淳弥は、「カードファイト!! ヴァンガードG」で初めてメインキャラクターの役を獲得しています。この綺場シオン役をきっかけにアニメ声優として活躍の場を獲得しました。
カードゲームも実際にプレイしており、公式放送などに出演することも多いです。『刀剣乱舞』では堀川国広の声を担当しています。「ヴァンガード」とのコラボもあり、コラボデッキを使用して広報活動している姿も見られました。
関連記事をご紹介!
ナランチャ・ギルガ
ナランチャ・ギルガはチームで一番背が低く、幼く見えるキャラクターです。少年の頃に友人によって犯人に仕立てあげられ、少年院で過ごしたり感染症に苦しんだりと、過酷な日々を過ごしています。
そのために教養や知識がなく、そのことを指摘されると激高します。考えることが特に苦手なようで、スタンド攻撃により自分の身に起こっていることを理解するのに時間がかかるキャラクターです。
しかしピンチに陥ってからが強いキャラクターでもあります。スタンド能力のことは誰よりも知っているので、その能力を活かした追跡劇は得意です。奇襲を喰らってなんどもピンチに陥っては、その度に襲撃者を追い詰めています。
エアロスミス
ナランチャ・ギルガのスタンドであるエアロスミスは戦闘機の姿をしたスタンドです。その名前は映画『アルマゲドン』の主題歌で誰もが知ることとなったあのバンドから取られています。
その見た目通りの能力で、戦闘機に搭載されたミサイルや機関銃をぶっ放して、物理的に相手を攻撃するスタンドです。狭いところでも自由に動かすことができ、車の中で爆弾型のミサイルを投下したこともありました。
ナランチャは見えない場所にいる敵でもエアロスミスで追跡して攻撃することができます。それは二酸化炭素を感知するレーダーを通して、相手の呼吸を見抜くことができます。撃たれればその硝煙も見分けることができるので、逃げられません。
山下大輝
ヒロアカ新刊と共にLAにプルスウルトラ!!! pic.twitter.com/4RkzgBgWXE
— 山下大輝 (@DaiKing_boy) July 4, 2018
ナランチャ・ギルガ役に抜擢された山下大輝は演じるキャラもリアルも、ザ・少年といった感じの声優です。声質も高いので、少年の中でもさらにかわいい部類の役を多く演じています。
『弱虫ペダル』の小野田坂道役がその例です。同じ少年役を多く演じているベテランの山口勝平を尊敬する声優に挙げています。自分でも少年役が似合う声優として自覚しており、いつまでも少年役ができる声優を目指しているのです。
声優を目指す前は音楽の道に進もうとしており、専門学校で音楽を学んでいました。そのためキャラソンでの歌い分けに定評があります。普段演じている可愛らしい声から、コミカル、そして低音セクシーボイスと様々です。
関連記事をご紹介!
グイード・ミスタ
グイード・ミスタはチームの中で一番の行動派で、他のメンバーが色々考える傾向にあるなか、直観的に動き出します。チームのムードメーカーであり、敵が不明な任務のときは、率先して矢面に立つことが多いです。
信心深いわけではないですが、迷信を信じており、4の数字を極端に嫌います。あとは黒猫が横切ったときにも心配するそぶりを見せていました。実際4の字にまつわる不幸を経験しており、そのせいで極端に弱気になってしまうのが玉に瑕です。
セックス・ピストルズ
グイード・ミスタのスタンド、セックス・ピストルズは六発装填のリボルバーに宿る6匹の小さな生き物です。頭の尖がった奇妙な小人のような姿形をしています。このクリーチャーたちが放たれた弾丸を自由に操るのです。
一匹が弾丸に張りついて飛び回り、敵を探したりもできます。連携で何度も蹴り回して軌道を変える場面も見られました。基本的に力はなく、弾丸以上の重さの物を持ち上げられることはできません。スタンドの力も銃弾そのものの威力となっています。
それぞれに個性があるのも面白いです。No.1がリーダーで、No.3が短気であったり、N0.5が弱虫であったりと色々な性格があります。彼らの掛け合いが面白いです。4の数字を嫌いミスタはNo.4を付けず、代わりに一番大きな数字がNo.7となっています。
鳥海浩輔
★「NO TORISAN, NO LIFE.」★
タワーアニメ2周年と「てきとう」の発売を記念し、5月16日〜タワーアニメ新宿店で実施!対象商品を買うとポストカードがもらえます ※数量限定。「てきとう」の写真パネル展も開催! pic.twitter.com/RscGxTCyZC— 鳥海浩輔 (@toriumi_kohsuke) April 13, 2016
グイード・ミスタの声優に選ばれた鳥海浩輔はセクシーな男性声優として女性ファンからの人気が高いです。男性声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」のメンバーでもあります。
青年役や熟年の男性役を多く演じる声優です。『NARUTO』の犬塚キバ役では口は悪いけどまっすぐな青年役でした。OVA版の『HUNTER×HUNTER』ではゴレイヌ役を演じたり、落ち着いた雰囲気の大人役に定評があります。
かと思わば、『BLEACH』ではザエルアポロ・グランツの役を演じており、悪趣味で変態的なキャラクターを演じたりと、演技の幅も広いです。2016年には声優デビュー20周年を迎えており、いよいよ脂の乗った声優としてころからの活躍が期待されます。
関連記事をご紹介!
レオーネ・アバッキオ
レオーネ・アバッキオは元警察官という肩書を持つ異色のギャングです。汚職に塗れた世界で、そこに染まることを選んだ結果、先輩警官を死なせてしまいます。その失敗から疑り深い性格となってしまいました。
新入りであるジョルノのことをメンバーの中では最後まで信用しなかったほどです。しかし一度でも信頼を抱いた相手に対しては、敬意を一番払うキャラクターに変わります。能力もあって、情報解析の役割を担っているメンバーです。
ムーディー・ブルース
ムーディー・ブルースは人型でありながら、別人に変身することのできる珍しいスタンドです。その場所にいた他人の過去を録音テープのように再生することでその人の動きを知ることができます。
数年前のできごとまで再生できるので、ボスの正体に迫るために大きく貢献しました。敵に攻撃された見方を再生することで、その味方に何が起こったのかを知ることもできます。また自分に変身させて囮にするシーンもありました。
諏訪部順一
シャッター切るその刹那、素早く目線を外される。 pic.twitter.com/lRD7V70BVI
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) July 9, 2018
レオーネ・アバッキオ役に選ばれた諏訪部順一は渋い大人の男からアクの強い悪役を多く演じる声優です。セクシーボイスの持ち主として女性ファンからの人気がたくさんあります。
『ACCA13区監察課』のグロッシュラー長官など何を考えているのかわからない寡黙キャラなどを多く演じています。同じ声でも『亜人ちゃんは語りたい』の高橋鉄男役では、思慮深い優しい男のキャラクターでした。
キャラソンの歌唱を担当したのをきっかけにクリエイターとしての才能も咲かせています。キャラソンの制作を担当したり、音楽プロジェクトの立ち上げを行なったりと、音楽活動にも力を入れている声優です。
関連記事をご紹介!
トリッシュ
まだ声優の発表はありませんが、トリッシュも主要キャラクターのひとりで重要な立ち位置にあります。それは彼女がボスであるディアボロの娘という立ち位置にあるからです。ボスの娘ということで、ブチャラティたちのチームが護衛を任されます。
ボスの血筋ということで、その血からボスの正体に辿り着けるという重要なアイテム的な役割のあるキャラクターです。最初は守られるだけの存在でしたが、スタンド能力に目覚めると、自分も戦う覚悟を持つようになります。
ディアボロの血を引いているだけあって凶暴な一面を持っており、いざという時には頼りになります。それに加えてディアボロにはない仲間を思う気持ちを持っており、チームメンバーとして愛されたキャラクターです。
スパイス・ガールズ
トリッシュのスタンドであるスパイス・ガールズは殴った物を柔らかくするという力を持っています。その柔らかさは固いゴム質からぐにゃぐにゃのゼリー質に至るまで様々に調整できる能力です。
また自我を持っており、何が起こっているのかわからないトリッシュに語りかけてサポートしてくれました。普段は物腰柔らかな丁寧語ですが、激高すると凶暴な言葉遣いに変わります。ちょっぴりスパイスの効いたスタンドです。
ディアボロ
ディアボロはギャング組織のボスにして、「黄金の風」最大のラスボスキャラです。頂点に立つことだけを夢見ており、そのためには他を犠牲にしても構わないと思っています。娘であるトリッシュもまたそのひとりでした。
非常に狡猾な性格もしており、誰にも姿や正体を知られずにずっと生きてきました。さらに過去の情報からも地位が揺るがされると考えており、そのすべてが秘匿事項となっており、組織内でもひた隠しにされていました。
ディアボロはドッピオというもうひとつの人格も持っています。ディアボロと主従関係にあるような形で、ディアボロの正体に近づくものがあると凶暴になって襲いかかります。さらにディアボロのスタンド能力の一部を使うこともできるのです。
キング・クリムゾン
ディアボロのスタンドであるキング・クリムゾンの能力は、この世の時間を消し飛ばすことのできる能力です。十数秒先の未来を読み、その間に起こるできごとを完全になかったことにできます。
キング・クリムゾンによって時間が消し飛ぶと、消し飛んだ時間を他人が感じることができません。劇中ではナランチャがチョコレートを食べようとしていた時間が消え、食べたという事実が残ったため、いつのまにか口の中にチョコレートが入っていることにも気づかない状態でした。
これを利用すれば、自分が攻撃されたという事実を消しとばすことができるので無敵です。さらに自分の攻撃を当てたという結果だけを残せば、いつのまにか相手に致命傷を与えることも可能なのです。
ジャン=ピエール・ポルナレフも参戦!
第5部である「黄金の風」には第3部で登場した人気キャラクターのポルナレフも登場します! ジョースターの家系と共にDIOを倒す旅をしたポルナレフはスタンド能力の源である矢を探していました。
ボスの正体に迫りつつあったジョルノたちのもとへポルナレフからメッセージが送られます。ポルナレフはディアボロの能力を打ち破る秘密を持っており、その秘密が物語にもジョルノにも機転となる重要な役割です。第3部から引き継ぎとなれば、声優は小松史法になります。
意外にも声優が一新された【ジョジョ5部】
これまで第1部から順番にアニメ化され続けて来た荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ。待望の第5部「黄金の風」のアニメ化が発表され、ファンを沸かせました。さらにキャストが発表されると、ファンを驚かせることになります。
予想ではゲーム版の声優が有力候補とされていたのですが、発表された声優は一新されていたのです。ゲーム版の声はテレビCMでも何度も流れており、脳みそがそちらの声優になれているファンもたくさんいます。新たな声優陣の声がどんなふうになるか楽しみです。